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第三章 執着のテンシ
第22話 武鶴義兄弟④
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ゲーム開始の機械アナウンスと、鐘の音が鳴り響く。その直後、ノワールは複数の触手を、慧介は鞭をオブセシオンに向かって伸ばす。ミナトは悧音を担ぎ上げると、オブセシオンよりも高い位置まで飛び上がった。
二人が出会って数年経った現在では、ミナトより悧音の方が背は高く、体格もガッチリしている。だが、ノワールとの契約により、身体能力が上がっている今のミナトであれば、自分よりも大きな悧音を軽々と運ぶ事も可能だ。
触手と鞭がオブセシオンの檻に絡みつき、ミナトは悧音を離す。その流れでミナトは拳を、悧音は斧をオブセシオンに向かって振り下ろした。ミナトの強烈な一撃によってオブセシオンの体は大きく凹み、斧で斬りつけられた部分は徐々に腐っていく。
二人の攻撃が当たった瞬間、ノワールは触手を慧介は鞭でオブセシオンを引っ張った。それでもオブセシオンは地に落とされる事なく、腐っていく部分を蔦で斬り落とすと、ミナト達を振り払ってから体を回復させる。
執着のテンシのボスと言うだけあって当然、オブセシオンは簡単に倒れてはくれない。しかし、ミナト達の息の合った攻撃に押され、かなり翼が散っている。浮遊していた体はとうとう地に落ち、攻撃しやすくなった。
誰がどう見ても、ミナト達の方が優勢だ。けれども、オブセシオンが言葉にならない叫び声を上げた瞬間から、形勢が逆転し始める。地面が揺れる程の大声に、ミナト達は怯み、攻撃の手を止めてオブセシオンから距離を取った。
「おのれぇ! 愚者共がっ……あまり調子に乗るんじゃないデスヨ! 大体……一生、ゲームから逃れられない敗者が必死に戦って……みっともナイ! 何より、隠ミナト……貴方はノワール・ローザを見捨てるつもりデスカ?!」
「は……? なにいって……」
何も知らないミナトは困惑しながら、オブセシオンを見据える。一方、今すぐにオブセシオンを黙らせるべきだと判断したノワールと悧音は、ほぼ同時に動いた。
ノワールは触手を伸ばしながら飛び上がり、悧音は一直線に走り出す。けれども、オブセシオンが檻の隙間から出現させた複数の紐による攻撃で、ノワールと悧音は弾き飛ばされてしまう。間髪入れずに、オブセシオンは素早く上空に飛び上がりながら、悧音とノワールの元に駆け寄っているミナトに向かって叫んだ。
「知らないのであれば教えてあげマショウ! 隠ミナトの相棒になる条件として、ノワール・ローザは自分の命を差し出しマシタ。『ミナトくんが卒業するか、死んでしまったら、テンシ族の裏切者であるこの私を処刑してくれて構わない』と。シテンシ様と吾輩の前で、ノワール・ローザは確かにそう言ったのデスヨ!」
オブセシオンの言葉に、ミナトは目を丸くし、唖然とノワールを見つめる。
「ミナトくん、惑わされてはいけない! オブセシオンは嘘をついている!」
「……ノワにぃってウソつく時、いつも声が震えてるよね。そんな分かりやすいところも好きだけどさ。よりにもよって、こんな時にウソをつくノワにぃは好きじゃないなぁ……」
「っ……私は、嘘などついていない! 嘘をついているのはオブセシオンの方だ! 頼むから……私を信じてくれ、ミナトくん……」
「……だったらさ、体の中から顔を出して、オレの目をちゃんと見てもう一度、同じセリフを言って?」
ミナトはノワールに詰め寄り、触手をぎゅっと掴む。潤む瞳に見つめられたノワールは息をのみ、弱々しい声で「私を、信じてくれ……」とだけ言った。ノワールのその態度に、オブセシオンの言葉が真実だと確信したミナトは力なく、「どうして……」と呟く。
完全に戦意損失したミナトへ追い打ちをかけるように、慧介がフラフラと近づいてきた。慧介は縋りつくようにミナトの腕を掴み、涙を流しながら仄暗い瞳を向ける。
「酷いよ、ミナトくん……僕ら敗者は一生、ゲームから抜け出せないのに、君は希望を持たせるような事を言った。そんな君だけが、ゲームから抜け出そうとするなんてズルいよ……」
真っ青な顔で慧介を凝視し、瞳を揺らすミナトを目にした悧音は、苛立ち混じりに兄を突き飛ばす。それからミナトの頭をぎこちなく撫でると、真っすぐ彼の瞳を見つめた。
「兄貴はアンタに罪悪感を抱かせようとしているだけだ。こんな演技に騙されんな。俺も兄貴も……敗者は一生、ゲームから抜け出せない事は元々、知っていた。だから、俺らの事なんざ気にせず、さっさとこんなゲームクリアして……ミナトは家に帰れ。そんで、勝手に自分の命を懸けてたテンシ野郎と、俺らの事なんか、忘れてしまえばいい」
悧音は少しぶっきら棒だが、優しい声音でミナトの背中を押す言葉をかけた。ところが、ミナトにとってそれは逆効果だったようで、彼は無言で首を横に振る。更にそのタイミングで、アッシュが斧から元の姿に戻り、胸に飛びついてきた事で悧音は眉間にシワを寄せる。
「悧音殿、すまぬ。某は、ノワール殿を見殺しにはできない」
「は……?」
「ノワール殿は……某がミナト殿の父君の相棒だった頃からの戦友なのだ。友が処刑されると分かっていて、戦うなど、某にはできぬ……」
「んだよ、それ……ミナトが元相棒の息子だってんなら尚更、一刻も早くこんな学園から卒業させてやるべきだろ……」
「勿論、某もそう思っている。だが、ノワール殿にも生きてて欲しいのだ……」
そう言ったアッシュの表情は暗く、彼は葛藤しているようだ。悧音もそれを察し、全てを暴露したオブセシオンに対して舌打ちすると、ノワールの方を見た。
「テンシ野郎! 今だけでいい、俺と契約しやがれ! 俺が執着野郎と決着を――」
「悧音くん待って! もし悧音くんとノワにぃがオブセシオンを倒すって言うなら……オレは自分自身を傷つけてでも、二人を止める。オブセシオンにトドメを刺す前に、自分の腕を引きちぎるから」
ミナトは皆から距離を取り、左手で右腕を強く掴んだ状態で、悧音の言葉を遮った。
ノワールと契約し、筋力も上がっている今のミナトであれば、自分の腕を引きちぎる事は可能だ。当然、ノワールと同じくどんな怪我でも回復できるが、腕を元通りにするためには、残りの羽だけでは足りない。それでも本気の表情で、自分自身を盾にするミナトに対し、ノワールは「馬鹿な真似はやめるんだ!」と叫び、悧音は「ふざけんな!」と怒鳴った。
「シシシ……仲間割れデスカ!?」
オブセシオンはそう言いながら檻の扉のような部分を開くと、大蛇に似た顔を伸ばし、ミナトに襲い掛かる。大口を開けたオブセシオンは牙を剥き、ミナトに噛みつこうとしたが、誰かが彼を押し退ける。
オブセシオンの毒牙から身を挺してミナトを助けたのは、ノワールでも悧音でもなく、慧介だった。彼の契約相手であるラティゴは慧介を切り捨てる気で、鞭から元の姿に戻り、その場から逃げようとする。だが、慧介はそれを見越していたのか、ラティゴの体を掴むと、大蛇の口に押し付けた。
ラティゴの呻きと、彼の名を叫ぶアッシュの声が重なる。悧音は反射的にアッシュの目を手で覆い、血まみれの慧介を呆然と見つめた。
ラティゴと共に大蛇に噛みつかれた慧介はニヤリと邪悪な笑みを浮かべ、ミナトの方を見て、“またね”と口を動かす。ミナトは咄嗟に腕を伸ばすが、その手が届く前に慧介とラティゴは天高く引き上げられ、オブセシオンの体内に取り込まれた。
その後、間もなくして武鶴義慧介及びラティゴ・シスタレンドの死亡と、ゲームオーバーを告げる機械アナウンスが流れた――。
二人が出会って数年経った現在では、ミナトより悧音の方が背は高く、体格もガッチリしている。だが、ノワールとの契約により、身体能力が上がっている今のミナトであれば、自分よりも大きな悧音を軽々と運ぶ事も可能だ。
触手と鞭がオブセシオンの檻に絡みつき、ミナトは悧音を離す。その流れでミナトは拳を、悧音は斧をオブセシオンに向かって振り下ろした。ミナトの強烈な一撃によってオブセシオンの体は大きく凹み、斧で斬りつけられた部分は徐々に腐っていく。
二人の攻撃が当たった瞬間、ノワールは触手を慧介は鞭でオブセシオンを引っ張った。それでもオブセシオンは地に落とされる事なく、腐っていく部分を蔦で斬り落とすと、ミナト達を振り払ってから体を回復させる。
執着のテンシのボスと言うだけあって当然、オブセシオンは簡単に倒れてはくれない。しかし、ミナト達の息の合った攻撃に押され、かなり翼が散っている。浮遊していた体はとうとう地に落ち、攻撃しやすくなった。
誰がどう見ても、ミナト達の方が優勢だ。けれども、オブセシオンが言葉にならない叫び声を上げた瞬間から、形勢が逆転し始める。地面が揺れる程の大声に、ミナト達は怯み、攻撃の手を止めてオブセシオンから距離を取った。
「おのれぇ! 愚者共がっ……あまり調子に乗るんじゃないデスヨ! 大体……一生、ゲームから逃れられない敗者が必死に戦って……みっともナイ! 何より、隠ミナト……貴方はノワール・ローザを見捨てるつもりデスカ?!」
「は……? なにいって……」
何も知らないミナトは困惑しながら、オブセシオンを見据える。一方、今すぐにオブセシオンを黙らせるべきだと判断したノワールと悧音は、ほぼ同時に動いた。
ノワールは触手を伸ばしながら飛び上がり、悧音は一直線に走り出す。けれども、オブセシオンが檻の隙間から出現させた複数の紐による攻撃で、ノワールと悧音は弾き飛ばされてしまう。間髪入れずに、オブセシオンは素早く上空に飛び上がりながら、悧音とノワールの元に駆け寄っているミナトに向かって叫んだ。
「知らないのであれば教えてあげマショウ! 隠ミナトの相棒になる条件として、ノワール・ローザは自分の命を差し出しマシタ。『ミナトくんが卒業するか、死んでしまったら、テンシ族の裏切者であるこの私を処刑してくれて構わない』と。シテンシ様と吾輩の前で、ノワール・ローザは確かにそう言ったのデスヨ!」
オブセシオンの言葉に、ミナトは目を丸くし、唖然とノワールを見つめる。
「ミナトくん、惑わされてはいけない! オブセシオンは嘘をついている!」
「……ノワにぃってウソつく時、いつも声が震えてるよね。そんな分かりやすいところも好きだけどさ。よりにもよって、こんな時にウソをつくノワにぃは好きじゃないなぁ……」
「っ……私は、嘘などついていない! 嘘をついているのはオブセシオンの方だ! 頼むから……私を信じてくれ、ミナトくん……」
「……だったらさ、体の中から顔を出して、オレの目をちゃんと見てもう一度、同じセリフを言って?」
ミナトはノワールに詰め寄り、触手をぎゅっと掴む。潤む瞳に見つめられたノワールは息をのみ、弱々しい声で「私を、信じてくれ……」とだけ言った。ノワールのその態度に、オブセシオンの言葉が真実だと確信したミナトは力なく、「どうして……」と呟く。
完全に戦意損失したミナトへ追い打ちをかけるように、慧介がフラフラと近づいてきた。慧介は縋りつくようにミナトの腕を掴み、涙を流しながら仄暗い瞳を向ける。
「酷いよ、ミナトくん……僕ら敗者は一生、ゲームから抜け出せないのに、君は希望を持たせるような事を言った。そんな君だけが、ゲームから抜け出そうとするなんてズルいよ……」
真っ青な顔で慧介を凝視し、瞳を揺らすミナトを目にした悧音は、苛立ち混じりに兄を突き飛ばす。それからミナトの頭をぎこちなく撫でると、真っすぐ彼の瞳を見つめた。
「兄貴はアンタに罪悪感を抱かせようとしているだけだ。こんな演技に騙されんな。俺も兄貴も……敗者は一生、ゲームから抜け出せない事は元々、知っていた。だから、俺らの事なんざ気にせず、さっさとこんなゲームクリアして……ミナトは家に帰れ。そんで、勝手に自分の命を懸けてたテンシ野郎と、俺らの事なんか、忘れてしまえばいい」
悧音は少しぶっきら棒だが、優しい声音でミナトの背中を押す言葉をかけた。ところが、ミナトにとってそれは逆効果だったようで、彼は無言で首を横に振る。更にそのタイミングで、アッシュが斧から元の姿に戻り、胸に飛びついてきた事で悧音は眉間にシワを寄せる。
「悧音殿、すまぬ。某は、ノワール殿を見殺しにはできない」
「は……?」
「ノワール殿は……某がミナト殿の父君の相棒だった頃からの戦友なのだ。友が処刑されると分かっていて、戦うなど、某にはできぬ……」
「んだよ、それ……ミナトが元相棒の息子だってんなら尚更、一刻も早くこんな学園から卒業させてやるべきだろ……」
「勿論、某もそう思っている。だが、ノワール殿にも生きてて欲しいのだ……」
そう言ったアッシュの表情は暗く、彼は葛藤しているようだ。悧音もそれを察し、全てを暴露したオブセシオンに対して舌打ちすると、ノワールの方を見た。
「テンシ野郎! 今だけでいい、俺と契約しやがれ! 俺が執着野郎と決着を――」
「悧音くん待って! もし悧音くんとノワにぃがオブセシオンを倒すって言うなら……オレは自分自身を傷つけてでも、二人を止める。オブセシオンにトドメを刺す前に、自分の腕を引きちぎるから」
ミナトは皆から距離を取り、左手で右腕を強く掴んだ状態で、悧音の言葉を遮った。
ノワールと契約し、筋力も上がっている今のミナトであれば、自分の腕を引きちぎる事は可能だ。当然、ノワールと同じくどんな怪我でも回復できるが、腕を元通りにするためには、残りの羽だけでは足りない。それでも本気の表情で、自分自身を盾にするミナトに対し、ノワールは「馬鹿な真似はやめるんだ!」と叫び、悧音は「ふざけんな!」と怒鳴った。
「シシシ……仲間割れデスカ!?」
オブセシオンはそう言いながら檻の扉のような部分を開くと、大蛇に似た顔を伸ばし、ミナトに襲い掛かる。大口を開けたオブセシオンは牙を剥き、ミナトに噛みつこうとしたが、誰かが彼を押し退ける。
オブセシオンの毒牙から身を挺してミナトを助けたのは、ノワールでも悧音でもなく、慧介だった。彼の契約相手であるラティゴは慧介を切り捨てる気で、鞭から元の姿に戻り、その場から逃げようとする。だが、慧介はそれを見越していたのか、ラティゴの体を掴むと、大蛇の口に押し付けた。
ラティゴの呻きと、彼の名を叫ぶアッシュの声が重なる。悧音は反射的にアッシュの目を手で覆い、血まみれの慧介を呆然と見つめた。
ラティゴと共に大蛇に噛みつかれた慧介はニヤリと邪悪な笑みを浮かべ、ミナトの方を見て、“またね”と口を動かす。ミナトは咄嗟に腕を伸ばすが、その手が届く前に慧介とラティゴは天高く引き上げられ、オブセシオンの体内に取り込まれた。
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