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第一章:少年期
第44話 はじまりの迷宮
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あの事件のあと、しばらく〈盗賊組合〉の仕事は休むことになった。
元気になったのに気をつかわれていたのは少し気まずかったけれど、ひさしぶりに自由な時間を得た僕は、ここで新たな経験を積もうと考えていた。
もちろん、のんびり過ごすという選択肢もあったけれど、そんな余裕はなかった。騎士になるためには、少しの時間も無駄にはできない。
そこで目をつけたのが、〈傭兵組合〉の依頼だ。これまでも小鬼の討伐でそれなりに実績を積み上げてきたけれど、それがようやく認められるようになってきた。
下水道に迷い込んだ小鬼を相手に、何度も汚水に浸かりながら剣を振るった日々は、決して無駄ではなかったらしい。
剣術の師範でもあるベテラン傭兵ラリアンが、僕たちの実力を認めてくれたことも大きかったのかもしれない。
「お前たちもそろそろ迷宮での実践経験を積むべきだな」
彼の一言で僕とラティに与えられた仕事は、国が管理する迷宮での魔獣討伐だった。新人の〈探索者〉や〈迷宮人〉のための訓練の場としても知られた迷宮で、比較的脅威度の低い魔獣が棲み処にしていた。
僕たちに与えられた仕事は、迷宮内で訓練を積みながら魔獣を討伐し、魔石や素材を回収して組合に貢献することだった。
もちろん、仕事の成果に応じて報酬が得られる仕組みになっていた。
「新人向けって言っても気を抜くなよ。迷宮は迷宮だからな」
そう釘を刺してくれたラリアンは、前回の仕事と異なり、僕たちに付き添うことはない。僕たちふたりだけで目的地に行くことも、経験のひとつなのだという。
いずれにせよ――久々の迷宮だ。
それも、国と組合からの正式な許可を得ての探索だ。これまでのような〈盗賊組合〉絡みの後ろ暗い仕事でもない、堂々と胸を張れる任務だった。
出発の日、僕たちは帝都の外に出るための許可証を受け取った。それは僕たちにとって初めての経験で、どう扱えばいいのか分からず少し緊張してしまう。
「これを持っているだけで、警備兵に捕まることなく帝都の外に出られるんだな……」
ラティはそう言うと、許可証が入った革張りのカードホルダーを撫でる。ゴーストも興味深そうにニオイを嗅いでいた。
「これ、本物だよな?」
ラティの言葉に僕は肩をすくめる。
「偽物だったら、僕たちは牢獄行きだよ」
「そりゃ怖いな」
ラティは冗談めかして笑ったけれど、しっかりと許可証を握り締めていた。
強面の警備兵に許可証と組合のカードを見せたあと、僕たちは迷宮に向かう馬車に乗り込む。
乗合馬車の座席は硬かったけど、あまり気にならなかった。
それよりも外に広がる景色――帝都の外の風景を目にするのは、いつも森にいる僕たちにとっても興味深い景色だった。
どこまでも広がる草原の向こうに黒々とそびえる黒曜石の遺跡や、雲にも届くほど高い塔など、何もかも新鮮な景色だった。
やがて、迷宮のある遺跡が見えてくる。
馬車が近づくと、遺跡の堅牢な石の門と、その両脇に控える衛兵たちの姿が目に入った。
「いよいよ迷宮だな」
ラティが緊張を隠せない様子でつぶやく。
迷宮に足を踏み入れるのは、小鬼相手の下水道とは比べ物にならない緊張感があった。新たな挑戦の始まりに、胸の内がじんわりと熱くなる。
馬車から降りると、深呼吸してから迷宮の入り口に向かった。
僕たちが挑む迷宮は国が管理しているだけあって、すでに何度も踏破されていて、迷宮内部の地形や魔獣の出現情報もある程度は知られている。
それでも油断は禁物だけど。
この迷宮では、〈ホーンラビット〉と呼ばれるツノの生えたウサギや、〈ダークスタッグ〉の名で知られた魔力を宿したシカのような魔獣、さらには鋭い牙と敏捷な動きが特徴の〈ダスクウルフ〉などが潜んでいる。
ベテランの〈探索者〉なら簡単に対処できる魔獣だけど、人型の小鬼やホブゴブリンばかり相手にしてきた僕たちには、厳しい相手なのかもしれない。
実際のところ、魔獣と戦った経験がほとんどなかった。
「舐めてかかれば命取りになる」
ラリアンの教えが頭をよぎる。
僕たちはその教えを胸に、慢心せず迷宮に挑むことになる。
迷宮の入り口は、賑やかな遺跡の一角にあった。
「まるで市場だな……」
ラティがぽつりと漏らした言葉が、僕の気持ちを代弁していた。
迷宮周辺には露店が立ち並び、探索者向けに道具や薬草、簡単な食料品などを販売する商人たちでごった返していた。
近くには宿屋もあり、遠方からやってきた〈探索者〉たちが休息を取れるように整備されているのが分かる。
それでも迷宮の入り口に近づくにつれて空気が変わる。
迷宮の門前には、剣を携えた兵士たちが待機していて、厳重な警備体制が敷かれていた。彼らの目は鋭く、僕たちの動きを一瞬たりとも見逃すまいとしているのが伝わってくる。
「許可証を」
無骨な声とともに、手袋をつけた兵士が手を差し出す。
僕たちは慌てて許可証と、〈傭兵組合〉から発行されたカードを提示した。
「ふむ、確認した。問題ないみたいだ」
ここにいる兵士たちは、何か問題が起きたときには――行方不明者や魔獣の大量発生など――迷宮内に捜索に入る役割も担っているのだ。
そう思うと、その厳しい態度も理解できた。
迷宮の入り口をくぐると、そこには予想外の光景が広がっていた。
「……これが、迷宮なのか?」
ラティが小声でつぶやく。
暗闇と危険が支配すると思っていた迷宮は、想像とはまるで違っていた。目の前に広がるのは、賑やかな市場のような光景だった。
明かりを灯す光苔の淡い光源のなか、探索者たちが忙しなく行き交い、誰もが何かしらの作業に没頭している。剣を振り回す者、食事を準備する者、さらには手に入れた魔石を仲間と確認しながら談笑している者までいた。
「……人が多すぎる」
僕はあっけに取られながらも、迷宮の〝現実〟を理解し始めた。
いわゆる管理された迷宮であり、帝国が整備し、定期的に踏破されている場所だ。そのため、命を懸けずとも稼ぎが得られる〝安全な狩場〟として知られているのだろう。
その証拠に、装備が整っていない者や、ろくに剣を握ったことがなさそうな人々も見かける。おそらく〈ホーンラビット〉程度であれば、訓練なしでも何とかなるのだろう。日銭を稼ぐために、その日暮らしの人々が多くやってきていた。
残念ながら、二階層も同じような光景が広がっていた。
「……正直、これはウンザリするな」
ラティが苦笑しながら肩をすくめる。
二階層にたどり着いた僕たちを迎えたのは、変わらず賑やかな探索者たちの姿だった。多少その数は減っているものの、それでもまだ活気にあふれている。
「さっさと三階層に行こう。ここじゃ訓練にならない」
僕たちは階段を探してさらに奥に進むことにした。
三階層に足を踏み入れると、さすがに空気が変わった。
「やっと静かになったな」
ラティがホッとしたようにつぶやく。
三階層は二階層と比べて魔獣が強くなり、初心者には危険な場所とされていた。だからこそ、ここに来る探索者の数は限られてくるのだろう。
光苔が薄暗い迷宮の壁面をぼんやりと照らす。その光が水滴に反射し、足元の石畳に揺れる光の模様を作り出している。
静けさの中に潜む気配――これが、迷宮本来の姿なのだろう。
元気になったのに気をつかわれていたのは少し気まずかったけれど、ひさしぶりに自由な時間を得た僕は、ここで新たな経験を積もうと考えていた。
もちろん、のんびり過ごすという選択肢もあったけれど、そんな余裕はなかった。騎士になるためには、少しの時間も無駄にはできない。
そこで目をつけたのが、〈傭兵組合〉の依頼だ。これまでも小鬼の討伐でそれなりに実績を積み上げてきたけれど、それがようやく認められるようになってきた。
下水道に迷い込んだ小鬼を相手に、何度も汚水に浸かりながら剣を振るった日々は、決して無駄ではなかったらしい。
剣術の師範でもあるベテラン傭兵ラリアンが、僕たちの実力を認めてくれたことも大きかったのかもしれない。
「お前たちもそろそろ迷宮での実践経験を積むべきだな」
彼の一言で僕とラティに与えられた仕事は、国が管理する迷宮での魔獣討伐だった。新人の〈探索者〉や〈迷宮人〉のための訓練の場としても知られた迷宮で、比較的脅威度の低い魔獣が棲み処にしていた。
僕たちに与えられた仕事は、迷宮内で訓練を積みながら魔獣を討伐し、魔石や素材を回収して組合に貢献することだった。
もちろん、仕事の成果に応じて報酬が得られる仕組みになっていた。
「新人向けって言っても気を抜くなよ。迷宮は迷宮だからな」
そう釘を刺してくれたラリアンは、前回の仕事と異なり、僕たちに付き添うことはない。僕たちふたりだけで目的地に行くことも、経験のひとつなのだという。
いずれにせよ――久々の迷宮だ。
それも、国と組合からの正式な許可を得ての探索だ。これまでのような〈盗賊組合〉絡みの後ろ暗い仕事でもない、堂々と胸を張れる任務だった。
出発の日、僕たちは帝都の外に出るための許可証を受け取った。それは僕たちにとって初めての経験で、どう扱えばいいのか分からず少し緊張してしまう。
「これを持っているだけで、警備兵に捕まることなく帝都の外に出られるんだな……」
ラティはそう言うと、許可証が入った革張りのカードホルダーを撫でる。ゴーストも興味深そうにニオイを嗅いでいた。
「これ、本物だよな?」
ラティの言葉に僕は肩をすくめる。
「偽物だったら、僕たちは牢獄行きだよ」
「そりゃ怖いな」
ラティは冗談めかして笑ったけれど、しっかりと許可証を握り締めていた。
強面の警備兵に許可証と組合のカードを見せたあと、僕たちは迷宮に向かう馬車に乗り込む。
乗合馬車の座席は硬かったけど、あまり気にならなかった。
それよりも外に広がる景色――帝都の外の風景を目にするのは、いつも森にいる僕たちにとっても興味深い景色だった。
どこまでも広がる草原の向こうに黒々とそびえる黒曜石の遺跡や、雲にも届くほど高い塔など、何もかも新鮮な景色だった。
やがて、迷宮のある遺跡が見えてくる。
馬車が近づくと、遺跡の堅牢な石の門と、その両脇に控える衛兵たちの姿が目に入った。
「いよいよ迷宮だな」
ラティが緊張を隠せない様子でつぶやく。
迷宮に足を踏み入れるのは、小鬼相手の下水道とは比べ物にならない緊張感があった。新たな挑戦の始まりに、胸の内がじんわりと熱くなる。
馬車から降りると、深呼吸してから迷宮の入り口に向かった。
僕たちが挑む迷宮は国が管理しているだけあって、すでに何度も踏破されていて、迷宮内部の地形や魔獣の出現情報もある程度は知られている。
それでも油断は禁物だけど。
この迷宮では、〈ホーンラビット〉と呼ばれるツノの生えたウサギや、〈ダークスタッグ〉の名で知られた魔力を宿したシカのような魔獣、さらには鋭い牙と敏捷な動きが特徴の〈ダスクウルフ〉などが潜んでいる。
ベテランの〈探索者〉なら簡単に対処できる魔獣だけど、人型の小鬼やホブゴブリンばかり相手にしてきた僕たちには、厳しい相手なのかもしれない。
実際のところ、魔獣と戦った経験がほとんどなかった。
「舐めてかかれば命取りになる」
ラリアンの教えが頭をよぎる。
僕たちはその教えを胸に、慢心せず迷宮に挑むことになる。
迷宮の入り口は、賑やかな遺跡の一角にあった。
「まるで市場だな……」
ラティがぽつりと漏らした言葉が、僕の気持ちを代弁していた。
迷宮周辺には露店が立ち並び、探索者向けに道具や薬草、簡単な食料品などを販売する商人たちでごった返していた。
近くには宿屋もあり、遠方からやってきた〈探索者〉たちが休息を取れるように整備されているのが分かる。
それでも迷宮の入り口に近づくにつれて空気が変わる。
迷宮の門前には、剣を携えた兵士たちが待機していて、厳重な警備体制が敷かれていた。彼らの目は鋭く、僕たちの動きを一瞬たりとも見逃すまいとしているのが伝わってくる。
「許可証を」
無骨な声とともに、手袋をつけた兵士が手を差し出す。
僕たちは慌てて許可証と、〈傭兵組合〉から発行されたカードを提示した。
「ふむ、確認した。問題ないみたいだ」
ここにいる兵士たちは、何か問題が起きたときには――行方不明者や魔獣の大量発生など――迷宮内に捜索に入る役割も担っているのだ。
そう思うと、その厳しい態度も理解できた。
迷宮の入り口をくぐると、そこには予想外の光景が広がっていた。
「……これが、迷宮なのか?」
ラティが小声でつぶやく。
暗闇と危険が支配すると思っていた迷宮は、想像とはまるで違っていた。目の前に広がるのは、賑やかな市場のような光景だった。
明かりを灯す光苔の淡い光源のなか、探索者たちが忙しなく行き交い、誰もが何かしらの作業に没頭している。剣を振り回す者、食事を準備する者、さらには手に入れた魔石を仲間と確認しながら談笑している者までいた。
「……人が多すぎる」
僕はあっけに取られながらも、迷宮の〝現実〟を理解し始めた。
いわゆる管理された迷宮であり、帝国が整備し、定期的に踏破されている場所だ。そのため、命を懸けずとも稼ぎが得られる〝安全な狩場〟として知られているのだろう。
その証拠に、装備が整っていない者や、ろくに剣を握ったことがなさそうな人々も見かける。おそらく〈ホーンラビット〉程度であれば、訓練なしでも何とかなるのだろう。日銭を稼ぐために、その日暮らしの人々が多くやってきていた。
残念ながら、二階層も同じような光景が広がっていた。
「……正直、これはウンザリするな」
ラティが苦笑しながら肩をすくめる。
二階層にたどり着いた僕たちを迎えたのは、変わらず賑やかな探索者たちの姿だった。多少その数は減っているものの、それでもまだ活気にあふれている。
「さっさと三階層に行こう。ここじゃ訓練にならない」
僕たちは階段を探してさらに奥に進むことにした。
三階層に足を踏み入れると、さすがに空気が変わった。
「やっと静かになったな」
ラティがホッとしたようにつぶやく。
三階層は二階層と比べて魔獣が強くなり、初心者には危険な場所とされていた。だからこそ、ここに来る探索者の数は限られてくるのだろう。
光苔が薄暗い迷宮の壁面をぼんやりと照らす。その光が水滴に反射し、足元の石畳に揺れる光の模様を作り出している。
静けさの中に潜む気配――これが、迷宮本来の姿なのだろう。
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