51 / 63
第一章 異世界に転生し、居場所を求める
44.
しおりを挟む
一方マナギアに抱き締められてる僕は、琥珀様に助けを求めると、マナギアが拗ね琥珀様を追い出していた。
「マナギア機嫌直して?僕のお好み焼き食べたでしょ?まだ足りないの?」
「お好み焼きは足りたよ?足りてないのはアルの愛が足りないんだけど?」
「え?僕はそんなに愛与えてない?何かごめんねマナギア」
「其れも違うよ?何でそうなるの?アルが俺に対する愛の形が欲しいよ?」
「うん?んっ……、あ、ぅっ」
理解出来無い僕にマナギアは困り果て、仕方無く僕の首筋に顔を埋め、容赦せず歯を立て噛み付いた。
「ぁ……っ、マナギア何で…」
「ん…。アルの血は美味しいね?もう俺からは逃げられないよ?血の誓約を交わしたからね?」
「え、血の誓約?何で僕は許してないのに、僕がマナギアを心配させてるの?僕は居なくて良い存在なのに?僕は…」
「アル?駄目だって言ったよね?俺はアルが存在するから幸せなんだよ?」
マナギアが強制的に血の誓約を交わし、僕が血の誓約に罪悪感を抱くと、マナギアが僕の存在を強調する。
「マナギアらしいね?そんなマナギアに教えてあげる。僕の全てを信用しない方が良いよ。寧ろ信用しないで欲しい」
「アルどういう意…」
『アルカナ殿、マギア殿。玄関前に3人の気配が有るのだが、我が直に追い出してやろうか?』
「オルディズ様達でしたら控えて欲しいです。此方に参る要件が有るという事です。此処に通して下さって構いません」
マナギアの話を遮ると琥珀様が警戒し、僕は扉を開けると予想通り、オルディズ様達が立っていた。
「寛いでる所で悪いんだがアルカナと、マギアにロズベル王都を観光させたい。勿論食べ物も有るから楽しんで欲しいのだが?」
「オルディズ様の提案をお受け致します。少々お待ち頂けると助かります。琥珀様1度オルディズ様と接触して頂きたいです」
『ぬぅ?アルカナ殿がそう申すなら承知致した。さぁ。アルカナ殿とマギア殿の着替えの時間だ。貴殿の国の王子でも容赦はせぬぞ?』
「「「魔狼王!?」」」
僕とマナギアは着替えの為琥珀様に、オルディズ様達の相手をさせ、小型の狼姿の魔狼王に驚愕していた。
『アルカナ殿、マギア殿。着替えが終わったようだな』
認識障害を付与した仮面とロープを、羽織る僕達の姿に琥珀様が、彼等より早く気付き前に現れる。
「マギアは我が家から魔力を注ぎましたので、実体化を保ち外に出す事が出来ます。マギアの幸せが近付きました」
「マナギア機嫌直して?僕のお好み焼き食べたでしょ?まだ足りないの?」
「お好み焼きは足りたよ?足りてないのはアルの愛が足りないんだけど?」
「え?僕はそんなに愛与えてない?何かごめんねマナギア」
「其れも違うよ?何でそうなるの?アルが俺に対する愛の形が欲しいよ?」
「うん?んっ……、あ、ぅっ」
理解出来無い僕にマナギアは困り果て、仕方無く僕の首筋に顔を埋め、容赦せず歯を立て噛み付いた。
「ぁ……っ、マナギア何で…」
「ん…。アルの血は美味しいね?もう俺からは逃げられないよ?血の誓約を交わしたからね?」
「え、血の誓約?何で僕は許してないのに、僕がマナギアを心配させてるの?僕は居なくて良い存在なのに?僕は…」
「アル?駄目だって言ったよね?俺はアルが存在するから幸せなんだよ?」
マナギアが強制的に血の誓約を交わし、僕が血の誓約に罪悪感を抱くと、マナギアが僕の存在を強調する。
「マナギアらしいね?そんなマナギアに教えてあげる。僕の全てを信用しない方が良いよ。寧ろ信用しないで欲しい」
「アルどういう意…」
『アルカナ殿、マギア殿。玄関前に3人の気配が有るのだが、我が直に追い出してやろうか?』
「オルディズ様達でしたら控えて欲しいです。此方に参る要件が有るという事です。此処に通して下さって構いません」
マナギアの話を遮ると琥珀様が警戒し、僕は扉を開けると予想通り、オルディズ様達が立っていた。
「寛いでる所で悪いんだがアルカナと、マギアにロズベル王都を観光させたい。勿論食べ物も有るから楽しんで欲しいのだが?」
「オルディズ様の提案をお受け致します。少々お待ち頂けると助かります。琥珀様1度オルディズ様と接触して頂きたいです」
『ぬぅ?アルカナ殿がそう申すなら承知致した。さぁ。アルカナ殿とマギア殿の着替えの時間だ。貴殿の国の王子でも容赦はせぬぞ?』
「「「魔狼王!?」」」
僕とマナギアは着替えの為琥珀様に、オルディズ様達の相手をさせ、小型の狼姿の魔狼王に驚愕していた。
『アルカナ殿、マギア殿。着替えが終わったようだな』
認識障害を付与した仮面とロープを、羽織る僕達の姿に琥珀様が、彼等より早く気付き前に現れる。
「マギアは我が家から魔力を注ぎましたので、実体化を保ち外に出す事が出来ます。マギアの幸せが近付きました」
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
あの夜の過ちから
誤魔化
BL
とある仮面舞踏会の夜。
お互いの正体を知らぬままに熱い一夜を過ごした皇子と側近の2人。
翌朝に側近の男はその衝撃の事実に気づき、証拠隠滅を図ろうとするが、一方で気づかない殿下は「惚れた」と言って当の本人に正体の分からない”あの夜の人”を探すように頼む。
絶対にバレたくない側近(色男) VS 惚れた仮面の男を見つけ出したい殿下(色男)のBL。側近の男、一応転生者です。
側近「どうしてこうなったーッ!」
私の事を調べないで!
さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と
桜華の白龍としての姿をもつ
咲夜 バレないように過ごすが
転校生が来てから騒がしくなり
みんなが私の事を調べだして…
表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓
https://picrew.me/image_maker/625951
王道学園なのに、王道じゃない!!
主食は、blです。
BL
今作品の主人公、レイは6歳の時に自身の前世が、陰キャの腐男子だったことを思い出す。
レイは、自身のいる世界が前世、ハマりにハマっていた『転校生は愛され優等生.ᐟ.ᐟ』の世界だと気付き、腐男子として、美形×転校生のBのLを見て楽しもうと思っていたが…
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる