神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

神ൢ座ൢ

文字の大きさ
上 下
36 / 63
第一章 異世界に転生し、居場所を求める

神界3

しおりを挟む
「ミザエルちゃ~ん?何か問題事があったみたいねぇ?あたしもルーチェちゃんもいるわよ~?」

「オネエ口調するなである!気安く吾輩を呼び捨てするなレナ!後いい加減離すのである!」

 オネエの口調で話す彼は寵愛神であり、荒々しく話す彼は時空神である。災厄神の彼を抜いて6人の神が集結した。

「やっぱり…。カルは来ないね。知っていたけど。仕方無いか。カル抜きで解決しないと」

「そうだわ。ミザエルちゃん?あたし達を呼んだのには訳があるのよねぇ~?ミザエルちゃんの事だから頼まれて来たわよ~?」

 寵愛神は創造神の忠実な犬で時空神と、破壊神は寵愛神を毛嫌いする。破壊神は其の様子に呆れ事態を説明する。

「不幸や不運とは仕方無い事である。背負い生涯を終えたのであろう?充分偉い事であり吾輩が、協力する事は無いである」

 時空神は少年の生き様を誉めるだけで、少年に寵愛や加護を与えず、其の時少しずつ気温が低下して行く。

「そうかい。其れが君の答えなんだね?ルー」

「あぁ。其れが吾輩の答えである。吾輩は何かしたのであるか?…ミザから冷気か放たれているのである」

「あちゃぁ。ルーチェちゃん?やらかしたわねぇ?神界での気温が下がってるわよ」

「ルー…。君には失望したよ。少年が望んで過酷な運命を辿っている訳じゃない。少年は何者かに仕組まれ運命を辿らされているんだよ?」

 凍える様な失望と怒り状態の創造神に、時空神の彼以外は離れると、無慈悲で無表情の創造神が其処に居た。

 時空神以外は離れて震える様に怯える。肌を擦る様に身震いすると、創造神は時空神に微笑んでいた。

{アルカナ・エデン・アルシア/煤ケ谷 零}
{LV}9999{性別}男{年齢}10
{称号}神々に愛されし者、災厄の象徴、不適合者、理ノ離脱者、難攻不落の神童
{種族}不老不死{職業}鎖剣使い
{HP}∞{魔力}∞
{物理攻撃}9999{魔法攻撃}9999
{物理防御}9999{魔法防御}9999
{技能}全属性耐性、全属性苦痛耐性、全属性免疫耐性、全属性状態異常耐性、身体的苦痛耐性、精神的苦痛耐性、汚濁ノ発生源
{異能}世界言語、魔力極限、具現化能力、意思疎通、創造ノ汚濁、破壊ノ汚濁、粛清ノ天使化
{加護}創造神の加護、運命神の加護、生命神の加護、慈愛神の加護、破壊神の加護

「「………」」

「わ…、吾輩は知らなかったである!何であるか其の異常さは?吾輩に対する失望はコレであるか?すまないミザ。吾輩何も言えないである」

「大変な事じゃなぁ~い?しかも呪詛付きねぇ?酷い事をするわねぇ~!だから。カストルちゃんの力が欲しかったのね~。あたしが連れて来てあげるわ」

 寵愛神は事態を把握し此処には居ない、災厄神を連れて来ると宣言し、即座に去れば漸く堪忍袋が切れ爆発する。

「あ~っ!其れなのにカルが居ないんだもん!ハァ…。カルはレナに任せるとして?其れで理解出来た?ルー?」

「吾輩を威圧しないで欲しいのである!吾輩が悪いと思ってるのである!其処迄酷いなんて思わないである!良く考えるとミザより呪詛の方がやばいである」

「ルー?私に喧嘩を売ってる?」

 時空神の失言に創造神と再び口論する。威圧と共に破壊神は溜息付け、2人を徹底的にきっちりと説教しまくった。

「ハァ。お前等?何の為に集まった?仕事しないなら失せろ目障りだ。周りを見てみろよ。何時まで巫山戯る気だ?あ?」

「はい…。ごめんなさい!」

「すまないである!」

 破壊神の低い声で説教され落ち込むと、同時に謝罪する姿が見え時、2人の足音と能天気な声が神界に届いた。

「はぁ~い!みんなぁ~。つ・れ・て来たわよぉ~!?ほらほら挨拶なさい?カストルちゃん」

「カストルだ。っ…。おぃ何故…?あの子が…。零が居るんだ!?」

「カル…。少年を知っているの?」

「知ってるも何も。零が産まれてくると同時に呪詛を植付けられた。ミザ…。お前あの世界に転生させたな!?」

{⚠︎⚠︎⚠︎警告⚠︎⚠︎⚠︎}
 {対応必死}
 ↻ グラジオラスから危険分子が移動した
{危険分子の詳細}災厄の種子
 {危険度}測定不能
{測定不能による詳細}
 ↻ 地球から異常数値が発見された
 ↻ 災厄の種子が赤子に寄生される可能性が高い
{寄生への条件}
 ↻ 特殊体質の持ち主である事
 ↻ 産まれる瞬間の赤子である事
 ↻ 災厄の種子の器になる可能性がある事
{寄生への適合者}
 ↻ 煤ケ谷 零{適合率:100/100}
 ↻ 鳴上 悠{適合率:50/100}
 ↻ 紫藤 蓮{適合率:75/100}

「理解出来たか?俺の命を犠牲にし零の為に制御していた。なのにお前の所為で全ての努力が水の泡だ!」

 憎悪に満ちる災厄神は創造神の胸倉を、掴み自らの失態を思い知らる為に、絞め殺す様に締め上げていた。

「カストルちゃんっ!落ち着きなさい!神々同士で争えばあの子が悲しむわ。全員の力であの子への贖罪として、幸せと愛を与えるのよ?」

「…ハァ。呪詛は懐かしいだろう?煤ケ谷 零には父親の存在が有る」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

僕のダーリンがパーティーから追放宣言されて飼い猫の僕の奪い合いに発展

ミクリ21 (新)
BL
パスカルの飼い猫の僕をパーティーリーダーのモーリスが奪おうとしたけど………?

勇者召喚に巻き込まれたおっさんはウォッシュの魔法(必須:ウィッシュのポーズ)しか使えません。~大川大地と女子高校生と行く気ままな放浪生活~

北きつね
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれた”おっさん”は、すぐにステータスを偽装した。  ろくでもない目的で、勇者召喚をしたのだと考えたからだ。  一緒に召喚された、女子高校生と城を抜け出して、王都を脱出する方法を考える。  ダメだ大人と、理不尽ないじめを受けていた女子高校生は、巻き込まれた勇者召喚で知り合った。二人と名字と名前を持つ猫(聖獣)とのスローライフは、いろいろな人を巻き込んでにぎやかになっていく。  おっさんは、日本に居た時と同じ仕事を行い始める。  女子高校生は、隠したスキルを使って、おっさんの仕事を手伝う(手伝っているつもり)。 注)作者が楽しむ為に書いています。   誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第直していきますが、更新はまとめて行います。

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。

小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。 そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。 先輩×後輩 攻略キャラ×当て馬キャラ 総受けではありません。 嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。 ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。 だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。 え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。 でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!! ……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。 本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。 こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

魔法使いは春に死ぬ

サクラハルカ
BL
去年の春、僕は罪をおかした。 一年間通い続けたパン屋に、もう行かないと決めていた日。 春の嵐が街にくる。 魔法使いの末裔の僕と、パン屋の青年の間に起こったこと。 全10話。一万字ちょっとです。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

処理中です...