神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

神ൢ座ൢ

文字の大きさ
上 下
63 / 63
第一章 異世界に転生し、居場所を求める

55.

しおりを挟む
「アルの自我を誰が支配されるの?あぁ…。其れ出来るのアイツだよね?アイツなら唯一接触してるのアルだもん」

 マギアから父親の名に僕は首を傾げた。首を傾げた僕にマギアは、数秒間硬直し改めて僕の存在を考えた。

「僕は月詠様の息子です。接触が多いのは事実だと思います。其れに僕は月詠様により複雑な記憶操作と、精神操作を同時に受けているそうです」

「ねぇ。其れ誰からの情報なの?」

「誰と言いますとカストル兄様ですが?改めると僕は何の為に存在するのですか?困惑しますが日常生活に支障は無いです」

「何故カストル兄?結局何処に居たの?」

「「「………」」」

 暫く話し込めば時間が経過していた為、外は真夜中近くで暗いので、僕は彼等に提案を出すと尋ねて来た。

「其の事だけど。アルカナとマギアに頼みたい事が有ってね。もう1度アルシア領域で寝たいんだが」

「オルディズ様達からすると元故郷でしたね。勿論何時でも泊まって頂いて構いません。御覧の通りマギアも大いに喜んでいますから」

「ちょ!?アル違うからね?俺は嫌だよ?絶対に抱き枕されるよね?」

「そういえば我が弟に抱き枕にされたよね?一緒という事は再び有るかもね?其れに私も抱き枕にしたいよ?オルだけ狡くないかな?お兄ちゃん泣いちゃうのだけど?」

 本日は5人をアルシア領域に案内して、見た目が変わり果てた姿に、驚愕し口を開け固まっていた。

「綺麗な家に変わり果てるなんて。ずっと此処で寝過ごしたいと私は思うよ。其れに幻想的な光景なんだろうね」

「ええ。私も変わり果てた姿に寧ろ居心地が良く興奮しました。」

「あぁ。この世に美しい光景が再び見れるとは愉快だ!」

 全員がベッドに輪に並ぶと漸く睡魔が、襲い掛かり眠りに落ちる。僕は眠る皆の姿を眺めていた。

「此処は何処なんだ…?取り敢えず父上達の生存が先だ」

「其の声はオズも巻き込まれていたか。奇妙な空間に囚われたもんだなぁ」

「其の声はジェイか!?」

「おう。俺以外誰が居るんだよ?此処は一体何処だ?いつの間にか暗闇の空間に連れて来られたんだが?」

 オズはジェイと合流し辺りを警戒する。共に移動し彷徨っていると、前方に1名だけが佇んでいた。

「父上!」

「ディネクト様御無事でしたか」

「ぬぅ?オルとジェイは無事の様だな?ふむ。此処に居ては解決せぬから移動するとしよう」

 空間で父上と合流し安否確認をすると、暫く留まり移動する事にした。一方同様で巻き込まれた者も居た。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

第一章が漸く完成しました。
第二章を少し見せています。
新作として
「不死身の英雄なんかじゃないのに」
5話まで投稿しております
是非、御覧下さいませ!
其れでは皆さん暫くの間
休暇でお別れです
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

勇者召喚に巻き込まれたおっさんはウォッシュの魔法(必須:ウィッシュのポーズ)しか使えません。~大川大地と女子高校生と行く気ままな放浪生活~

北きつね
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれた”おっさん”は、すぐにステータスを偽装した。  ろくでもない目的で、勇者召喚をしたのだと考えたからだ。  一緒に召喚された、女子高校生と城を抜け出して、王都を脱出する方法を考える。  ダメだ大人と、理不尽ないじめを受けていた女子高校生は、巻き込まれた勇者召喚で知り合った。二人と名字と名前を持つ猫(聖獣)とのスローライフは、いろいろな人を巻き込んでにぎやかになっていく。  おっさんは、日本に居た時と同じ仕事を行い始める。  女子高校生は、隠したスキルを使って、おっさんの仕事を手伝う(手伝っているつもり)。 注)作者が楽しむ為に書いています。   誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第直していきますが、更新はまとめて行います。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第三章フェレスト王国エルフ編

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

たまにはゆっくり、歩きませんか?

隠岐 旅雨
BL
大手IT企業でシステムエンジニアとして働く榊(さかき)は、一時的に都内本社から埼玉県にある支社のプロジェクトへの応援増員として参加することになった。その最初の通勤の電車の中で、つり革につかまって半分眠った状態のままの男子高校生が倒れ込んでくるのを何とか支え抱きとめる。 よく見ると高校生は自分の出身高校の後輩であることがわかり、また翌日の同時刻にもたまたま同じ電車で遭遇したことから、日々の通勤通学をともにすることになる。 世間話をともにするくらいの仲ではあったが、徐々に互いの距離は縮まっていき、週末には映画を観に行く約束をする。が……

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。

小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。 そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。 先輩×後輩 攻略キャラ×当て馬キャラ 総受けではありません。 嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。 ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。 だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。 え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。 でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!! ……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。 本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。 こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

処理中です...