神々に寵愛され祝福と共に~のんびりと快適生活~

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第一章 異世界に転生し、居場所を求める

6.

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 一方僕達は事の全てを終え暫く満喫し、マナギアと共に寛いでいた。マナギアは僕の頭を撫でてくれる。

{現在の状況}
 ︎︎︎︎︎︎{現在位置}アルシア領域の最深部
 {旧大陸}イピリア森林
 {新大陸}アルシア領域
 {管理者}アルカナ・エデン・アルシア

「僕とマナギアだけの家」

『アル。此処でずっと暮らそうね?』

「うん。マナギアが居るから寂しくない」

 呪われたイピリア森林の概念が消えた。目の前には虹色に輝き続け、氷柱の城が出来上がっていた。

「風呂に入ろうよ?」

「んぇ…マナギアなの?」

「うん。家の中なら実体化出来るみたい」

 実体化するマナギアに吃驚して一緒に、風呂場で服を脱いで中に入り、香り付きシャンプーで頭を洗う。

 洗っては流してをもう1度繰り返すと、次にボディソープで身体を、洗って流すと漸く綺麗になる。

「ふぅ…。温かいよアル。アルに包まれてる感じがする」

「マナギア!?」

 先に入ったマナギアが気持ち良く頬が、緩んで恥ずかしい言葉を零す。僕も風呂の中に入って満喫していた。

「んぅ…」

「アル!?」

 マナギアは逆上せる寸前の僕に気付き、お姫様抱っこし風呂から、出て寝間着に着替え運んでくれた。

「もう無茶しないでよね?」

「ごめんね。マナギア」

「っ…。アルだからだよ?」

 マナギアは僕をベッドに運び溜息付け、布団の中に入りマナギアに、抱き締め微笑んで共に眠った。

 チュン、チチッ

 鳴き声に目覚めばマナギアは熟睡中で、静かに抜け支度を済ませ、朝食を亜空間から取り出した。

「ん…珈琲の香り」

「ん…っ、マナギア?」

「アルの珈琲が美味しい」

「~~~っ。マナギア!」

 優雅に傍で珈琲を1口飲んでると漸く、マナギアが起き僕の唇を舐め、微笑むと結界の方から反応があった。

{⚠︎⚠︎⚠︎警告⚠︎⚠︎⚠︎}
 ︎︎︎︎︎︎{状況}アルシア領域に2名急接近
 {危険度}なし
{接近理由}
 ↻ 元イピリア森林の民
 ↻ 膨大な魔力の探知により調査
 ↻ 元故郷が復活の有無と真偽による確認

「ほんとに…アルを困らせるなんて」

「門の部分のみ解きましたので、どうぞ此方からお入り下さい」

「突然の訪問に対応頂き感謝する。ジェイ堪えるんだ」

 こ…子供の声!?

「ぶぷ…っ」

 オズが慌てやがんの

 家の中に入る事を躊躇う彼等の様子に、マギアは苛立ちを覚え音を消し、2人の背後から背中を押した。

「「!!?」」

「アルを困らせるなよ?早く入ってよね?」

「ちょ、マギア!」

「入らないから俺が、お前達を押したんだよ?」
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