神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

神ൢ座ൢ

文字の大きさ
上 下
16 / 63
第一章 異世界に転生し、居場所を求める

12.

しおりを挟む
「マギアと同じ体重の筈ですよ?」

「アル軽過ぎるよ?アルが逆上せた時抱き上げたけど、持った気がしなかったよ?」

「ジェイお前も確かめてみるんだ!」

「おぉう?持ってる気がしねぇから、持ってるのか心配になるわな」

 彼等は僕の身体を持ち上げては確かめ、僕以外は数秒感沈黙し、溜息付けゆっくりソファーに降ろした。

「随分確かめた様ですが、満足しましたか?」

「「「全然!」」」

「まだ足りないのですね?もう真夜中近くなので寝室に案内します」

「窮屈でなれば君達と寝たいのだが、其れは許してくれるだろうか?」

「アル。別に一緒でも良いよね?」

 寝室に案内する時マギアが突然発言し、結局僕達の部屋に案内し、全員寝間着に着替えベッドに入る。

「僕とジェイが範囲取ってるのに、余分がある程随分大きいベッドだな」

「天使が居るから、良く寝れそうだ」

「又言ったよ?勘弁してよね?」

「…マギア頑張って?」

「アル!?」

 毎度天使だと口にするオルディズ様に、マギアは心身と共に呆れ、僕は座ったまま応援していた。

「本当かい!?あぁ…君達が可愛い。これからは、ずっと居るから…ね」

「寝るの早いね?しかも動けないんだけど?」

「ん?オズの奴寝ちまったのか?こりゃぁマギア耐えるしかねぇな?」

 穏やかに眠るオルディズ様はマギアを、抱き締めたままの姿に、ジェイコブ様はマギアに苦笑いしていた。

「ハァ。別に良いんだけどね?」

「オズは基本無防備で寝ないんだぜ?」

「…今の状態は何なの?」

「多分僕とマギアが居るお陰でしょうね?」

ジェイコブ様にマギアは疑問を抱くと、僕が答えれば縦に頷いていた。ジェイコブ様が眠る迄話し続けた。

「イピリア森林は元々俺達の故郷だった。呪われていく姿に捨てるしかねぇ…」

「最初は呪われてたよ?」

「マギアの言う通りですね」

「呪われていたのに居たのか?元に戻った時故郷に帰…ふ、ぁ…ねみ」

 暫く王都の情報を交すが睡魔に勝てず、漸く欠伸し始める姿に僕達は、ジェイコブ様に寝る事を勧めた。

「睡魔には抗わない事です」

「目元にクマ持ちは、早急に寝てなよ?」

「マギアって優しいんだが、厳しいんだが分かんねぇよな?最後まで付き合わせて悪かった。しっかり寝て休むんだぞ?おやすみ」

「やっと寝たの?…アル今日も寝れないの?」

「僕は大丈夫だよ。マナギアはしっかり寝て欲しいな」

 漸くジェイコブ様も夢の彼方へと飛び、マギアは溜息付け僕の方を、心配するが眠気に勝てず眠った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

短編集

田原摩耶
BL
地雷ない人向け

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

愉快な生活

白鳩 唯斗
BL
王道学園で風紀副委員長を務める主人公のお話。

あの夜の過ちから

誤魔化
BL
 とある仮面舞踏会の夜。  お互いの正体を知らぬままに熱い一夜を過ごした皇子と側近の2人。  翌朝に側近の男はその衝撃の事実に気づき、証拠隠滅を図ろうとするが、一方で気づかない殿下は「惚れた」と言って当の本人に正体の分からない”あの夜の人”を探すように頼む。  絶対にバレたくない側近(色男) VS 惚れた仮面の男を見つけ出したい殿下(色男)のBL。側近の男、一応転生者です。  側近「どうしてこうなったーッ!」

[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入! 舐めた奴らに、真実が牙を剥く! 何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ? しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない? 訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、 なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト! そして…わかってくる、この異世界の異常性。 出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。 主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。 相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。 ハーレム要素は、不明とします。 復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。 追記  2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。 8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。 2024/02/23 アルファポリスオンリーを解除しました。

私の事を調べないで!

さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と 桜華の白龍としての姿をもつ 咲夜 バレないように過ごすが 転校生が来てから騒がしくなり みんなが私の事を調べだして… 表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓ https://picrew.me/image_maker/625951

処理中です...