上 下
36 / 51

36.星那の正体①

しおりを挟む
顔の腫れも引いて、
体の痛みも取れた事で
顔の手術をする為に
転院をする事になった。

転院先から迎えの
車に乗り込むと

マスク姿サングラスを
した運転手さんが、
丁寧エスコートして
車乗った。

「緊張されてますか。」

「まぁ~!はい」

「安全運転で行きますので
よろしくお願いします。」

しばらく、車内が沈黙に
なると……

「ラジオかけていいですか。」

「構いませんけど……」

(ラジオの音)

「今日は、晴天で清々しい
お天気ですね。

リクエスト曲をここで
『夢中人』をお聞きください。」
<あっ!星那さんと思い出の曲>

(夢中人の曲が車内に流れる)
梦中人(王菲)

梦中人 一分钟抱紧 接十分钟的吻
陌生人 怎样走进內心 制造这次兴奋
*1我彷似跟你热相过 和你未似现在这样近
思想开始过份 
为何突然袭击我
來进入我闷透梦窩 激起一股震撼*2
Ah~La~Ha La~Ya~Ha Ya~Ha~Ah~ la la la la…

夢の中の人
一分間抱きしめて
十分間キスをして
見知らぬ人よ
どうやって心の中に入ってきたの
なんでこんなに心がときめくの
あなたと熱い恋をしてみたいだけど
まだあなたにそんなに近くない
思いが先に走りすぎたみたい
なぜか突然に私に襲ってきた
私の夢に侵入して悶々とさせる
私の心を激しく震わすの
lalala~

梦中人 多么想变真 
我在心里不禁 
梦中寻 这分钟我在等 你万分钟的吻*1
*2梦中寻 一分钟抱紧 我在心里不禁 
梦中人 这分钟我在等 
来制造心里兴奋 心兴奋 
la la la la…了

夢の中の人 
どれだけ思えば現実になるの
私の心はこらえきれない
夢の中で探し求めるの
この一分間私は待ちつづける
あなたの一万分のキスを

あなたと熱い恋をしてみたいだけど
まだあなたにそんなに近くない
思いが先に走りすぎたみたい
私の夢に侵入して悶々とさせる
私の心を激しく震わすの
私の心に衝撃を起こしたの
夢の中で探し求めるの
一分間抱きしめて
私の心はこらえきれない

夢の中の人
この一分間私は待ちつづける
心をときめかせにきて
心のときめきを
lalala

(曲歌詞 日本語翻訳)

<涙が止まらない。
どうしよう>

「この曲をリクエストして
くださった。Sさんから
メッセージです。

『今、君は不安と恐怖で
押しつぶさそうになってる
と思う。

でも、大丈夫心配ないから
手術は、成功するよ。

君の容姿が変わっても
僕の心は香港で思い出の時
から君の物だからね。』

Sさん、リクエスト
ありがとうございました。

朝から愛を感じる
メッセージに感動
しちゃいました。

大切な人に対する
思いを形で表現するて
難しいし、勇気いるよね。

Sさんの思いが届いたかな
リスナーの皆も
身近な人に思いを
伝えて欲しいな。

手術の成功をお祈り
してます。」

<星那さんに
知られちゃったんだ
星那さん、
会いたいです。>
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

松岡さんのすべて

宵川三澄
恋愛
付き合い始めたばかりの彼氏に振られたドルオタ由多花は酒の席で意気投合した見知らぬイケメン松岡さんと一夜を過ごしてしまう。他人と食事をとれない由多花にとって松岡さんはそれを難なくクリアした貴重な人。やがて彼が残念俺様であることを知るが…。 三角関係あちこちのちょこっとドロっ♪とした現代ものラブストーリー。

アクセサリー

真麻一花
恋愛
キスは挨拶、セックスは遊び……。 そんな男の行動一つに、泣いて浮かれて、バカみたい。 実咲は付き合っている彼の浮気を見てしまった。 もう別れるしかない、そう覚悟を決めるが、雅貴を好きな気持ちが実咲の決心を揺るがせる。 こんな男に振り回されたくない。 別れを切り出した実咲に、雅貴の返した反応は、意外な物だった。 小説家になろうにも投稿してあります。

【完結】美しい人。

❄️冬は つとめて
恋愛
「あなたが、ウイリアム兄様の婚約者? 」 「わたくし、カミーユと言いますの。ねえ、あなたがウイリアム兄様の婚約者で、間違いないかしら。」 「ねえ、返事は。」 「はい。私、ウイリアム様と婚約しています ナンシー。ナンシー・ヘルシンキ伯爵令嬢です。」 彼女の前に現れたのは、とても美しい人でした。

ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました

宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。 ーーそれではお幸せに。 以前書いていたお話です。 投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと… 十話完結で既に書き終えてます。

私の愛する人

七瀬蓮
恋愛
皆さんには、愛する人はいますか?その人とどんな困難も立ち向かうことはできますか? 考えさせられる物語を作ってみたので読んでいただきたいです。

長い片思い

詩織
恋愛
大好きな上司が結婚。 もう私の想いは届かない。 だから私は…

本日、私の大好きな幼馴染が大切な姉と結婚式を挙げます

結城芙由奈 
恋愛
本日、私は大切な人達を2人同時に失います <子供の頃から大好きだった幼馴染が恋する女性は私の5歳年上の姉でした。> 両親を亡くし、私を養ってくれた大切な姉に幸せになって貰いたい・・・そう願っていたのに姉は結婚を約束していた彼を事故で失ってしまった。悲しみに打ちひしがれる姉に寄り添う私の大好きな幼馴染。彼は決して私に振り向いてくれる事は無い。だから私は彼と姉が結ばれる事を願い、ついに2人は恋人同士になり、本日姉と幼馴染は結婚する。そしてそれは私が大切な2人を同時に失う日でもあった―。 ※ 本編完結済。他視点での話、継続中。 ※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています ※ 河口直人偏から少し大人向けの内容になります

あなたが望んだ、ただそれだけ

cyaru
恋愛
いつものように王城に妃教育に行ったカーメリアは王太子が侯爵令嬢と茶会をしているのを目にする。日に日に大きくなる次の教育が始まらない事に対する焦り。 国王夫妻に呼ばれ両親と共に登城すると婚約の解消を言い渡される。 カーメリアの両親はそれまでの所業が腹に据えかねていた事もあり、領地も売り払い夫人の実家のある隣国へ移住を決めた。 王太子イデオットの悪意なき本音はカーメリアの心を粉々に打ち砕いてしまった。 失意から寝込みがちになったカーメリアに追い打ちをかけるように見舞いに来た王太子イデオットとエンヴィー侯爵令嬢は更に悪意のない本音をカーメリアに浴びせた。 公爵はイデオットの態度に激昂し、処刑を覚悟で2人を叩きだしてしまった。 逃げるように移り住んだリアーノ国で静かに静養をしていたが、そこに1人の男性が現れた。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※胸糞展開ありますが、クールダウンお願いします。  心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。 ※架空のお話です。現実世界の話ではありません。イラっとしたら現実に戻ってください。 ※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。 ※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。

処理中です...