愛され南田くんは、寂しがり屋の甘えたです 〜無自覚甘えたが止まりません〜

意外‼︎

「うん。だから今日作ろうと思って。和風パスタ」
「‼︎」
優斗の反応に健はニコリとし、後ろからスーパーの袋を取り出し、
「材料は買ってきた」
食材を優斗に見せた。
袋の中にはパスタにキノコ、ベーコンにのり…、醤油など他の調味料まで揃っている。
「本当だ！材料全部ある」
「前、優斗が『パスタ好き』って言ってたから、それから色んなパスタの作り方覚えたんだ」
健はキッチンに入ると、早速用意し始めた。

健、そんな事までしてくれてたなんて…

「ありがとう健」
嬉しくて優斗に背を向けて料理し始めた健に、抱きついた。
「料理中にそれは危ないぞ」
「火、使うから危ないよね…でも嬉しくて」
離したくないというかのように、優斗は健を抱きしめる力を強めた。
「そう言うことじゃなくて…」

え？

健は先ほどまで食材を持っていた手をまな板の上に置き、そして、ヒョイッと優斗を抱き上げ、
「このままベッドに連れていきたくなるって、言ってんの」
悪戯っぽく微笑みながら、抱き抱えられ驚く優斗を見た。

そんなのずるい…
だって俺は…