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久々のイチャイチャタイム ②
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今日はソファー前の大きめのローテーブルにはピザ、ポテト、サラダ、ジュースにワインが並び、大画面のテレビで映画を観ながら食べる。
しかも健は仕事帰りにポップコーンまで買ってきていて、ダイニングは豪華なシアタールームのようになっていた。
大輔の店のピザはどれも美味しくて、「本格的にデリバリーを始めたら、毎日でも頼みたいね」と2人で話をするほどだった。
楽しい食事も終わり、飲み物とポップコーンを手に映画鑑賞が始まった頃には、優斗は健の前にちょこんと座り、健に抱きしめられながら映画を楽しんでいる。
日頃の疲れとワインが回ってきたのか、優斗の目は少しずつ閉じ始める。
うつらうつら優斗がし始めると……。
そろそろ、いいかな?
健はポケットから、紙テープを取り出す。
そして優斗の左手の薬指を掴もうとした。が……、
「…ん……?」
先ほどまで寝かけていた優斗が、目を覚ます。
「あれ?俺…寝てた?」
「少しな」
健が優斗の頭を撫でると、
「もう、寝てたら起こしてよ」
と、優斗は唇を尖らせる。
「ごめん、ごめん」
健が謝ると、
「絶対だからね」
と優斗。
だが、5分後…。
優斗は健に寄りかかるように、また目を瞑る。
今度こそ、寝たかな?
そーっと、そーっと優斗の左手薬指を持ち上げ、そーっと、そーっと指に紙テープを巻きつけ、一周まわったところに印をつける。
これでよし!
健はその紙テープを大事そうにポケットにしまう。
今日、本当に優斗と一緒に映画などゆっくり観たくて、なるべく早くに仕事を終わらせてきたし、以前より大輔に頼まれていたデリバリーのモニターを、しようと決めていた。だが健にはもう一つ、どうしても クリアしないといけないミッションがあった。
それは『優斗の指のサイズを測る』だ。
この前、優美と入った店で、リングの試着以外に指の周りの長さを測り、サイズを確定する方法を教えてもらっていた。
そこで健は密かに優斗の指の周りの長さを測り、もう一度店に行って、リングを作ってもらおうと考えていたのだ。
しかも健は仕事帰りにポップコーンまで買ってきていて、ダイニングは豪華なシアタールームのようになっていた。
大輔の店のピザはどれも美味しくて、「本格的にデリバリーを始めたら、毎日でも頼みたいね」と2人で話をするほどだった。
楽しい食事も終わり、飲み物とポップコーンを手に映画鑑賞が始まった頃には、優斗は健の前にちょこんと座り、健に抱きしめられながら映画を楽しんでいる。
日頃の疲れとワインが回ってきたのか、優斗の目は少しずつ閉じ始める。
うつらうつら優斗がし始めると……。
そろそろ、いいかな?
健はポケットから、紙テープを取り出す。
そして優斗の左手の薬指を掴もうとした。が……、
「…ん……?」
先ほどまで寝かけていた優斗が、目を覚ます。
「あれ?俺…寝てた?」
「少しな」
健が優斗の頭を撫でると、
「もう、寝てたら起こしてよ」
と、優斗は唇を尖らせる。
「ごめん、ごめん」
健が謝ると、
「絶対だからね」
と優斗。
だが、5分後…。
優斗は健に寄りかかるように、また目を瞑る。
今度こそ、寝たかな?
そーっと、そーっと優斗の左手薬指を持ち上げ、そーっと、そーっと指に紙テープを巻きつけ、一周まわったところに印をつける。
これでよし!
健はその紙テープを大事そうにポケットにしまう。
今日、本当に優斗と一緒に映画などゆっくり観たくて、なるべく早くに仕事を終わらせてきたし、以前より大輔に頼まれていたデリバリーのモニターを、しようと決めていた。だが健にはもう一つ、どうしても クリアしないといけないミッションがあった。
それは『優斗の指のサイズを測る』だ。
この前、優美と入った店で、リングの試着以外に指の周りの長さを測り、サイズを確定する方法を教えてもらっていた。
そこで健は密かに優斗の指の周りの長さを測り、もう一度店に行って、リングを作ってもらおうと考えていたのだ。
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