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一つになりたい ①

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そして間髪入れず、今度は弱い所を擦りながら押し

「優斗」

離す。

「……っんぁぁ……」

離された途端そこに集まった刺激が、優斗の全身を駆け巡る。

そして、

「言わないと優斗の好きなこれ、やめるぞ」

長野は優斗の中から、ゆっくりと焦らすように指を引き抜こうとする。

いやだ……
抜かないで…

気持ちいいからだけでじゃない。
俺の中で長野さんを感じるから…

「ほら優斗。全部抜けてしまうぞ。お前の好きな俺の指が…」

やだ……‼︎

蕩けた優斗の瞳に涙が溜まる。
そして健の指が完全に抜けきる寸前、

「っや……。ぬかない…で、たけ…るさ…ん…」

「……」

名前を呼ばれた健の指が、優斗の後孔の入り口で止まる。

「ぬいちゃ…うの…?」

健さん…
まだ俺の中にいて……

優斗は自ら健の指を中に押し戻そうと、優斗の中にかろうじて入っている健の指を、後孔で咥え込み押し戻そうとする。

「…名前で呼ばれると…、想像以上にくるな…」

そう健が呟くと、完全に指を抜いた。

名前で呼んだのに…
抜くなんて……

優斗の目から涙が流れる。

「泣くなよ優斗。もっと気持ちいい事してやるから…」
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