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悠斗の過去とトラウマ

雨上がりの帰り道

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ショコラと雑談をしていると、クラスの人たちが続々と登校してきた。またうるさくなるだろうと思いながら、ショコラに声をかける。
「これからは、学校で僕に話しかけるなよ」
「えっ、なんでですか?」
「考えてもみろ、転校生と翌日から話しているなんて目立つだろ。僕は、目立つのは嫌なんだ」
「わかりました、じゃあまた帰りの時に!」
そう言って彼女は去っていく。さて、またこれからめんどくさい学校の始まりだな。
それから、いろいろあって放課後、
「さあ、帰りましょう!」
「嫌だ、一人で帰れ」
「そんなこと言わずに、どうせ帰る道も一緒ですから」
「無理だ。これから用事があるから。はやく帰れ」
「用事ってなんですか?」
「教えない。というか、教えたくない」
「わかりました。用事が終わるまで待ってます」
「だから帰れ。最近不審者とか多いし」
「悠斗くんは、変なところで優しいですね」
「べつに、転校生がいきなり不審者に襲われたなんてなったら、興ざめだろ?」
「わかりました。帰ります。じゃあまた明日!!バイバイ」
「はい、さようなら」
そうやってショコラと別れて僕は、ある場所へと向かう、そこは、
「師匠、こんにちは!」
「へいへい、ちゃんと勉強してるか?」
「うん!この前テストで、100点取れたんだよ!」
「おっ、よかったな」
僕が向かった場所それは、バイト先の塾である。ちなみに、僕は理科、国語、算数、数学を教えている。
「師匠、この問題なんだけど」
「そこは、台形の面積を求めて、そこから、その三角形の面積を引けばいいと思うぞ」
「あっ、そうか!ありがとう!」
ちなみに、なんでかわからないけど、生徒たちからは、師匠と呼ばれている。
そして、一日の中で唯一の楽しみであるバイトが始まり、そして終わった。まだ高校生だから、2時間くらいしか出来ないのが、少しかなしい。
そして、家に帰る。今日の晩御飯は、なににしようかなとかを考えながら、鍵を開けて家に入る。
「ただいま」
「おかえり~」
「おかえりなさーい」
...ちょっと待て、いまおかえりが二回聞こえたような気がする。とりあえず中に入ろう。
「遅かったなー悠斗」
「ほんとですよー待ちくたびれましたー」
「なんでお前がここにいんだよ!!」
そこにいたのは、陽とショコラの二人だった。

   オマケと言う名のマス稼ぎコーナー
今日は、星夜陽を紹介します。

星夜陽   17歳  ケモナー
好きなもの   動物  ゲーム
苦手なもの   両親  ボカロの声

陽は世に言う名家に生まれた。昔から、「男は、女性を守るべきだ!!」
という家訓のもと育ったので、柔道、剣道、空手など格闘技をやってきたおかげで、ケンカはやたらと強いが性格が温厚なため友達が多い(その中でも悠斗とは、別段仲が良い)
親戚に、○○党の幹部だったり、教育委員会の委員長だったり、893の若頭だったり、警視庁のお偉いさんだったりとえぐいメンツが揃っている。
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