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反省してます ③

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「ほんと、ごめん…」
 さらに項垂れさせた健の姿を見て、優斗は小さくため息をし、
「健こっちに来て」
 自分の隣をポンポンと叩き、健は言われるがまま、優斗の隣に座る。
「俺、健のご家族に会うの、楽しみだけど緊張だってしてるんだよ。準備できることは準備しておきたかっただけなんだ。健は俺にとって特別だからそう思うんだよ」

そんなこと思ってくれてたなんて…。

「俺がどうして怒ってたか、わかってくれた?」
 優斗が聞くと、健は大きく頷いた。
「服のことは、とりあえず姉さん達に相談してみる。それに、俺が怒ってた理由、健がわかってくれたんなら、俺はもう怒ってないよ」
 そう言うと布団にくるまったまま、ころんと転がり健の膝の上に頭を置き、健を見上げる。
「あと…誤解がないように言っておきたいんだけど…」
「うん…」
 また何か悪いことをしてしまっているのかと、健はハラハラする。
「別に…服着たままするのが…嫌ってわけじゃ…、ないからね…」
 そういうと優斗は顔を真っ赤にして、また布団の中に潜ってしまう。

………。
え?待って…。

 健の脳内はフル回転で、優斗が言っていたことを理解しようとし始める。

それって……、服着たままも、いいって…こと!?

「優斗、それって…!!」
 嬉しそうに健が、布団にくるまったままの優斗に話しかけると、中から真っ赤な顔の優斗が顔を出し、
「もう、察して!」
 そう言って、また布団の中に潜ってしまった。

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