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5.「でしたら、一人よりも二人」
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「玲也さんの魂を私どもにおあずけください」と、毅然たる口調で陸子は言った。
「は?」思わず眼をみはった草野 和毅。一瞬、言葉の意味がわからず、狼狽した。陸子はだいじな孫娘を突然失った。あまりの悲嘆で精神のバランスを失ってしまったのではないか。『魂をください』とは、まさか死神じゃあるまいし――。「いったいどういうことか、意味がわかりかねますが」
陸子はうっそりと祭壇の遺影に眼を向け、
「言い方に語弊があったかもしれませんわね。では、こう言いなおしましょう――亡くなった玲也さんとうちの萌とを、あの世でいっしょにさせてやってはいただけないでしょうか」
「合同慰霊祭という名目でしたら、あいにく、玲也の告別式は午前中にすませましたし――」
「そうではありません」と、陸子はさえぎった。下を向き、数珠を持った手に力をこめると、「死んだ二人を、あの世で結婚させてやるおつもりはないかと、聞いているのです」
「ひょっとして」と、和毅は言葉をつまらせた。天童市に四十数年暮らしてきたのは伊達ではない。その風習は何度か耳にしていた。「ひょっとして、冥婚ですか?」
「ご存知のようで。せめてムカサリ絵馬に託してあげたいのです。かわいい孫に先立たれるのは、身を切られるようにつらいこと。私の余命も、あとどれぐらい残されているか。あの子が嫁入りする姿を見るまではと思ってまいりましたが、それもかなわかった。でしたら、せめてあの世で幸せになってほしい。そう願うのは罪なことでしょうか?」
「恥ずかしながら、いままで冥婚やら、ムカサリ絵馬だなんて、世迷い言にすぎないと思ってきました。ですが、こんな惨事の当事者となって、ようやく気づきました。残された者の、癒えそうもない断腸のごとき痛み。せめて晴れ姿を見届けたかった――。いまなら、先人の切実さが身に染みてわかります」
「かわれるものならかわってあげたい。なぜ余命いくばくもないこんな年寄りが生きながらえ、未来ある人が先に亡くならねばならないのか、その無常感。まこと、世のなかは時に理不尽です。残された者の、自己満足と思われたってよろしいではありませんか。――いえ、きっと向こうで、若い二人は道をさまよってるんじゃないかと思ってしまうのです。でしたら、一人よりも二人。暗い夜道で途方に暮れるにせよ、ともに支えてくれる人がそばにいてくれれば、どれほど心強いか」
和毅はしばらくためらっていたが、霊安室で次男の遺体と対面したときの様子を思い出した。玲也の寝顔は安らかだったとはいえ、どこか寂しげな色をたたえていた。
「――承知しました。玲也を、萌さんと結婚させましょう。玲也の方が年下ですが、かまわないですか?」
「いまどきめずらしくもありませんでしょ。じっさい、私も夫より三つ上だったのですから」
と言って、陸子は口もとをかくしてひそやかに笑った。
「玲也も喜んでくれたらいいが」
「喜んでくれますよ、きっと。私には、若い二人の姿が手に取るようにわかります。二人なら、うまくいくと信じております。私は萌の性分をよく知っておりました。あの子は他人さまを恨むような子ではありません。あの子なら、玲也さんとうまくやれそうな気がするのです」と、陸子は微笑み、正面の遺影を見たあと、「でしたら、よろしいですわね。ムカサリ絵馬にペアで描いていただいても。私の知人に、その筋の絵師がいます。その方に依頼して二人を結び付けてもらいましょ」
和毅の眼から、ふたたび涙がはらはらとこぼれた。
「おまかせします。それで萌さんのなぐさめになるのなら。それで玲也も癒されるのなら」
「一人よりも」
「ええ。二人で」
冥婚とは、生者と死者にわかれた異性同士が行わせる結婚のことをさす。死後結婚とも言われている。
結婚と死生観に関わる習俗としては、中国をはじめ、東アジアから東南アジアにかけて古くから見られてきた。
死者を弔う際、伴侶と見立てた異性と婚礼させ、夫婦としたあと、あの世に送り出すものとされている。対象となる死者は主に未婚男性であるが、なかには既婚男性や未婚女性のケースもあった。広義の意味においては、スーダンに見られる死後結婚も同義のものといえよう。
生前を独身ですごし、ひとり旅立ってしまった死者には、死後世界における伴侶が存在しない。
孤独を抱えた霊魂はやがて、その寂しさから遺族に憑りつくようになると恐れられたため、ともに埋葬される配偶者を見つけてやらなければならないとの考えが広まった。これは、冥婚習俗としていまだ根強く見られる東アジア、東南アジア圏の宗教思想が、祖先崇拝と密着した倫理構造のために儀式として確立したとされている。
とくに、成人に至るまえに亡くなった子供――とりわけ男子――は、子孫を残さなかったという意味において、祖先としての資格を持たないと見なされた。死後に婚姻を結び、亡くなった男子に養子を迎えることで、遺族は慰霊に並ぶことができると信じられた歴史があるのだ。
現代における我が国の場合、青森県および山形県の一部で行われる、未婚の死者の婚礼を描いて寺に奉納するムカサリ絵馬が、冥婚の一例としてあげられる。
ムカサリ絵馬とは民間信仰における故人の追善供養の一種である。一説によると、江戸時代からはじめられたという。
その絵馬は未婚で亡くなった故人――戦死・交通事故・病気などで夭折した若者や、幼くして亡くなった子供――が、あの世でひとりでは寂しかろうとの配慮から、親族が架空の結婚式をあげさせるのである。まさに絵馬は、あの世で行われているであろう結婚式の様子を描いている。
最近は専門の絵馬師に依頼したり、なかには合成写真での奉納もめずらしくない。基本的に故人の伴侶となるモデルは架空の人物であることが条件であるとされ、生者をモデルにするのは『つれていかれる』という理由からタブーとされている。
諸説があるが、『ムカサリ』とは、東北の方言で婚礼・祝言のことではないかという説と、『迎える、去る』の意とも、『娘が去る』との訛りとも言われている。後者の場合、『ムガサリ』とも言うという。
いずれにせよ、絵馬には先立ってしまった我が子が、せめてあの世で幸せになってほしい、という親の切実な願いがこめられている。
同種のものでは、絵馬の代わりに婚礼衣装をまとった人形を奉納する『ムカサリ人形』という儀式もある。
三方を檜の屏風で囲まれた、この薄暗い広場。一面に羊歯の絨毯が広がっている。
その中央に、まっすぐではない材料で組み合わされたおんぼろの東屋が飄然と佇んでいた。
あばら家然とした屋根の下で、玲也と萌は夫婦のまねごとに興じている。
二人してならんで座り、ひらけた一画からはるか向こうの景色を眺めた。
薄い色合いの山並に、やがて茜色の日がさし、翳りが忍び寄ってきた。
外気はいちだんと寒さがまし、しだいにすべてはすみれ色へと移ろっていった。
このまま夜を迎えるとなると、どんなに寂しいことか。
だがいまでは、パートナーがいる。木琴みたいに打てば響くような返事を返してくれる伴侶がいる。
「夫婦になるったって、これから僕たちはどうやってすごしていけばいいんだろう?」
「とりあえず寄りそっていよう。それだけで充分」
「もうすぐ、日が沈みそうです」
「うん、沈むね」
「夜がきたら、冷えるかな。さっきまではたいして寒さを感じなかったけど、気が張ってただけかもしれないし」
「そしたら抱きしめあって、暖をとりましょ。私たちのあいだにボマーをサンドイッチにして」
と萌は言って、さっそく行動に移した。おっとりしたパグはなすがままだ。
「悪くないね。暗くなっても、ずっとしゃべっていよう」
「私、二十三だけど、話題は豊富よ。玲也クンも学生時代の話、聞かせて」
「なんだか悲しいですね。過去形の思い出話ばかりになりそう」
「ほら、しっかりボマーをはさみこみなさい。この子、ふるえてる」
「サンドイッチの具にしては冴えない顔してるな」
萌がとなりで笑った。花が咲いたような笑顔だった。
「まるで、毎日がキャンプ生活みたいになるかもしれないね」
二人の告別式が終わった四日後、玲也の兄が危険な容態から意識を取りもどした。
了
「は?」思わず眼をみはった草野 和毅。一瞬、言葉の意味がわからず、狼狽した。陸子はだいじな孫娘を突然失った。あまりの悲嘆で精神のバランスを失ってしまったのではないか。『魂をください』とは、まさか死神じゃあるまいし――。「いったいどういうことか、意味がわかりかねますが」
陸子はうっそりと祭壇の遺影に眼を向け、
「言い方に語弊があったかもしれませんわね。では、こう言いなおしましょう――亡くなった玲也さんとうちの萌とを、あの世でいっしょにさせてやってはいただけないでしょうか」
「合同慰霊祭という名目でしたら、あいにく、玲也の告別式は午前中にすませましたし――」
「そうではありません」と、陸子はさえぎった。下を向き、数珠を持った手に力をこめると、「死んだ二人を、あの世で結婚させてやるおつもりはないかと、聞いているのです」
「ひょっとして」と、和毅は言葉をつまらせた。天童市に四十数年暮らしてきたのは伊達ではない。その風習は何度か耳にしていた。「ひょっとして、冥婚ですか?」
「ご存知のようで。せめてムカサリ絵馬に託してあげたいのです。かわいい孫に先立たれるのは、身を切られるようにつらいこと。私の余命も、あとどれぐらい残されているか。あの子が嫁入りする姿を見るまではと思ってまいりましたが、それもかなわかった。でしたら、せめてあの世で幸せになってほしい。そう願うのは罪なことでしょうか?」
「恥ずかしながら、いままで冥婚やら、ムカサリ絵馬だなんて、世迷い言にすぎないと思ってきました。ですが、こんな惨事の当事者となって、ようやく気づきました。残された者の、癒えそうもない断腸のごとき痛み。せめて晴れ姿を見届けたかった――。いまなら、先人の切実さが身に染みてわかります」
「かわれるものならかわってあげたい。なぜ余命いくばくもないこんな年寄りが生きながらえ、未来ある人が先に亡くならねばならないのか、その無常感。まこと、世のなかは時に理不尽です。残された者の、自己満足と思われたってよろしいではありませんか。――いえ、きっと向こうで、若い二人は道をさまよってるんじゃないかと思ってしまうのです。でしたら、一人よりも二人。暗い夜道で途方に暮れるにせよ、ともに支えてくれる人がそばにいてくれれば、どれほど心強いか」
和毅はしばらくためらっていたが、霊安室で次男の遺体と対面したときの様子を思い出した。玲也の寝顔は安らかだったとはいえ、どこか寂しげな色をたたえていた。
「――承知しました。玲也を、萌さんと結婚させましょう。玲也の方が年下ですが、かまわないですか?」
「いまどきめずらしくもありませんでしょ。じっさい、私も夫より三つ上だったのですから」
と言って、陸子は口もとをかくしてひそやかに笑った。
「玲也も喜んでくれたらいいが」
「喜んでくれますよ、きっと。私には、若い二人の姿が手に取るようにわかります。二人なら、うまくいくと信じております。私は萌の性分をよく知っておりました。あの子は他人さまを恨むような子ではありません。あの子なら、玲也さんとうまくやれそうな気がするのです」と、陸子は微笑み、正面の遺影を見たあと、「でしたら、よろしいですわね。ムカサリ絵馬にペアで描いていただいても。私の知人に、その筋の絵師がいます。その方に依頼して二人を結び付けてもらいましょ」
和毅の眼から、ふたたび涙がはらはらとこぼれた。
「おまかせします。それで萌さんのなぐさめになるのなら。それで玲也も癒されるのなら」
「一人よりも」
「ええ。二人で」
冥婚とは、生者と死者にわかれた異性同士が行わせる結婚のことをさす。死後結婚とも言われている。
結婚と死生観に関わる習俗としては、中国をはじめ、東アジアから東南アジアにかけて古くから見られてきた。
死者を弔う際、伴侶と見立てた異性と婚礼させ、夫婦としたあと、あの世に送り出すものとされている。対象となる死者は主に未婚男性であるが、なかには既婚男性や未婚女性のケースもあった。広義の意味においては、スーダンに見られる死後結婚も同義のものといえよう。
生前を独身ですごし、ひとり旅立ってしまった死者には、死後世界における伴侶が存在しない。
孤独を抱えた霊魂はやがて、その寂しさから遺族に憑りつくようになると恐れられたため、ともに埋葬される配偶者を見つけてやらなければならないとの考えが広まった。これは、冥婚習俗としていまだ根強く見られる東アジア、東南アジア圏の宗教思想が、祖先崇拝と密着した倫理構造のために儀式として確立したとされている。
とくに、成人に至るまえに亡くなった子供――とりわけ男子――は、子孫を残さなかったという意味において、祖先としての資格を持たないと見なされた。死後に婚姻を結び、亡くなった男子に養子を迎えることで、遺族は慰霊に並ぶことができると信じられた歴史があるのだ。
現代における我が国の場合、青森県および山形県の一部で行われる、未婚の死者の婚礼を描いて寺に奉納するムカサリ絵馬が、冥婚の一例としてあげられる。
ムカサリ絵馬とは民間信仰における故人の追善供養の一種である。一説によると、江戸時代からはじめられたという。
その絵馬は未婚で亡くなった故人――戦死・交通事故・病気などで夭折した若者や、幼くして亡くなった子供――が、あの世でひとりでは寂しかろうとの配慮から、親族が架空の結婚式をあげさせるのである。まさに絵馬は、あの世で行われているであろう結婚式の様子を描いている。
最近は専門の絵馬師に依頼したり、なかには合成写真での奉納もめずらしくない。基本的に故人の伴侶となるモデルは架空の人物であることが条件であるとされ、生者をモデルにするのは『つれていかれる』という理由からタブーとされている。
諸説があるが、『ムカサリ』とは、東北の方言で婚礼・祝言のことではないかという説と、『迎える、去る』の意とも、『娘が去る』との訛りとも言われている。後者の場合、『ムガサリ』とも言うという。
いずれにせよ、絵馬には先立ってしまった我が子が、せめてあの世で幸せになってほしい、という親の切実な願いがこめられている。
同種のものでは、絵馬の代わりに婚礼衣装をまとった人形を奉納する『ムカサリ人形』という儀式もある。
三方を檜の屏風で囲まれた、この薄暗い広場。一面に羊歯の絨毯が広がっている。
その中央に、まっすぐではない材料で組み合わされたおんぼろの東屋が飄然と佇んでいた。
あばら家然とした屋根の下で、玲也と萌は夫婦のまねごとに興じている。
二人してならんで座り、ひらけた一画からはるか向こうの景色を眺めた。
薄い色合いの山並に、やがて茜色の日がさし、翳りが忍び寄ってきた。
外気はいちだんと寒さがまし、しだいにすべてはすみれ色へと移ろっていった。
このまま夜を迎えるとなると、どんなに寂しいことか。
だがいまでは、パートナーがいる。木琴みたいに打てば響くような返事を返してくれる伴侶がいる。
「夫婦になるったって、これから僕たちはどうやってすごしていけばいいんだろう?」
「とりあえず寄りそっていよう。それだけで充分」
「もうすぐ、日が沈みそうです」
「うん、沈むね」
「夜がきたら、冷えるかな。さっきまではたいして寒さを感じなかったけど、気が張ってただけかもしれないし」
「そしたら抱きしめあって、暖をとりましょ。私たちのあいだにボマーをサンドイッチにして」
と萌は言って、さっそく行動に移した。おっとりしたパグはなすがままだ。
「悪くないね。暗くなっても、ずっとしゃべっていよう」
「私、二十三だけど、話題は豊富よ。玲也クンも学生時代の話、聞かせて」
「なんだか悲しいですね。過去形の思い出話ばかりになりそう」
「ほら、しっかりボマーをはさみこみなさい。この子、ふるえてる」
「サンドイッチの具にしては冴えない顔してるな」
萌がとなりで笑った。花が咲いたような笑顔だった。
「まるで、毎日がキャンプ生活みたいになるかもしれないね」
二人の告別式が終わった四日後、玲也の兄が危険な容態から意識を取りもどした。
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