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19.研修3日目 夜2 ※
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渡された大きな紙袋を左肩に持ち、右手は私の腰にそっと手を当て、エスコートする様に室内に入る。こんなに直近で訪問するとは思っていなかった茜は、動揺を隠せない。
「あの…香原さん…私は…。」
「どうして俺の家に来たの?って?」
「はい…。」
返事をしたタイミングで玄関のドアが閉まる。
「今日一日、ずっとこうしたかった。」
思いっきり抱きしめられ、苦しいくらいだ。それから、両頬を掌で包まれ、感触を確かめるような柔らかいキスからどんどんと激しくなり、上手く息が吸えない。
「ふっ…はあ…っんん。」
「頭おかしくなりそう…。」
香原は、自分自身の欲を茜にぶつける様に激しく攻めてくる。
「こう…はらっ…さ…。こんなとこじゃ、やぁ…。」
「んっ…。茜さん…ベッドまで待てない。」
崩れ落ちそうになる身体を無理やり支えられる。スーツがはだけ、胸を露わにされるまで時間はかからなかった。
胸の先端を尖らせた部分を吸い付く様に愛撫されると、お腹の奥の方が切なくなる。
「だ…めっ…んっあ…。」
「さっきした火照りが残ってる?感度いいね。」
「んんっ…。あっ…ん…。」
「なぁに?思い出して興奮しちゃった?」
「ちがっ…。お願い、立ってらんな…いっ。」
茜の動きを見透かす様に、身体を支える。
スーツがはだけ、まだ靴も脱いでいない状況を見て香原はハッとした。
——こんな所で茜をグズグズにしたら、同僚の立花と同じだろ。
「ごめん。…急ぎすぎた。お風呂入ろう!」
「ふぇ…?!」
「…何?足りない?」
ニヤニヤした顔で茜に視線を送る。絶対にわざとしていると確信する。
「そんなことないですっ!!!」
快感に抗えない自分自身が恥ずかしい。
——香原さんは、いいのかな…。私ばかり気持ちよくなって…。はっ…!!まさか…私に魅力がないから、た、た、た、勃たない?!
「なんだ?なんだ?さっきから表情がコロコロ変わって面白いな。」
めちゃくちゃに犯してしまいそうな衝動を押し殺している事を茜は知らない。
「……お風呂いただきます…。」
髪を洗い終わると、ソープを手に取り泡立て、それを身体にのばしていく。ぬるぬるとした感触がさっきの身体の火照りを思い出しゾクリとする。
「っつ……。」
香原から与えられる刺激程ではないが、ピリッと電気が走る感覚。その感覚が次第にもどかしくなり、切ない下半身へ指が伸びる。
「ふぅ…んっ。」
シャワーの音も聞こえなくなるほど、自分自身の身体を細い指で刺激する。
「あっ……、足りな…んんんッ……ふっ…。」
声が漏れ出ていることに本人は気がついていないようだ。
「楽しそうだ。俺もまぜてよ。」
扉を開けると、シャワールームに充満していた湯気が一気に逃げてるいくのがわかる。
「あっ…香原さ……、んんんっ。」
唇をこじ開けるような激しいキス。少し乱暴で焦りさえ感じる。
「んっ…、ねぇ、自分の指でするの、気持ちよかった…?」
「あっ…あの…そん…」
「そんな事ないなんて、言わないよね?こんな煽情的な表情で言われても説得力ないんだけど。」
被せ気味に、畳み掛けるように話す香原の表情は明らかに高揚している。体温を分け合うように、密着した状態で顎を掴まれ、鏡に顔を映される。
「ほら、見てごらんよ。」
そう言われ頬を啄ばむように唇を滑らせていく。
「っ…、香原さんに、触られた所が全部熱くて熱くて、どうにかなりそうで……っ。」
羞恥心で泣きそうになる茜を力一杯抱きしめる。
「可愛い。シャワー終わったら、抱き潰すから。いいね?」
「あの…香原さん…私は…。」
「どうして俺の家に来たの?って?」
「はい…。」
返事をしたタイミングで玄関のドアが閉まる。
「今日一日、ずっとこうしたかった。」
思いっきり抱きしめられ、苦しいくらいだ。それから、両頬を掌で包まれ、感触を確かめるような柔らかいキスからどんどんと激しくなり、上手く息が吸えない。
「ふっ…はあ…っんん。」
「頭おかしくなりそう…。」
香原は、自分自身の欲を茜にぶつける様に激しく攻めてくる。
「こう…はらっ…さ…。こんなとこじゃ、やぁ…。」
「んっ…。茜さん…ベッドまで待てない。」
崩れ落ちそうになる身体を無理やり支えられる。スーツがはだけ、胸を露わにされるまで時間はかからなかった。
胸の先端を尖らせた部分を吸い付く様に愛撫されると、お腹の奥の方が切なくなる。
「だ…めっ…んっあ…。」
「さっきした火照りが残ってる?感度いいね。」
「んんっ…。あっ…ん…。」
「なぁに?思い出して興奮しちゃった?」
「ちがっ…。お願い、立ってらんな…いっ。」
茜の動きを見透かす様に、身体を支える。
スーツがはだけ、まだ靴も脱いでいない状況を見て香原はハッとした。
——こんな所で茜をグズグズにしたら、同僚の立花と同じだろ。
「ごめん。…急ぎすぎた。お風呂入ろう!」
「ふぇ…?!」
「…何?足りない?」
ニヤニヤした顔で茜に視線を送る。絶対にわざとしていると確信する。
「そんなことないですっ!!!」
快感に抗えない自分自身が恥ずかしい。
——香原さんは、いいのかな…。私ばかり気持ちよくなって…。はっ…!!まさか…私に魅力がないから、た、た、た、勃たない?!
「なんだ?なんだ?さっきから表情がコロコロ変わって面白いな。」
めちゃくちゃに犯してしまいそうな衝動を押し殺している事を茜は知らない。
「……お風呂いただきます…。」
髪を洗い終わると、ソープを手に取り泡立て、それを身体にのばしていく。ぬるぬるとした感触がさっきの身体の火照りを思い出しゾクリとする。
「っつ……。」
香原から与えられる刺激程ではないが、ピリッと電気が走る感覚。その感覚が次第にもどかしくなり、切ない下半身へ指が伸びる。
「ふぅ…んっ。」
シャワーの音も聞こえなくなるほど、自分自身の身体を細い指で刺激する。
「あっ……、足りな…んんんッ……ふっ…。」
声が漏れ出ていることに本人は気がついていないようだ。
「楽しそうだ。俺もまぜてよ。」
扉を開けると、シャワールームに充満していた湯気が一気に逃げてるいくのがわかる。
「あっ…香原さ……、んんんっ。」
唇をこじ開けるような激しいキス。少し乱暴で焦りさえ感じる。
「んっ…、ねぇ、自分の指でするの、気持ちよかった…?」
「あっ…あの…そん…」
「そんな事ないなんて、言わないよね?こんな煽情的な表情で言われても説得力ないんだけど。」
被せ気味に、畳み掛けるように話す香原の表情は明らかに高揚している。体温を分け合うように、密着した状態で顎を掴まれ、鏡に顔を映される。
「ほら、見てごらんよ。」
そう言われ頬を啄ばむように唇を滑らせていく。
「っ…、香原さんに、触られた所が全部熱くて熱くて、どうにかなりそうで……っ。」
羞恥心で泣きそうになる茜を力一杯抱きしめる。
「可愛い。シャワー終わったら、抱き潰すから。いいね?」
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