閲覧注意【大人の扉】

雪矢酢

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魅力

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どんな人に魅力を感じますか。

直球ストレートで、このエッセイを読んでくださっている、モノ好きな方に問います。

魅力とは相手を夢中にさせることです。

身体…主に顔。
顔がタイプだわ。
もう見ただけでドキドキしちゃう。
同じ空間にいるとそわそわする。

それらを噛み砕いていくと…。
声が好き、背が高くてカッコいい、足が綺麗で…ふまれたい…またはファッションセンスが合うなどなど。


最初に言ってしまいますが「魅力」を語る上で重要なのは、魅力を感じている人と面識があるかどうかだと私は思います。つまりファーストコンタクトにて、ビビッときた直感的なものなのか。
あるいは会話をしていく段階で、いろんな事に共感し、ジョジョの奇妙な…ではなくて、徐々に相手を知りながらその魅力を感じていく…。
二種あるだろうこの面識をおさえることが魅力を語る上でのキーだと思います。


直感もないし、いろんな会話をしても共感しないわ。
共感はするけど、魅力があるとはいえないねえ…。


これな。


二択に当てはまらないことや、共感はするがそもそも相手に全く魅力を感じないんですけど…


そうです。
そうなんです、私が…変なおじさん…ではなく、世の中は、前記の二択には当てはまらない、魅力とかどうでもいいってのが圧倒的に多いです。
ですが…それに反発するように良い子達は言います。


冷たい世の中だ。
人情はないのか。
もっと真剣に考えようよ…と。


偽善者んとこでもきましたが…吐き気がするわ。
人間の本質を理解しているのにもかからわず、それを言葉にしない、隠す、思っていても言わない、私は場の空気をよんでいるんだよ的な…など、あげればキリがないね。言葉にできない世の中は人間を歪な形にしているようですね。


はっきりと申しますが、今、世界に必要なのは優しさではなく、言いたいことをきちんと自分の言葉で伝える、勇気ではないでしょうか。
もちろんみんながみんな、好き放題言い出すと秩序は崩壊してしまいます。それに大人だから我慢するという風潮やそんな社会的な傾向が、鬱だの精神疾患の根源となっているのではないでしょうか。
主観ではございますが、現代は魅力があっちこっちに溢れており、それを見定めて糧し、魅力を感じる人、モノを人生の指標をすれば個人としては十分に人生を楽しめるのではないでしょうか。結婚しない方や少子化問題は、この世にある、多くの魅力や、魅力の考え方多様化したことにより、人からモノへ移ったのが影響しているのではないでしょうか。
それに善悪はないですし、結婚や少子化などが悪いとは言いません。
正直なところ結婚は、勢いや運もあるでしょうし、自分にフォーカスしている人にこの話をしても意味がないと思います。




では冒頭の内容をもう一度自分に問うて下さい。


どんな人に魅力を感じますか。


初対面なら、まず外見でしょうね。
ですから人は、もてたいとかちやほやされたいとか、つまり魅力的な人間になろうと自分を磨くのだと思います。
ですが、残念なことにいくら努力しても、これは結果が出るとは限りません。そのため、実直な人や賢い人ほど、必ず成功する保証が無い、見返りが無いという思考回路がそう判断してしまい行動を制限してしまうようです。
さらに所詮それ、自己満足でしょ…とかいう始末です。


グダグダと書いておりますが私が言いたいことはただ一つです。自己満足だろうが、見返りがあろうがなかろうがどうでもいい。


魅力的な人間になりたいのなら、まずは自分を好きになろう。


その過程で自分を磨くことになるかもしれないですし、ならないかもしれないです。
人間っていうか、生物は本当に良くできてると思いますわ。


人を夢中にさせるには、まず自分に夢中になれってことですかね。


この「夢中の矛盾」みたいな、一見、単純っぽく見えそうですが…考え込むとハマるよ。まるで底なし沼みたいにね。

もちろん自分が好きすぎるのは、大問題でありそれは病気の可能性があるでしょう。


なんにせよ、夢中になりすぎることなく、平常心を保ちつつも時には暴走することもあるだろうくらいの感覚で上手く自分とお付き合いしていくことがよろしいと思います。
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