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その12
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「オラオラオラ…………!」
と、ネロの元に押し寄せてくる反乱の民を、ビッキーとレイチェルは退けた。
「君たちはやっぱりすごいが……このままだと、世界を壊してしまうからな!」
「ネロ様!」
レイチェルがネロに言った。
「この際、ビッキー様と婚約するのはいかがでしょうか?」
「……どうしてそうなるんだ?」
「その方がいいんです!世界の安定のためには!」
ゴゴゴゴゴゴと世界がうごめき始めた。
「ほら、これも神様の祟りですわ!」
「祟りって……どうせ、君たちが何かしたからだろう!」
「そんなことはありませんわ!さあ、早くビッキー様とよりを戻してくださいまし!」
「君は……それでいいのか?」
「いいも何も、それがこの世界では最善なのでしょう?世界を滅ぼしたら、私は神様に殺されてしまいますわ!」
ビッキーは、
「まあ、ネロ様がその気だったら、考えてやってもいいけど?」
と言った。
と、ネロの元に押し寄せてくる反乱の民を、ビッキーとレイチェルは退けた。
「君たちはやっぱりすごいが……このままだと、世界を壊してしまうからな!」
「ネロ様!」
レイチェルがネロに言った。
「この際、ビッキー様と婚約するのはいかがでしょうか?」
「……どうしてそうなるんだ?」
「その方がいいんです!世界の安定のためには!」
ゴゴゴゴゴゴと世界がうごめき始めた。
「ほら、これも神様の祟りですわ!」
「祟りって……どうせ、君たちが何かしたからだろう!」
「そんなことはありませんわ!さあ、早くビッキー様とよりを戻してくださいまし!」
「君は……それでいいのか?」
「いいも何も、それがこの世界では最善なのでしょう?世界を滅ぼしたら、私は神様に殺されてしまいますわ!」
ビッキーは、
「まあ、ネロ様がその気だったら、考えてやってもいいけど?」
と言った。
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