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5.結ばれ――そして綻びる
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「あ……宝毛」由海は光宗の腕枕で横になっていたとき、男の胸に一本だけ、やけに長い毛を見つけた。透明に近い白い毛で、よほど注意深くないと見逃すところだった。指でつまみ伸ばしてみた。一〇センチはある。
「宝毛っていうんだ。知らなかった。子供のころから同じ位置に生えてくるんだ。知らないあいだに生えてきて、いつの間にか抜けてる」光宗はしゃがれた声を出した。「庄司は年のわりに、物知りだな。へんにマニアックな方向に、だけど」
「白い毛はたんに、ホルモンバランスが乱れらしいけど、宝毛に関しては幸運を呼び寄せるジンクスがあるそう。この毛に願いごとをして、五センチ以上伸びれば願いが叶うとか。センセのは優に倍、あるね」
「願いごと、かけときゃよかったな。いまからでも遅くないか?」
「どうゆうの?」
「庄司と、いつまでもこうしていたい」
「庄司って言わないで。由海って言って」
「じゃあ、由海」
光宗の意思は固かった。ルールどおり、八時には由海を着替えさせ、玄関に立たせた。
「やっぱ、駅まで送ろうか? このあたりは夜になると、街灯が少ないから真っ暗になるぞ」
と、光宗。生気を吸われたかのように疲れが見えた。冗談を言う気力もないようだ。
「いい。光宗センセ、すごく疲れてるみたいだから。まるでUFOにさらわれてキャトルミューティレーションにされた牛みたい。だから今日のところはカンベンしてやる。ここでサヨナラで」
反対に、由海は靴を履くと大股を開き、腰に手を当ておどけてみせた。
「キャトルミューティレーションの真相は、野生動物のしわざだろ。宇宙人とは無関係だ」と、光宗は下駄箱のうえの黒い筒を手にした。由海に突き出す。「せめて懐中電灯を持ってけ。軍用のフラッシュライトだ。暴漢に襲われても、ライトを相手の顔に向ければ、目潰しに使える」
「だったら借りる」由海は受け取ると、さっそく点灯した。かばんを肩にかけ、光宗に背中を見せた。「じゃあ、また明日ね、センセ。ぐっすり眠って英気を養ってください。ちゃんと朝ご飯も食べるんですよ」
「いっぱしの奥さん風、吹かせるんだな。ちゃんと食べる。気をつけてな」
「うん。バイ!」
そう言って、由海はアパートをあとにした。
ぶじ、八時半には日高川町の家に帰ることができた。
遅くなったのは、適当に理由をつけた。家族の者は誰も怪しまなかった。
マンドリンのような腰つき。
胸など、ここ最近は一気に張り出した気がする。
プリーツスカートから伸びる脚も形がきれいになり、艶を帯びるようになった。
由海の身体はますます磨かれた。顔立ちまで大人びて見えた。
体育の授業になれば、長袖の体操着姿とはいえ、走れば豊かな胸はゆれた。髪がしなやかに踊り、通ったあとに女の香りがいつまでも残った。
トラックの外周で見守るクラスの男子たちは、口を開けたまま、そんな由海の姿を眼で追った。
冬がやってきた。
眼に映るものすべてが寒々しい芥子色に染まった。
由海はコートの袖をめくり、腕時計でも見るように手首の内側を向けた。
茶色い蛇の紋章はあいかわらずだ。もはや消えようがないらしい。心なしか、十三歳のころに比べ、鮮やかな色になっていた。
古事記で知られるヤマタノオロチをはじめ、日本人の信仰の根底には、蛇を畏れる観念があった。
神話を抜きにしても、手足を持たぬ蛇の姿は、ひときわ異形に映る。ましてやマムシやヤマカガシなどの毒を有する個体は脅威でもあった。
しかしながら蛇に対して恐怖を感じる一方、古代の日本人は畏敬の念さえ抱いた。
というのも、頭部の形が男性のシンボルを思わせたり、交尾に二〇時間以上もかける旺盛な性欲といい、長いあいだ餌を摂らなくても丈夫な生命力、脱皮をくり返すごとに成長するこの生き物は、古来より『死と再生』『不死の象徴』『豊穣と多産の象徴』『神の使い』などと神格化されたほどである。
――そう響子に教えられた。
蛇の紋章を受けてしまったことに、なんら忌むべきことも、恥じることさえないと諭された。
由海はそれを聞いて安心した。
いまでは天然のタトゥーぐらいにしか思っていない。愛らしいと撫でることもある。
学校で教師に指摘されたとしても、偶然蛇に似たあざになっただけですと、手首を見せれば、それ以上の追及はなかった。
クリスマス間近になった。
めずらしく日高川町に雪がちらついていた。が、アスファルトに達しても、濡らすだけで積もるところまではいかない。
ひどく身体は冷えた。心が凍えそうだった。こんな土曜日の夜はぬくもりが欲しい。
子宮までじんじんと訴えていた。
だから気まぐれを起こし、彼のアパートへ押しかけた。
電車に乗るまえから、ルールを破り、お泊りしたいとLINEにメッセージを入れてみたものの、返事はなかった。
かまわず人造人間の巣に、特殊部隊のように強襲した。
外階段をのぼり、乱れる息も整えもせずインターホンを鳴らした。
反応はない。ドアに耳を押しつけた。
内部はコトリともしない。
あいにく不在のようだ。
LINEに返事は来ない。
部屋のまえで三十分だけ待ってみることにした。
三十分がダメなら、さらに一時間粘った。
一時間をすぎ、もう一時間、我慢した。
がんばったが、やはり彼は帰ってこなかった。スマホにも着信音が鳴らなかった。
あきらめて帰ろうとした。
身体の疼きを抱えたまま、外階段をとぼとぼおりた。
車五台分のスペースがある駐車場は黒く濡れている。車は二台しか停まっていない。
雪だけがあきらめず、下界を白一色に埋めようと大地に挑んでいた。
由海の吐息は白く煙っている。
こんなことなら、毛糸の手袋を持ってくるべきだった。うっかり忘れてきたのだ。手が痛いほどかじかんでいる。
両手を包み込み、息を吹きかけて温めようとしたときだった。
駐車場の端のスペースに停まった白いポルシェ。
頭をこちらに向けている。アイドリングさせたままだ。
ルームランプがついており、いやでも内部の人間のシルエットが眼に飛び込んできた。
運転席と助手席の男女が唇を重ね、溶け合っていたのだ。
勘のいい由海だ。気づかないはずがない。
助手席は光宗だった。ドライバーは派手なメイクと髪型の女。水商売の女だと直感が働いた。
光宗は顔じゅうキスの雨を降らされ、口紅の跡がついていることだろう。ドラゴンから姫君の命を救った英雄なみに歓迎されていた。
由海のなかでなにかが弾けた。
手管に長けた光宗のことだ。教師の仮面を剥いだ時間では、いくらでも女をたらし込んでいたにちがいない。部屋に女の影が見当たらなかったのは、徹底した几帳面さで痕跡を残さなかったからだろう。
ようやく合点がいった。
冬場に入ってからというもの、土日になかなか連絡がつながらなくなったのだ。
――それも、一人や二人なんかじゃない。
さぞかしきめ細やかな過密スケジュールをこなしていたのだろう。
認めたくなかっただけだ。
ときには喫茶店で、ポルシェのドライバーとは違う女と親しげに会話しているところを目撃していた。
仕事上の付き合いか、浅い関係だろうと思い込もうとした。見苦しい嫉妬だけはするまいと思った。
由海の肉体は色気が出てきたとはいえ、心は十七歳のおぼこ娘。
自尊心を傷つけられたくなかったのだ。それはあまりにもちっぽけすぎた。光宗にかかれば、しょせん嵐のなかのパラソルにすぎなかった。
奥歯をかみしめると、烈しい音が鳴った。握りしめた拳は力が入りすぎて白くなるほどだ。
激情が由海の全身をかけ抜けた。血がざわざわとさざ波の音を立てて、身体の隅々にまで波及する。
真っ向からポルシェに近づいた。
車内の二人は気づかない。乳くり合いに夢中になっている。
ボンネットに手をかけ、飛び乗った。
その場にしゃがみ込み、平手でフロントガラスを叩いた。
なんども連打した。手のひらが痛んだが、かまうもんか。
さすがにガラスの向こうの男女は呆気にとられ、身体を離した。
由海はそんな光宗たちを睨みながら、憎しみをこめて平手を打ちつけた。
「宝毛っていうんだ。知らなかった。子供のころから同じ位置に生えてくるんだ。知らないあいだに生えてきて、いつの間にか抜けてる」光宗はしゃがれた声を出した。「庄司は年のわりに、物知りだな。へんにマニアックな方向に、だけど」
「白い毛はたんに、ホルモンバランスが乱れらしいけど、宝毛に関しては幸運を呼び寄せるジンクスがあるそう。この毛に願いごとをして、五センチ以上伸びれば願いが叶うとか。センセのは優に倍、あるね」
「願いごと、かけときゃよかったな。いまからでも遅くないか?」
「どうゆうの?」
「庄司と、いつまでもこうしていたい」
「庄司って言わないで。由海って言って」
「じゃあ、由海」
光宗の意思は固かった。ルールどおり、八時には由海を着替えさせ、玄関に立たせた。
「やっぱ、駅まで送ろうか? このあたりは夜になると、街灯が少ないから真っ暗になるぞ」
と、光宗。生気を吸われたかのように疲れが見えた。冗談を言う気力もないようだ。
「いい。光宗センセ、すごく疲れてるみたいだから。まるでUFOにさらわれてキャトルミューティレーションにされた牛みたい。だから今日のところはカンベンしてやる。ここでサヨナラで」
反対に、由海は靴を履くと大股を開き、腰に手を当ておどけてみせた。
「キャトルミューティレーションの真相は、野生動物のしわざだろ。宇宙人とは無関係だ」と、光宗は下駄箱のうえの黒い筒を手にした。由海に突き出す。「せめて懐中電灯を持ってけ。軍用のフラッシュライトだ。暴漢に襲われても、ライトを相手の顔に向ければ、目潰しに使える」
「だったら借りる」由海は受け取ると、さっそく点灯した。かばんを肩にかけ、光宗に背中を見せた。「じゃあ、また明日ね、センセ。ぐっすり眠って英気を養ってください。ちゃんと朝ご飯も食べるんですよ」
「いっぱしの奥さん風、吹かせるんだな。ちゃんと食べる。気をつけてな」
「うん。バイ!」
そう言って、由海はアパートをあとにした。
ぶじ、八時半には日高川町の家に帰ることができた。
遅くなったのは、適当に理由をつけた。家族の者は誰も怪しまなかった。
マンドリンのような腰つき。
胸など、ここ最近は一気に張り出した気がする。
プリーツスカートから伸びる脚も形がきれいになり、艶を帯びるようになった。
由海の身体はますます磨かれた。顔立ちまで大人びて見えた。
体育の授業になれば、長袖の体操着姿とはいえ、走れば豊かな胸はゆれた。髪がしなやかに踊り、通ったあとに女の香りがいつまでも残った。
トラックの外周で見守るクラスの男子たちは、口を開けたまま、そんな由海の姿を眼で追った。
冬がやってきた。
眼に映るものすべてが寒々しい芥子色に染まった。
由海はコートの袖をめくり、腕時計でも見るように手首の内側を向けた。
茶色い蛇の紋章はあいかわらずだ。もはや消えようがないらしい。心なしか、十三歳のころに比べ、鮮やかな色になっていた。
古事記で知られるヤマタノオロチをはじめ、日本人の信仰の根底には、蛇を畏れる観念があった。
神話を抜きにしても、手足を持たぬ蛇の姿は、ひときわ異形に映る。ましてやマムシやヤマカガシなどの毒を有する個体は脅威でもあった。
しかしながら蛇に対して恐怖を感じる一方、古代の日本人は畏敬の念さえ抱いた。
というのも、頭部の形が男性のシンボルを思わせたり、交尾に二〇時間以上もかける旺盛な性欲といい、長いあいだ餌を摂らなくても丈夫な生命力、脱皮をくり返すごとに成長するこの生き物は、古来より『死と再生』『不死の象徴』『豊穣と多産の象徴』『神の使い』などと神格化されたほどである。
――そう響子に教えられた。
蛇の紋章を受けてしまったことに、なんら忌むべきことも、恥じることさえないと諭された。
由海はそれを聞いて安心した。
いまでは天然のタトゥーぐらいにしか思っていない。愛らしいと撫でることもある。
学校で教師に指摘されたとしても、偶然蛇に似たあざになっただけですと、手首を見せれば、それ以上の追及はなかった。
クリスマス間近になった。
めずらしく日高川町に雪がちらついていた。が、アスファルトに達しても、濡らすだけで積もるところまではいかない。
ひどく身体は冷えた。心が凍えそうだった。こんな土曜日の夜はぬくもりが欲しい。
子宮までじんじんと訴えていた。
だから気まぐれを起こし、彼のアパートへ押しかけた。
電車に乗るまえから、ルールを破り、お泊りしたいとLINEにメッセージを入れてみたものの、返事はなかった。
かまわず人造人間の巣に、特殊部隊のように強襲した。
外階段をのぼり、乱れる息も整えもせずインターホンを鳴らした。
反応はない。ドアに耳を押しつけた。
内部はコトリともしない。
あいにく不在のようだ。
LINEに返事は来ない。
部屋のまえで三十分だけ待ってみることにした。
三十分がダメなら、さらに一時間粘った。
一時間をすぎ、もう一時間、我慢した。
がんばったが、やはり彼は帰ってこなかった。スマホにも着信音が鳴らなかった。
あきらめて帰ろうとした。
身体の疼きを抱えたまま、外階段をとぼとぼおりた。
車五台分のスペースがある駐車場は黒く濡れている。車は二台しか停まっていない。
雪だけがあきらめず、下界を白一色に埋めようと大地に挑んでいた。
由海の吐息は白く煙っている。
こんなことなら、毛糸の手袋を持ってくるべきだった。うっかり忘れてきたのだ。手が痛いほどかじかんでいる。
両手を包み込み、息を吹きかけて温めようとしたときだった。
駐車場の端のスペースに停まった白いポルシェ。
頭をこちらに向けている。アイドリングさせたままだ。
ルームランプがついており、いやでも内部の人間のシルエットが眼に飛び込んできた。
運転席と助手席の男女が唇を重ね、溶け合っていたのだ。
勘のいい由海だ。気づかないはずがない。
助手席は光宗だった。ドライバーは派手なメイクと髪型の女。水商売の女だと直感が働いた。
光宗は顔じゅうキスの雨を降らされ、口紅の跡がついていることだろう。ドラゴンから姫君の命を救った英雄なみに歓迎されていた。
由海のなかでなにかが弾けた。
手管に長けた光宗のことだ。教師の仮面を剥いだ時間では、いくらでも女をたらし込んでいたにちがいない。部屋に女の影が見当たらなかったのは、徹底した几帳面さで痕跡を残さなかったからだろう。
ようやく合点がいった。
冬場に入ってからというもの、土日になかなか連絡がつながらなくなったのだ。
――それも、一人や二人なんかじゃない。
さぞかしきめ細やかな過密スケジュールをこなしていたのだろう。
認めたくなかっただけだ。
ときには喫茶店で、ポルシェのドライバーとは違う女と親しげに会話しているところを目撃していた。
仕事上の付き合いか、浅い関係だろうと思い込もうとした。見苦しい嫉妬だけはするまいと思った。
由海の肉体は色気が出てきたとはいえ、心は十七歳のおぼこ娘。
自尊心を傷つけられたくなかったのだ。それはあまりにもちっぽけすぎた。光宗にかかれば、しょせん嵐のなかのパラソルにすぎなかった。
奥歯をかみしめると、烈しい音が鳴った。握りしめた拳は力が入りすぎて白くなるほどだ。
激情が由海の全身をかけ抜けた。血がざわざわとさざ波の音を立てて、身体の隅々にまで波及する。
真っ向からポルシェに近づいた。
車内の二人は気づかない。乳くり合いに夢中になっている。
ボンネットに手をかけ、飛び乗った。
その場にしゃがみ込み、平手でフロントガラスを叩いた。
なんども連打した。手のひらが痛んだが、かまうもんか。
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