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カッコ良すぎて、どうしよう

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も~、本当にジムに通う‼︎

家から駅までのバスを待つ時間が結構あり、その時間が勿体なくて、優斗は駅までダッシュした。
幸いスニーカーだったので、走りやすかったが、体力面はカバーできず…
息があがる。

駅に着いた優斗は、ひとけが少ない路地に入り、持ってきていた鏡で髪型をチェックする。

やっぱり走ったから、髪がぐちゃぐちゃだ…

優斗が鏡を見ながら、髪型を直していると、
「優…斗?」
「‼︎健⁉︎」
急に背後から健に声をかけられ、優斗は危うく鏡を落としそうになる。

あ~、まだ髪型直してる途中なのに…

ゆっくり健の方をみると、健は目を見開き、立ちすくんでいる。
「健?」

やっぱり変だった?
髪型もぐちゃグチャだし、
服も健好みじゃなかった?
でも、職場でも俺の私服見てたよね。
あ、でも、今日は気合入ったから、やっぱりおかしかった?
違うのにすればよかった~…
それに比べて、健……
かっこよすぎ‼︎

健は大きめのブルーの爽やかシャツに、ネイビーのチノパンを折り返し、スエードの濃い茶色のローファー
健の吸い込まれそうな黒い瞳が、より魅力的に見えた。
あ~、やっぱりカッコいい‼︎
本当に好き…

優斗が健に見惚れていると、
「優斗……、やばいぐらいに可愛い…」
健の心の声がポロッと溢れた。

‼︎
健にかわいいって言ってもらえた‼︎

嬉しさと恥ずかしさで優斗が俯くと、健が周りをキョロキョロとたしかめ、優斗の顎をクイッと上げ、

「‼︎」

優斗にキスをする。

健は閉じられた優斗の唇を舌でこじ開けると、そのキスは次第に濃厚になっていく。
優斗の上顎を舐めあげると、口内をくまなく感じるように優斗の舌に健の舌を絡める。

気持ちいい…
外なのに、
人が来るかもしれないのに…
健とのキス、
やめたくない……

「ん……ぅん……ん、ん…」

優斗の息が上がってきて、徐々に身体の力も抜けていく。

「ぅん……」

完全に腰から力が抜けちゅぱっと健と優斗の舌が離れると、健が優斗を支える。

キス、終わっちゃった……
寂しいな…

「健…。もう一回して…」
「‼︎」

潤んだ瞳で、優斗は健を見上げると、その姿を見て、健はゴクリと生唾を飲む。
「俺もしたいけど、止まらなくなりそうだから、今はダメ」
「ダメ?」
悲しそうに健を優斗が見上げると、健が優斗の額に優しくキスをして、
「あとで、イヤってほど甘やかしてやるよ…」
優斗の耳元で囁いた。
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