38 / 58
第三章 執着のテンシ
第36話 延長戦-アクシデント-③
しおりを挟む
「奈ノ禍サン! 圷サン!」
リツは奈ノ禍を抱きかかえ、テンシから距離を取る。そして、シャボン玉が飛んで行った方に視線を向けるが、既にそれは見えなくなっていた。
テンシは地面から少し浮いた状態で、紐と蔦を振り回し続けている。先程テンシの攻撃が当たった奈ノ禍の背中と脚は、線状に抉られており、吐く息は苦しそうだ。
「……りっつー……あーしのコトはいいから……」
「奈ノ禍サン、少しだけ我慢しててくださいっす」
リツはそう言うと、奈ノ禍を抱きかかえて飛び上がり、テンシの攻撃を避けながらその動きを観察した。
最初は適当に振り回していると思っていた紐と蔦の動きに、規則性がある事に気がつく。それを完全に覚えたリツはかなり距離を取ってから、周囲に他のテンシがいない事を確認すると、奈ノ禍を草原の上にそっと座らせた。
「りっつー……?」
「ここで少しだけ待っててくださいっす」
リツは兄が能力で作ってくれた、着用者の全身を守ってくれるポンチョを脱ぐと奈ノ禍の肩にかけ、ふわりと微笑んだ。その際、目が合った奈ノ禍とリツには互いの“音楽”が聴こえた。
直ぐにリツがテンシの方へ駆け出したため、それが聴こえたのはほんの一瞬だった。それでも、リツの“音楽”にノイズが微かに混じっている事に奈ノ禍は気がつき、引き留めようと立ち上がる。が、それは叶わず、倒れ込んでしまう。
単独でテンシに向かって行くリツの背中が、また別の少女とダブる。
「リッツー……まって……お願いだから行かないで!」
奈ノ禍の声に、リツは足を止めなかった。奈ノ禍は這ってでも必死にリツを追うが当然、追いつかない。
リツは途中で自分の大鎌を見つけて拾い上げると、徐々に近づいてきていたテンシとの戦闘を再開させる。規則性のある攻撃を全て避け、リツはテンシに近づく。そして、テンシを斬るために大鎌を振りかざす──
「いやだ……たすけて……」
「え……」
──が、テンシの檻内から少女の声が聞こえると同時に、拘束された女子生徒が鉄格子越しに見え、リツは攻撃を止めた。それを狙っていたかのように、紐と蔦が規則的な動きを止め、一斉にリツの手足に絡みつき、体の一部が開く。そこから顔を出した大蛇がニタリと笑い、徐々にリツに近づいてくる。
手首にも蔦が強く絡みつき、リツは大鎌を地面に落とす。それでもなんとか藻掻くが、首も絞められ、そのまま体を持ち上げられてしまう。
大蛇は“勝ち”を確信したように「シシシ……」と笑い、リツに噛みつこうと大口を開く。だが、その牙がリツに届く前に現れた人物によって、大蛇は真っ二つに斬られた。その後すぐに、リツを拘束していた紐と蔦も大量のナイフに切り落とされ、ついでとばかりに檻も斬りつけていく。
諦めずにずっと必死に足掻いていたリツは突然の事に驚き、そのまま無防備に地面へ吸い込まれていく。けれども、地面に体がつく前に、誰かに受け止められる。
「……旋にぃ!」
リツは自分を抱きとめてくれた人物……兄の顔を目にすると、驚きながらもどこか安心したような表情になる。
「大丈夫か、リツ。怪我は――」
旋は柔らかな表情でそこまで言いかけたが、リツの首の痣を見た瞬間、怒りが湧き上がり、数秒だけ口を噤む。
「――……あのテンシを斬ってくるからリツは下がっててくれるか?」
再び口を開いた旋はそう言いながら、リツを地面に下ろす。そして、リツを抱きとめるために一度、消していた大剣を出現させ、旋は再生中のテンシに向かっていこうとした。凄まじい殺気を放って。
「ま、待ってほしいっす!」
このままでは檻の中に捕らえられている生徒の存在に気づかずに、その人ごとテンシを斬ってしまうかもしれない。兄の殺気を感じ取ったリツはそう考え、慌てて旋の腕を掴んで引き止める。
「止めないでくれリツ!」
「旋にぃ落ち着いて! アタシの話を聞いてくださいっす!」
妹を力尽くでは引きはがせない旋と、目一杯の力で兄の腕を掴むリツは言い合いになっている。そんな二人の元へ近づいてきたのは、旋の相棒であるレイだった。
鳴無兄妹のやり取りを横目にレイは、自分達の周囲にドーム状のバリアを張る。レイの存在に気づいた兄妹は口論を止め、彼の方を見た。すると、レイが片腕で乙和を抱え、奈ノ禍を背負っている事にも気がつき、特にリツが驚いて大きく目を見開く。
「圷サン! 無事だったんすね。よかっ――」
リツは乙和の顔を見て、うれしそうに声をかけるが、レイの鋭い眼光も視界に入り、思わず途中で固まった。
「貴様ら……何をしている。ここは戦場だ。無防備に言い争うのは危険だと、自覚してくれ……」
レイは乙和を地面に下ろすと、諭すような声で鳴無兄妹にそう言った。
「ごめん……」
「ごめんなさいっす……」
レイの言葉にハッとした旋とリツは、同時に頭を下げる。そんな兄妹を見て、レイは慌て気味に「我に謝る必要はない」と言う。それからリツの方を見ると、背負っていた奈ノ禍をそっと彼女に引き渡す。
「奈ノ禍サン……?」
自分に抱きついてきた奈ノ禍の体が、微かに震えている事に気がついたリツは戸惑う。
「リッツー……よかった。生きてて、ほんとによかった……」
「愁詞奈ノ禍を守る為だったのだろうが……相棒を強制的に戦線から離脱させ、一人で戦うのは止め給え」
奈ノ禍は泣きそうな声で、レイもどこか悲しそうに言葉を発した。彼女らの言葉にリツは、奈ノ禍をとても不安にさせていたのだと察し、相棒を優しく抱きしめ返す。
「奈ノ禍サン、ごめんなさい。もう一人で戦ったりしないから安心してほしいっす」
「うん。約束だからね」
奈ノ禍はそう言いながら、ポンチョをリツに返した。リツは「はいっす!」と返事をすると、ポンチョを身に着ける。
「旋も一人で突っ走るのはやめてくれ」
一方、レイは旋に向き合うと、彼に目線を合わせた。レイに真っすぐ見つめられ、旋は申し訳なさそうに「分かった」と頷く。
ちなみに、草原エリアに足を踏み入れてからの、旋とレイの行動を振り返るとこんな感じだ。
――リツと同じチームの生徒に状況を確認している最中に、勢いよく飛んできた黒いシャボン玉をレイが片手で止めた。
そのシャボン玉の中から現れた乙和に、リツと奈ノ禍が危機に瀕しているかもしれないと聞いた瞬間、旋は走り出す。当然、レイはすぐに旋の後を追おうとしたが、それよりも先にマントを乙和に掴まれてしまう。
「わたしも連れてって」
「なぜ我が――」
「シャボン玉よりあなたの方が、リツちゃん達の元に早く戻れそうだから」
淡々と言い放った乙和は、何がなんでもレイに連れていってもらう気でいるようだ。それを感じ取ったレイはこのやり取りを早く終わらせるためにも、仕方なく乙和を片手で抱き上げ、急いで旋を追う。
レイの足であれば、すぐ旋に追いつけるのだが、運悪く他の生徒が戦っているテンシに行く手を阻まれる。そのテンシを刀で斬り、先を急ぐが別のテンシにも妨害されてしまう。それも突破したレイが視界に捉えたのは、無事にリツを救った旋と、地面を這う奈ノ禍だった。
旋の方は大丈夫だと判断したレイは、それなりに付き合いがある奈ノ禍を放っておけなかったのもあり、彼女を背負い――今に至る。
リツは奈ノ禍を抱きかかえ、テンシから距離を取る。そして、シャボン玉が飛んで行った方に視線を向けるが、既にそれは見えなくなっていた。
テンシは地面から少し浮いた状態で、紐と蔦を振り回し続けている。先程テンシの攻撃が当たった奈ノ禍の背中と脚は、線状に抉られており、吐く息は苦しそうだ。
「……りっつー……あーしのコトはいいから……」
「奈ノ禍サン、少しだけ我慢しててくださいっす」
リツはそう言うと、奈ノ禍を抱きかかえて飛び上がり、テンシの攻撃を避けながらその動きを観察した。
最初は適当に振り回していると思っていた紐と蔦の動きに、規則性がある事に気がつく。それを完全に覚えたリツはかなり距離を取ってから、周囲に他のテンシがいない事を確認すると、奈ノ禍を草原の上にそっと座らせた。
「りっつー……?」
「ここで少しだけ待っててくださいっす」
リツは兄が能力で作ってくれた、着用者の全身を守ってくれるポンチョを脱ぐと奈ノ禍の肩にかけ、ふわりと微笑んだ。その際、目が合った奈ノ禍とリツには互いの“音楽”が聴こえた。
直ぐにリツがテンシの方へ駆け出したため、それが聴こえたのはほんの一瞬だった。それでも、リツの“音楽”にノイズが微かに混じっている事に奈ノ禍は気がつき、引き留めようと立ち上がる。が、それは叶わず、倒れ込んでしまう。
単独でテンシに向かって行くリツの背中が、また別の少女とダブる。
「リッツー……まって……お願いだから行かないで!」
奈ノ禍の声に、リツは足を止めなかった。奈ノ禍は這ってでも必死にリツを追うが当然、追いつかない。
リツは途中で自分の大鎌を見つけて拾い上げると、徐々に近づいてきていたテンシとの戦闘を再開させる。規則性のある攻撃を全て避け、リツはテンシに近づく。そして、テンシを斬るために大鎌を振りかざす──
「いやだ……たすけて……」
「え……」
──が、テンシの檻内から少女の声が聞こえると同時に、拘束された女子生徒が鉄格子越しに見え、リツは攻撃を止めた。それを狙っていたかのように、紐と蔦が規則的な動きを止め、一斉にリツの手足に絡みつき、体の一部が開く。そこから顔を出した大蛇がニタリと笑い、徐々にリツに近づいてくる。
手首にも蔦が強く絡みつき、リツは大鎌を地面に落とす。それでもなんとか藻掻くが、首も絞められ、そのまま体を持ち上げられてしまう。
大蛇は“勝ち”を確信したように「シシシ……」と笑い、リツに噛みつこうと大口を開く。だが、その牙がリツに届く前に現れた人物によって、大蛇は真っ二つに斬られた。その後すぐに、リツを拘束していた紐と蔦も大量のナイフに切り落とされ、ついでとばかりに檻も斬りつけていく。
諦めずにずっと必死に足掻いていたリツは突然の事に驚き、そのまま無防備に地面へ吸い込まれていく。けれども、地面に体がつく前に、誰かに受け止められる。
「……旋にぃ!」
リツは自分を抱きとめてくれた人物……兄の顔を目にすると、驚きながらもどこか安心したような表情になる。
「大丈夫か、リツ。怪我は――」
旋は柔らかな表情でそこまで言いかけたが、リツの首の痣を見た瞬間、怒りが湧き上がり、数秒だけ口を噤む。
「――……あのテンシを斬ってくるからリツは下がっててくれるか?」
再び口を開いた旋はそう言いながら、リツを地面に下ろす。そして、リツを抱きとめるために一度、消していた大剣を出現させ、旋は再生中のテンシに向かっていこうとした。凄まじい殺気を放って。
「ま、待ってほしいっす!」
このままでは檻の中に捕らえられている生徒の存在に気づかずに、その人ごとテンシを斬ってしまうかもしれない。兄の殺気を感じ取ったリツはそう考え、慌てて旋の腕を掴んで引き止める。
「止めないでくれリツ!」
「旋にぃ落ち着いて! アタシの話を聞いてくださいっす!」
妹を力尽くでは引きはがせない旋と、目一杯の力で兄の腕を掴むリツは言い合いになっている。そんな二人の元へ近づいてきたのは、旋の相棒であるレイだった。
鳴無兄妹のやり取りを横目にレイは、自分達の周囲にドーム状のバリアを張る。レイの存在に気づいた兄妹は口論を止め、彼の方を見た。すると、レイが片腕で乙和を抱え、奈ノ禍を背負っている事にも気がつき、特にリツが驚いて大きく目を見開く。
「圷サン! 無事だったんすね。よかっ――」
リツは乙和の顔を見て、うれしそうに声をかけるが、レイの鋭い眼光も視界に入り、思わず途中で固まった。
「貴様ら……何をしている。ここは戦場だ。無防備に言い争うのは危険だと、自覚してくれ……」
レイは乙和を地面に下ろすと、諭すような声で鳴無兄妹にそう言った。
「ごめん……」
「ごめんなさいっす……」
レイの言葉にハッとした旋とリツは、同時に頭を下げる。そんな兄妹を見て、レイは慌て気味に「我に謝る必要はない」と言う。それからリツの方を見ると、背負っていた奈ノ禍をそっと彼女に引き渡す。
「奈ノ禍サン……?」
自分に抱きついてきた奈ノ禍の体が、微かに震えている事に気がついたリツは戸惑う。
「リッツー……よかった。生きてて、ほんとによかった……」
「愁詞奈ノ禍を守る為だったのだろうが……相棒を強制的に戦線から離脱させ、一人で戦うのは止め給え」
奈ノ禍は泣きそうな声で、レイもどこか悲しそうに言葉を発した。彼女らの言葉にリツは、奈ノ禍をとても不安にさせていたのだと察し、相棒を優しく抱きしめ返す。
「奈ノ禍サン、ごめんなさい。もう一人で戦ったりしないから安心してほしいっす」
「うん。約束だからね」
奈ノ禍はそう言いながら、ポンチョをリツに返した。リツは「はいっす!」と返事をすると、ポンチョを身に着ける。
「旋も一人で突っ走るのはやめてくれ」
一方、レイは旋に向き合うと、彼に目線を合わせた。レイに真っすぐ見つめられ、旋は申し訳なさそうに「分かった」と頷く。
ちなみに、草原エリアに足を踏み入れてからの、旋とレイの行動を振り返るとこんな感じだ。
――リツと同じチームの生徒に状況を確認している最中に、勢いよく飛んできた黒いシャボン玉をレイが片手で止めた。
そのシャボン玉の中から現れた乙和に、リツと奈ノ禍が危機に瀕しているかもしれないと聞いた瞬間、旋は走り出す。当然、レイはすぐに旋の後を追おうとしたが、それよりも先にマントを乙和に掴まれてしまう。
「わたしも連れてって」
「なぜ我が――」
「シャボン玉よりあなたの方が、リツちゃん達の元に早く戻れそうだから」
淡々と言い放った乙和は、何がなんでもレイに連れていってもらう気でいるようだ。それを感じ取ったレイはこのやり取りを早く終わらせるためにも、仕方なく乙和を片手で抱き上げ、急いで旋を追う。
レイの足であれば、すぐ旋に追いつけるのだが、運悪く他の生徒が戦っているテンシに行く手を阻まれる。そのテンシを刀で斬り、先を急ぐが別のテンシにも妨害されてしまう。それも突破したレイが視界に捉えたのは、無事にリツを救った旋と、地面を這う奈ノ禍だった。
旋の方は大丈夫だと判断したレイは、それなりに付き合いがある奈ノ禍を放っておけなかったのもあり、彼女を背負い――今に至る。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
いつもと違う日常
k33
ホラー
ある日 高校生のハイトはごく普通の日常をおくっていたが...学校に行く途中 空を眺めていた そしたら バルーンが空に飛んでいた...そして 学校につくと...窓にもバルーンが.....そして 恐怖のゲームが始まろうとしている...果たして ハイトは..この数々の恐怖のゲームを クリアできるのか!? そして 無事 ゲームクリアできるのか...そして 現実世界に戻れるのか..恐怖のデスゲーム..開幕!
オカルト嫌いJKと言霊使いの先輩書店員
眼鏡猫
ホラー
書店でアルバイトをする女子高生、如月弥生(きさらぎやよい)は大のオカルト嫌い。そんな彼女と同じ職場で働く大学生、琴乃葉紬玖(ことのはつぐむ)は自称霊感体質だそうで、弥生が発する言霊により悪いモノに覆われていると言う。一笑に付す弥生だったが、実は彼女には誰にも言えないトラウマを抱えていた。
終焉の教室
シロタカズキ
ホラー
30人の高校生が突如として閉じ込められた教室。
そこに響く無機質なアナウンス――「生き残りをかけたデスゲームを開始します」。
提示された“課題”をクリアしなければ、容赦なく“退場”となる。
最初の課題は「クラスメイトの中から裏切り者を見つけ出せ」。
しかし、誰もが疑心暗鬼に陥る中、タイムリミットが突如として加速。
そして、一人目の犠牲者が決まった――。
果たして、このデスゲームの真の目的は?
誰が裏切り者で、誰が生き残るのか?
友情と疑念、策略と裏切りが交錯する極限の心理戦が今、幕を開ける。
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ルッキズムデスゲーム
はの
ホラー
『ただいまから、ルッキズムデスゲームを行います』
とある高校で唐突に始まったのは、容姿の良い人間から殺されるルッキズムデスゲーム。
知力も運も役に立たない、無慈悲なゲームが幕を開けた。
音のしない部屋〜怪談・不思議系短編集
ねぎ(ポン酢)
ホラー
短編で書いたものの中で、怪談・不思議・ホラー系のものをまとめました。基本的にはゾッとする様なホラーではなく、不思議系の話です。(たまに増えます)※怖いかなと思うものには「※」をつけてあります
(『stand.fm』にて、AI朗読【自作Net小説朗読CAFE】をやっております。AI朗読を作って欲しい短編がありましたらご連絡下さい。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる