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ルール説明
しおりを挟む"頭いってー、ここは…どこだ?"
『はーーーーい!!皆起きたかしらぁぁぁぁ??』
スピーカーからものすごい大音量で流れてきた声は俺の耳に突き刺さるように入ってきた。
男の声、でもオネエのような口調で俺…いや、俺たちに話しかけてきた。
『ここの部屋には10人の人間がいるのね、ふんふん。』
"この声は誰だ??…てゆーかなにが始まるんだ?!"
「おい!!お前誰だよ!!!なんだよここは!!?」
後ろから男の怒鳴り声が聞こえた。
ここにいる全員が混乱している、怒鳴るのも無理はない。
周りも1人の怒鳴り声をきっかけにザワザワしだした。
隣同士話すもの、取り乱して泣くもの、呆然とするもの。
それぞれ恐怖に支配されていた。
『そこ!!うるさいわよ?』
ドンッッッッッ!!!!!!!!
「「「きゃーーーーーーーーーーっ!!!!」」」
"なんだ?!なにが起きた?!!!"
そこにはさっき怒鳴った男が血を流して倒れていた。
胸に穴があいていてそこから大量に血が出ていた。
『これでわかったかしら?皆死にたくなかったら大人しく従いましょうねー。』
"なっなななななんだ?!落ち着け!俺落ち着け!!"
全員が凍りついていた。
人が1人の自分たちの目の前で殺されたんだ当然である。
何が男を殺したかもわからない、鈍い音の後胸に穴があいた状態で血を流して倒れていた。
『さてと、1人いなくなっちゃったから9人ね。まぁいいわルール説明をするから横一列でならびなさぁぁい?』
皆素直に一列にならび俺はその1番左端にならんだ。
『これより、マインドゲームを開催するわぁ!貴方達はプレイヤーよ!心してゲームに取り組んでちょーだいね?』
"マインドゲーム!?なんだそれは?!!"
『さて今から紙を配るわ。シンプルイズベスト!を目指して書いてみたわ?しっかり見るのよー!』
そお言うと上から紙がヒラヒラと落ちてきた。
その紙にはこう書いてあった…
マインドゲーム~生死をかけたバトル~
貴方たちはプレイヤーよ!
生きるか死ぬかは貴方次第で決まるわーん?
さて、ルールを発表するわよーん!
・2人1組のチームを作り今後助け合い生きること
・逃げようと思わないこと…死ぬわよ。
・ゲーム中以外での殺し合い禁止
・ゲームはルールにのっとり正々堂々おこなうこと
こんな感じでよ・ろ・し・く・ね?
ちなみにチームは今並んでる左隣のひとになりまーす!
仲良くやるのよ?
恋は厳禁だからね!!!!!
『読んだかしらー?それじゃそゆこと!1番左の貴方はさっき死んじゃって人足りなくなったから1人でいいわ!』
"まてっ!!それ俺じゃねーかよ!"
『あ、言い忘れてたけどあたしはこのゲームを案内するマミーよ!それじゃ次の指示が出るまでぐっばい!』
そう言うと声は消えた。
静まり返る部屋の中誰もまだ口を開けないでいた。
立ちすくみ、座り込みそれぞれ絶望を感じていた。
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