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第一章 接触と動乱の前兆

第2話 統一

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同盟が結ばれてから各国ではおびただしいの人事異動が起こった。

同盟中の技術者・科学者がペンタゴンに集められ、同盟軍司令部はモスクワに、軍の装備は統一され以下のようになった



陸軍

装甲車両

アルマータ・シリーズ

銃火器

AK12

M240

AA12

etc

海軍

キーロフ級・スラヴァ級・アドミラル・クズネツォフ、ソ連崩壊後の艦艇を除き全てのソ連艦艇はリサイクル。

アメリカ艦は古いものを全て処分

空軍

一部を除き1980年以降の機体のみ



となった。

また、キーロフ級はその指揮能力が見込まれ4隻から12隻に増産された。

ミサイルシステムはS-400やキーロフにイージス艦までをも巻き込んだ「アドバンスド・イージスシステム」の開発により大きく防衛能力があがり、資源開発も進んだことで転移初期の混乱は収まった。



ロシア 9月21日 ウラジオストク

「なんだぁ?電波も何もだしてない船がレーダーに移ってるぞ?」

「海賊か?、、、いや、でも海賊船でも電波出してたよな」

「接触してみるか」

旧日本海 9月21日 

「まったく、転移したばっかりの国家に私のようなエリートを送り出すとは、陛下も老害になり始めたのか?」

「そうですな、ですが数年前のムーの件もある。あれがトラウマになったかもしれんな」

「そうであれば、数年すれば大丈夫だろう」



さかのぼって2ヶ月前

アメリカ 7月13日 ペンタゴン

「これよりユーラリカ実務者会議をはじめる」

「まず衛星部門から」

「ハッ、まず、元あった衛星は全てロスト、現在はGPSなどを始めとする中核衛星をすでに再度打ち上げましたが全ては回復できていません」

「次に軍事部門から」

「ハッ、まず、陸軍ではアルマータを主軸とし、銃器に関しては生産次代配備予定です。次に海軍はロシア艦は多くがレーダー換装や機関換装のため当分は使い物になりませんが統合システム、アドバンスド・イージスシステムのおかげでそこまで頭数不足にはなっていません。最後に空軍ですが、この際、高価すぎるF-22やF-35、F-15を完全にSu-57とSu-35、F-16V2に置き換えます」

「次に経済部門から」

「ハッ、転移直後は衛星のロストなどで混乱しましたが、インフラの復活とももに回復に向かいつつあります。それに、旧ソ連圏の豊富な市場に期待がもてます。」

「次に技術部門から」

「ハッ、ロシアなどから合流した科学者・技術者のおかげでレーザーは実用レベルにできましたが、未だに高価で、配備レベルまでは達していません。ただ、レールガンは専用車両運用可能までこぎつけました」

「全部門、一応は回復に向かいつつあるということか、だが、またなにが起こるか分からない、全部門備えるように」

「「「「了解」」」」
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