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第一章:少年期
第15話 迷宮へ
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とうとう迷宮を探索する日がやってきた。
すごく緊張していたけど、母さんに不審に思われないように「ラティと一緒に市場に行く」って伝えてから、いつものように家を出る。
朝霧に包まれる帝都を急ぎ足で駆け抜けて、いつもの抜け道を使って薄暗い森に入って迷宮に向かう。
迷宮の入り口にたどり着くと、まずは周囲の安全を確認する。まだ存在が知られていないはずの迷宮だから、他の冒険者や迷宮探索者がいないことは確認済みだけど、用心に越したことはない。
静まり返る迷宮の入り口を見つめると、少し緊張が込み上げてくる。けれどこの日のために僕たちは準備を重ねてきた。だから怖気づくことはなかった。
「よし、行こう」
ラティとゴーストに声をかけたあと、迷宮の中に足を踏み入れる。
迷宮を探索したのは二か月も前のことだったからなのか、〈第一階層〉を進んでいくと、以前よりも小鬼が増えていることに気がつく。
その数の多さに少しだけ身構えてしまう。
この迷宮は本格的に小鬼たちの棲み処になっているのかもしれない。
その考えは間違っていなかったのだろう。僕たちはすぐに小鬼の集団に囲まれてしまう。
「背後から来る集団は僕が相手をする。ラティとゴーストは前方の敵に集中して!」
ラティは〈俊足〉の魔術で身体能力を一時的に強化すると、俊敏な動きで敵の注意を引きつけていく。その隙を狙い、ゴーストが鋭い牙と爪で小鬼を一体ずつ始末していく。
僕も背後から迫る集団と対峙すると、足元の水溜まりに注意を向ける。
小鬼は魔術を使われることを想定していないのか、考えなしに突っ込んでくる。
僕は地面に手をつけると一気に魔素を流し込んで、濡れた石畳を凍らせていく。小鬼が足をすべらせたことを確認すると、かれらの進行方向に氷柱めいた氷の槍衾を形成する。
勢いを止められなかった小鬼たちは氷を避けることもできず、そのまま串刺しにされていく。それはグロテスクな光景だったけど、それが戦いというモノだ。
横手から小鬼が飛び込んでくると、短剣を振り抜いて、小鬼が手にしていた錆びたナイフごと腕を切断する。小鬼が甲高い悲鳴をあげると、その口の中に短剣を突き刺す。
こうして僕たちの初戦は完全勝利で終わった。小鬼の数が多くても、仲間がいることで戦闘は格段に楽になっていた。
ゴーストも見違えるほど成長していて、鋭い牙と爪で小鬼たちを一掃していく。ラティも緊張していたけど、徐々に戦いの空気に慣れてきて動きが良くなってきた。
ラティは猫人特有の鋭い感覚を活かして、〈気配察知〉を戦いに応用し敵の攻撃を予測しながら戦っていた。それは僕にとっても参考になる戦い方だった。
「やったな、ウル!」
小鬼を仕留めたラティが興奮した笑顔を見せる。
「ラティとゴーストのおかげだよ。この調子でいけば、もっと奥に進めそうだ」
小鬼の殲滅を確認すると、僕たちは〈第二階層〉に足を踏み入れる。
そこは洞窟のような薄暗い空間が広がり、ジメッとした湿気が肌にまとわりついてくる場所だ。
薄暗い通路に漂う微かな苔と湿った土のニオイに、自然と〈ホブゴブリン〉の姿が脳裏に浮かんで少し緊張してしまう。
でも、ここで怖気づくわけにはいかない。慎重に通路を進むと、狭い道の先から数体の小鬼が姿をあらわした。
ラティとゴーストは連携を取りながら一体ずつ確実に倒していく。戦闘訓練の成果なのか、僕たちの動きはスムーズで、リズムを刻むように驚くほど効率的に敵を処理していく。
しばらくして、前回の探索のときにホブゴブリンを見かけた場所にたどり着いたけど、周囲を見回してもその姿はどこにもない。
もっと深い階層に移動したのかもしれない。少し安堵しつつ、せっかくのチャンスを活かして、〈第二階層〉全体の地図を作成することにした。
探索の途中、小鬼たちと戦闘になり、彼らが隠し持っていたいくつかの〈遺物〉を発見する。古びた指輪や銀の貨幣みたいなモノだ。
鑑定してもらうまで価値があるモノなのかは分からないけど、布切れで慎重に包んで、腰に吊るしていた革袋にしまう。
さらに探索を進めると、奥まった場所に小鬼たちの寝床らしき場所を見つけた。
薄暗い空間には寝藁のようなモノが雑然と並んでいて、いたるところに腐敗した動物の死骸が放置され、ひどい悪臭が漂っている。
ジメッとした空気が一層不快感を増して、ゴーストも嫌そうに鼻を鳴らした。
「あいつらが臭い理由が分かったような気がする」
ラティが口元を押さえながらつぶやく。
僕も顔をしかめるけど、この異臭漂う寝床に何か使えるモノがないか探していく。
小鬼たちの寝床を探るうち、蜘蛛の巣に覆われた短剣を見つける。刀身にこびりついていた乾いた泥を払い落とすと、文字が彫り込まれているのが見えた。
文字は古代の言語のようで、僕には意味が分からなかった。
「もしかしたら〈遺物〉なのかもしれないな」
ラティの言葉に僕は首をかしげる。
「貴重なモノなら、ゴブリンたちが使うと思うけど……」
「ゴブリンが嫌う金属なのかもしれない」
ラティは短剣を手に取ると、〈暗視〉を使ってまじまじと刀身を調べる。
そのすぐ近くには、やや小ぶりなバックラーが転がっていた。
バックラーは円形の盾で、中央部分が少し膨らんでいて、小さな金属球が埋め込まれている。背面にはしっかりとした持ち手がついていて、軽くて扱いやすい。
大きな盾のように全身を守ることはできないけど、素早く動かせるのが利点だ。技量があれば、相手の攻撃を受け止めるだけじゃなくて、弾いたり、受け流したりすることもできる。
「小さい盾だから、俺たちでも使えるかもしれないな」
ラティの言う通りだった。軽いし、小回りも利く。
これなら僕でも扱えるかもしれない。
とりあえず盾は僕が身につける。短剣はラティに使ってもらうことにした。
〈第二階層〉を隅々まで探索して地図を完成させると、いよいよ次の階層に挑む準備ができた。
「じゃあ、ちょっとだけ〈第三階層〉の様子を見に行こう」
ゴーストが尻尾を揺らして応じると、僕たちは薄暗い通路に入っていく。
三階層につづく階段が見えてきたときだった。不意に足音が聞こえてきた。すぐに身を隠すと、重々しい足音を立てながら階段を上がってくる大きな影が見えた。
「……ホブゴブリンだ!」
暗がりの中にその姿がハッキリと浮かび上がる。がっしりした筋肉で覆われた大きな身体に、粗末な衣服を身にまとい、獰猛な目つきで周囲を睨みつけている。
その手にはロングソードが握られている。
ホブゴブリンの荒い息遣いが聞こえてくる。かれが持つ剣の刃先がわずかに光を反射する。ラティは緊張で耳と尻尾がピンと立っている。
ホブゴブリンとの戦闘は避けられそうにない。
「まさか、こんなところで戦うのか?」
僕は冷静を装いながらラティの言葉にうなずく。
ホブゴブリンは身体が大きくて、筋力も桁違いだ。だけど迷宮の先には、もっと強力な敵がいる。ここで僕たちの力を試す必要がある。
「大丈夫、僕たちならやれる!」
ホブゴブリンに立ち向かう準備を始めると、ゴーストも支援する気満々で小さく唸ってみせた。
すごく緊張していたけど、母さんに不審に思われないように「ラティと一緒に市場に行く」って伝えてから、いつものように家を出る。
朝霧に包まれる帝都を急ぎ足で駆け抜けて、いつもの抜け道を使って薄暗い森に入って迷宮に向かう。
迷宮の入り口にたどり着くと、まずは周囲の安全を確認する。まだ存在が知られていないはずの迷宮だから、他の冒険者や迷宮探索者がいないことは確認済みだけど、用心に越したことはない。
静まり返る迷宮の入り口を見つめると、少し緊張が込み上げてくる。けれどこの日のために僕たちは準備を重ねてきた。だから怖気づくことはなかった。
「よし、行こう」
ラティとゴーストに声をかけたあと、迷宮の中に足を踏み入れる。
迷宮を探索したのは二か月も前のことだったからなのか、〈第一階層〉を進んでいくと、以前よりも小鬼が増えていることに気がつく。
その数の多さに少しだけ身構えてしまう。
この迷宮は本格的に小鬼たちの棲み処になっているのかもしれない。
その考えは間違っていなかったのだろう。僕たちはすぐに小鬼の集団に囲まれてしまう。
「背後から来る集団は僕が相手をする。ラティとゴーストは前方の敵に集中して!」
ラティは〈俊足〉の魔術で身体能力を一時的に強化すると、俊敏な動きで敵の注意を引きつけていく。その隙を狙い、ゴーストが鋭い牙と爪で小鬼を一体ずつ始末していく。
僕も背後から迫る集団と対峙すると、足元の水溜まりに注意を向ける。
小鬼は魔術を使われることを想定していないのか、考えなしに突っ込んでくる。
僕は地面に手をつけると一気に魔素を流し込んで、濡れた石畳を凍らせていく。小鬼が足をすべらせたことを確認すると、かれらの進行方向に氷柱めいた氷の槍衾を形成する。
勢いを止められなかった小鬼たちは氷を避けることもできず、そのまま串刺しにされていく。それはグロテスクな光景だったけど、それが戦いというモノだ。
横手から小鬼が飛び込んでくると、短剣を振り抜いて、小鬼が手にしていた錆びたナイフごと腕を切断する。小鬼が甲高い悲鳴をあげると、その口の中に短剣を突き刺す。
こうして僕たちの初戦は完全勝利で終わった。小鬼の数が多くても、仲間がいることで戦闘は格段に楽になっていた。
ゴーストも見違えるほど成長していて、鋭い牙と爪で小鬼たちを一掃していく。ラティも緊張していたけど、徐々に戦いの空気に慣れてきて動きが良くなってきた。
ラティは猫人特有の鋭い感覚を活かして、〈気配察知〉を戦いに応用し敵の攻撃を予測しながら戦っていた。それは僕にとっても参考になる戦い方だった。
「やったな、ウル!」
小鬼を仕留めたラティが興奮した笑顔を見せる。
「ラティとゴーストのおかげだよ。この調子でいけば、もっと奥に進めそうだ」
小鬼の殲滅を確認すると、僕たちは〈第二階層〉に足を踏み入れる。
そこは洞窟のような薄暗い空間が広がり、ジメッとした湿気が肌にまとわりついてくる場所だ。
薄暗い通路に漂う微かな苔と湿った土のニオイに、自然と〈ホブゴブリン〉の姿が脳裏に浮かんで少し緊張してしまう。
でも、ここで怖気づくわけにはいかない。慎重に通路を進むと、狭い道の先から数体の小鬼が姿をあらわした。
ラティとゴーストは連携を取りながら一体ずつ確実に倒していく。戦闘訓練の成果なのか、僕たちの動きはスムーズで、リズムを刻むように驚くほど効率的に敵を処理していく。
しばらくして、前回の探索のときにホブゴブリンを見かけた場所にたどり着いたけど、周囲を見回してもその姿はどこにもない。
もっと深い階層に移動したのかもしれない。少し安堵しつつ、せっかくのチャンスを活かして、〈第二階層〉全体の地図を作成することにした。
探索の途中、小鬼たちと戦闘になり、彼らが隠し持っていたいくつかの〈遺物〉を発見する。古びた指輪や銀の貨幣みたいなモノだ。
鑑定してもらうまで価値があるモノなのかは分からないけど、布切れで慎重に包んで、腰に吊るしていた革袋にしまう。
さらに探索を進めると、奥まった場所に小鬼たちの寝床らしき場所を見つけた。
薄暗い空間には寝藁のようなモノが雑然と並んでいて、いたるところに腐敗した動物の死骸が放置され、ひどい悪臭が漂っている。
ジメッとした空気が一層不快感を増して、ゴーストも嫌そうに鼻を鳴らした。
「あいつらが臭い理由が分かったような気がする」
ラティが口元を押さえながらつぶやく。
僕も顔をしかめるけど、この異臭漂う寝床に何か使えるモノがないか探していく。
小鬼たちの寝床を探るうち、蜘蛛の巣に覆われた短剣を見つける。刀身にこびりついていた乾いた泥を払い落とすと、文字が彫り込まれているのが見えた。
文字は古代の言語のようで、僕には意味が分からなかった。
「もしかしたら〈遺物〉なのかもしれないな」
ラティの言葉に僕は首をかしげる。
「貴重なモノなら、ゴブリンたちが使うと思うけど……」
「ゴブリンが嫌う金属なのかもしれない」
ラティは短剣を手に取ると、〈暗視〉を使ってまじまじと刀身を調べる。
そのすぐ近くには、やや小ぶりなバックラーが転がっていた。
バックラーは円形の盾で、中央部分が少し膨らんでいて、小さな金属球が埋め込まれている。背面にはしっかりとした持ち手がついていて、軽くて扱いやすい。
大きな盾のように全身を守ることはできないけど、素早く動かせるのが利点だ。技量があれば、相手の攻撃を受け止めるだけじゃなくて、弾いたり、受け流したりすることもできる。
「小さい盾だから、俺たちでも使えるかもしれないな」
ラティの言う通りだった。軽いし、小回りも利く。
これなら僕でも扱えるかもしれない。
とりあえず盾は僕が身につける。短剣はラティに使ってもらうことにした。
〈第二階層〉を隅々まで探索して地図を完成させると、いよいよ次の階層に挑む準備ができた。
「じゃあ、ちょっとだけ〈第三階層〉の様子を見に行こう」
ゴーストが尻尾を揺らして応じると、僕たちは薄暗い通路に入っていく。
三階層につづく階段が見えてきたときだった。不意に足音が聞こえてきた。すぐに身を隠すと、重々しい足音を立てながら階段を上がってくる大きな影が見えた。
「……ホブゴブリンだ!」
暗がりの中にその姿がハッキリと浮かび上がる。がっしりした筋肉で覆われた大きな身体に、粗末な衣服を身にまとい、獰猛な目つきで周囲を睨みつけている。
その手にはロングソードが握られている。
ホブゴブリンの荒い息遣いが聞こえてくる。かれが持つ剣の刃先がわずかに光を反射する。ラティは緊張で耳と尻尾がピンと立っている。
ホブゴブリンとの戦闘は避けられそうにない。
「まさか、こんなところで戦うのか?」
僕は冷静を装いながらラティの言葉にうなずく。
ホブゴブリンは身体が大きくて、筋力も桁違いだ。だけど迷宮の先には、もっと強力な敵がいる。ここで僕たちの力を試す必要がある。
「大丈夫、僕たちならやれる!」
ホブゴブリンに立ち向かう準備を始めると、ゴーストも支援する気満々で小さく唸ってみせた。
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