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そんなに⁉︎

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高熱のせいか体の節々が痛く、ふらつく足取りで玄関のドアを開けると、
「健?」
そこには大きな荷物を持った健の姿があった。
「どうして?」

今日会う約束なんてしてなかったのに。

「どうして?って、看病だよ看病」
そう言いながら、健は部屋の中に入った。
「それにどうして?って聞きたいのは俺の方だよ」
「?」
「なんだか帰る前より顔色悪くないか?」
「?そんなはずないよ。だって薬だってちゃんと飲んだから」
「そっか…。じゃあ、まだ安静が必要だな」
「わっ‼︎」
健はひょいっと優斗を抱き上げると、ベッドに連れて行き寝かせ、
「はい、体温測ってみー」
優斗に体温計を渡した。

もし熱が高かったら、健に心配かけるかな…

恐る恐る熱を測ると、

‼︎
やっぱり高かった…

「何度だった?」
「…」
測った体温をなかなか言わない優斗の体温計を、健が覗き込む。
「ほらやっぱり熱あるじゃん」
健の大きな手が、優斗の額に当てられた。
「今日は食べれる物を食べて薬飲んで寝る‼︎わかった?」
「うん」
優斗が答えると、健は嬉しそうに微笑んだ。 

「じゃあ優斗、この中から食べられそうな物あるか?無かったら、また買ってくるからなんでも言って欲しい」

健が持ってきたビニール袋を開けると、そこにはプリンや果実入りやプレーンヨーグルト。
他にも多種多様のゼリーやアイス、果物まで入っていた。
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