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第一章 異世界に転生し、居場所を求める
15.
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「あれは縮地だな。オズ心配しなくても良い。アルカナにはマギアが居るだろ」
「其れはそうだが!まだ子供なんだぞ?」
アルカナが感情を消した直後に奇妙な、武器を手に取り突然ふっと、転移する様に目の前から消えた。
「オズ!前方から魔物の気配がする。先に気付いたんだ。後を追うぞ!双子を世間に晒す訳にはいかねぇだろ」
「ジェイすまない。取り乱していた様だ。一刻も早く追い付かなければ!」
気配を感じた彼等は即座に追い掛けた。交戦地に着くと劣勢寸前で、僕は其の場で味方敵を区別していた。
『彼危ないね?』
「ひぃっ!ぁ、しに…たく、な…っ!」
ザシュッ、ドスッ、ズズゥ…ン…
魔物と交戦する時命が失われる寸前で、僕は急所を的確に斬り付け、絶命した魔物に命拾いする彼は安堵した。
「っぁ?こ、子供…?」
『アルに感謝してよね?』
「大丈夫ですか?彼処は敵とみなして構いませんか?危険なので後方に、下がって頂けると助かります」
「あぁ…。そ、そうだが?た、助けてくれてありがとう」
命が繋がった事に歓喜し感謝する彼に、僕は辺りを見渡すと彼等は、劣勢が逆転し魔物は固まっていた。
「ゴホッ」
『アル!?…本当に大丈夫なの?』
「マギアが居るから…僕は大丈夫だよ」
咳して血を吐く僕にマギアが心配する。僕は息絶えた魔物に跨り、鎖剣を振り下ろし返り血を浴びている。
ブスッ、ドスッ、ザクッ、ドスッ
「グルル…」
「ふふ、あはっ」
『アル!』
幽鬼の様に立ち上がり次の魔物に跨り、無慈悲で残忍な戦い方に、彼等は絶句し魔物は怯えて後退する。
「グルッ!?グゥ、ルルルッ!!」
アレは危険だ!早く逃げなければ!
目の前に居る少年の姿が恐怖の対象で、撤収するべきだと気付き、脅威を前に撤収するが既に遅かった。
「グルッ…!ルルッ…」
「あははっ。逃がさないよ?」
「グッ、グル…ルルルッ?」
{汚濁された魔狼王}
︎︎︎︎︎︎{状況}侵食されても自我が残っている
{危険度}現在無し
{汚濁による詳細}
↻ 体内にあるコアに侵食され自我を失う
↻ 狂化状態に入れば周りを蹂躙する
{解除方法}
①魔狼王からの同意を得る事
②『全属性状態異常耐性』を展開する事
③『全属性苦痛耐性』を魔狼王に付与する事
④『具現化能力』で体内にあるコアを取り出す事
⑤損傷した臓器を再構築して修復する事
⑥浄化&清潔後に完全回復を掛ける事
撤収する魔狼王に飛び掛かり跨っては、鎖剣を振り下ろす寸前で突然、視界を塞ぐ様に妨害され固まった。
「其れはそうだが!まだ子供なんだぞ?」
アルカナが感情を消した直後に奇妙な、武器を手に取り突然ふっと、転移する様に目の前から消えた。
「オズ!前方から魔物の気配がする。先に気付いたんだ。後を追うぞ!双子を世間に晒す訳にはいかねぇだろ」
「ジェイすまない。取り乱していた様だ。一刻も早く追い付かなければ!」
気配を感じた彼等は即座に追い掛けた。交戦地に着くと劣勢寸前で、僕は其の場で味方敵を区別していた。
『彼危ないね?』
「ひぃっ!ぁ、しに…たく、な…っ!」
ザシュッ、ドスッ、ズズゥ…ン…
魔物と交戦する時命が失われる寸前で、僕は急所を的確に斬り付け、絶命した魔物に命拾いする彼は安堵した。
「っぁ?こ、子供…?」
『アルに感謝してよね?』
「大丈夫ですか?彼処は敵とみなして構いませんか?危険なので後方に、下がって頂けると助かります」
「あぁ…。そ、そうだが?た、助けてくれてありがとう」
命が繋がった事に歓喜し感謝する彼に、僕は辺りを見渡すと彼等は、劣勢が逆転し魔物は固まっていた。
「ゴホッ」
『アル!?…本当に大丈夫なの?』
「マギアが居るから…僕は大丈夫だよ」
咳して血を吐く僕にマギアが心配する。僕は息絶えた魔物に跨り、鎖剣を振り下ろし返り血を浴びている。
ブスッ、ドスッ、ザクッ、ドスッ
「グルル…」
「ふふ、あはっ」
『アル!』
幽鬼の様に立ち上がり次の魔物に跨り、無慈悲で残忍な戦い方に、彼等は絶句し魔物は怯えて後退する。
「グルッ!?グゥ、ルルルッ!!」
アレは危険だ!早く逃げなければ!
目の前に居る少年の姿が恐怖の対象で、撤収するべきだと気付き、脅威を前に撤収するが既に遅かった。
「グルッ…!ルルッ…」
「あははっ。逃がさないよ?」
「グッ、グル…ルルルッ?」
{汚濁された魔狼王}
︎︎︎︎︎︎{状況}侵食されても自我が残っている
{危険度}現在無し
{汚濁による詳細}
↻ 体内にあるコアに侵食され自我を失う
↻ 狂化状態に入れば周りを蹂躙する
{解除方法}
①魔狼王からの同意を得る事
②『全属性状態異常耐性』を展開する事
③『全属性苦痛耐性』を魔狼王に付与する事
④『具現化能力』で体内にあるコアを取り出す事
⑤損傷した臓器を再構築して修復する事
⑥浄化&清潔後に完全回復を掛ける事
撤収する魔狼王に飛び掛かり跨っては、鎖剣を振り下ろす寸前で突然、視界を塞ぐ様に妨害され固まった。
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