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第一章 接触と動乱の前兆

第1話 転移

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処女作です

いろいろ至らぬ点があると思いますがよろしくお願いします。





20XX年

異世界に2つの超大国とそれぞれの勢力圏と旧勢力圏の国家が異世界に転移した。

転移した国家の1つはアメリカ合衆国、世界に勢力を持つ超大国である。

もう1つはロシア連邦、かつて旧ソ連としてアメリカと勢力を争ったのちに崩壊したが高い技術力とその国土でいままで影響力を保ってきた。

そしてアメリカにはカナダとメキシコがロシアにはフィンランドと旧ソ連構成国が。



異世界に転移した。



アメリカ合衆国 7月6日 ワシントンD.C.

「おかしいぞ、カナダ・メキシコ・ロシア・中央アジア諸国・東欧の旧ソ連構成国としか連絡が取れない」

「あと、フィンランドの存在がロシアからのホットラインで伝えられています」

「どういうことだ?、、、」

ロシア連邦 7月7日 モスクワ

「アメリカとコンタクトできました、どうやらあちらも同じような状況です」

「状況が切迫している、これまで対立していたが、アメリカと連携する姿勢をとれ、何とかこの状況を乗り越えなければならん」

「了解」

この後、ロシア、アメリカ間で不可侵・相互援助条約が結ばれ、この事態に超大国2か国が連携体制をとった。

アメリカ合衆国 7月14日 ワシントンD.C.

「お久しぶりです、さっそくですが今後について、、、」

「えぇ、この状態に全力で取り組みましょう」

この会談でロシア・アメリカを盟主に同盟を結ぶことが決まった。

この日、この異世界で伝説となる同盟が生まれた。

その名を「ユーラリカ同盟」といった。



ブルスト王国 王都ブル

「つまり、広域探索魔法によると、ここから西に大陸が出来たと」

「はい陛下、2つの大陸が出現したことを確認しましたが、、、」

「どうした?」

「陛下、これまでの転移大陸は存在する国家に関わらず魔力がありましたがこの大陸からは一切発見できないのです」

まさか!?魔導具の故障では?と声があがる。

「陛下、ですが文明の存在は確認できました、取りあえず使節団を送っては?」

「そうだな、、、文明レベルがわからない以上、ムーのときのような失態は犯したくない、今回は中央外務局から人を出すように」

こうして旧地球国家とは知らない所で彼らがこの世界の表舞台に引きずり出されることが決まった。

ムー共和国 首都ムース

「それは本当か?」

「はい、ブルストの広域探索魔法によると確かにこの形です」

「これはどうみてもかつてのわが惑星の大陸ではないか!」

「調査の必要があると思います」
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