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第一章:少年期
第9話 どうみてもあれは オオカミじゃないか
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僕は警戒しながら、物音が聞こえた草むらに近づく。
足音を極力抑えながら、そっと息を止める。〈気配察知〉の魔術を発動すると、視界の片隅にぼんやりと白い靄が浮かび上がるのが見えた。
それは生き物が発する微かな魔素の気配で、草むらに何かが潜んでいることが分かる。でも小鬼よりも小さくて、ずっと弱々しい生き物だ。
ゆっくり腰に手を伸ばしてナイフを引き抜く。これは組合で手に入れた刃物だけど、あくまでも小動物を仕留めるためのもので、戦闘に適した武器じゃなかった。
でも僕は魔術を付与することで、武器としての実用性を与えることができた。
「〈風刃〉……」
小声でつぶやくと、不可視の風の刃がナイフを包み込み、わずかな力でも硬い物を容易に切り裂く鋭さを与える。
もちろん、それは僕の個人的な感想だったけど、何度も練習を重ねてきた〈風刃〉の魔術に僕は絶対の信頼を寄せている。
小鬼ほどの相手なら、これで充分に対抗できるはずだ。
そのナイフを構えながら、少しずつ草むらに近づく。心臓が鼓動を早めるなか、微かな音が耳に届く。
低い唸り声だ。小さく、か細い。それでも必死に威嚇していることが伝わってくる。目の前の草をかき分けると、小さな黒い影が見えた。
「子犬だ!」
僕は驚きで動きを止める。
ところどころ灰色がかった毛並みが見えるけど、夜の闇に溶け込みそうな真っ黒な体毛を持つ子犬だった。
その小さな子犬が、牙を見せるようにして一生懸命に威嚇していた。
どうやら怪我をしているらしく、前足を少しだけ引きずっているのが見えた。体毛は汚れ、小さな傷があるのか、血が滲んでいるのが見えた。
それでも、小さな身体を精一杯に大きく見せて、今にも噛みつきそうな様子でこちらを威嚇している。
恐怖と不安を感じているようだった。
「大丈夫だよ……」
僕はなるべく穏やかな声でつぶやいたあと、ナイフを腰の鞘に戻し、手を広げて危害を加えるつもりがないことを示す。
しかし子犬は一歩も引かず、唸りながらじっとこちらを見据えている。
僕は子犬に視線を向けたまま、〈知識の書〉を介して取得していた魔術のことを思い出す。それは一種の賭けのようなものだったけど、今はこの魔術に頼るのが正しいことに思えた。
手のひらに魔素を集めると、その流れを制御しながら、子犬に向かって流し込んでいく。目に見えない魔素は、しだい淡い光を帯びて子犬の身体を包み込んでいく。
子犬はピクッと反応して、驚いたようにこちらを見上げる。つぶらな瞳には困惑が浮かんでいたが、それでも逃げ出すことはなく、その場でじっとしていてくれた。
少しずつ傷口がふさがれていく様子が見えるようになる。浅い擦り傷も治癒され、毛並みが元通りになっていくたびに、子犬が元気を取り戻していくのが感じられた。
傷が癒えると子犬は立ち上がり、そのままトコトコと僕の方に近づくと、ぺろりと小さな舌で僕の手のひらを舐める。
くすぐったい感触に思わず笑みがこぼれる。どうやら僕に懐いてくれたらしい。
本当は治療の魔術が使えたなら良かったんだけど、まだ僕はそこまでの知識も力も持ち合わせていない。だから僕の魔素を分け与えて、自然治癒力を引き出した。
「成功して良かった……」
そうつぶやきながら、子犬の柔らかい体毛をそっと撫でた。
小鬼に追いかけられていたのかもしれない。子犬を抱き上げて、ほかに怪我をしていないか確認していく。
すると、子犬というよりもオオカミに近い生き物だと分かる。
とくに鋭い目つきと、しなやかな脚の骨格から、どこか野性味が感じられる。それでも構わなかった。むしろ、その異質さが子犬を頼もしくさえ感じさせた。
近くに生物の気配が感じられないから、親とはぐれたのかもしれない。
「……決めた、今日から君は僕の相棒だ」
このまま放っておくこともできなかったし、このまま家に連れて帰ることにした。
街に戻る途中、オオカミの子は腕の中でじっと僕のことを見つめていた。僕の身体に流れる戦狼の血に反応しているのかもしれない。
人目にさらさないように、なるべく目立たないルートを選びながら、僕は〈傭兵組合〉に向かった。
帝都では犬や猫を飼うとき、役所に行って届け出なければいけないけど、組合なら魔物を使役する傭兵や冒険者も珍しくもないので、そこで仕事の相棒として登録することができるのだ。
それに組合で登録すれば、愛玩動物ではなく――つまり、ペットではなく、狩りなどの仕事を手伝う〈従魔〉として登録されるので、ある程度の税金も免除される仕組みになっていた。
受付の青年に事情を話すと、彼は快く対応してくれた。首輪の購入も勧められたから、新しいモノを選んで、さっそくオオカミの子に付ける。
やわらかくて滑らかな素材で、相棒も嫌がる様子はない。
それから主従関係になれるように〈契約魔術〉で魂につながりをつくる必要があった。今日は運がいいことに、組合に魔術師がいる日だった。
契約の儀式が行われる一室に通されて、そこで年老いた魔術師が呪文を唱え始める。僕はその間に、この契約と首輪に掛かった費用の計算をする。
薬草集めで貯めたお金を少し崩すことになったけど、思ったよりも安く済んでホッとした。小さな相棒に投資する価値は充分にあるので、後悔はしていない。
魔術師がやっとのことで呪文を唱え終えると、僕とオオカミの子の間に細い光の糸が見えるようになる。でもそれは一瞬のことだった。
光の糸は目に見えないほど薄くなって消えていった。
これで、僕とオオカミの子は正式な主従関係になった。契約が成立した証でもある小さな模様が首元に一瞬浮かび上がるのが見えた。
それは僕の手の甲にもあらわれたけど、つぎの瞬間には消えていた。ちょっと味気ないけど、その模様に深い意味はない。役所が契約を確認するときに使うものだ。
「これで君は僕の相棒だ!」
オオカミの子は満足そうにこちらを見上げ、尻尾を左右に振った。その表情はどこか誇らしげで、僕も自然と笑みがこぼれる。
受付にいる青年は、小さな相棒のことをじっと見つめて「その子は、オオカミ系の危険な魔物じゃないのかい?」と首をかしげる。
ただの好奇心というより、少し不安そうな視線だった。
でも僕は「子犬です」と言い張った。
相棒が成長したときに魔物としての本能が目覚める可能性は否定できないし、手に負えない魔物になったら、その責任を負うのは僕自身だったけど、あきらめる気はなかった。
それに契約も無事に成立しているので、青年もそれ以上の追及はしなかった。もしかしたら、僕の魔素を分け与えたことが良かったのかもしれない。
魔物の気配が僕の気配に上書きされて、気が付きにくくなったのかもしれない。
すべての手続きを終えると、僕は相棒と一緒に帰路についた。これから母さんにも事情を説明しなければいけないのだ。
ちなみに、名前はもう決めてある。真っ黒で影のように動くこの子には、少し神秘的で存在感のある名前を与えたかった。
「だから、君の名前は〈ゴースト〉だ」
思春期の子どもが好きそうな中二病な名前だけど、日本語で発音するから誰にもバレやしないだろう。
なにより、僕自身がこの名前を気に入っていたし、黒く艶のある綺麗な体毛を持つオオカミの子にぴったりの名前だと思ったんだ。
足音を極力抑えながら、そっと息を止める。〈気配察知〉の魔術を発動すると、視界の片隅にぼんやりと白い靄が浮かび上がるのが見えた。
それは生き物が発する微かな魔素の気配で、草むらに何かが潜んでいることが分かる。でも小鬼よりも小さくて、ずっと弱々しい生き物だ。
ゆっくり腰に手を伸ばしてナイフを引き抜く。これは組合で手に入れた刃物だけど、あくまでも小動物を仕留めるためのもので、戦闘に適した武器じゃなかった。
でも僕は魔術を付与することで、武器としての実用性を与えることができた。
「〈風刃〉……」
小声でつぶやくと、不可視の風の刃がナイフを包み込み、わずかな力でも硬い物を容易に切り裂く鋭さを与える。
もちろん、それは僕の個人的な感想だったけど、何度も練習を重ねてきた〈風刃〉の魔術に僕は絶対の信頼を寄せている。
小鬼ほどの相手なら、これで充分に対抗できるはずだ。
そのナイフを構えながら、少しずつ草むらに近づく。心臓が鼓動を早めるなか、微かな音が耳に届く。
低い唸り声だ。小さく、か細い。それでも必死に威嚇していることが伝わってくる。目の前の草をかき分けると、小さな黒い影が見えた。
「子犬だ!」
僕は驚きで動きを止める。
ところどころ灰色がかった毛並みが見えるけど、夜の闇に溶け込みそうな真っ黒な体毛を持つ子犬だった。
その小さな子犬が、牙を見せるようにして一生懸命に威嚇していた。
どうやら怪我をしているらしく、前足を少しだけ引きずっているのが見えた。体毛は汚れ、小さな傷があるのか、血が滲んでいるのが見えた。
それでも、小さな身体を精一杯に大きく見せて、今にも噛みつきそうな様子でこちらを威嚇している。
恐怖と不安を感じているようだった。
「大丈夫だよ……」
僕はなるべく穏やかな声でつぶやいたあと、ナイフを腰の鞘に戻し、手を広げて危害を加えるつもりがないことを示す。
しかし子犬は一歩も引かず、唸りながらじっとこちらを見据えている。
僕は子犬に視線を向けたまま、〈知識の書〉を介して取得していた魔術のことを思い出す。それは一種の賭けのようなものだったけど、今はこの魔術に頼るのが正しいことに思えた。
手のひらに魔素を集めると、その流れを制御しながら、子犬に向かって流し込んでいく。目に見えない魔素は、しだい淡い光を帯びて子犬の身体を包み込んでいく。
子犬はピクッと反応して、驚いたようにこちらを見上げる。つぶらな瞳には困惑が浮かんでいたが、それでも逃げ出すことはなく、その場でじっとしていてくれた。
少しずつ傷口がふさがれていく様子が見えるようになる。浅い擦り傷も治癒され、毛並みが元通りになっていくたびに、子犬が元気を取り戻していくのが感じられた。
傷が癒えると子犬は立ち上がり、そのままトコトコと僕の方に近づくと、ぺろりと小さな舌で僕の手のひらを舐める。
くすぐったい感触に思わず笑みがこぼれる。どうやら僕に懐いてくれたらしい。
本当は治療の魔術が使えたなら良かったんだけど、まだ僕はそこまでの知識も力も持ち合わせていない。だから僕の魔素を分け与えて、自然治癒力を引き出した。
「成功して良かった……」
そうつぶやきながら、子犬の柔らかい体毛をそっと撫でた。
小鬼に追いかけられていたのかもしれない。子犬を抱き上げて、ほかに怪我をしていないか確認していく。
すると、子犬というよりもオオカミに近い生き物だと分かる。
とくに鋭い目つきと、しなやかな脚の骨格から、どこか野性味が感じられる。それでも構わなかった。むしろ、その異質さが子犬を頼もしくさえ感じさせた。
近くに生物の気配が感じられないから、親とはぐれたのかもしれない。
「……決めた、今日から君は僕の相棒だ」
このまま放っておくこともできなかったし、このまま家に連れて帰ることにした。
街に戻る途中、オオカミの子は腕の中でじっと僕のことを見つめていた。僕の身体に流れる戦狼の血に反応しているのかもしれない。
人目にさらさないように、なるべく目立たないルートを選びながら、僕は〈傭兵組合〉に向かった。
帝都では犬や猫を飼うとき、役所に行って届け出なければいけないけど、組合なら魔物を使役する傭兵や冒険者も珍しくもないので、そこで仕事の相棒として登録することができるのだ。
それに組合で登録すれば、愛玩動物ではなく――つまり、ペットではなく、狩りなどの仕事を手伝う〈従魔〉として登録されるので、ある程度の税金も免除される仕組みになっていた。
受付の青年に事情を話すと、彼は快く対応してくれた。首輪の購入も勧められたから、新しいモノを選んで、さっそくオオカミの子に付ける。
やわらかくて滑らかな素材で、相棒も嫌がる様子はない。
それから主従関係になれるように〈契約魔術〉で魂につながりをつくる必要があった。今日は運がいいことに、組合に魔術師がいる日だった。
契約の儀式が行われる一室に通されて、そこで年老いた魔術師が呪文を唱え始める。僕はその間に、この契約と首輪に掛かった費用の計算をする。
薬草集めで貯めたお金を少し崩すことになったけど、思ったよりも安く済んでホッとした。小さな相棒に投資する価値は充分にあるので、後悔はしていない。
魔術師がやっとのことで呪文を唱え終えると、僕とオオカミの子の間に細い光の糸が見えるようになる。でもそれは一瞬のことだった。
光の糸は目に見えないほど薄くなって消えていった。
これで、僕とオオカミの子は正式な主従関係になった。契約が成立した証でもある小さな模様が首元に一瞬浮かび上がるのが見えた。
それは僕の手の甲にもあらわれたけど、つぎの瞬間には消えていた。ちょっと味気ないけど、その模様に深い意味はない。役所が契約を確認するときに使うものだ。
「これで君は僕の相棒だ!」
オオカミの子は満足そうにこちらを見上げ、尻尾を左右に振った。その表情はどこか誇らしげで、僕も自然と笑みがこぼれる。
受付にいる青年は、小さな相棒のことをじっと見つめて「その子は、オオカミ系の危険な魔物じゃないのかい?」と首をかしげる。
ただの好奇心というより、少し不安そうな視線だった。
でも僕は「子犬です」と言い張った。
相棒が成長したときに魔物としての本能が目覚める可能性は否定できないし、手に負えない魔物になったら、その責任を負うのは僕自身だったけど、あきらめる気はなかった。
それに契約も無事に成立しているので、青年もそれ以上の追及はしなかった。もしかしたら、僕の魔素を分け与えたことが良かったのかもしれない。
魔物の気配が僕の気配に上書きされて、気が付きにくくなったのかもしれない。
すべての手続きを終えると、僕は相棒と一緒に帰路についた。これから母さんにも事情を説明しなければいけないのだ。
ちなみに、名前はもう決めてある。真っ黒で影のように動くこの子には、少し神秘的で存在感のある名前を与えたかった。
「だから、君の名前は〈ゴースト〉だ」
思春期の子どもが好きそうな中二病な名前だけど、日本語で発音するから誰にもバレやしないだろう。
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