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西部遠征編
14.花屋
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紫色の絹糸のような長髪を背中に流した彼女は、ネレスに視線を向けて「いらっしゃいな」と目を細める。
自分に話しかけているのだ、とやっと分かったが、ネレスは反射的に視線を逸らした。
(おっぱいデッッ……いや見るな! ワイは身をもって学んだやろ!)
そう、前世で学んだのである。
女性視点では相手が胸を見てきた場合一瞬で分かるということを。村にいた有象無象の男共の視線を思い出し(ウッ……悪夢が……)と額を押さえる。
シムフィが首を傾げながら「どう、しますか」と尋ねた。
「え、えっと……すごい呼ばれてるし、行ってみる……?」
行きたくないが、無視して態度の悪い子供だと思われるのも嫌だ。あと綺麗なお姉さんには抗えない。
仕方なく、女性のもとへ向かうことにした。
ネレスは人と目を合わせられないため、普段は鎖骨辺りに頑張って視線を合わせるようにしている。しかし鎖骨だと胸に近くて危うい。ネレスは諦め、何もない空間へ完全に目を逸らすことにした。
あらぬ方向を見ながら緊張している幼女と無表情のメイドという怪しい組み合わせにも関わらず、女性はふふっと嬉しそうに笑った。
「思った通り、お人形さんみたいでとっても可愛い。この辺りでは見ないお顔ね、旅行で来ているのかしら?」
「うぁ、そ、そんな感じ、です……」
「あら、本当にそうだったのね」
「ヘッ?」
「実は私も最近この街に来たばかりなの。適当に言ったら当たってしまったわ」
歌うように話してはくすくすと笑う。良く言えば不思議、悪く言えば変な人だという感想を抱いた。
「この店は花屋とカフェを同時に経営しているの。少し疲れた顔をしているわ。奥に座る席があるから、良ければ休んでいかない?」
質問しておいて彼女は返事を待たず、ふわりとスカートを翻して店内へ行ってしまった。
戸惑ってシムフィを見上げる。彼女はただ、純粋な瞳で「焼き菓子と紅茶の匂いが、します」と言った。ネレスは頷くしかなかった。
足を踏み入れた店内は幻想的な雰囲気だ。少し薄暗く、色とりどりの花が淡い光に照らされている。
ゆっくり歩を進めながら、ネレスは店内をあちこち見回した。
「天井のアレ、光ってるの……なにか分かる?」
「魔石、です。いろんな属性があって、あれは光魔法を含んだものです」
「へえ……!」
一部の棚には水の球体に活けられた花もある。アルヴァロの屋敷にあった植物園とはまた違った構造に、ネレスはわくわくした。
店の奥は明るく、紫髪の女性がエプロンを付けて待っていた。カフェと言っていたとおり、確かに4席ほどテーブルと椅子のセットがある。
「お好きな席へどうぞ」
席につき、手渡されたメニューをシムフィと見ながら注文した。この世界の文字が読めないためどうしようと慌てたが、シムフィが少し読めたのと、店員の女性も楽しそうに説明を入れてくれたため助かった。
選んだのはチーズケーキだ。それから店員おすすめの紅茶。しばらくして2人分のセットが運ばれてきた。
ネレスが食べる前にシムフィがさっと毒味する。屋台で買ったときはしなかったのにと考えたところで、作る工程を見ていたからか、とひとりで納得する。
「あら、ごめんなさい。そんなに高貴なお家のご令嬢だったのね」
「アッ、いえ、こちらこそ……」
(めちゃ気まずい……! ほんまごめん、疑ってる訳やないんですお姉さんを……!)
しかし彼女は気分を害したようではなく、それどころか同じ席についてのんびりと雑談を始めた。
魔獣の被害がすごかったこと、花が全部枯れてしまうかと思ったこと。実は彼女も旅行に来ていたが、旅費が足りなくなってバイトしていること。
女性を見ないようにしつつ注意は向けて、相槌を打ちながらもデザートを食べるという行為はかなり神経をすり減らした。ネレスとして生活を始めてから一番緊張したかもしれない。
(花屋のお姉さん相手でこれなんやから、マジで貴族との会食とか絶対吐くわ……)
座って休めて良かったような、緊張しすぎて疲れたような微妙な気持ちである。
ネレスたちが食べ終え、落ち着いたころを見計らって「少し待っていてちょうだい」と女性が立ち上がる。
帰ってきた彼女の手には、2種類の花があった。
「雑談に付き合ってくれたお礼に、お花をあげるわ。食べ物のお代はいただくけれどもね」
「エッ、い、いい……の?」
「もちろん。さあお嬢様、手を出してくださいな」
戸惑いながらも両手を差し出す。店員の水仕事をしていなさそうな白く美しい手が、その上に花を1輪置いた。見た目は白い彼岸花のように見える。
「輝くように可愛らしいお嬢様にはネリネの花をあげましょう。それから、綺麗なメイドさん……お名前はシムフィ、だったわよね?」
「……はい」
「良かった。貴方には同じ名前のシムフィツムをどうぞ」
シムフィの手に、紫色の小さな花がいくつも連なった束が渡される。メイドは驚いたように何度か瞬きをした。
「シムフィって……花の名前だったんだ」
「はい。キアーラが、付けてくれました。……初めて見た」
「……ちいさくて、かわいいね」
シムフィの口がむぐむぐと動いて、嬉しそうに頬を染めた。
「ふふ、喜んでもらえたなら嬉しいわ。貴方たちはまだ観光を続けるの?」
「え、えっと……」
(神経すり減らしたとはいえ、体力的にはちょっと回復したし、パパ上もまだ来なさそうやしな……)
少し考えてからこくりと頷く。店員は髪を耳に掛けながら「そうなのね」と考えるような素振りをした。
「それなら大通りから南に行くのがおすすめよ。川と森が近くにあるのだけれど、たまにそこで黄金の魚が泳いでいるの」
「お、黄金の魚……!?」
ネレスはシムフィと顔を見合わせた。ネレスは黄金の魚という存在自体にテンションが上がっているし、シムフィはきっと味のほうを想像していることだろう。次の目的地は決まった。
デザート代を支払い、花屋を出る。見送りに出てきた店員へ「あ、ありがとう……」と小さく礼を告げた。
「いえいえ、こちらこそ私の暇つぶしに付き合ってくれてありがとう。ご縁があればまた会いましょう」
笑顔で手を振る女性に、はにかみながら小さく手を振り返す。それからネレスたちは南へと足を向けた。
店員は笑顔で手を振り続ける。少女たちの姿が遠くなり、見えなくなったところでゆっくりと手を降ろした。
「――貴方たちに、星の加護があらんことを」
そう呟いた彼女は、鼻歌を刻みながら店の中へと戻っていった。
+++
洋風の建物が建ち並ぶなか、南を目指して歩いていく。進めば進むほど人々のざわめきが遠くなり、居住区へと入っていった。本当にこの方向で合っているのか不安だったが、シムフィは機嫌が良さそうに迷いなく歩いている。
(まあ、大丈夫やろ……多分)
そう考えたとおり、さらに歩いていくと開けた場所に出た。手前に大きめの川と橋があり、その向こうは森に続いているようだ。
黄金の魚を見ようと近づいたとき、シムフィが「あれは」と呟いた。
「エッ、もう魚いた!?」
「いえ。森の奥に」
彼女が差した先を見る。森の奥へ、ひとりで入っていく女性が見えた。
しかも緑髪をまとめ上げたあの姿は――昼に闇魔法の使い手の家で、ネレスたちを門前払いした者だ。
「あ……!」
(なんでこんな森の中に!? てかひとりで大丈夫なんか……?)
このままでは見失ってしまう。シムフィが「追いましょう」と素早く言った。
「お、追うの?」
「もしかしたら、また話せば説得できるかも。それに、何をしようとしているかも気になる」
お世辞にも説得ができそうとは言えない面子だ。
しかし、もしかしたらということもある。アルヴァロの言っていた最善策はこの街で闇魔法の使い手に会うことなのだ。
ネレスは迷ったものの、すぐに頷いた。
自分に話しかけているのだ、とやっと分かったが、ネレスは反射的に視線を逸らした。
(おっぱいデッッ……いや見るな! ワイは身をもって学んだやろ!)
そう、前世で学んだのである。
女性視点では相手が胸を見てきた場合一瞬で分かるということを。村にいた有象無象の男共の視線を思い出し(ウッ……悪夢が……)と額を押さえる。
シムフィが首を傾げながら「どう、しますか」と尋ねた。
「え、えっと……すごい呼ばれてるし、行ってみる……?」
行きたくないが、無視して態度の悪い子供だと思われるのも嫌だ。あと綺麗なお姉さんには抗えない。
仕方なく、女性のもとへ向かうことにした。
ネレスは人と目を合わせられないため、普段は鎖骨辺りに頑張って視線を合わせるようにしている。しかし鎖骨だと胸に近くて危うい。ネレスは諦め、何もない空間へ完全に目を逸らすことにした。
あらぬ方向を見ながら緊張している幼女と無表情のメイドという怪しい組み合わせにも関わらず、女性はふふっと嬉しそうに笑った。
「思った通り、お人形さんみたいでとっても可愛い。この辺りでは見ないお顔ね、旅行で来ているのかしら?」
「うぁ、そ、そんな感じ、です……」
「あら、本当にそうだったのね」
「ヘッ?」
「実は私も最近この街に来たばかりなの。適当に言ったら当たってしまったわ」
歌うように話してはくすくすと笑う。良く言えば不思議、悪く言えば変な人だという感想を抱いた。
「この店は花屋とカフェを同時に経営しているの。少し疲れた顔をしているわ。奥に座る席があるから、良ければ休んでいかない?」
質問しておいて彼女は返事を待たず、ふわりとスカートを翻して店内へ行ってしまった。
戸惑ってシムフィを見上げる。彼女はただ、純粋な瞳で「焼き菓子と紅茶の匂いが、します」と言った。ネレスは頷くしかなかった。
足を踏み入れた店内は幻想的な雰囲気だ。少し薄暗く、色とりどりの花が淡い光に照らされている。
ゆっくり歩を進めながら、ネレスは店内をあちこち見回した。
「天井のアレ、光ってるの……なにか分かる?」
「魔石、です。いろんな属性があって、あれは光魔法を含んだものです」
「へえ……!」
一部の棚には水の球体に活けられた花もある。アルヴァロの屋敷にあった植物園とはまた違った構造に、ネレスはわくわくした。
店の奥は明るく、紫髪の女性がエプロンを付けて待っていた。カフェと言っていたとおり、確かに4席ほどテーブルと椅子のセットがある。
「お好きな席へどうぞ」
席につき、手渡されたメニューをシムフィと見ながら注文した。この世界の文字が読めないためどうしようと慌てたが、シムフィが少し読めたのと、店員の女性も楽しそうに説明を入れてくれたため助かった。
選んだのはチーズケーキだ。それから店員おすすめの紅茶。しばらくして2人分のセットが運ばれてきた。
ネレスが食べる前にシムフィがさっと毒味する。屋台で買ったときはしなかったのにと考えたところで、作る工程を見ていたからか、とひとりで納得する。
「あら、ごめんなさい。そんなに高貴なお家のご令嬢だったのね」
「アッ、いえ、こちらこそ……」
(めちゃ気まずい……! ほんまごめん、疑ってる訳やないんですお姉さんを……!)
しかし彼女は気分を害したようではなく、それどころか同じ席についてのんびりと雑談を始めた。
魔獣の被害がすごかったこと、花が全部枯れてしまうかと思ったこと。実は彼女も旅行に来ていたが、旅費が足りなくなってバイトしていること。
女性を見ないようにしつつ注意は向けて、相槌を打ちながらもデザートを食べるという行為はかなり神経をすり減らした。ネレスとして生活を始めてから一番緊張したかもしれない。
(花屋のお姉さん相手でこれなんやから、マジで貴族との会食とか絶対吐くわ……)
座って休めて良かったような、緊張しすぎて疲れたような微妙な気持ちである。
ネレスたちが食べ終え、落ち着いたころを見計らって「少し待っていてちょうだい」と女性が立ち上がる。
帰ってきた彼女の手には、2種類の花があった。
「雑談に付き合ってくれたお礼に、お花をあげるわ。食べ物のお代はいただくけれどもね」
「エッ、い、いい……の?」
「もちろん。さあお嬢様、手を出してくださいな」
戸惑いながらも両手を差し出す。店員の水仕事をしていなさそうな白く美しい手が、その上に花を1輪置いた。見た目は白い彼岸花のように見える。
「輝くように可愛らしいお嬢様にはネリネの花をあげましょう。それから、綺麗なメイドさん……お名前はシムフィ、だったわよね?」
「……はい」
「良かった。貴方には同じ名前のシムフィツムをどうぞ」
シムフィの手に、紫色の小さな花がいくつも連なった束が渡される。メイドは驚いたように何度か瞬きをした。
「シムフィって……花の名前だったんだ」
「はい。キアーラが、付けてくれました。……初めて見た」
「……ちいさくて、かわいいね」
シムフィの口がむぐむぐと動いて、嬉しそうに頬を染めた。
「ふふ、喜んでもらえたなら嬉しいわ。貴方たちはまだ観光を続けるの?」
「え、えっと……」
(神経すり減らしたとはいえ、体力的にはちょっと回復したし、パパ上もまだ来なさそうやしな……)
少し考えてからこくりと頷く。店員は髪を耳に掛けながら「そうなのね」と考えるような素振りをした。
「それなら大通りから南に行くのがおすすめよ。川と森が近くにあるのだけれど、たまにそこで黄金の魚が泳いでいるの」
「お、黄金の魚……!?」
ネレスはシムフィと顔を見合わせた。ネレスは黄金の魚という存在自体にテンションが上がっているし、シムフィはきっと味のほうを想像していることだろう。次の目的地は決まった。
デザート代を支払い、花屋を出る。見送りに出てきた店員へ「あ、ありがとう……」と小さく礼を告げた。
「いえいえ、こちらこそ私の暇つぶしに付き合ってくれてありがとう。ご縁があればまた会いましょう」
笑顔で手を振る女性に、はにかみながら小さく手を振り返す。それからネレスたちは南へと足を向けた。
店員は笑顔で手を振り続ける。少女たちの姿が遠くなり、見えなくなったところでゆっくりと手を降ろした。
「――貴方たちに、星の加護があらんことを」
そう呟いた彼女は、鼻歌を刻みながら店の中へと戻っていった。
+++
洋風の建物が建ち並ぶなか、南を目指して歩いていく。進めば進むほど人々のざわめきが遠くなり、居住区へと入っていった。本当にこの方向で合っているのか不安だったが、シムフィは機嫌が良さそうに迷いなく歩いている。
(まあ、大丈夫やろ……多分)
そう考えたとおり、さらに歩いていくと開けた場所に出た。手前に大きめの川と橋があり、その向こうは森に続いているようだ。
黄金の魚を見ようと近づいたとき、シムフィが「あれは」と呟いた。
「エッ、もう魚いた!?」
「いえ。森の奥に」
彼女が差した先を見る。森の奥へ、ひとりで入っていく女性が見えた。
しかも緑髪をまとめ上げたあの姿は――昼に闇魔法の使い手の家で、ネレスたちを門前払いした者だ。
「あ……!」
(なんでこんな森の中に!? てかひとりで大丈夫なんか……?)
このままでは見失ってしまう。シムフィが「追いましょう」と素早く言った。
「お、追うの?」
「もしかしたら、また話せば説得できるかも。それに、何をしようとしているかも気になる」
お世辞にも説得ができそうとは言えない面子だ。
しかし、もしかしたらということもある。アルヴァロの言っていた最善策はこの街で闇魔法の使い手に会うことなのだ。
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