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苦しい ③

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「たけ…る……、ぁぁ…っ」

健が優斗を上下するたびに、宙に浮いた優斗の足も上下し、後孔からの液が健の楔から足へと伝い、健の楔が優斗の奥壁を勢いよく打ち付けると、優斗は限界まで身体を逸らせる。
健の楔が内壁と前立腺を擦ると、優斗は健の逞しい体に抱きつく。

健の楔が奥壁にぶつかるたびに、優斗の全身に熱いものが駆け巡り目の前がチカチカする。

「優斗、好きだよ」

内壁も弱いところも擦られ奥壁も攻められつつ、健に囁かれると……。

もう離れられなくなっちゃうよ。
俺だけ見て欲しくなる。
俺だけ感じて欲しくなる。
それは俺のわがままだとわかってるよ。
でも、俺はもう健しか見えないよ………。

優斗の瞳から、快楽と悲しみの涙が入り混じる。

「たけ……る……、すき……。俺だけ……みて……」

嘘でもいい。
今だけでもいい。
俺だけ見て欲しい…。

「見てるよ優斗。優斗だけ…。だから優斗も俺だけ感じて…」

「ふぁ……あぁぁ……っ」

感じるところをぐりっと抉《えぐ》られ、健に抱きついている腕の力までも抜けそうになるのが、優斗は必死に健に抱きつくと、健の香りが優斗を包み込む。
健の息遣い、鼓動が優斗の中に流れ込んできて、快楽だけでない幸せも込み上げてくる。

抱きしめられ、中を突かれ、腰の奥からせり上がってくる。

「ぁッ……だめ……健…イっ……ちゃう…。こす…ったら、、ダメっ……」

優斗が健によりしがみつくと、

「それって、『もっとして』って聞こえるよ」

「ーーーあぁぁ……やっ……そこ…だ……っめ……」

内壁を一気に擦られ、優斗の内腿は痙攣しはじめ、足の指先まで力が入る。

「健と…いっしょが……いい……。いっしょ…が…」

優斗が達するのを我慢すると中がより締まり、健の楔をより咥え込む。

「っつ!…いいよ、、一緒に…イこ…」

そう言って、健が優斗を強く抱きしめ強くひと突きすると、

「あ、ああぁぁぁっ……ーーーー」

優斗の楔から白い蜜が迸る。
不規則に震えた優斗の内壁と共に健の楔もドクドクと脈打ち、

「っく…」

健の精が優斗の中で放たれた。
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