神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

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第一章 異世界に転生し、居場所を求める

53.

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「ディしっかりして下さい。私も現実逃避したいですが我慢して下さい。どうやら襲撃者の死体が全て有る様です」

 オルディズ様の言う通りに死体を出す。ディネクト様は出来事に、追い付けず眉に皺を寄せていた。

「僕と兄上がアルカナを案内している時に、襲撃を受けたので返り討ちにしました。其の後ジェイとマギアが合流しました」

「「!!?」」

「俺とマギアは合流したら全て終わってたけどな?合流するだけして何も出来てねぇけどな…」

「其れに関しては本当に申し訳御座いません。僕が出過ぎた真似を致しました。今後は気を付ける様に善処を尽くします」

「いやいや。アルカナのお陰で情報が掴めたんだよ!依頼者は黄昏の…あっ」

 僕が謝罪するとオルディズ様に否定し、感謝され掴んだ情報を告げ、マギアの視線に気付き口を閉じた。

「オルディズ様全て告げて構いません。睨んでいるマギアは無視して結構です。マギア暫くは睨み禁止です」

「そ、そうかい?改めて依頼者はでした。兄上が襲撃者から尋問し問い出していたので、確かな情報だと思われます」

「イシュ?騎士でもないのに尋問しているんだ?其の仕事は精鋭騎士団の仕事だろう?」

「いやぁ~。我が弟のオルと新たな弟のアルカナを、傷付けようとしたので当然の報いかと。其れとも苦痛を味わえたまま、息絶えさせれば良かったですか?」

 オルディズ様は襲撃の様子を説明して、ディネクト様に呆れると、イシュタリカ様が怖い顔で告げた。

「5人で街に観光しに行ったのに、何故死体と共に帰って来るのかね?儂は其処が理解出来無いのだが?」

「俺はマギアと行動してたから、詳しくは分かんねぇよ?でもマギアはりんご飴頬張っていたからな?」

「頬張ってないんだけど?アル違うからね?でも甘くて美味しかったよ?ジェイの分まで食べたもん」

「普段の襲撃ならオルディズ様達に一任致しました。黄昏の幻影が関係するなら僕も含まれています」

「アルっ!」

 りんご飴を食べる等堪能したマギアに、僕は微笑み頭を撫でると、月詠様と因縁の関係に受け入れ告げる。

「マギア仕方無いのです。黄昏の幻影を率いるのは月詠様です。僕は月詠様の息子であり後継者です。仕組まれた血筋からは逃げられません」

「どうしてなの?アルにとっては忌々しい記憶でしょ?心の傷を作った元凶だよ?」

「マギア何時かは告げる必要が有ります。僕は御覧の通り怪我も無く、マギアが居る限り僕は幸せ者です」
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