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第二章:騎士学校・中等部
第1話 初日
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教室の扉を開けた瞬間、ざわつきが耳に飛び込んできた。
広い教室には、僕たちを除いて十三人の少年がいて、無駄口を叩きながら笑い声を上げていた。その光景はどこか浮ついていて場違いに感じられる。
「入るよ、ウル」
となりに立つセリスが小声で促す。
彼女の声は優しく、同時に隙のない力強さを宿していた。僕は軽くうなずいてから、教室に一歩足を踏み入れた。
僕たちは自然と沈黙を保つが――彼女の存在感は否応なく教室の空気を変えた。
綺麗に編み込まれた赤髪は、黒いリボンを使って後頭部でまとめられている。目を引くその髪色は、燃え上がる炎のような輝きを放っていた。
そしてその視線――澄んだ青い瞳は、深い湖面を覗き込むような透明感があった。まるで宝石そのものだ。
彼女に視線を向ける者は少なくなかった。明らかに見惚れている生徒もいる。彼女の美しさに圧倒されているのだろう。
僕はちらりと周囲に視線を向けた。〈隠蔽〉の魔術をまとった気配がいくつも感じられる。
誰かが――恐らく将校たちが、僕とセリスのことを観察しているのだろう。僕たちがどんな動きを見せるか――それをじっと見極めようとしている。
一方で教室にいる少年たちは、その気配に気づく様子はない。むしろ、何も知らないことを誇るかのように、彼らは気楽な笑顔を交わし、くだらない会話を続けていた。
僕たちの表情に笑みはない。いや、少なくとも僕には、彼らのように心から笑うことができなかった。あんなふうに軽薄に笑う自分など想像すらできない。
ふと制服に目を落とす。黒色を基調としたデザインで、金糸の刺繍がところどころに施されていて袖は赤で染まっている。胸元には校章が輝いていた。
この制服だけで、平民なら半年どころか一年は生きられる金がかかっている。それを着ているだけで、僕たちはすでに選ばれた存在だと周囲に知らしめている。
その時だった。
「……あれは〈召喚獣〉?」
セリスが窓際を見つめる。僕も視線を向けると、拳ほどの大きさの何かがふわふわと浮かんでいた。
丸い形状で、ぎょろりとした瞳を持つそれは、まるで巨大な眼球のようだった。
「〈念視〉に用いられる監視用の〈召喚獣〉だ」
しかし気に留める者はほとんどいない。それどころか、少年たちは相変わらずの雑談を続けていた。気づいていないのかもしれない。
僕は一瞬だけセリスを見やった。彼女も少年たちの態度を異様に感じたのか、軽くため息をつく。これが騎士学校の日常――静かな緊張感の中に漂う奇妙な気楽さ。
僕らが席につこうと教室内を歩き始めると、途端に冷ややかな視線が突き刺さるようになった。それだけじゃない。冷笑を含んだ声が、あちこちから聞こえ始めた。
「見ろよ、女連れだぜ」
誰かが小声で言った。
それは全員に聞こえるように意図的に響かせた声だった。
「騎士学校に女子を連れてくるなんて、情けないよなぁ!」
その言葉に反応して、教室中がどっと笑いに包まれた。
「騎士になろうっていうのに、女に守られるようじゃお終いだ!」
さらに誰かが茶化すように言い放つ。
僕はそれを無視して、黙ったまま前を向いた。彼らの言葉なんて気にする価値もない。となりでセリスも表情を変えずに歩いている。
普段なら余裕のある微笑みを浮かべている彼女も、今は無表情だ。僕には、彼女が静かに怒りを押し殺しているようにも見えた。
席についてからも冷笑はしばらく続いたが、僕たちが反応しないのを見て次第に収まっていった。教室はまたざわざわとした笑い声とおしゃべりで満たされる。
その時、すぐとなりから声が聞こえた。
「冷静だな。いい心がけだ」
驚いてとなりを見ると、そこにはハリソン卿が座っていた。僕をこの学校に推薦してくれた人物だ。
貴族らしい端正な顔立ちをしていて、その鋭い眼差しには隠しきれない威厳が漂っている。しかし、その目元にはどこか穏やかさも感じられた。
驚きつつも、僕は周囲を見回した。誰も彼の存在に気づいていない。
恐らく〈隠蔽〉の魔術を巧みに使っているのだろう。普通なら目立つはずの彼が、完全に周囲から認識されていなかった。
「閣下も、僕たちを見守りに来たのですか?」
僕は、声を潜めて訊ねた。
ハリソン卿は微笑を浮かべ、軽くうなずいた。
「君の推薦人だからな。私には君たちを見守る責任があるのだよ」
その言葉には、本当に気遣ってくれていることが感じられた。彼の微笑みは暖かく、けれど軍人らしい芯の強さもある。僕も自然と微笑み返していた。
ハリソン卿といると不思議と心が落ち着く。彼がいてくれるだけで、冷笑や侮蔑の声なんて、どうでもいいように思えた。
彼は高位貴族でありながら、気取らず、僕たちに対して優しかった。
やがて教室の扉が音を立てて開き、ひとりの男性が入ってきた。立ち姿は背筋が伸びていて隙がなく、着ている教員の制服はピシッと整えられている。
その動作や鋭い眼光から、ただの教師ではないことがすぐに分かった。明らかに訓練を積んだ軍人のそれだ。
しかし教室にいる少年たちは、その気配にまるで気づかない。いや、気づいているのかもしれないが、気に留める様子がなかった。
相変わらず談笑し、まるで遊び場にいるかのような軽い雰囲気を崩そうとしない。
その光景がなんだかおかしくて、思わず微笑んでしまった。こんなに気楽でいられるのかと。これから始まる厳しい日々を想像している僕とは対照的だった。
その微笑みは男性教員の目にとまる。彼は短い杖を軽く振り、まっすぐ僕を指し示した。
「編入生、なにがおかしいんだ?」
低く響く声が教室全体に広がる。
それでようやく談笑していた生徒たちも口を閉ざした。
普通なら自己紹介をさせるべきところだったが、彼にはその気がないようだった。
僕たちの存在を他の生徒に紹介するどころか、まずこちらを追い込むことを選んだように見える。
何も言わずに沈黙していると、教員の声がさらに荒々しくなった。
「君に質問をしているのだぞ、編入生!」
ああ、そうか――と僕はようやく理解した。この瞬間から授業はすでに始まっているのだ。試されているのは僕の反応だった。
「はい、上官殿」
僕は立ち上がりながら答えた。
「よし、それなら質問に答えろ!」
教員の声が教室に響き渡る。
僕は一拍置き、できる限り冷静に答えた。
「自分は、上官殿がそこの生意気な少年たちに僕らのことを紹介するのだと思っていました。しかし上官殿の姿を見て、それは誤りであり、自分たちで行動するべきなのだと分かりました。だからこそ、自分の甘さに笑ってしまったのです」
一瞬の沈黙。教室内の空気が一変するのが分かった。教員は満足げにうなずくと、今度は周囲の生徒たちに視線を移し、厳しい口調で言い放った。
「いいか、屑ども。それこそが戦場で、そして士官として必要な観察力だ。お前たちにもウルフェルやセリス嬢と同じことができるか?」
さっきまで談笑していた生徒たちは一斉に口を閉じた。そして今度は、僕たちを睨むような視線を向けてきた。
嫉妬なのか苛立ちなのか、その感情は読み取れなかったが、とにかく好意的ではないことだけは分かる。
なるほど――僕はそっと溜息をついた。これが軍隊式の紹介方法なのだろう。
他者との連携や評価を得るには、自分で行動し、実力を示さなければならない。それがこの場所で生き残るためのルールなのだ。
これから先、僕は何度この冷ややかな視線を受けるのだろうか。少しばかり憂鬱な気分を胸に、教員の言葉を待った。
広い教室には、僕たちを除いて十三人の少年がいて、無駄口を叩きながら笑い声を上げていた。その光景はどこか浮ついていて場違いに感じられる。
「入るよ、ウル」
となりに立つセリスが小声で促す。
彼女の声は優しく、同時に隙のない力強さを宿していた。僕は軽くうなずいてから、教室に一歩足を踏み入れた。
僕たちは自然と沈黙を保つが――彼女の存在感は否応なく教室の空気を変えた。
綺麗に編み込まれた赤髪は、黒いリボンを使って後頭部でまとめられている。目を引くその髪色は、燃え上がる炎のような輝きを放っていた。
そしてその視線――澄んだ青い瞳は、深い湖面を覗き込むような透明感があった。まるで宝石そのものだ。
彼女に視線を向ける者は少なくなかった。明らかに見惚れている生徒もいる。彼女の美しさに圧倒されているのだろう。
僕はちらりと周囲に視線を向けた。〈隠蔽〉の魔術をまとった気配がいくつも感じられる。
誰かが――恐らく将校たちが、僕とセリスのことを観察しているのだろう。僕たちがどんな動きを見せるか――それをじっと見極めようとしている。
一方で教室にいる少年たちは、その気配に気づく様子はない。むしろ、何も知らないことを誇るかのように、彼らは気楽な笑顔を交わし、くだらない会話を続けていた。
僕たちの表情に笑みはない。いや、少なくとも僕には、彼らのように心から笑うことができなかった。あんなふうに軽薄に笑う自分など想像すらできない。
ふと制服に目を落とす。黒色を基調としたデザインで、金糸の刺繍がところどころに施されていて袖は赤で染まっている。胸元には校章が輝いていた。
この制服だけで、平民なら半年どころか一年は生きられる金がかかっている。それを着ているだけで、僕たちはすでに選ばれた存在だと周囲に知らしめている。
その時だった。
「……あれは〈召喚獣〉?」
セリスが窓際を見つめる。僕も視線を向けると、拳ほどの大きさの何かがふわふわと浮かんでいた。
丸い形状で、ぎょろりとした瞳を持つそれは、まるで巨大な眼球のようだった。
「〈念視〉に用いられる監視用の〈召喚獣〉だ」
しかし気に留める者はほとんどいない。それどころか、少年たちは相変わらずの雑談を続けていた。気づいていないのかもしれない。
僕は一瞬だけセリスを見やった。彼女も少年たちの態度を異様に感じたのか、軽くため息をつく。これが騎士学校の日常――静かな緊張感の中に漂う奇妙な気楽さ。
僕らが席につこうと教室内を歩き始めると、途端に冷ややかな視線が突き刺さるようになった。それだけじゃない。冷笑を含んだ声が、あちこちから聞こえ始めた。
「見ろよ、女連れだぜ」
誰かが小声で言った。
それは全員に聞こえるように意図的に響かせた声だった。
「騎士学校に女子を連れてくるなんて、情けないよなぁ!」
その言葉に反応して、教室中がどっと笑いに包まれた。
「騎士になろうっていうのに、女に守られるようじゃお終いだ!」
さらに誰かが茶化すように言い放つ。
僕はそれを無視して、黙ったまま前を向いた。彼らの言葉なんて気にする価値もない。となりでセリスも表情を変えずに歩いている。
普段なら余裕のある微笑みを浮かべている彼女も、今は無表情だ。僕には、彼女が静かに怒りを押し殺しているようにも見えた。
席についてからも冷笑はしばらく続いたが、僕たちが反応しないのを見て次第に収まっていった。教室はまたざわざわとした笑い声とおしゃべりで満たされる。
その時、すぐとなりから声が聞こえた。
「冷静だな。いい心がけだ」
驚いてとなりを見ると、そこにはハリソン卿が座っていた。僕をこの学校に推薦してくれた人物だ。
貴族らしい端正な顔立ちをしていて、その鋭い眼差しには隠しきれない威厳が漂っている。しかし、その目元にはどこか穏やかさも感じられた。
驚きつつも、僕は周囲を見回した。誰も彼の存在に気づいていない。
恐らく〈隠蔽〉の魔術を巧みに使っているのだろう。普通なら目立つはずの彼が、完全に周囲から認識されていなかった。
「閣下も、僕たちを見守りに来たのですか?」
僕は、声を潜めて訊ねた。
ハリソン卿は微笑を浮かべ、軽くうなずいた。
「君の推薦人だからな。私には君たちを見守る責任があるのだよ」
その言葉には、本当に気遣ってくれていることが感じられた。彼の微笑みは暖かく、けれど軍人らしい芯の強さもある。僕も自然と微笑み返していた。
ハリソン卿といると不思議と心が落ち着く。彼がいてくれるだけで、冷笑や侮蔑の声なんて、どうでもいいように思えた。
彼は高位貴族でありながら、気取らず、僕たちに対して優しかった。
やがて教室の扉が音を立てて開き、ひとりの男性が入ってきた。立ち姿は背筋が伸びていて隙がなく、着ている教員の制服はピシッと整えられている。
その動作や鋭い眼光から、ただの教師ではないことがすぐに分かった。明らかに訓練を積んだ軍人のそれだ。
しかし教室にいる少年たちは、その気配にまるで気づかない。いや、気づいているのかもしれないが、気に留める様子がなかった。
相変わらず談笑し、まるで遊び場にいるかのような軽い雰囲気を崩そうとしない。
その光景がなんだかおかしくて、思わず微笑んでしまった。こんなに気楽でいられるのかと。これから始まる厳しい日々を想像している僕とは対照的だった。
その微笑みは男性教員の目にとまる。彼は短い杖を軽く振り、まっすぐ僕を指し示した。
「編入生、なにがおかしいんだ?」
低く響く声が教室全体に広がる。
それでようやく談笑していた生徒たちも口を閉ざした。
普通なら自己紹介をさせるべきところだったが、彼にはその気がないようだった。
僕たちの存在を他の生徒に紹介するどころか、まずこちらを追い込むことを選んだように見える。
何も言わずに沈黙していると、教員の声がさらに荒々しくなった。
「君に質問をしているのだぞ、編入生!」
ああ、そうか――と僕はようやく理解した。この瞬間から授業はすでに始まっているのだ。試されているのは僕の反応だった。
「はい、上官殿」
僕は立ち上がりながら答えた。
「よし、それなら質問に答えろ!」
教員の声が教室に響き渡る。
僕は一拍置き、できる限り冷静に答えた。
「自分は、上官殿がそこの生意気な少年たちに僕らのことを紹介するのだと思っていました。しかし上官殿の姿を見て、それは誤りであり、自分たちで行動するべきなのだと分かりました。だからこそ、自分の甘さに笑ってしまったのです」
一瞬の沈黙。教室内の空気が一変するのが分かった。教員は満足げにうなずくと、今度は周囲の生徒たちに視線を移し、厳しい口調で言い放った。
「いいか、屑ども。それこそが戦場で、そして士官として必要な観察力だ。お前たちにもウルフェルやセリス嬢と同じことができるか?」
さっきまで談笑していた生徒たちは一斉に口を閉じた。そして今度は、僕たちを睨むような視線を向けてきた。
嫉妬なのか苛立ちなのか、その感情は読み取れなかったが、とにかく好意的ではないことだけは分かる。
なるほど――僕はそっと溜息をついた。これが軍隊式の紹介方法なのだろう。
他者との連携や評価を得るには、自分で行動し、実力を示さなければならない。それがこの場所で生き残るためのルールなのだ。
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