全てを諦めた令嬢は、化け物と呼ばれた辺境伯の花嫁となる

それは、第一王子の気まぐれで結ばれた縁談だ。
国で一番美しい令嬢と、化け物と呼ばれる辺境伯との婚姻を強制するものだった。

その哀れな美しい令嬢は、アストラの妹ライザだった。

嘆き悲しむライザを慰めるのは、アストラの婚約者のフレディだった。

アストラは、二人が想い合っている事を前々から気がついていた。

次第に距離が近くなっていく二人に、アストラは不安を覚える。

そして、その不安は的中した。

アストラとフレディとの婚約発表の日、ライザは体調を崩した。

フレディは、アストラの制止を振り切りライザに付きそう。

全てを諦めたアストラは、王命の抜け穴を利用して、化け物と呼ばれる辺境伯の所へ向かう。

序盤は胸糞です
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