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第五弾
穏やかな日々
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次の日の朝は、真司は蓮より早く起き、二人分の朝食を作っていた。
「真司、おはよう。俺が起きるの遅くなってしまってごめんね…」
蓮が申し訳なさそうにキッチンに入ってきた。
「気にするなよ。いつも蓮に甘えてばかりは俺の方だし。簡単なものしかできなかったけど、一緒に食べよう」
真司はコーヒーメーカーからコーヒーを取り出して、蓮に手渡した。
「ありがとう、真司…」
久々に見た蓮の照れた笑顔は、とても眩しく真司はその笑顔が見れて心から幸せだった。
「真司、お母さんの事なんだけど、俺、真司のお母さんに会いたいよ」
「蓮、会うのはいつでも会えるから、また今度にしよう」
蓮が真司の母親との話を切り出すと、真司はそれを断った。
「どうして?」
「もし蓮がよかったら、俺は母さんに会うより、その日は蓮と一緒にゆっくり過ごしたい…また母さんに会うのは、旅行がてら俺の実家に行ったらどうかと思って…」
蓮は真司の提案に少し驚いたが、
「俺も真司とゆっくり過ごしたいし、真司のお母さんに会いに真司の実家に行ってみたい」
蓮は嬉しそうに微笑んだ。
そして、二人とも仕事で忙しくてしていたが、真司と蓮の穏やかな日々が過ぎていった。
一緒に料理をしたり、買い物に行ったり、映画を見たり、肌を重ね合ったり…
色々と心配をかけた梓には、蓮と真司が婚約した事を報告した。
同性同士の恋愛で、二人不安なことが多かったが色々な事を乗り越え二人で解決し、これからもさまざまな事が起きるかもしれないが、愛する蓮と共に過ごせるこんな日々が続くかと思うと、真司は幸せでたまらなかった。
「真司、おはよう。俺が起きるの遅くなってしまってごめんね…」
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「気にするなよ。いつも蓮に甘えてばかりは俺の方だし。簡単なものしかできなかったけど、一緒に食べよう」
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「蓮、会うのはいつでも会えるから、また今度にしよう」
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「どうして?」
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蓮は真司の提案に少し驚いたが、
「俺も真司とゆっくり過ごしたいし、真司のお母さんに会いに真司の実家に行ってみたい」
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一緒に料理をしたり、買い物に行ったり、映画を見たり、肌を重ね合ったり…
色々と心配をかけた梓には、蓮と真司が婚約した事を報告した。
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