神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

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第一章 異世界に転生し、居場所を求める

47.

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 一方俺達は豪華で美味しい店が並ぶ所、ジェイコブ様と共に店を、訪れゆっくりと堪能していた。

「色々あって楽しめてるか?」

「お前の方が楽しんでるじゃん?何なの?楽しいから良いんだけど?」

「マギア。お前じゃなくてジェイって呼べよ?寧ろ呼んでくれよ寂しいじゃねぇか」

「…ジェイ?仕方無く呼ぶだけだから勘違いしないでよね?」

「ははっ。素直じゃねぇなマギア?まぁ。そういう所が俺は気に入ったんだがな」

 ジェイコブ様は呼び方に拗ねれば俺に、呼び捨てを強調させられた。勿論俺は照れたまま呼んだ。

「ふん…。気付いているんでしょ?俺がアルの人格で実体を持たない。何故俺迄優しくするの?」

「そりゃぁそうだな。人格だが自我を持つ1人の子供にしか見えねぇよ?俺達からすりゃアルカナとマギアは子供だぜ?」

「ねぇ。子供じゃないんだけど?もう良いからお勧め何なの?早く食べさせてよね?」

「そうだなぁ。お勧めかぁ。あっ、マギアちょい我慢しろ?」

「ん…」

 ジェイの言葉に俺は照れ乍もお勧めを、急かした事に苦笑いすると、突然俺を抱き上げ店の前で降ろした。

「ちょい此処で待ってろ。おっちゃん!いつもの。んでもう1つオマケしてくんねぇ?」

「おっ。誰かと思えば間抜け小僧か!何だぁ?誰かに渡したいのか?」

「だから俺は間抜け小僧じゃねぇ!あぁ。俺から渡してぇ」

「漸く間抜け小僧に青春が訪れたな!色はどうすんだ?」

 ジェイは知り合いにお菓子を注文して、おっちゃんからの呼び方に、ジェイは苦情し続けていた。

「ん~そうだなぁ?赤で頼むぜおっちゃん!」

「あいよ間抜け小僧。渡したいのは其の坊主だな?」

「あぁ。って間抜け小僧じゃねぇ!?本当にブレねぇなおっちゃん。んっ?マギア待ってろて」

「長いよ?何時まで待たせるの?」

 ジェイが誰かと話す姿に腹立っていた。俺は何故か初めて嫉妬する。無意識の内にジェイの服を掴んでいた。

「すまん。此処は美味くて俺のお気に入りの店だな。マギアも気にってくれると嬉しいぜ?」

「ん…。ジェイの好みなら食うよ?甘い食べ物なの?」

「あぁ。とても甘くて美味しい物だぜ?」

「ほれ。間抜け小僧出来たぞ!今回はタダでオマケしてやる。持ってけ」

「さんきゅ。おっちゃん!」

 おっちゃんから赤い食べ物を受け取る。ジェイは彼に追い出された。ジェイは俺に食べ物を渡して来た。

「ほれ。噛んで食ってみろ?」

「ん…」

「マギア美味ぇか?」

「ん…。ほんのり甘くて美味しい」
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