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第四章

反省

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「…改めて…久しいな、引きこもり。」
『貴様こそ相変わらず信者を引き連れて元気だな、自称神。』
イデーは鼻で笑った。
「ふん…自称ではない。信者は皆、我を神と崇めている。汝といつもいる女はどうした?」
オルクスは何故か視線を俺に向けた。
『シュティレは今いない。』
(いないのか…オルクスが来てるなら会えるかと思ったのに)
オルクスの視線に気がついていないふりをして、俺はイデーに近づいた。
「…それで、イデー。協力してくれる?」
「しないと言ったら、引きこもりに何をされるか分からないからな。するしかないだろう。」
それを聞いて彼は笑った。
「よく分かっているじゃないか。」
彼女は無視して俺に尋ねる。
「何を協力すればいい、シャル?」
「…そうだな…。」
本当なら、次のヨシュカ探しに協力して欲しかった。しかし、次のヨシュカはもしかしたら…
(さっき見てたツミッターの、ナイトのファン…)
そうだとしたら、オルクスに止められるかもしれない。イデーはオルクスに従っている形だから、もし何かあったらオルクスに味方するだろう。ファンとオルクスを会わせようとしていると、どちらかにバレたらまずい。
全て仮定だが、ここは一人で探した方が安全だ。
(もう一人のヨシュカを探すのもいいけど…まぁ、この子と組むなら単独行動の方が気が楽か)
「これからトゥテラリィと会うけど、一緒に来て欲しい。」
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