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第六章
メーア
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「メーアにテレポートして。」
【テレポート・メーア 実行します】
周囲の景色が、教会から浜辺に変わった。
潮の匂いが漂う。心地好い波の音を聞きながら辺りを見回す。
海水浴を楽しむ人々がちらほらいる。遠くを見ると船で釣りをしている人もいた。
(さて、これからどうしようかな…)
手がかりは瓶のみ。シュティレにもう少し情報を貰うべきだったと後悔する。でも、今まで少ない情報でヨシュカを探してきたのだから、今回もなんとかなるだろう。
(いや、手がかりはもう一つあった…ミスィオーンが言っていた『謎の洞窟』。そこで拾ったのだとしたら、その洞窟に何かあるのかも…)
ミスィオーンはその洞窟で宝物を手に入れたのだろうか。
見たところ洞窟らしきものはない。近くで船から降りる人に尋ねる。
「すいません、洞窟はどこにあるんですか?」
がっしりとした体つきの男は、明るく答えた。
「洞窟?あるよ、海岸をずっと行くと岩がたくさんあるから、その中にある。」
男が指差した方角を向くと、確かに遠くに岩があった。
「分かりました、ありがとうございます。」
礼を言って早速行こうとすると、呼び止められた。
「兄ちゃん、この間来たトゥテラリィか?忘れ物でもしたんなら止めておけ、もう残っちゃいないさ。トゥテラリィの私物なんて高価な物、洞窟の魔物に盗られているだろうよ。」
「洞窟の、魔物…?」
俺はトゥテラリィの仲間ではあるが、この間来てはいない。きっと先週来たというミスィオーン達のことだ。
「知らないのか?メーアじゃ有名だよ、あそこで何かなくして取りに行くと、何も残ってない。この間来て宝物も何も無かったからって油断するなよよ。あそこには確かに宝物がある、でも他所の者には決して取らせない、むしろ奪っていくのさ、宝物の一部にするために。」
男は一緒に船から降りた、男の仲間の一人に呼ばれた。
「…話しすぎた、俺はこれで。」
「ありがとうございました。」
再び礼を言う。男が帰ると、俺はソファで岩まで移動した。
徒歩で行けない距離でもないけど…時間短縮だ。
岩は思っていたより大きく、身長の三倍はありそうだった。一つ目の岩を乗り越えると、何個かの岩が複雑に組合わさっている場所を見つけた。岩が少しでも動けば消えてしまうそうなその隙間に体を押し付けて無理矢理通ると、細長い空間に出た。幅は肩がぴったり入るくらいだが、高さは何メートルもある。暗く、さっき入ってきた隙間から漏れる光が岩を不気味に浮かび上がらせていた。ラムぺで照らしながら進むと、急に広くなり洞窟が現れた。
「これが、『謎の洞窟』…。」
何かを盗られるかもしれない。今の俺はラムぺを失うのが一番怖い。
しかし、ここまで来たからには後には戻れない。慎重に進んでいく。
「君、誰?」
洞窟に声がゆっくりと響いた。
「!?…どこにいる!?」
ラムぺを振り回すようにして辺りを照らす。すると、一人の男が奥に座っていた。
「その服装…先週のトゥテラリィ?何でまた来たの?」
その若い男は白衣を身に付けていた。癖っ毛の長い前髪は顔の半分を隠していて、紫の瞳がラムぺに照らされ怪しく光る。質問しているが、俺の答えには興味がなく気だるいといったような態度だ。
「俺はヨシュカです。」
そう言うと、男は目を丸くした。
「へぇ…あ、ちょっと喉乾いたから水飲ませて。」
あいつに会うなら、絶対に飲み物を飲ませるな。
「…駄目です、飲まないで下さい!!」
俺は止めたが、男は見えないコップがあるかのように『水』を飲み干した。
おそらくリアルではそのコップを掴んでいるのだろう。
(飲んじゃったけど…特に変化は、ないかな)
「いいじゃーんちょっと飲むくらいさーぁー…。」
例の瓶を取り出して突きつける。
「あの、これあなたのですか?」
彼は飛び付くようにその瓶を奪った。
「これっ!…君が見つけたの?」
「見つけたのはトゥテラリィの方です。俺は貰ったんです。」
「僕はヴィッツ。君、名前は?」
彼は興奮した様子で再び何かを飲んだ。あまりの素早さに俺は止めることを諦めた。
「シャルです。フライハイトのヨシュカで、プファラーです。」
「シャル君!ありがとう、本当にありがとう!」
ヴィッツは俺の手を握って激しく振った。最初よりもテンションが高い。
顔も赤くなってきている気がする。
「僕、ね…この瓶!瓶をさ、に、書いた!文字をね!だからそう、ありがとう!嬉しくて…君、名前なんだっけ、君は見つけてくれたんだね?」
彼の異常な興奮が怖い。呂律も回っていない。
(ヴィッツが飲んだのって…お酒?)
「は、はい…どうしてこんな文字を?」
「それは、さ…だってほらぁ、暇だから!ね!宝でも置かなきゃあ誰とも会わないし!足りないんだよ、ほら…分からない?刺激だよ、足りなくて。」
このまま会話を続けるとこちらまで頭がおかしくなりそうだ。早めに本題に入ることにする。
「あの、俺にヨシュカとして協力して貰えませんか?創造主の謎を解き明かしたいんです。」
ヴィッツはリアルで酒をコップに注いでいるようだった。そして、一気に体ごと傾けて飲む。
「創造主?なに、それ…ああ面白いね!いいよ!創造主ね…つまり君は、ヨシュカを集めてる?だよね、ああそれなら会える!彼に、彼女に…ヨシュカの皆に!楽しそうじゃあないか、是非…是非お願いしたいね!」
ヨシュカを集めている、そんなことがこの酔った男に分かるのだろうか。酔っていても勘が鋭い…ただの酒好きではなさそうだ。
彼が危険だというのは何となく分かったので、俺は教会に戻ることにした。
「では、近い内にまたここに来ます。」
そう言って立ち去ろうとすると、彼が腕を掴んできた。
「待って、くれ…今すぐ皆に会いたいよ、いいだろう、ねぇ?もうこんな場所居てもヨシュカの、ないんだから、制裁なんて…滅多に下すことは、さぁ!」
(怖…連れてけってこと…だよな)
「…分かりました。一緒に行きましょう。」
渋々答えると、彼は勢いよく抱きついてきた。
面倒くさくなったのでそれを引きずるようにして洞窟を後にした。
【テレポート・メーア 実行します】
周囲の景色が、教会から浜辺に変わった。
潮の匂いが漂う。心地好い波の音を聞きながら辺りを見回す。
海水浴を楽しむ人々がちらほらいる。遠くを見ると船で釣りをしている人もいた。
(さて、これからどうしようかな…)
手がかりは瓶のみ。シュティレにもう少し情報を貰うべきだったと後悔する。でも、今まで少ない情報でヨシュカを探してきたのだから、今回もなんとかなるだろう。
(いや、手がかりはもう一つあった…ミスィオーンが言っていた『謎の洞窟』。そこで拾ったのだとしたら、その洞窟に何かあるのかも…)
ミスィオーンはその洞窟で宝物を手に入れたのだろうか。
見たところ洞窟らしきものはない。近くで船から降りる人に尋ねる。
「すいません、洞窟はどこにあるんですか?」
がっしりとした体つきの男は、明るく答えた。
「洞窟?あるよ、海岸をずっと行くと岩がたくさんあるから、その中にある。」
男が指差した方角を向くと、確かに遠くに岩があった。
「分かりました、ありがとうございます。」
礼を言って早速行こうとすると、呼び止められた。
「兄ちゃん、この間来たトゥテラリィか?忘れ物でもしたんなら止めておけ、もう残っちゃいないさ。トゥテラリィの私物なんて高価な物、洞窟の魔物に盗られているだろうよ。」
「洞窟の、魔物…?」
俺はトゥテラリィの仲間ではあるが、この間来てはいない。きっと先週来たというミスィオーン達のことだ。
「知らないのか?メーアじゃ有名だよ、あそこで何かなくして取りに行くと、何も残ってない。この間来て宝物も何も無かったからって油断するなよよ。あそこには確かに宝物がある、でも他所の者には決して取らせない、むしろ奪っていくのさ、宝物の一部にするために。」
男は一緒に船から降りた、男の仲間の一人に呼ばれた。
「…話しすぎた、俺はこれで。」
「ありがとうございました。」
再び礼を言う。男が帰ると、俺はソファで岩まで移動した。
徒歩で行けない距離でもないけど…時間短縮だ。
岩は思っていたより大きく、身長の三倍はありそうだった。一つ目の岩を乗り越えると、何個かの岩が複雑に組合わさっている場所を見つけた。岩が少しでも動けば消えてしまうそうなその隙間に体を押し付けて無理矢理通ると、細長い空間に出た。幅は肩がぴったり入るくらいだが、高さは何メートルもある。暗く、さっき入ってきた隙間から漏れる光が岩を不気味に浮かび上がらせていた。ラムぺで照らしながら進むと、急に広くなり洞窟が現れた。
「これが、『謎の洞窟』…。」
何かを盗られるかもしれない。今の俺はラムぺを失うのが一番怖い。
しかし、ここまで来たからには後には戻れない。慎重に進んでいく。
「君、誰?」
洞窟に声がゆっくりと響いた。
「!?…どこにいる!?」
ラムぺを振り回すようにして辺りを照らす。すると、一人の男が奥に座っていた。
「その服装…先週のトゥテラリィ?何でまた来たの?」
その若い男は白衣を身に付けていた。癖っ毛の長い前髪は顔の半分を隠していて、紫の瞳がラムぺに照らされ怪しく光る。質問しているが、俺の答えには興味がなく気だるいといったような態度だ。
「俺はヨシュカです。」
そう言うと、男は目を丸くした。
「へぇ…あ、ちょっと喉乾いたから水飲ませて。」
あいつに会うなら、絶対に飲み物を飲ませるな。
「…駄目です、飲まないで下さい!!」
俺は止めたが、男は見えないコップがあるかのように『水』を飲み干した。
おそらくリアルではそのコップを掴んでいるのだろう。
(飲んじゃったけど…特に変化は、ないかな)
「いいじゃーんちょっと飲むくらいさーぁー…。」
例の瓶を取り出して突きつける。
「あの、これあなたのですか?」
彼は飛び付くようにその瓶を奪った。
「これっ!…君が見つけたの?」
「見つけたのはトゥテラリィの方です。俺は貰ったんです。」
「僕はヴィッツ。君、名前は?」
彼は興奮した様子で再び何かを飲んだ。あまりの素早さに俺は止めることを諦めた。
「シャルです。フライハイトのヨシュカで、プファラーです。」
「シャル君!ありがとう、本当にありがとう!」
ヴィッツは俺の手を握って激しく振った。最初よりもテンションが高い。
顔も赤くなってきている気がする。
「僕、ね…この瓶!瓶をさ、に、書いた!文字をね!だからそう、ありがとう!嬉しくて…君、名前なんだっけ、君は見つけてくれたんだね?」
彼の異常な興奮が怖い。呂律も回っていない。
(ヴィッツが飲んだのって…お酒?)
「は、はい…どうしてこんな文字を?」
「それは、さ…だってほらぁ、暇だから!ね!宝でも置かなきゃあ誰とも会わないし!足りないんだよ、ほら…分からない?刺激だよ、足りなくて。」
このまま会話を続けるとこちらまで頭がおかしくなりそうだ。早めに本題に入ることにする。
「あの、俺にヨシュカとして協力して貰えませんか?創造主の謎を解き明かしたいんです。」
ヴィッツはリアルで酒をコップに注いでいるようだった。そして、一気に体ごと傾けて飲む。
「創造主?なに、それ…ああ面白いね!いいよ!創造主ね…つまり君は、ヨシュカを集めてる?だよね、ああそれなら会える!彼に、彼女に…ヨシュカの皆に!楽しそうじゃあないか、是非…是非お願いしたいね!」
ヨシュカを集めている、そんなことがこの酔った男に分かるのだろうか。酔っていても勘が鋭い…ただの酒好きではなさそうだ。
彼が危険だというのは何となく分かったので、俺は教会に戻ることにした。
「では、近い内にまたここに来ます。」
そう言って立ち去ろうとすると、彼が腕を掴んできた。
「待って、くれ…今すぐ皆に会いたいよ、いいだろう、ねぇ?もうこんな場所居てもヨシュカの、ないんだから、制裁なんて…滅多に下すことは、さぁ!」
(怖…連れてけってこと…だよな)
「…分かりました。一緒に行きましょう。」
渋々答えると、彼は勢いよく抱きついてきた。
面倒くさくなったのでそれを引きずるようにして洞窟を後にした。
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