愛され南田くんは、寂しがり屋の甘えたです 〜無自覚甘えたが止まりません〜

葉月

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着たままなんて… ①

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 玄関がガチャリと開く。
 
あ!健だ!

 夕食の準備を済ませ、テレビを観ていた優斗は健を出迎えに玄関へと走る。
「おかえり~」
「!!」
 駆けて来た優斗を見た健は、ドサッと持っていた鞄を床に落とし、天井を仰いだ。
「え!?健!?」
「その格好で、1人出掛けてなくて…本当によかった…」
 そう言いながら、優斗を抱き締めるので、優斗は何のことだか戸惑う。
「今更だけど…、最近、優斗可愛くなりすぎてるんじゃない?」
 抱きしめている優斗を健はまじまじ見て、そしてまた抱き締める。
「健のお願いだから着てたけど、部屋の中で、ずっとジャケット着てっるっておかしいと思うんだけど…。もう脱いでいい?」
 優斗がジャケットを脱ごうとすると、
「待って!」
 健は優斗を抱き上げると、鞄を玄関に置いたまま寝室に向かう。
「え?健、ご飯は?もう寝ちゃうの?」
 優斗は健の行動が読めない。
「夕食は後でもらうよ」
「今なら出来立てなのに、冷えちゃうよ」
「俺が温め直すから、大丈夫」
「そういう問題じゃなくて…っわッ!」 
 話の途中で抱き上げられ、そのまま寝室へ。そしてそのまま優斗はベッドに押し倒された。

「健どうし……、ン…んぅ…ん…」

 健の舌がぬるりと優斗の口内に入ってっきて、優斗の舌を吸い上げ、絡めとる。
 上顎をくすぐるように舌先で舐められると、身体の力が抜けていく。
 全身が火照り始め乳首や楔が疼き、早く触って欲しくなる。
 
「優斗、大好きだよ」
 耳元で囁かれ耳裏を舐められると、腰の奥がキュンっとし、首筋を甘噛みされると腰がふわっと浮き、淡い痺れが広がる。
 
今からH…しちゃうのかな?

 とろんとした瞳で健を見ると、健は優斗の首筋をきつく吸い上げ、ピンクの痕を残す。
 そのキスが徐々にしたに下がっていき…。
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