214 / 269
久々のイチャイチャタイム ①
しおりを挟む
「ただいま…って、健、まだ仕事だから、誰もいないのにね…」
1人ぼそっと言っていると、ガチャリとキッチンのドアが開き
「おかえり!」
健が廊下に出てきた。
「健!?仕事は?今日はもういいの?」
まだ健が家に帰ってくるには早い時間。
「ああ。逃走してきた」
健、満面の笑み。
「逃走!?」
「ふと思ったんだ。『俺、一番頑張ってるんだから、たまには我儘言ってもバチはあたらない』って。だから今日はもうしない」
仕事を放ってきた人とは思えないほど、清々しい顔をしている。
「それ…大丈夫なの?」
「う~ん。大丈夫…かな?」
健は首を傾げるが、絶対、大丈夫じゃない…。と優斗は思う。
でも、たまには健もゆっくりしないと、体、壊しちゃうもんね。
「あ!そうだ。優斗、今日はピザ食べながら、映画観よう」
「ピザ?」
優斗はダイニングに入ると、テーブルの上に3種類のピザにポテト、サラダ、ジュース、赤ワインが置いてあった。
「大輔の店、ピザのデリバリー始めようと思ってるらしくてさ、俺たちにモニターしてほしいって」
「じゃあ、このピザ、大輔さんのお店の?」
「そうそう。さっき届いたばかりだから、まだ温かいよ」
「本当に!?」
ピザの箱を開けると、ピザは温かく、チーズもトロトロだ。
「わぁ~、美味しそう」
「優斗と観たい映画も何作か探しておいた」
「本当に!?嬉しい!!すごく嬉しい!!」
優斗は飛び跳ね、健に抱きついた。
「今日はひさびさにゆっくりしような」
うん!と優斗は元気よく頷き、
「手、洗ってきまーす!」
と洗面に走っていった。
1人ぼそっと言っていると、ガチャリとキッチンのドアが開き
「おかえり!」
健が廊下に出てきた。
「健!?仕事は?今日はもういいの?」
まだ健が家に帰ってくるには早い時間。
「ああ。逃走してきた」
健、満面の笑み。
「逃走!?」
「ふと思ったんだ。『俺、一番頑張ってるんだから、たまには我儘言ってもバチはあたらない』って。だから今日はもうしない」
仕事を放ってきた人とは思えないほど、清々しい顔をしている。
「それ…大丈夫なの?」
「う~ん。大丈夫…かな?」
健は首を傾げるが、絶対、大丈夫じゃない…。と優斗は思う。
でも、たまには健もゆっくりしないと、体、壊しちゃうもんね。
「あ!そうだ。優斗、今日はピザ食べながら、映画観よう」
「ピザ?」
優斗はダイニングに入ると、テーブルの上に3種類のピザにポテト、サラダ、ジュース、赤ワインが置いてあった。
「大輔の店、ピザのデリバリー始めようと思ってるらしくてさ、俺たちにモニターしてほしいって」
「じゃあ、このピザ、大輔さんのお店の?」
「そうそう。さっき届いたばかりだから、まだ温かいよ」
「本当に!?」
ピザの箱を開けると、ピザは温かく、チーズもトロトロだ。
「わぁ~、美味しそう」
「優斗と観たい映画も何作か探しておいた」
「本当に!?嬉しい!!すごく嬉しい!!」
優斗は飛び跳ね、健に抱きついた。
「今日はひさびさにゆっくりしような」
うん!と優斗は元気よく頷き、
「手、洗ってきまーす!」
と洗面に走っていった。
0
お気に入りに追加
390
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・不定期
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる