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第三章 執着のテンシ
第21話 武鶴義兄弟④
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ゲーム開始直後、ノワールは複数の触手を、慧介は鞭をオブセシオンに向かって伸ばす。ミナトは悧音を担ぎ上げると、オブセシオンよりも高い位置まで飛び上がった。
二人が出会って数年経った現在では、ミナトより悧音の方が背は高く、体格もガッチリしている。だが、ノワールの羽……力を取り込み、身体能力が上がっている今のミナトであれば、自分よりも大きな悧音を軽々と運ぶ事も可能だ。
触手と鞭が絡みついたオブセシオンの檻より、高く飛び上がったミナトは悧音をそっと離す。その流れでミナトは拳を、悧音は斧をオブセシオンに向かって振り下ろした。ミナトの強烈な一撃によってオブセシオンの体は大きく凹み、斧で斬りつけられた部分は徐々に腐っていく。
二人の攻撃が当たった瞬間、ノワールは触手を慧介は鞭でオブセシオンを引っ張った。それでもオブセシオンは地に落とされる事なく、腐っていく部分を蔦で斬り落とすと、ミナト達を振り払ってから体を回復させる。
執着のテンシのボスと言うだけあって当然、オブセシオンは簡単に倒れてはくれない。しかし、ミナト達の息の合った攻撃に押され、多くの羽が散っている。しばらくすると、浮遊していた体はとうとう地に落ち、攻撃しやすくなった。
その次の瞬間、オブセシオンが言葉にならない叫び声を上げた。地面が揺れる程の大声にミナトは思わず怯み、悧音達も攻撃の手を止めてオブセシオンから距離を取った。ノワールはミナトより少し前に出て、彼を庇うように複数の触手を広げる。
「おのれぇ! 愚者共があまり調子に乗るんじゃないデスヨ! 大体……一生ゲームから逃れられない敗者が必死に戦ってみっともナイ! 何より、隠ミナト……! 貴方はノワール・ローザを見捨てるつもりデスカ?!」
ノワールと悧音は、オブセシオンが『一生ゲームから』と口にした瞬間、ほぼ同時に動いた。ノワールは触手を伸ばしながら飛び上がり、悧音は一直線に走り出す。
「は……? え……ノワにぃ!? 悧音くん!」
ミナトの戸惑いの声には反応せず、ノワールと悧音はオブセシオンとの距離を詰めていく。けれども、オブセシオンが檻の隙間から出現させた複数の紐による攻撃で、ノワールと悧音は弾き飛ばされてしまう。
その後すぐに、オブセシオンは素早く上空に飛び上がり、悧音とノワールの元に駆け寄っているミナトに向かって叫んだ。
「知らないのであれば教えてあげマショウ! 隠ミナトの相棒になる条件として、ノワール・ローザは自分の命を差し出しマシタ。『ミナトくんが卒業するか、ゲームで死んでしまったら、テンシ族の裏切者であるこの私を処刑してくれて構わない』と。シテンシ様と吾輩の前で、ノワール・ローザは確かにそう言ったのデスヨ!」
オブセシオンの言葉に、ミナトは目を丸くし、唖然とノワールを見つめる。
「ミナトくん、惑わされてはいけない! オブセシオンは嘘をついている!」
「……ノワにぃってウソつく時、いつも声が震えてるよね。そんな分かりやすいところも好きだけどさ。こんな時にウソをつくノワにぃは好きじゃないなぁ……」
「っ……私は、嘘などついていない! 嘘をついているのはオブセシオンの方だ! 頼むから……私を信じてくれ、ミナトくん……」
「……だったらさ、体の中から顔を出してオレの目をちゃんと見てもう一度、同じセリフを言って? ノワにぃ」
ミナトは潤む瞳でノワールに詰め寄り、触手をぎゅっと掴む。その次の瞬間、ノワールは息をのみ、弱々しい声で「私を、信じてくれ……」とだけ言った。ノワールのその態度に、オブセシオンの言葉が真実だと確信したミナトは力なく、「どうして……」と呟く。
完全に戦意損失したミナトへ追い打ちをかけるように、慧介が「ミナト君……」と声をかけてきた。ビクッと身体を震わせたミナトが、ノワールの触手を離して振り向くと、仄暗い瞳の慧介と目が合った。
慧介は縋りつくようにミナトの腕を掴み、涙を流しながらゆっくり口を開く。
「酷いよ、ミナト君……僕ら敗者は一生、ゲームから抜け出せないのに、君は希望を持たせるような事を言った。そんな君だけが、ゲームから抜け出そうとするなんてズルいよ……」
その言葉にミナトの頭の中は罪悪感でいっぱいになり、ただ呆然と慧介を見つめる事しかできない。そうしていると、不意に悧音が苛立ち混じりの態度で兄を突き飛ばした。
ミナトはそれに驚いて、ハッと我に返って慧介に近づこうとした。けれども、悧音に右手を掴まれた後、ぎこちなく頭を撫でられた事で、思わず彼の瞳を見つめた。
「俺も兄貴も……敗者は一生、ゲームから抜け出せない事は元から知っていた。兄貴はアンタに罪悪感を抱かせるために、知らなかったフリしてるだけだ。だからアンタが気にする事は何一つねぇんだよ」
悧音は真剣な表情でミナトの瞳を見つめ返し、はっきりとそう言った。それでもミナトの中から罪悪感は消えず、彼は弱々しく首を横に振る。
「……俺らの事なんざ気にせず、さっさとこんなゲームクリアして……ミナトは家に帰れ。そんで……勝手に自分の命を懸けてたテンシ野郎と、どれだけ足掻いてもどうにもならねぇ俺らの事なんか忘れてしまえばいい」
悧音は少しぶっきら棒だが、優しい声音でミナトの背中を押すような言葉をかけた。けれどもミナトにそれは逆効果だった。
「イヤだ……。一人で家に帰るくらいなら、オレもここに残る。誰のことも忘れたくない……!」
ミナトは大きく首を横に振った後、悧音にはっきりと自分の想いを伝えた。
「イヤだってなにバカな事言って――」
悧音の言葉を遮るように、斧から元の姿に戻ったアッシュが、彼の胸に飛びついた。その事に悧音は怪訝そうな顔をして、眉間に深くシワを寄せる。
「悧音殿、すまぬ。某は、ノワール殿を見殺しにはできない」
「は……?」
「ノワール殿は……某がミナト殿の父君の相棒だった頃からの戦友なのだ。友が処刑されると分かっていて戦うなど、某にはできぬ……」
アッシュの声は微かに震えている。悧音が自分の胸からアッシュを引き離すと、彼の瞳は潤んでいた。
「んだよ、それ……ミナトが元相棒の息子だってんなら尚更、一刻も早くこんな学園から卒業させてやるべきだろ……」
「勿論、某もそう思っている。だが、ノワール殿にも生きてて欲しいのだ……」
そう言ったアッシュの表情は暗く、彼は葛藤しているようだった。悧音もそれを察したのだろう。オブセシオンを睨みつけながら舌打ちした後、すぐにノワールの方を見た。
「テンシ野郎! 今だけでいい、俺に力を貸せ! 俺とアンタで執着野郎にトドメを――」
「悧音くん待って! もし、悧音くんとノワにぃがオブセシオンを倒すって言うなら……オレは自分自身を傷つけてでも二人を止める。オブセシオンにトドメを刺す前に、自分の腕を引きちぎるから」
ミナトは全員から距離を取り、自分の左手で右腕を強く掴んだ状態で、悧音の言葉を遮った。
羽の効果で筋力も上がっている今のミナトであれば、自分の腕を引きちぎる事は可能だ。また、黒薔薇の翼が生えている内は、ノワールと同じくどんな怪我でも回復できる。
だが、腕を元通りにするためには、残りの羽だけでは足りない。それを分かっていながら本気で自分自身を盾にすると決めたミナトに対し、ノワールは「馬鹿な真似はやめるんだ!」と叫び、悧音は「ふざけんな!」と怒鳴った。
「シシシ……仲間割れデスカ!?」
オブセシオンはそう言いながら檻の扉のような部分を開くと、大蛇に似た顔を伸ばしてミナトに襲い掛かる。大口を開けたオブセシオンは牙を剥き、ミナトに噛みつこうとしたが、誰かが彼を押し退ける。
オブセシオンの毒牙から身を挺してミナトを助けたのは、ノワールでも悧音でもなく、慧介だった。彼の契約相手であるラティゴは、慧介を切り捨てるつもりなのだろう。鞭から元の姿に戻り、その場から逃げようとした。だが、慧介はそれを見越していたのか、ラティゴの体を掴むと大蛇の口に押し付けた。
ラティゴの呻きと、彼の名を叫ぶアッシュの声が重なる。ラティゴと共に大蛇に噛みつかれた慧介はニヤリと邪悪な笑みを浮かべ、ミナトの方を見て『またね』と口を動かす。
ミナトは咄嗟に腕を伸ばすが、その手が届く前に慧介とラティゴは天高く引き上げられ、オブセシオンの体内に取り込まれた。
その後、間もなくして武鶴義慧介及びラティゴ・シスタレンドの死亡と、ゲームオーバーを告げる機械アナウンスが流れた――。
二人が出会って数年経った現在では、ミナトより悧音の方が背は高く、体格もガッチリしている。だが、ノワールの羽……力を取り込み、身体能力が上がっている今のミナトであれば、自分よりも大きな悧音を軽々と運ぶ事も可能だ。
触手と鞭が絡みついたオブセシオンの檻より、高く飛び上がったミナトは悧音をそっと離す。その流れでミナトは拳を、悧音は斧をオブセシオンに向かって振り下ろした。ミナトの強烈な一撃によってオブセシオンの体は大きく凹み、斧で斬りつけられた部分は徐々に腐っていく。
二人の攻撃が当たった瞬間、ノワールは触手を慧介は鞭でオブセシオンを引っ張った。それでもオブセシオンは地に落とされる事なく、腐っていく部分を蔦で斬り落とすと、ミナト達を振り払ってから体を回復させる。
執着のテンシのボスと言うだけあって当然、オブセシオンは簡単に倒れてはくれない。しかし、ミナト達の息の合った攻撃に押され、多くの羽が散っている。しばらくすると、浮遊していた体はとうとう地に落ち、攻撃しやすくなった。
その次の瞬間、オブセシオンが言葉にならない叫び声を上げた。地面が揺れる程の大声にミナトは思わず怯み、悧音達も攻撃の手を止めてオブセシオンから距離を取った。ノワールはミナトより少し前に出て、彼を庇うように複数の触手を広げる。
「おのれぇ! 愚者共があまり調子に乗るんじゃないデスヨ! 大体……一生ゲームから逃れられない敗者が必死に戦ってみっともナイ! 何より、隠ミナト……! 貴方はノワール・ローザを見捨てるつもりデスカ?!」
ノワールと悧音は、オブセシオンが『一生ゲームから』と口にした瞬間、ほぼ同時に動いた。ノワールは触手を伸ばしながら飛び上がり、悧音は一直線に走り出す。
「は……? え……ノワにぃ!? 悧音くん!」
ミナトの戸惑いの声には反応せず、ノワールと悧音はオブセシオンとの距離を詰めていく。けれども、オブセシオンが檻の隙間から出現させた複数の紐による攻撃で、ノワールと悧音は弾き飛ばされてしまう。
その後すぐに、オブセシオンは素早く上空に飛び上がり、悧音とノワールの元に駆け寄っているミナトに向かって叫んだ。
「知らないのであれば教えてあげマショウ! 隠ミナトの相棒になる条件として、ノワール・ローザは自分の命を差し出しマシタ。『ミナトくんが卒業するか、ゲームで死んでしまったら、テンシ族の裏切者であるこの私を処刑してくれて構わない』と。シテンシ様と吾輩の前で、ノワール・ローザは確かにそう言ったのデスヨ!」
オブセシオンの言葉に、ミナトは目を丸くし、唖然とノワールを見つめる。
「ミナトくん、惑わされてはいけない! オブセシオンは嘘をついている!」
「……ノワにぃってウソつく時、いつも声が震えてるよね。そんな分かりやすいところも好きだけどさ。こんな時にウソをつくノワにぃは好きじゃないなぁ……」
「っ……私は、嘘などついていない! 嘘をついているのはオブセシオンの方だ! 頼むから……私を信じてくれ、ミナトくん……」
「……だったらさ、体の中から顔を出してオレの目をちゃんと見てもう一度、同じセリフを言って? ノワにぃ」
ミナトは潤む瞳でノワールに詰め寄り、触手をぎゅっと掴む。その次の瞬間、ノワールは息をのみ、弱々しい声で「私を、信じてくれ……」とだけ言った。ノワールのその態度に、オブセシオンの言葉が真実だと確信したミナトは力なく、「どうして……」と呟く。
完全に戦意損失したミナトへ追い打ちをかけるように、慧介が「ミナト君……」と声をかけてきた。ビクッと身体を震わせたミナトが、ノワールの触手を離して振り向くと、仄暗い瞳の慧介と目が合った。
慧介は縋りつくようにミナトの腕を掴み、涙を流しながらゆっくり口を開く。
「酷いよ、ミナト君……僕ら敗者は一生、ゲームから抜け出せないのに、君は希望を持たせるような事を言った。そんな君だけが、ゲームから抜け出そうとするなんてズルいよ……」
その言葉にミナトの頭の中は罪悪感でいっぱいになり、ただ呆然と慧介を見つめる事しかできない。そうしていると、不意に悧音が苛立ち混じりの態度で兄を突き飛ばした。
ミナトはそれに驚いて、ハッと我に返って慧介に近づこうとした。けれども、悧音に右手を掴まれた後、ぎこちなく頭を撫でられた事で、思わず彼の瞳を見つめた。
「俺も兄貴も……敗者は一生、ゲームから抜け出せない事は元から知っていた。兄貴はアンタに罪悪感を抱かせるために、知らなかったフリしてるだけだ。だからアンタが気にする事は何一つねぇんだよ」
悧音は真剣な表情でミナトの瞳を見つめ返し、はっきりとそう言った。それでもミナトの中から罪悪感は消えず、彼は弱々しく首を横に振る。
「……俺らの事なんざ気にせず、さっさとこんなゲームクリアして……ミナトは家に帰れ。そんで……勝手に自分の命を懸けてたテンシ野郎と、どれだけ足掻いてもどうにもならねぇ俺らの事なんか忘れてしまえばいい」
悧音は少しぶっきら棒だが、優しい声音でミナトの背中を押すような言葉をかけた。けれどもミナトにそれは逆効果だった。
「イヤだ……。一人で家に帰るくらいなら、オレもここに残る。誰のことも忘れたくない……!」
ミナトは大きく首を横に振った後、悧音にはっきりと自分の想いを伝えた。
「イヤだってなにバカな事言って――」
悧音の言葉を遮るように、斧から元の姿に戻ったアッシュが、彼の胸に飛びついた。その事に悧音は怪訝そうな顔をして、眉間に深くシワを寄せる。
「悧音殿、すまぬ。某は、ノワール殿を見殺しにはできない」
「は……?」
「ノワール殿は……某がミナト殿の父君の相棒だった頃からの戦友なのだ。友が処刑されると分かっていて戦うなど、某にはできぬ……」
アッシュの声は微かに震えている。悧音が自分の胸からアッシュを引き離すと、彼の瞳は潤んでいた。
「んだよ、それ……ミナトが元相棒の息子だってんなら尚更、一刻も早くこんな学園から卒業させてやるべきだろ……」
「勿論、某もそう思っている。だが、ノワール殿にも生きてて欲しいのだ……」
そう言ったアッシュの表情は暗く、彼は葛藤しているようだった。悧音もそれを察したのだろう。オブセシオンを睨みつけながら舌打ちした後、すぐにノワールの方を見た。
「テンシ野郎! 今だけでいい、俺に力を貸せ! 俺とアンタで執着野郎にトドメを――」
「悧音くん待って! もし、悧音くんとノワにぃがオブセシオンを倒すって言うなら……オレは自分自身を傷つけてでも二人を止める。オブセシオンにトドメを刺す前に、自分の腕を引きちぎるから」
ミナトは全員から距離を取り、自分の左手で右腕を強く掴んだ状態で、悧音の言葉を遮った。
羽の効果で筋力も上がっている今のミナトであれば、自分の腕を引きちぎる事は可能だ。また、黒薔薇の翼が生えている内は、ノワールと同じくどんな怪我でも回復できる。
だが、腕を元通りにするためには、残りの羽だけでは足りない。それを分かっていながら本気で自分自身を盾にすると決めたミナトに対し、ノワールは「馬鹿な真似はやめるんだ!」と叫び、悧音は「ふざけんな!」と怒鳴った。
「シシシ……仲間割れデスカ!?」
オブセシオンはそう言いながら檻の扉のような部分を開くと、大蛇に似た顔を伸ばしてミナトに襲い掛かる。大口を開けたオブセシオンは牙を剥き、ミナトに噛みつこうとしたが、誰かが彼を押し退ける。
オブセシオンの毒牙から身を挺してミナトを助けたのは、ノワールでも悧音でもなく、慧介だった。彼の契約相手であるラティゴは、慧介を切り捨てるつもりなのだろう。鞭から元の姿に戻り、その場から逃げようとした。だが、慧介はそれを見越していたのか、ラティゴの体を掴むと大蛇の口に押し付けた。
ラティゴの呻きと、彼の名を叫ぶアッシュの声が重なる。ラティゴと共に大蛇に噛みつかれた慧介はニヤリと邪悪な笑みを浮かべ、ミナトの方を見て『またね』と口を動かす。
ミナトは咄嗟に腕を伸ばすが、その手が届く前に慧介とラティゴは天高く引き上げられ、オブセシオンの体内に取り込まれた。
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