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第ニ章
一話 レフトーラの復活
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集落へ向かうレフト。
体調は回復しつつあり、戦闘はきびしいが、日常生活には問題が無さそうである。
「闘技大会から一気に戦線復帰だったな…」
歩きながら物思いにふけるレフト。
ちょっと前までは隣にアレサがいて言葉を返してくれた。
さびしい…。
レフトは足早に集落へと向かった。
集落は変わりなく、いつもの穏やかでのんびりした光景が広がっていた。
レフトはまずジジの元へと向かった。
館の前にはジジとレオがいた。
「これはレフトーラさん」
「レフトさん、ご無事でしたか…」
「少しお話をしましょう」
「もちろんです、どうぞ中へ」
二人とも元気そうで、集落に荒れた様子はない。
再生会の襲撃は回避できたようだ。
レオは自分が医者であることや再生会のことをジジに伝えていた。
「そうですか。再生会はもう…」
「ええ、リバスについてはやりきれない想いがあります」
「ですが、結果としてそのリバス殿はレフトーラさんと接触できたのですから、本望だったのでは?」
「…」
沈黙するレフト。
ニナと同じことを言われて想うことがあるようだ。
「失礼、少しお節介でした」
「いえ、同じように話してくれた人がいて……」
「ところでアレサさんは一緒じゃないんですか」
暗い雰囲気を絶好のタイミングで変えるレオ。
「そのことでここに来ました」
「ふむ、奥様が行方不明、ということでしょうか」
「はい、何か知っていれば教えてほしいのですが…」
「この集落では見ておりませんね。最後に見かけたのはバザーの時かと」
「そうですか…」
「よろしければうちでミーナにも聞いてみますか」
「そうですね」
再生会のことを表沙汰にしないように注意していたレフト。
レオの機転により集落を巻き込まず組織の話ができるようになった。
「レフトさん、どうされたんですか」
「ミーナ、ここ最近アレサさんを見かけた?」
「えっ、急にどうしたの?最近は見てないわね。レフトさんも久しぶりよ」
アレサは集落には来ていないようだ。
やはり現場に行くべきだろうと決断するレフト。
「突然お邪魔して申し訳ないです」
席を立つレフトにレオが問う。
「再生会は…どうなりましたか…」
立ち止まりレオを見て答えるレフト。
「解体されたよ」
「解体ですか…するとリバスは…」
「副統括に…討たれてしまったよ…」
「副統括?…ライフのことかな」
「ミーナさんと幸せに暮らしてね。再生会に追われることはもう無いからさ」
そう言いレフトは去った。
レオという優秀な医者がいれば、この集落はもっと発展する。
機関を離れているが、無意識に機関のようなことをしているレフトであった。
家に寄り、荷物を整理するが、隣にアレサがいるような感覚になり精神的につらい。
「…こんな精神で魔封剣を持つのは…」
封印していた魔封剣を一時的に解除する。無人のところに置くわけにはいかないため信頼できる人の
「ジジさんに預けよう」
丁度良いタイミングでジジがこの家について聞き取りに来た。
「しばらく戻れないと思うのでここを出ようと」
「承知しました。いつでも戻ってきて下さい。歓迎致します」
一礼するレフト。
そして魔封剣を預かってもらった。
他者は持つことができないため、レフトが館のセキュリティ部屋に運んだ。
「…なんと不思議な…」
「来るべき時までここに置かせて下さい」
「光栄でございます。その時までお預かり致します」
レフトは集落を後にし闘技場の跡地へ向かおうとしたが、ジジはゾルムに会うことをすすめた。
「奥様はゾルム様より白銀の腕輪をもらっています。腕輪からは微弱な魔力が放出されているので、もしかしたら居場所がわかるかもしれません」
「ありがとう、ジジさん」
手がかりがあるなら…。
川を上りゾルムの元へ向かう。
私を探してほしい
不意にアレサがかつて言ったことを思い出した。
レフトの接近を察したゾルムは出迎えた。
幻獣は厳格で縄張りから基本的に動かない。
ゾルムがこのように行動することはまずあり得ないのだ。
だが、このように幻獣さえも…いや、種族など関係なく、生きるもの全てを動かすことこそがレフトーラなのである。
「ふむ、揺れておるな。迷いし者となり我に助言を求めるか」
レフトは膝をつき幻獣を崇めた。
その様子を逆に驚くゾルム。
「幻獣ゾルム、その行動感謝致します。私は…」
「よい、止めぬか。お主の妻のことだろう。態度が大きく、口も悪いが、大局を見据えている」
「…はぁ…なんかすみません…」
ゾルムは水晶のような物体を取り出し念じた。
すると水晶に文字が浮かび上がった。
ホープ……診療所…。
「ふむ、ここより西のホープ診療所、あの医者のところか」
「以前、ホープ先生よりゾルム殿を紹介されたことがありました」
「ふむ、お主はいろいろと抱え込みすぎておるのだよ。周囲はそれを心配している。お主の奥さんは聡明だ。そういった付き合いから解放するためにも療養をすすめたのだろう」
「…アレサ」
「腕は…もう完治しておる。後はお主の心次第だ」
「心…ですか」
「以前、奥さんに話したが、お主がその気になれば世界は簡単に滅んでしまう。それは主とて実感していよう」
うつむくレフト。
そうだ、その通りである。
以前とは桁違いの魔力を感じ、そんな状態の中、魔封剣を持とうものなら…。
もし今、ネズミの悪魔が襲撃してきても魔封剣を使うまでもない…レフトは薄々そう感じていた。
「忘れてはいけないことがあるぞ。お主は一人ではない、迷い苦悩する時は、一度周りを見ることだ。手をさせのべてくれる者がきっといるはずだ」
「…はい」
「さあゆけ。お主といると、どうも多弁になってしまうぞ」
「ありがとうございました、ゾルム殿」
感謝の礼をして診療所へと向かうレフト。
その姿を見たゾルムはつぶやく。
「ふむ、もう少し若ければ同行したのだが……レフトーラ…じつに興味深い人間だぞ…」
アレサ…。
今行くよ、待っててね。
そんな想いで歩いてるレフトを、後ろから呼ぶ声がする。
「…んっ…誰かが呼んでいる?」
振り向くとゾルムを圧縮したような二足歩行の蛇型人間が追いかけてきた。
「…何か?」
「呼び止めて申し訳ないレフト様。私はゾルムの子、ヴァン。あなた様に同行するよう命じられました」
「ゾルム殿から?」
「はい、あなた様のサポートをと」
「それはありがたいけど、ヴァンは本当に同行したいと思っているの?嫌々同行されてもねえ…」
レフトは難しい表情だ。
ゾルムに同行を強制されたのなら、連れていくわけにはいかない。それにもしもの事だってあるかもしれない。
「とんでもない、私は外の世界をみてみたいですし、戦闘から身の回りのことまで、きっとレフト様のお役に立てるかと思います。外見は幻術でこのように…」
ヴァンは指を鳴らすと、人間のイケメンに変身。
その急変に驚くレフト。
「これなら人里でも問題ないでしょう」
独特の話術にすっかりペースをつかまれたレフト。
するとヴァンは持ってきた剣をレフトに渡す。
「これは……魔力の器にもなるね」
「はい、魔法剣士専用の剣だそうです」
「ヴァンは使わないの?」
「私は恥ずかしいながら刀剣の心得がないので…」
レフトは抜刀し剣に魔力を込めた。
見た目はちょっと手入れされた宝剣といったところだが、魔力を込めると禍々しい発色をして、暗黒剣といった印象である。
「見た目ダークな感じだけど嫌な感じは全くしない不思議な剣だね」
「幻獣は自分が認めた者に友好としてモノを渡す習慣があります。奥様には腕輪を、あなた様には剣を。これはゾルムより預かって渡すようにと」
「わかったよヴァン、一緒にいこう。これからよろしく頼むね」
「こちらこそ」
新たな仲間を加え診療所へ向かう。
だが診療所はモンスターに襲撃され窮地の状況であった。
次回へ続く。
体調は回復しつつあり、戦闘はきびしいが、日常生活には問題が無さそうである。
「闘技大会から一気に戦線復帰だったな…」
歩きながら物思いにふけるレフト。
ちょっと前までは隣にアレサがいて言葉を返してくれた。
さびしい…。
レフトは足早に集落へと向かった。
集落は変わりなく、いつもの穏やかでのんびりした光景が広がっていた。
レフトはまずジジの元へと向かった。
館の前にはジジとレオがいた。
「これはレフトーラさん」
「レフトさん、ご無事でしたか…」
「少しお話をしましょう」
「もちろんです、どうぞ中へ」
二人とも元気そうで、集落に荒れた様子はない。
再生会の襲撃は回避できたようだ。
レオは自分が医者であることや再生会のことをジジに伝えていた。
「そうですか。再生会はもう…」
「ええ、リバスについてはやりきれない想いがあります」
「ですが、結果としてそのリバス殿はレフトーラさんと接触できたのですから、本望だったのでは?」
「…」
沈黙するレフト。
ニナと同じことを言われて想うことがあるようだ。
「失礼、少しお節介でした」
「いえ、同じように話してくれた人がいて……」
「ところでアレサさんは一緒じゃないんですか」
暗い雰囲気を絶好のタイミングで変えるレオ。
「そのことでここに来ました」
「ふむ、奥様が行方不明、ということでしょうか」
「はい、何か知っていれば教えてほしいのですが…」
「この集落では見ておりませんね。最後に見かけたのはバザーの時かと」
「そうですか…」
「よろしければうちでミーナにも聞いてみますか」
「そうですね」
再生会のことを表沙汰にしないように注意していたレフト。
レオの機転により集落を巻き込まず組織の話ができるようになった。
「レフトさん、どうされたんですか」
「ミーナ、ここ最近アレサさんを見かけた?」
「えっ、急にどうしたの?最近は見てないわね。レフトさんも久しぶりよ」
アレサは集落には来ていないようだ。
やはり現場に行くべきだろうと決断するレフト。
「突然お邪魔して申し訳ないです」
席を立つレフトにレオが問う。
「再生会は…どうなりましたか…」
立ち止まりレオを見て答えるレフト。
「解体されたよ」
「解体ですか…するとリバスは…」
「副統括に…討たれてしまったよ…」
「副統括?…ライフのことかな」
「ミーナさんと幸せに暮らしてね。再生会に追われることはもう無いからさ」
そう言いレフトは去った。
レオという優秀な医者がいれば、この集落はもっと発展する。
機関を離れているが、無意識に機関のようなことをしているレフトであった。
家に寄り、荷物を整理するが、隣にアレサがいるような感覚になり精神的につらい。
「…こんな精神で魔封剣を持つのは…」
封印していた魔封剣を一時的に解除する。無人のところに置くわけにはいかないため信頼できる人の
「ジジさんに預けよう」
丁度良いタイミングでジジがこの家について聞き取りに来た。
「しばらく戻れないと思うのでここを出ようと」
「承知しました。いつでも戻ってきて下さい。歓迎致します」
一礼するレフト。
そして魔封剣を預かってもらった。
他者は持つことができないため、レフトが館のセキュリティ部屋に運んだ。
「…なんと不思議な…」
「来るべき時までここに置かせて下さい」
「光栄でございます。その時までお預かり致します」
レフトは集落を後にし闘技場の跡地へ向かおうとしたが、ジジはゾルムに会うことをすすめた。
「奥様はゾルム様より白銀の腕輪をもらっています。腕輪からは微弱な魔力が放出されているので、もしかしたら居場所がわかるかもしれません」
「ありがとう、ジジさん」
手がかりがあるなら…。
川を上りゾルムの元へ向かう。
私を探してほしい
不意にアレサがかつて言ったことを思い出した。
レフトの接近を察したゾルムは出迎えた。
幻獣は厳格で縄張りから基本的に動かない。
ゾルムがこのように行動することはまずあり得ないのだ。
だが、このように幻獣さえも…いや、種族など関係なく、生きるもの全てを動かすことこそがレフトーラなのである。
「ふむ、揺れておるな。迷いし者となり我に助言を求めるか」
レフトは膝をつき幻獣を崇めた。
その様子を逆に驚くゾルム。
「幻獣ゾルム、その行動感謝致します。私は…」
「よい、止めぬか。お主の妻のことだろう。態度が大きく、口も悪いが、大局を見据えている」
「…はぁ…なんかすみません…」
ゾルムは水晶のような物体を取り出し念じた。
すると水晶に文字が浮かび上がった。
ホープ……診療所…。
「ふむ、ここより西のホープ診療所、あの医者のところか」
「以前、ホープ先生よりゾルム殿を紹介されたことがありました」
「ふむ、お主はいろいろと抱え込みすぎておるのだよ。周囲はそれを心配している。お主の奥さんは聡明だ。そういった付き合いから解放するためにも療養をすすめたのだろう」
「…アレサ」
「腕は…もう完治しておる。後はお主の心次第だ」
「心…ですか」
「以前、奥さんに話したが、お主がその気になれば世界は簡単に滅んでしまう。それは主とて実感していよう」
うつむくレフト。
そうだ、その通りである。
以前とは桁違いの魔力を感じ、そんな状態の中、魔封剣を持とうものなら…。
もし今、ネズミの悪魔が襲撃してきても魔封剣を使うまでもない…レフトは薄々そう感じていた。
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「…はい」
「さあゆけ。お主といると、どうも多弁になってしまうぞ」
「ありがとうございました、ゾルム殿」
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「ふむ、もう少し若ければ同行したのだが……レフトーラ…じつに興味深い人間だぞ…」
アレサ…。
今行くよ、待っててね。
そんな想いで歩いてるレフトを、後ろから呼ぶ声がする。
「…んっ…誰かが呼んでいる?」
振り向くとゾルムを圧縮したような二足歩行の蛇型人間が追いかけてきた。
「…何か?」
「呼び止めて申し訳ないレフト様。私はゾルムの子、ヴァン。あなた様に同行するよう命じられました」
「ゾルム殿から?」
「はい、あなた様のサポートをと」
「それはありがたいけど、ヴァンは本当に同行したいと思っているの?嫌々同行されてもねえ…」
レフトは難しい表情だ。
ゾルムに同行を強制されたのなら、連れていくわけにはいかない。それにもしもの事だってあるかもしれない。
「とんでもない、私は外の世界をみてみたいですし、戦闘から身の回りのことまで、きっとレフト様のお役に立てるかと思います。外見は幻術でこのように…」
ヴァンは指を鳴らすと、人間のイケメンに変身。
その急変に驚くレフト。
「これなら人里でも問題ないでしょう」
独特の話術にすっかりペースをつかまれたレフト。
するとヴァンは持ってきた剣をレフトに渡す。
「これは……魔力の器にもなるね」
「はい、魔法剣士専用の剣だそうです」
「ヴァンは使わないの?」
「私は恥ずかしいながら刀剣の心得がないので…」
レフトは抜刀し剣に魔力を込めた。
見た目はちょっと手入れされた宝剣といったところだが、魔力を込めると禍々しい発色をして、暗黒剣といった印象である。
「見た目ダークな感じだけど嫌な感じは全くしない不思議な剣だね」
「幻獣は自分が認めた者に友好としてモノを渡す習慣があります。奥様には腕輪を、あなた様には剣を。これはゾルムより預かって渡すようにと」
「わかったよヴァン、一緒にいこう。これからよろしく頼むね」
「こちらこそ」
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だが診療所はモンスターに襲撃され窮地の状況であった。
次回へ続く。
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