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第一章:少年期
第5話 地下水道の探索
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地下水道に沿って歩いていく。ここから神殿までの道のりは複雑で、迷路のように入り組んでいるから、迷わないように持参していたチョークで目印をつけながら移動する。
苔生した薄暗い通路を進むと、半球形の天井になっている広大な空間に出る。その天井の四方は地上につながっていて、水路から大量の水が流れ込んできていた。
どうやら目的の場所に到着したようだ。ここから使われなくなった古い通路に出なければいけない。本の記述が正しければ、古いレンガに沿って歩くようだ。
壁にランタンを近づけると、滑らかな壁面から、レンガが剥き出しの通路になっている場所を発見する。そこは他の場所よりも暗くて、日の光がほとんど届かない場所になっていた。
けれど引き返すわけにもいかない。帰り道で迷わないように、壁や床に目印を書き込みながら旧地下道を進んでいく。
それから十分くらい歩いただろうか?
石柱が立ち並ぶ通路に出る。壁面には塔の絵が書かれている。おそらく神代に築かれた〈白銀の塔〉だろう。神々の知識が保管された偉大な塔だ。本の通りであれば、この塔の壁画がある場所の近くに地下牢につづく隠し扉があるはずだ。
辺りの壁を注意深く調べていく。けれど三十分ほど探しても手掛かりすら見つけられなかった。
そこでふと〈気配察知〉の能力を使うことを思い浮かべる。隠し通路につづく入り口なのだから、魔術による仕掛けが施されている可能性があると考えたんだ。
もし予想が正しければ、魔素の残滓を見つけられるはずだ。
さっそく体内の魔素を練り上げて、目に意識を集中させる。すると、薄っすらと白く浮かび上がるボタンのようなものを見つける。
それはレンガに巧妙に似せて作られていたけど、たしかに微かな魔素を帯びていた。
意を決してボタンを押し込む。なんの反応もないと思ったけど、壁の向こう側で何かがカチリと動く音が聞こえた。歯車だろうか?
壁に耳を押し当てていると、鈍い音を立てながら壁の一部が奥に引き込むようにして開いていく。やはり仕掛け扉になっていたようだ。
真っ暗な通路にランタンをかざすと、その先に小さな部屋と、地下につづく階段が見えた。そっと中を覗き込むと、朽ち果てた木製の机と椅子が置いてある。見張りが使っていた部屋だろうか?
ひどくホコリっぽくて、かび臭い場所だったので、首に巻いていた布で口元を覆いながら階段まで歩いていく。
石造りの階段が螺旋状に続いているのが見えた。壁掛け燭台も用意されていたけど、ロウソクは見当たらない。
ランタンの灯りを頼りに真っ暗な階段を進んでいく。暗くて不気味な場所だ。誰かに見られているような嫌な感じがして、首筋がゾワゾワして鳥肌が立つ。
階段の先は突き当りになっていた。
右手側にある通路からは、水が流れる音が聞こえてくる。反対に左側の通路は真っ暗で、見ているだけで眩暈がするような不思議な感覚に襲われる。きっとそこが牢獄なのだろう。
ここから先は、ランタンの火を消して進む必要がある。『王国の繁栄と衰退』によれば、牢獄に捕らえられていた蛮族の王〈イーヴァル〉の残留思念のようなモノが残されていて、それは光に反応して襲い掛かってくるという。
きっと古代の呪いだろう。遺跡が発見される第三紀のころにも呪いは残されていて、多くの探索者に被害が出たようだ。
正直なところ、怨念が漂う真っ暗な場所には行きたくなかったけど、これも騎士になるための試練だと思えばいい。
ランタンの火をフッと吹き消すと、〈暗視〉の魔術を使い、暗がりを進んでいく。〈暗視〉の魔術は練習中なので、壁の輪郭が薄っすらと見える程度だったけど、移動するだけなら問題ない。
ちなみに〈暗視〉の魔術は、〈気配察知〉の魔術と一緒に優先的に習得した魔術だ。
基本的に魔術の習得には魔術書や巻物が必要だったけど、僕は本の知識を持っていて、心象が大事だと分かっていたから魔術書がなくてもある程度の魔術は覚えられた。
しばらく進むと、広大な空間に出る。自分の足音が大きく響くほどの場所だ。
その空間の中心には蛮族の王〈イーヴァル〉の牢獄があるらしいけど、〝君子、危うきに近寄らず〟の精神を実践しているので、間違っても近づくような真似はしない。
本に書かれていた通り、右手を壁につけて歩いていく。すると狭い通路に出る。その先に目的の神殿があるはずだ。
けどここで予期せぬ事態に見舞われる。通路の先に扉があったのだ。そしてそれは本に書かれていなかった。
きっと遺跡が発見された第三紀には、経年劣化で扉がなくなっていたのだろう。
いずれにせよ、困ったことになった。あれこれと考えていると、ガチャリと扉が解錠される音が聞こえた。気のせいだろうか?
恐る恐る扉に手をかけると、簡単に開くことができた。その異常な状況が却って不気味な雰囲気を漂わせていく。
でも、だからって引き返すわけにもいかない。扉の先に足を踏み入れると、背後で扉がバタンと閉まる音が聞こえる。
その直後、通路に薄明かりが灯っていく。その光に誘われるように進むと、白い壁に覆われた広大な空間に出る。
まるで燐光を放つように、ぼんやりと壁面が発光しているので周囲の様子がハッキリと分かる。その広大な空間の中心に、白亜の神殿がそびえていた。
水路でぐるりと囲まれた神殿に入っていくと、無数の彫像が並んでいるのが見えた。おそらく古の神々の彫像なのだろう。
重厚な石の祭壇が見えてくると、その場に膝をついて、そっと神々のための祈りの言葉を口にする。
この場所に満ちる静寂が心を落ち着かせてくれていたからなのか、祈りの言葉が自然と口をついて出た。
そこで僕は異世界転生したことに対する感謝の言葉を口にした。理由は分からなかったけど、僕自身の記憶を維持したまま、日本とはまったく異なる世界を体験できることが嬉しかったからだと思う。
すると不思議な感覚がした。まるで水中に潜っているときみたいに、何かやわらかいものに包み込まれているような気持になって、心が幸福感で満たされていく。
その直後、四代元素のイメージが頭の中に思い浮かぶ。
成功だ。僕は神々の加護を得て、炎と氷、土と風の魔術を会得できるようになった。まだ初歩的な魔術しか使えないけど、これは大きな前進だ。
というのも、人は生まれながらにして使用できる魔術が決まっている。炎の適性を持たない者は、なにをやっても炎を操ることはできない。
けれど神々の加護を得た僕は、そのすべての魔術を習得できるようになった。
さっそく加護を確認することにした。
原理は分からないけれど、ある種の加護は、組合のカードに称号として記録されるようになっていた。そして都合のいいことに、それは自分しか見ることのできない項目だった。
そこには〈神々の信奉者〉と書かれているはずだったけど、なぜか〈神々の使徒〉という加護になっていた。これも理由は分からないけど、基本的な魔術を習得する以上の効果があるのかもしれない。
飛び上がるほど嬉しかったけど、これから地上に戻らなければいけないので、すぐに気を引き締める。
そうして時間は掛かったけど、僕は地上の公園に戻ってくることができた。そしてそこで予期せぬ出会いがあった。
苔生した薄暗い通路を進むと、半球形の天井になっている広大な空間に出る。その天井の四方は地上につながっていて、水路から大量の水が流れ込んできていた。
どうやら目的の場所に到着したようだ。ここから使われなくなった古い通路に出なければいけない。本の記述が正しければ、古いレンガに沿って歩くようだ。
壁にランタンを近づけると、滑らかな壁面から、レンガが剥き出しの通路になっている場所を発見する。そこは他の場所よりも暗くて、日の光がほとんど届かない場所になっていた。
けれど引き返すわけにもいかない。帰り道で迷わないように、壁や床に目印を書き込みながら旧地下道を進んでいく。
それから十分くらい歩いただろうか?
石柱が立ち並ぶ通路に出る。壁面には塔の絵が書かれている。おそらく神代に築かれた〈白銀の塔〉だろう。神々の知識が保管された偉大な塔だ。本の通りであれば、この塔の壁画がある場所の近くに地下牢につづく隠し扉があるはずだ。
辺りの壁を注意深く調べていく。けれど三十分ほど探しても手掛かりすら見つけられなかった。
そこでふと〈気配察知〉の能力を使うことを思い浮かべる。隠し通路につづく入り口なのだから、魔術による仕掛けが施されている可能性があると考えたんだ。
もし予想が正しければ、魔素の残滓を見つけられるはずだ。
さっそく体内の魔素を練り上げて、目に意識を集中させる。すると、薄っすらと白く浮かび上がるボタンのようなものを見つける。
それはレンガに巧妙に似せて作られていたけど、たしかに微かな魔素を帯びていた。
意を決してボタンを押し込む。なんの反応もないと思ったけど、壁の向こう側で何かがカチリと動く音が聞こえた。歯車だろうか?
壁に耳を押し当てていると、鈍い音を立てながら壁の一部が奥に引き込むようにして開いていく。やはり仕掛け扉になっていたようだ。
真っ暗な通路にランタンをかざすと、その先に小さな部屋と、地下につづく階段が見えた。そっと中を覗き込むと、朽ち果てた木製の机と椅子が置いてある。見張りが使っていた部屋だろうか?
ひどくホコリっぽくて、かび臭い場所だったので、首に巻いていた布で口元を覆いながら階段まで歩いていく。
石造りの階段が螺旋状に続いているのが見えた。壁掛け燭台も用意されていたけど、ロウソクは見当たらない。
ランタンの灯りを頼りに真っ暗な階段を進んでいく。暗くて不気味な場所だ。誰かに見られているような嫌な感じがして、首筋がゾワゾワして鳥肌が立つ。
階段の先は突き当りになっていた。
右手側にある通路からは、水が流れる音が聞こえてくる。反対に左側の通路は真っ暗で、見ているだけで眩暈がするような不思議な感覚に襲われる。きっとそこが牢獄なのだろう。
ここから先は、ランタンの火を消して進む必要がある。『王国の繁栄と衰退』によれば、牢獄に捕らえられていた蛮族の王〈イーヴァル〉の残留思念のようなモノが残されていて、それは光に反応して襲い掛かってくるという。
きっと古代の呪いだろう。遺跡が発見される第三紀のころにも呪いは残されていて、多くの探索者に被害が出たようだ。
正直なところ、怨念が漂う真っ暗な場所には行きたくなかったけど、これも騎士になるための試練だと思えばいい。
ランタンの火をフッと吹き消すと、〈暗視〉の魔術を使い、暗がりを進んでいく。〈暗視〉の魔術は練習中なので、壁の輪郭が薄っすらと見える程度だったけど、移動するだけなら問題ない。
ちなみに〈暗視〉の魔術は、〈気配察知〉の魔術と一緒に優先的に習得した魔術だ。
基本的に魔術の習得には魔術書や巻物が必要だったけど、僕は本の知識を持っていて、心象が大事だと分かっていたから魔術書がなくてもある程度の魔術は覚えられた。
しばらく進むと、広大な空間に出る。自分の足音が大きく響くほどの場所だ。
その空間の中心には蛮族の王〈イーヴァル〉の牢獄があるらしいけど、〝君子、危うきに近寄らず〟の精神を実践しているので、間違っても近づくような真似はしない。
本に書かれていた通り、右手を壁につけて歩いていく。すると狭い通路に出る。その先に目的の神殿があるはずだ。
けどここで予期せぬ事態に見舞われる。通路の先に扉があったのだ。そしてそれは本に書かれていなかった。
きっと遺跡が発見された第三紀には、経年劣化で扉がなくなっていたのだろう。
いずれにせよ、困ったことになった。あれこれと考えていると、ガチャリと扉が解錠される音が聞こえた。気のせいだろうか?
恐る恐る扉に手をかけると、簡単に開くことができた。その異常な状況が却って不気味な雰囲気を漂わせていく。
でも、だからって引き返すわけにもいかない。扉の先に足を踏み入れると、背後で扉がバタンと閉まる音が聞こえる。
その直後、通路に薄明かりが灯っていく。その光に誘われるように進むと、白い壁に覆われた広大な空間に出る。
まるで燐光を放つように、ぼんやりと壁面が発光しているので周囲の様子がハッキリと分かる。その広大な空間の中心に、白亜の神殿がそびえていた。
水路でぐるりと囲まれた神殿に入っていくと、無数の彫像が並んでいるのが見えた。おそらく古の神々の彫像なのだろう。
重厚な石の祭壇が見えてくると、その場に膝をついて、そっと神々のための祈りの言葉を口にする。
この場所に満ちる静寂が心を落ち着かせてくれていたからなのか、祈りの言葉が自然と口をついて出た。
そこで僕は異世界転生したことに対する感謝の言葉を口にした。理由は分からなかったけど、僕自身の記憶を維持したまま、日本とはまったく異なる世界を体験できることが嬉しかったからだと思う。
すると不思議な感覚がした。まるで水中に潜っているときみたいに、何かやわらかいものに包み込まれているような気持になって、心が幸福感で満たされていく。
その直後、四代元素のイメージが頭の中に思い浮かぶ。
成功だ。僕は神々の加護を得て、炎と氷、土と風の魔術を会得できるようになった。まだ初歩的な魔術しか使えないけど、これは大きな前進だ。
というのも、人は生まれながらにして使用できる魔術が決まっている。炎の適性を持たない者は、なにをやっても炎を操ることはできない。
けれど神々の加護を得た僕は、そのすべての魔術を習得できるようになった。
さっそく加護を確認することにした。
原理は分からないけれど、ある種の加護は、組合のカードに称号として記録されるようになっていた。そして都合のいいことに、それは自分しか見ることのできない項目だった。
そこには〈神々の信奉者〉と書かれているはずだったけど、なぜか〈神々の使徒〉という加護になっていた。これも理由は分からないけど、基本的な魔術を習得する以上の効果があるのかもしれない。
飛び上がるほど嬉しかったけど、これから地上に戻らなければいけないので、すぐに気を引き締める。
そうして時間は掛かったけど、僕は地上の公園に戻ってくることができた。そしてそこで予期せぬ出会いがあった。
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