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第一章
三話 薬草の採取?
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「先生は患者のことだけでなくいろいろと考えているのだね」
レフトは気分上々であった。
白銀の腕輪はアレサが持ち環境対策は万全。
「うーん」
そんなレフトとは対照的にアレサは困惑していた。
「どうしたの?」
「薬草は私も何度か取りにいったけど…」
アレサは集落を出て戦闘モードになると一気に頭が冴える。
「へえ、だったらどんなものかすぐわかるね。採取はやるから教えてね」
不吉な予感がするアレサに明るく伝えるレフト。理由はどうあれ、そんな陽気なレフトを見てどこか安心するアレサだった。
やがて指示された荒れ地と原生林の間に到着する。
ここは光と闇のように荒れ地と原生林が見事に分断されており薬草かどうかはわからないが草が大量に生えている。
「…腕輪が無かったら私は戦力外だわ」
アレサは周囲から弱体化の干渉を感じていた。そして腕輪がそれを無効化していることも。
「さっさと採取して帰ろ。この辺の草でいいのかな」
レフトは大きな袋に草を入れる。
その時、二人は強烈な殺気を感じた。
すぐに袋を置き、その場を離れる二人。
すると地面から鋭い針のようなものが飛び出した。
「…ああ、思い出したわ…ホープ…」
アレサは薬草の正体を思い出したようだ。
レフトは攻撃されたことで冷静さを取り戻しホープに文句をいう。
「先生……やっぱり……」
「ホープは私たちを頼ってお願いしたのだと思う。こんな化け物、あの集落の人間じゃ対処はできない。魔法使いはたぶん燃やしてしまうだろうし…」
「そうだね…わかったよ。とりあえず草を刈っていけばいいんだね」
その時、突如地面が裂けてそこから巨大な植物型モンスターが這い出てきた。
「あれよ、あれが薬草だわレフト」
「…いや……あれよって言われてもねぇ…」
巨大な雑草が這いずり、葉は鋭い刃のように研ぎ澄まされている。
この植物にはどう対処するのか。
レフトは困惑していた。
「こんな巨大なのは初めてみたわ。これならホープは大喜びよ」
「…」
ちょっと待ってくれ。
こいつが目標物なのはわかった。
だけどね…。
「アレサ…」
「ん?」
「これはどうすればいいのか…教えてくれると助かるんだけど…」
「ああ、ごめんね、説明しないとわからないわね」
するとアレサはいきなり身構えた。
「ちょ…」
攻撃しようとするアレサを止めようとするレフトだが…。
アレサは真空波を放ち葉を吹き飛ばす。
「ああーっ…葉が…」
巨大な雑草の半分程がアレサの攻撃で吹き飛ぶ。
だが、雑草は脅威の再生能力により瞬時に葉が復元する。
「えっ…」
さすがのレフトもこれには言葉を失った。
「この再生能力を薬として作用させるらしいけど…私にはよくわからないわね」
「そ、そうですよ…ね…こりゃ…」
「とにかく私が注意をひくから、レフトはこいつを一瞬で凍らせてちょうだい」
「凍らせ…」
「以前はキューブで根こそぎ刈り取ったけどこのサイズはちょっとムリね…それにオメガはいないし…」
「は…はい。凍らせて…切り刻むとか?」
「いえ、レフトは凍らせたら袋を準備してちょうだい。私が氷を適当なサイズに砕くから。それを回収して」
アレサは雑草の攻撃を避けながらレフトに指示を出す。
「わかった」
レフトは袋を準備しすぐに魔力を解放した。
アレサはそれに気付き雑草をレフトへ誘導する。
「中途半端だとすぐに魔力を突き破られてしまうわ。荒れ地の方へ誘導しましょう。原生林を凍らせて幻獣を刺激するのは危険だわ」
「わかった」
レフトは剣を上空に投げ自分とアレサに浮遊魔法を放った。
雑草はものすごいスピードで移動してきたため、二人は高速移動できる浮遊魔法にて対応した。
「これは…便利な魔法ね」
アレサは追ってくる雑草の方を向きながら高速で後退している。
レフトはその横で適当な場所を探している。地面が陥没しているところであれば雑に砕いても周囲に激しく飛び散る心配がない。
雑草は時折消化液をとばしてくるが、レフトの周囲を旋回している剣がシールドを展開し液を無効化。
「…あなたの魔力も以前とは桁違いだけど…そのゾルムの剣も悪魔武器に匹敵するわよ…」
「えっ…」
「魔封剣とはまた違った性能を感じる」
やがて十分な距離と地形を発見し雑草を誘導し調整に入る。
雑草は猛スピードに耐えきれずに、一部がぐしゃぐしゃになるが直ぐ様再生。
減速することなく二人を追ってきた。
「しかしすごい生命力というか…」
「感心している場合じゃないわよ。その生命力を抑え込まなければいけないのだから…」
「そ、そうね」
レフトは魔力を解放し陣を形成。
アレサは先ほど同様に囮となり時間をかせぐ。
「半端な魔法じゃダメだろうから…」
剣を地面に向けて魔力を集束させる。
レフトと剣はゆっくりと浮遊。
アレサも浮遊し準備はできたようだ。
レフトを中心に巨大な魔法陣が現れる。
すぐさまレフトの側に退避するアレサ。そしてそのアレサを追う雑草。
「さて…いくぞ」
レフトはゆっくりと両腕を上げ、目を閉じた。
アレサはレフトの背に寄りかかり身をかがめる。
雑草が急接近したところで両腕を一気に下げて魔法を発動させる。
レフトの真下から冷気が放たれ、それは一瞬で周囲を凍結させる。
レフトは歯をくいしばりさらに冷気を強める。魔力は天候にも影響しこの近辺が猛吹雪となる。
「ちょっとレフトーーーっ」
上空を見上げて絶叫しているアレサ。
雑草は完全に凍りついており、もはや巨大なロックアイス状態である。
さらに吹雪は強くなりタイミングを狙っていたアレサは身動きができない。
レフトはそんなアレサに魔法防御呪文を放つ。
「ご、ごめんちょっとやりすぎたわ。アレサは袋の準備を…」
「もうっ…これじゃあ私まで氷漬けになっちゃうでしょうが…」
アレサは文句を言いながらも袋を手に取りスタンバイした。
「すいません…」
レフトは浮遊する剣を手に取り抜刀する。
黒い炎が刀身を纏い、剣は周囲の冷気をみるみる吸収していく。
レフトは剣を構え、巨大な氷塊と化した雑草に狙いを定める。
そして目を見開き塊に無数の斬撃を放つ。
程よい大きさに切断された氷塊を手際よく回収するアレサ。
「こんなもんだろうか…あとは…」
レフトは袋の中身を確認する。
「これだと途中で溶けて集落が大惨事になるから袋の中に魔法をかけて結界にしてしまうよ」
「結界か…それの手が…あったわね」
「えっ…」
その瞬間レフトは嫌な予感がした。
「刻んで結界の中に入れれば……」
レフトはアレサの顔を見て言う。
そんなアレサはレフトの顔を見てにっこりと笑う。
「あっはっはぁ……」
「…」
笑うしか無かったアレサ。
「ごめんねレフト」
「なんだか最初からこの依頼は嫌な予感しかしなかったから…今さらだよね」
「そう…」
「帰ろうアレサ、先生が待っている」
「ねえレフト…」
「どのみち動きを止めなければ結界はつくれなかった。それにちょっとやりすぎてしまったから…こっちこそごめん」
診療所にはホープとヴァンが出迎えてくれた。
袋の中に特殊な液体をかけるホープ。
「うおーーこれはすごい、ぎゃぁーーっ」
「…この量からして…とてつもない大きさだったかと…」
ヴァンは薬草の存在を知ってはいたが採取した量から推測する規格外の大きさに息をのんだ。
「確かに巨大だったね、びっくりしたよ」
素っ気ないレフトにヴァンはもはや言葉を失った。
「お疲れ様アレサ、レフトーラ君。多くの、本当に多くの命を救うことができるわ、ありがとうございました」
感謝の気持ちをストレートに伝えるホープ。
突然の行動にどぎまぎするレフト。
「それじゃあ私たちは休むわね、いきましょうレフト」
「う、うん。先生それじゃあ。ヴァンもまたね」
そそくさと帰る二人に何かあったと思うヴァン。
ホープはすぐに袋の中の処理を開始した。
「今日もありがとうレフト…」
ぼそっと呟くアレサ。
次回へ続く。
レフトは気分上々であった。
白銀の腕輪はアレサが持ち環境対策は万全。
「うーん」
そんなレフトとは対照的にアレサは困惑していた。
「どうしたの?」
「薬草は私も何度か取りにいったけど…」
アレサは集落を出て戦闘モードになると一気に頭が冴える。
「へえ、だったらどんなものかすぐわかるね。採取はやるから教えてね」
不吉な予感がするアレサに明るく伝えるレフト。理由はどうあれ、そんな陽気なレフトを見てどこか安心するアレサだった。
やがて指示された荒れ地と原生林の間に到着する。
ここは光と闇のように荒れ地と原生林が見事に分断されており薬草かどうかはわからないが草が大量に生えている。
「…腕輪が無かったら私は戦力外だわ」
アレサは周囲から弱体化の干渉を感じていた。そして腕輪がそれを無効化していることも。
「さっさと採取して帰ろ。この辺の草でいいのかな」
レフトは大きな袋に草を入れる。
その時、二人は強烈な殺気を感じた。
すぐに袋を置き、その場を離れる二人。
すると地面から鋭い針のようなものが飛び出した。
「…ああ、思い出したわ…ホープ…」
アレサは薬草の正体を思い出したようだ。
レフトは攻撃されたことで冷静さを取り戻しホープに文句をいう。
「先生……やっぱり……」
「ホープは私たちを頼ってお願いしたのだと思う。こんな化け物、あの集落の人間じゃ対処はできない。魔法使いはたぶん燃やしてしまうだろうし…」
「そうだね…わかったよ。とりあえず草を刈っていけばいいんだね」
その時、突如地面が裂けてそこから巨大な植物型モンスターが這い出てきた。
「あれよ、あれが薬草だわレフト」
「…いや……あれよって言われてもねぇ…」
巨大な雑草が這いずり、葉は鋭い刃のように研ぎ澄まされている。
この植物にはどう対処するのか。
レフトは困惑していた。
「こんな巨大なのは初めてみたわ。これならホープは大喜びよ」
「…」
ちょっと待ってくれ。
こいつが目標物なのはわかった。
だけどね…。
「アレサ…」
「ん?」
「これはどうすればいいのか…教えてくれると助かるんだけど…」
「ああ、ごめんね、説明しないとわからないわね」
するとアレサはいきなり身構えた。
「ちょ…」
攻撃しようとするアレサを止めようとするレフトだが…。
アレサは真空波を放ち葉を吹き飛ばす。
「ああーっ…葉が…」
巨大な雑草の半分程がアレサの攻撃で吹き飛ぶ。
だが、雑草は脅威の再生能力により瞬時に葉が復元する。
「えっ…」
さすがのレフトもこれには言葉を失った。
「この再生能力を薬として作用させるらしいけど…私にはよくわからないわね」
「そ、そうですよ…ね…こりゃ…」
「とにかく私が注意をひくから、レフトはこいつを一瞬で凍らせてちょうだい」
「凍らせ…」
「以前はキューブで根こそぎ刈り取ったけどこのサイズはちょっとムリね…それにオメガはいないし…」
「は…はい。凍らせて…切り刻むとか?」
「いえ、レフトは凍らせたら袋を準備してちょうだい。私が氷を適当なサイズに砕くから。それを回収して」
アレサは雑草の攻撃を避けながらレフトに指示を出す。
「わかった」
レフトは袋を準備しすぐに魔力を解放した。
アレサはそれに気付き雑草をレフトへ誘導する。
「中途半端だとすぐに魔力を突き破られてしまうわ。荒れ地の方へ誘導しましょう。原生林を凍らせて幻獣を刺激するのは危険だわ」
「わかった」
レフトは剣を上空に投げ自分とアレサに浮遊魔法を放った。
雑草はものすごいスピードで移動してきたため、二人は高速移動できる浮遊魔法にて対応した。
「これは…便利な魔法ね」
アレサは追ってくる雑草の方を向きながら高速で後退している。
レフトはその横で適当な場所を探している。地面が陥没しているところであれば雑に砕いても周囲に激しく飛び散る心配がない。
雑草は時折消化液をとばしてくるが、レフトの周囲を旋回している剣がシールドを展開し液を無効化。
「…あなたの魔力も以前とは桁違いだけど…そのゾルムの剣も悪魔武器に匹敵するわよ…」
「えっ…」
「魔封剣とはまた違った性能を感じる」
やがて十分な距離と地形を発見し雑草を誘導し調整に入る。
雑草は猛スピードに耐えきれずに、一部がぐしゃぐしゃになるが直ぐ様再生。
減速することなく二人を追ってきた。
「しかしすごい生命力というか…」
「感心している場合じゃないわよ。その生命力を抑え込まなければいけないのだから…」
「そ、そうね」
レフトは魔力を解放し陣を形成。
アレサは先ほど同様に囮となり時間をかせぐ。
「半端な魔法じゃダメだろうから…」
剣を地面に向けて魔力を集束させる。
レフトと剣はゆっくりと浮遊。
アレサも浮遊し準備はできたようだ。
レフトを中心に巨大な魔法陣が現れる。
すぐさまレフトの側に退避するアレサ。そしてそのアレサを追う雑草。
「さて…いくぞ」
レフトはゆっくりと両腕を上げ、目を閉じた。
アレサはレフトの背に寄りかかり身をかがめる。
雑草が急接近したところで両腕を一気に下げて魔法を発動させる。
レフトの真下から冷気が放たれ、それは一瞬で周囲を凍結させる。
レフトは歯をくいしばりさらに冷気を強める。魔力は天候にも影響しこの近辺が猛吹雪となる。
「ちょっとレフトーーーっ」
上空を見上げて絶叫しているアレサ。
雑草は完全に凍りついており、もはや巨大なロックアイス状態である。
さらに吹雪は強くなりタイミングを狙っていたアレサは身動きができない。
レフトはそんなアレサに魔法防御呪文を放つ。
「ご、ごめんちょっとやりすぎたわ。アレサは袋の準備を…」
「もうっ…これじゃあ私まで氷漬けになっちゃうでしょうが…」
アレサは文句を言いながらも袋を手に取りスタンバイした。
「すいません…」
レフトは浮遊する剣を手に取り抜刀する。
黒い炎が刀身を纏い、剣は周囲の冷気をみるみる吸収していく。
レフトは剣を構え、巨大な氷塊と化した雑草に狙いを定める。
そして目を見開き塊に無数の斬撃を放つ。
程よい大きさに切断された氷塊を手際よく回収するアレサ。
「こんなもんだろうか…あとは…」
レフトは袋の中身を確認する。
「これだと途中で溶けて集落が大惨事になるから袋の中に魔法をかけて結界にしてしまうよ」
「結界か…それの手が…あったわね」
「えっ…」
その瞬間レフトは嫌な予感がした。
「刻んで結界の中に入れれば……」
レフトはアレサの顔を見て言う。
そんなアレサはレフトの顔を見てにっこりと笑う。
「あっはっはぁ……」
「…」
笑うしか無かったアレサ。
「ごめんねレフト」
「なんだか最初からこの依頼は嫌な予感しかしなかったから…今さらだよね」
「そう…」
「帰ろうアレサ、先生が待っている」
「ねえレフト…」
「どのみち動きを止めなければ結界はつくれなかった。それにちょっとやりすぎてしまったから…こっちこそごめん」
診療所にはホープとヴァンが出迎えてくれた。
袋の中に特殊な液体をかけるホープ。
「うおーーこれはすごい、ぎゃぁーーっ」
「…この量からして…とてつもない大きさだったかと…」
ヴァンは薬草の存在を知ってはいたが採取した量から推測する規格外の大きさに息をのんだ。
「確かに巨大だったね、びっくりしたよ」
素っ気ないレフトにヴァンはもはや言葉を失った。
「お疲れ様アレサ、レフトーラ君。多くの、本当に多くの命を救うことができるわ、ありがとうございました」
感謝の気持ちをストレートに伝えるホープ。
突然の行動にどぎまぎするレフト。
「それじゃあ私たちは休むわね、いきましょうレフト」
「う、うん。先生それじゃあ。ヴァンもまたね」
そそくさと帰る二人に何かあったと思うヴァン。
ホープはすぐに袋の中の処理を開始した。
「今日もありがとうレフト…」
ぼそっと呟くアレサ。
次回へ続く。
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