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第四章
溺れる火花②
しおりを挟むとうとう泣き出したわたしに、ノヴァは僅かに張り詰めていた空気を解く。
それから慰めるように、あやすように。わたしの髪や目元のあちこちに唇を落とした。流した涙もそっと優しくすくいながら。
触れた部分から再び火が点くわたしの体は、自分の意思ではもうどうしようもできない。
快楽に呑まれたらきっと。自ら求めてしまう姿が容易に想像できた。
でも今はまだ。わたしがわたしである内は。最後の矜持くらい守らせてほしい。
だって、こわいのだ。本当はわたしが一番よく知っている。
今は求められている自分が、いずれ誰からも求められなくなることを。
その日が必ず、くることを。
「…セレナ、すいません…泣かないでください、僕はただ…貴女が誰にでも心を許すのが、こわいんです」
「なにそれ、警戒心ぐらいわたしだってあるよ。誰でも良いってわけじゃないよ」
咄嗟にそう反論してみるも、確かにわたしはこれまで結構流されている。
でもだって。関わることを拒否できないのなら、相手と向き合う必要があると、そう思ったんだから仕方ない。
そうしたら、結局。見捨てることなんてできなかった。
わたしはその為に呼ばれたし、求められることは純粋に嬉しかった。
それまで何の価値も意義もないと思っていたわたしの身体が、この生が。やっと見つけた役割なのだ。
ノヴァだってきっと、それくらい。解ってくれているはずなのに。
急にそんなことを言うなんて、ずるい。
しゃくり上げながら指の隙間から睨むわたしに、ようやくノヴァは困ったように少しだけ表情を崩した。
いつもの、ノヴァだ。ようやくそう思えた。
「わかっています、でも。貴女はきっと最後…僕を選んでは、くれないでしょう…?」
小さく零したノヴァが、そっと顔を寄せて瞼を伏せた。こつんと触れ合う汗ばんだ額。いつの間にかノヴァも泣きそうな顔。
それからそっとわたしの顔を覆う指先に、ノヴァが自分の唇を寄せる。一本一本にまでその舌先で舐めあげ、隙間にまで丁寧に舌を這わせて。その動きに、絡みつく濡れた温度に、艶めかしさに。びくりと体がいやでも揺れる。
たったそれだけでこの体は容易く熱を持ち始める。漏れる息はまだかろうじて自分の手の内側。
ノヴァが舌先から糸をひきながら、その温度をわたしの指に残してそっと離れる。それからまっすぐわたしを見つめた。そこに先ほどまでの激情は見当たらない。
「…わたしは、ノヴァに。わたし以外を選んで欲しいだけ」
「僕の気持ちは無視ですか」
わたしの言葉に不本意そうに、再びノヴァの舌がわたしの手を舐め回す。その感触に、塗りつけられる感触に。腰が痺れて眩暈がした。
痣が、欲が腹の奥から這い上がってくる。己の欲求に忠実に、それを相手に伝える為に色を変えながら。
「…っ、ノヴァだって、わたしの気持ちを、聞いてくれない…!」
「セレナが本当のことを言ってくれないからですよ」
ノヴァにもはもう隠し事なんて、できるわけがないと知っているくせに。
濡れた指の隙間から差し出されるノヴァの舌先。わたしが同じものを伸ばせばすぐに届く。すぐに触れてきっと絡み取られる。唾液が咥内に、流れ込んだ。震えながらそれを受け容れて、だけど自分の舌は差し出せない。唇が触れなくても、もう。ここまではいってきているのに。それでもノヴァは、ゆるさない。
「…じゃあ、どうしてノヴァは…したい、の…?」
キスなんてしなくても、行為はできる。続けられる。
だけどわたしは、わたし達は。知ってしまっている。互いのその唇を。触れ合うことで零す何かを。
だからきっと厄介なんだ。
「…特別、だからです」
ノヴァの言葉に、揺るぎはない。わたしは思わず息を詰める。迷って逃げ続けるわたしとはまるで違った。彼が今感じる、その思いを。押し付けるわけでもなくただ零すだけ。
それからノヴァが苦しそうに、そして哀しそうに顔を歪めて。その腰が、熱がわたしの腹へと押し付けられる。共鳴する欲を確かめ合うように。
「セレナがそれを、特別だと感じるように…僕も、特別だから、したい」
ちゃんと全部、お見通しのノヴァは。それをはっきりと言葉にすることはしない。それは他でもないわたしの為に。
何時の間にかその腕がわたしの脚をそっと撫で上げ、その間に自身を滑り込ませていた。目はわたしから離さずに、その手がわたしの体を開いて導いていく。
再び触れたノヴァの指に絡むのは、もうわたしの内から零れるものだけだ。ひくりと喉が、入口が震える。
ゆっくりと差し込まれるノヴァの指。喉の奥で漏れる喘ぎ声。知らず腰が浮いて体を差し出す。もっと奥までと、自ら突き出すように。
泣きながらわたしは腰を揺らして、口元を覆っていたはずの手はいつの間にかシーツを固く掴むだけになっていた。だけどノヴァはわたしの返事を待ったまま。晒された唇に無理やり触れようとはしない。もう隔てるものは何もないのに。
それが分ってわたしはやっぱりまた泣いていた。喘ぎ声とはもう区別もつかずに。
ノヴァの言う通り。特別な行為なの。わたしにとっては。
だから、ゆるせない。認められない。自分では。
だって、わたしは――
「…特別な、ままで居たい…」
「僕はそこには、はいれませんか」
「違う、でも…っ、っぁ、」
「ここはこんなに、僕を求めてくれているのに」
ノヴァが皮肉を込めて薄く笑いながら、その指を更に増やした。
背中を駆け上がる快楽の波にわたしは思わず声を上げて仰け反る。
ノヴァの唇が首筋を辿った。
「ゃ、ノヴァ、も、う…っ」
「…やめて欲しいんですか? それとも」
言いながら自らのそれを、濡れた入口に宛がって擦りつける。何度も受け入れたはずのそれ。
わたしの内を知っているのは、ノヴァだけだ。――今は、まだ。
やがて他の人にものになる。
ノヴァは、きっと。それをおそれているのだろう。
もしくはもう既に、誰かに奪われたものだと思っているのかもしれない。
お気に入りの玩具を取り上げられることをおそれる子どものように。もしくは唯一自分を受け入れた母親のような存在を奪われまいと。おそれているだけ。刷り込みと一緒。
ノヴァはわたし自身を好きなわけじゃない。
だからそれだけは聞きたくない。ノヴァの口からは、絶対に。
「い、れて…欲しい、ノヴァ、…ほしい…!」
「……っ、だったら…」
息を荒くするノヴァが、自身の体を起こしてそれからわたしの体も引き上げる。
それから脚と腰を抱き上げて自分の上に跨がせて、腰を支えて。わたしの濡れる入口に、屹立したその先端を宛がった。
縮まる距離に、ノヴァの意図に、かぁっと体が熱くなる。ノヴァの肩に乗せた手に知らず力が篭って、小さく体が震えていた。
「自分で、腰を落としてください」
「や、やだ…無理…っ」
「できますよ、手伝ってあげます。…ほら」
言ったノヴァが掴んでいた手に力を込めて、わたしの腰を僅かに押し付ける。
くちゅりと音がして、そのまま押し広げるように食い込むノヴァの先端。
ぐぷりとわたしの内側で音がした。わたしの中にだけ。
「…っ、あ、ゃ…!」
「じゃあ、抜きますか…?」
再びぐ、と腰に力が加わって、反射的にわたしの体はそれを拒んだ。無意識にぎゅっと自分の内を締め上げて、目の前でノヴァが顔を眉を顰めて息を詰める。
それから、ゆっくりと。腰を落としたのは自分からだった。
ちらちらと視界のあちこちで、赤い痕が散っている。一番気持ち良いところに集まるように、それを求めて煽るように。
ノヴァのすべてを呑み込んで、体の最奥につきあたる感触に喉が震えた。
声も出さず、たぶんそこで一度、小さく果てた。
内側が小さく痙攣する。固く瞑った瞼の裏側にも小さな火花。
ノヴァが強くわたしの体を抱き締める。隙間をすべて埋めるように。
「…ッ、あ…っ」
「…、腰が、揺れていますよ」
わたしの要求に応えるように、今度はノヴァが腰を突き上げる。突然のそれに飛びかけていた意識が引き戻され、その首に抱きつきながら後はただ喘いで求めるだけだった。
ベッドが軋んで悲鳴を上げて、打ち付けて撥ねる水音が、暗い部屋に響き渡る。
「…セレナ、僕は…、僕は、貴女が…」
わたしを抱きながら苦しそうに、目の前でその綺麗な顔が歪められる。
その言葉の先を奪うように、ノヴァの唇に自分のそれを重ねた。
殆ど無意識の、咄嗟の行動で。自分でも内心驚いて、だけどこれがわたしの本心だったのだと静かに悟る。
その言葉を。わたしは決して聞いてはいけない。
ノヴァがどんなにその心を差し出してくれたとしても。
わたしのその行動に、ノヴァの目が驚きに丸く見開かれる。一瞬だけ無防備になるその表情。
それからくしゃりと泣き出しそうに歪められる。
漏らす吐息が掠めるほどの、近い距離で見つめ合って。
たぶんその瞬間に、わたしの覚悟も決まっていた。
「…ずるいです、貴女は……」
「…ごめん。今はまだ、駄目。…いつか、また…言ってくれる…? その時はちゃんと、聞くから。」
なぜだろう、自分でも分からない。
ただ涙が滲んでそれからもう一度、わたしはノヴァに口づけていた。
ノヴァは一粒だけ涙を零して、最後には結局わたしの意思を尊重してくれた。代わりに今度は躊躇なく、どちらからともなく唇が触れ合う。
触れるだけだったそれが、段々と角度を変えて隙間を埋めて。互いの薄く開いた隙間から差し出された舌先が一瞬触れると、まるで電流のように甘い痺れが背筋を走る。その甘い刺激に思わずひっこめた舌を容赦なくノヴァが追い立てて絡め取った。捕まってしまったらもう。諦めるのははやかった。
何よりわたしから触れたのだ。奪った言葉の代わりに、差し出したのだ。
わたしの、“特別”を。
いつの間にか慣れた呼吸で互いに酸素を分け合いながら、舌を絡めて吸って堪能して、それから溢れる唾液はもうどちらのかも分らない。
緩く続いていた腰つきに幾度も意識が飛びそうになって、体がノヴァのものを締め付けて、その度に呻くノヴァのその姿をずっと見ていたかった。いつまでも見ていたかった。
だけどノヴァが耐えかねて、その腰つきが激しくなる。
「…っ、ぁ…! ノヴァ、気持ち、いい…っ、」
「…、セレナ…、僕も…、」
自分から合わせることはもう無理だった。あとはすべて委ねて任せる。
ただ必死に、またノヴァがわたしから離れないように、きつく強くその汗ばんだ体を抱き締めた。内側からも、外からも。
追い立てられる快楽に身を委ねながら、固く目を瞑りながら、わたしはそのいつかを想像してみる。
心も体もぜんぶ、今だけ。その夢に浸る。そう、まるで夢だ。
もしもふたり、呪いとか役目とか約束とか。そんなものすべてから解き放たれて自由になって。本当にいつか、そんな時がきたならば。
その時にまた、わたしが言わせなかった、奪ってしまったその言葉をわたしに言ってくれたなら。
呪いによる欲情なんかではなく、ただお互いのまっすぐな熱だけに、求め合うことができたなら。
なんにもなくなったただのわたしを、それでも必要としてくれたなら。
その時は、信じよう。ノヴァの言葉を。
今はまだ信じられない。その言葉を聞いたとしても。
だけど、いつか。夢の続きをみれたなら――
何度目かも分からずわたしがひとり達した時、ノヴァがわたしの内に最後の欲を吐き出す。
わたしの意図を汲むように、最後まで離れることなく最奥に。
突き抜ける快楽と共に注ぎ込まれるノヴァの想い。白く弾けて溶けてゆく。
こんなに全部を分け合っても、わたし達はひとつになることもかなわない。だから触れ合うことしかできない。
それがノヴァへの、最後の“夜伽”となった。
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