37 / 37
第三部 ―ベルベット・スカーレット―
ベルスカあとがき【※ネタバレ注意】
しおりを挟む
いやぁ~、終盤近くでイシュタくん、めちゃくちゃ格好良い活躍を見せましたねー!
ヴァージニアちゃんの半生が中々に波乱で、先の人生が気になる展開だったかと思うんですけど、サリイシュの出自についても更に謎が深まり、早く彼らの実体が知りたい! と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その分、主人公がちょっと存在感空気だったかもだけど、まぁそういう時期もあるよねってことで。
今までの「ボスを倒し、そいつから奪還したクリスタルの持ち主・ボス級キャラを解放する」という流れから、一気に毛色が変わった本作。
無事に最終章へ繋がる“完結”を迎えました。
そんなベルスカのメインヒロインは、間違いなくマリア・ヴェガでしょう! あの幼少期の重い回想シーンをep.24でブッ込むとか、もう君が主役でよかったんじゃね? レベルのやつ。
「あなたがどんな姿であっても。
いつどこで出会い、たとえ私と過ごした記憶を失ったとしても… あなたを受け入れる」
て、なによあの報われない構文は!! (ノД`)・゜・。
(書いたのお前だよ)
マリアの幼少期。本名ヴァージニア・マクフィールド。
我ながらあのep.24の見せ方はちょっと可哀想だったかもしれん。辛かったな、ヴァージニアちゃん。
ちなみに本作のep.1、イシュタが見る「夢」の内容をきいた時点でマリア、なんとなくマゼンタの存在を察知していました。
からの、今回のキーパーソンであるアニリンくんの登場。
彼の普段の言葉遣いや謙虚な振る舞いから、なんとなく気づいた方もいると思いますが、元は裕福な家庭の出身です。彼の幼馴染であるチア… ラン・クライオも然り。
マリアはその辺り、アニリンを保護した当初からなんとなく勘づいていたんだと思います。
だからあの時、劣悪な環境にいた子供に対し「キミ、ちゃんとした名前はあるよね?」と質問をした。
彼女も、元は米国大統領の孫にしてIT企業役員の娘という、筋金入りの令嬢でしたから。そんな上流階級同士、どこか通じるものがあったのかもしれません。
…て、ん? ちょっとまて。
藁や土壁の家しかなかった集落で「裕福」!?
と思った方。はい。
アガレる第一部「カナリアイエローの下剋上」を覚えていらっしゃる方なら、アゲハがアガーレールの歴史について説明していたシーンを思い出したかもしれませんが、当時はその中でも土壁やレンガの家に住める家系って「裕福」の扱いだったんですよ。アゲハがのちにアガーレール王国を建国するまでは。
そういえば途中、海の家とその近辺が壊滅するほどの大災害(?)があり、その原因と見なされたマリアとアニリンが追放されるシーンでは、なんとなく覚悟していましたがアゲハの好感度がメチャクチャ下がりましたね。
彼女が追放を下したその次のエピソード「世界一受けたくない追放リハーサル」では、どの小説サイトもビックリするほどPV数が激減。それを見て「あ、みんなアゲハに失望したんだな」となったわけです。
実はマリアと事前に組んだプランだったんだけどなぁ。
どうせならフェデュートだろ!
そっちにヘイト集まれー!集まれー!集まれー!(おいw)
ここで今更擁護するのもなんだけど、アゲハは自分から女王になったのではなく(「いつの間にか女王になってた」って第一部で本人が言ってた)、元は一般家庭の出で、最初はたった一人で異世界に飛ばされ先住民達に警戒され、それでも仲良くしようと一生懸命努力し、そして今では突然の襲撃があってもなお国のために頑張ってくれているんです。
誰か褒めてやってください;
さて。
少し話は変わって、本作のサブタイトルが作中で考案されたオペレーション名「ベルベット・スカーレット」ですが、実は最初からその「オペレーション」という呼び方に答え出ていました。
(ビジネスでいう「業務連鎖」 → 医療でいう「手術」、に至るという伏線)
これに気づいたのが意外にもヘルだったわけですが、これにはちゃんと理由があります。
遡ることアガレる第二部、「青空かすむ怠惰の魔女」。
ヘルと若葉が封印されていたクリスタルは当初、チアノーゼの従者である小さな悪魔達の体内に埋め込まれていました。その場合は神々でさえ、オーラを感じる事ができない仕様になっているわけですが、その応用として今回アニリンが… という流れなのです。
ヘルはそこにいち早く気づき、だけど根拠もなしにいきなりメスで切り開くわけにはいかないので(物騒な表現でゴメンね m(__)m)、ノアに「アガーレール最新医療機器のX線導入を急いでほしい!」と頭を下げたわけでございます。
最初は疑惑を向けられていたサキュバス。結局関係なかったというか、完全にミスリードでしたやん。
(ほぼブーブさんのせいw)
しかし、最後は本当に衝撃的な内容でしたね~。
おい、れ… じゃなかった、おいアガーレールの筆者!
お前、これは一体どういう事だ!! まさか、あのマーモ総統のモデルはお前だったのか!? 俺達をずっと騙していたのかよコノヤロウ!!
といわんばかりのラストで幕を閉じました。
まさに「え!? 続きは!?」といわんばかりの終わり方を意識。あんま上手くないかもだけど。
まぁそこも、次の最終章で全て判明するので、どうか気長に待っていただければ幸いでございます。
それと、だいぶ本編の話が長く複雑になってきたので、あとで第三部完結までのアガーレール年表もお絵かきサイトにて作成・公開していきたいと考えています!
※その場合は重大ネタバレのオンパレードになるので注意。
最後に繰り返しますが、今回で第三部「ベルスカ」は無事、完結いたしました。
アガーレールシリーズは、まだ続きます。というか、あと5人のクリスタルを見つけないとなので、次がいよいよ最後の第四部となります!
(公開時期未定)
というわけで第四部についてはまた後日、別のURLでお知らせ出来たら幸いです。しばしお待ちを~。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!
ヴァージニアちゃんの半生が中々に波乱で、先の人生が気になる展開だったかと思うんですけど、サリイシュの出自についても更に謎が深まり、早く彼らの実体が知りたい! と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その分、主人公がちょっと存在感空気だったかもだけど、まぁそういう時期もあるよねってことで。
今までの「ボスを倒し、そいつから奪還したクリスタルの持ち主・ボス級キャラを解放する」という流れから、一気に毛色が変わった本作。
無事に最終章へ繋がる“完結”を迎えました。
そんなベルスカのメインヒロインは、間違いなくマリア・ヴェガでしょう! あの幼少期の重い回想シーンをep.24でブッ込むとか、もう君が主役でよかったんじゃね? レベルのやつ。
「あなたがどんな姿であっても。
いつどこで出会い、たとえ私と過ごした記憶を失ったとしても… あなたを受け入れる」
て、なによあの報われない構文は!! (ノД`)・゜・。
(書いたのお前だよ)
マリアの幼少期。本名ヴァージニア・マクフィールド。
我ながらあのep.24の見せ方はちょっと可哀想だったかもしれん。辛かったな、ヴァージニアちゃん。
ちなみに本作のep.1、イシュタが見る「夢」の内容をきいた時点でマリア、なんとなくマゼンタの存在を察知していました。
からの、今回のキーパーソンであるアニリンくんの登場。
彼の普段の言葉遣いや謙虚な振る舞いから、なんとなく気づいた方もいると思いますが、元は裕福な家庭の出身です。彼の幼馴染であるチア… ラン・クライオも然り。
マリアはその辺り、アニリンを保護した当初からなんとなく勘づいていたんだと思います。
だからあの時、劣悪な環境にいた子供に対し「キミ、ちゃんとした名前はあるよね?」と質問をした。
彼女も、元は米国大統領の孫にしてIT企業役員の娘という、筋金入りの令嬢でしたから。そんな上流階級同士、どこか通じるものがあったのかもしれません。
…て、ん? ちょっとまて。
藁や土壁の家しかなかった集落で「裕福」!?
と思った方。はい。
アガレる第一部「カナリアイエローの下剋上」を覚えていらっしゃる方なら、アゲハがアガーレールの歴史について説明していたシーンを思い出したかもしれませんが、当時はその中でも土壁やレンガの家に住める家系って「裕福」の扱いだったんですよ。アゲハがのちにアガーレール王国を建国するまでは。
そういえば途中、海の家とその近辺が壊滅するほどの大災害(?)があり、その原因と見なされたマリアとアニリンが追放されるシーンでは、なんとなく覚悟していましたがアゲハの好感度がメチャクチャ下がりましたね。
彼女が追放を下したその次のエピソード「世界一受けたくない追放リハーサル」では、どの小説サイトもビックリするほどPV数が激減。それを見て「あ、みんなアゲハに失望したんだな」となったわけです。
実はマリアと事前に組んだプランだったんだけどなぁ。
どうせならフェデュートだろ!
そっちにヘイト集まれー!集まれー!集まれー!(おいw)
ここで今更擁護するのもなんだけど、アゲハは自分から女王になったのではなく(「いつの間にか女王になってた」って第一部で本人が言ってた)、元は一般家庭の出で、最初はたった一人で異世界に飛ばされ先住民達に警戒され、それでも仲良くしようと一生懸命努力し、そして今では突然の襲撃があってもなお国のために頑張ってくれているんです。
誰か褒めてやってください;
さて。
少し話は変わって、本作のサブタイトルが作中で考案されたオペレーション名「ベルベット・スカーレット」ですが、実は最初からその「オペレーション」という呼び方に答え出ていました。
(ビジネスでいう「業務連鎖」 → 医療でいう「手術」、に至るという伏線)
これに気づいたのが意外にもヘルだったわけですが、これにはちゃんと理由があります。
遡ることアガレる第二部、「青空かすむ怠惰の魔女」。
ヘルと若葉が封印されていたクリスタルは当初、チアノーゼの従者である小さな悪魔達の体内に埋め込まれていました。その場合は神々でさえ、オーラを感じる事ができない仕様になっているわけですが、その応用として今回アニリンが… という流れなのです。
ヘルはそこにいち早く気づき、だけど根拠もなしにいきなりメスで切り開くわけにはいかないので(物騒な表現でゴメンね m(__)m)、ノアに「アガーレール最新医療機器のX線導入を急いでほしい!」と頭を下げたわけでございます。
最初は疑惑を向けられていたサキュバス。結局関係なかったというか、完全にミスリードでしたやん。
(ほぼブーブさんのせいw)
しかし、最後は本当に衝撃的な内容でしたね~。
おい、れ… じゃなかった、おいアガーレールの筆者!
お前、これは一体どういう事だ!! まさか、あのマーモ総統のモデルはお前だったのか!? 俺達をずっと騙していたのかよコノヤロウ!!
といわんばかりのラストで幕を閉じました。
まさに「え!? 続きは!?」といわんばかりの終わり方を意識。あんま上手くないかもだけど。
まぁそこも、次の最終章で全て判明するので、どうか気長に待っていただければ幸いでございます。
それと、だいぶ本編の話が長く複雑になってきたので、あとで第三部完結までのアガーレール年表もお絵かきサイトにて作成・公開していきたいと考えています!
※その場合は重大ネタバレのオンパレードになるので注意。
最後に繰り返しますが、今回で第三部「ベルスカ」は無事、完結いたしました。
アガーレールシリーズは、まだ続きます。というか、あと5人のクリスタルを見つけないとなので、次がいよいよ最後の第四部となります!
(公開時期未定)
というわけで第四部についてはまた後日、別のURLでお知らせ出来たら幸いです。しばしお待ちを~。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

150年後の敵国に転生した大将軍
mio
ファンタジー
「大将軍は150年後の世界に再び生まれる」から少しタイトルを変更しました。
ツーラルク皇国大将軍『ラルヘ』。
彼は隣国アルフェスラン王国との戦いにおいて、その圧倒的な強さで多くの功績を残した。仲間を失い、部下を失い、家族を失っていくなか、それでも彼は主であり親友である皇帝のために戦い続けた。しかし、最後は皇帝の元を去ったのち、自宅にてその命を落とす。
それから約150年後。彼は何者かの意思により『アラミレーテ』として、自分が攻め入った国の辺境伯次男として新たに生まれ変わった。
『アラミレーテ』として生きていくこととなった彼には『ラルヘ』にあった剣の才は皆無だった。しかし、その代わりに与えられていたのはまた別の才能で……。
他サイトでも公開しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

実験施設から抜け出した俺が伝説を超えるまでの革命記! 〜Light Fallen Angels〜
朝日 翔龍
ファンタジー
それはある世界の、今よりずっと未来のこと。いくつもの分岐点が存在し、それによって分岐された世界線、いわゆるパラレルワールド。これは、そ無限と存在するパラレルワールドの中のひとつの物語。
その宇宙に危機を及ぼす脅威や魔族と呼ばれる存在が、何度も世界を消滅させようと襲撃した。そのたびに、最強無血と謳われるレジェンド世代と称されたデ・ロアーの8人集が全てを解決していった。やがては脅威や魔族を封印し、これ以上は世界の危機もないだろうと誰もが信じていた。
しかし、そんな彼らの伝説の幕を閉ざす事件が起き、封印されていたはずの脅威が蘇った。瞬く間に不安が見え隠れする世界。そこは、異世界線へと繋がるゲートが一般的に存在し、異世界人を流れ込ませたり、例の脅威をも出してしまう。
そんな世界の日本で、実験体としてとある施設にいた主人公ドンボ。ある日、施設から神の力を人工的に得られる薬を盗んだ上で脱走に成功し、外の世界へと飛び出した。
そして街中に出た彼は恐怖と寂しさを覆い隠すために不良となり、その日凌ぎの生き方をしていた。
そんな日々を過ごしていたら、世界から脅威を封印したファイター企業、“デ・ロアー”に属すると自称する男、フラットの強引な手段で険しい旅をすることに。
狭い視野となんの知識もないドンボは、道中でフラットに教えられた生きる意味を活かし、この世界から再び脅威を取り除くことができるのであろうか。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
俺だけ入れる悪☆魔道具店無双〜お店の通貨は「不幸」です~
葉月
ファンタジー
一学期の終わり、体育館で終業式の最中に突然――全校生徒と共に異世界に飛ばされてしまった俺。
みんなが優秀なステータスの中、俺だけ最弱っ!!
こんなステータスでどうやって生き抜けと言うのか……!?
唯一の可能性は固有スキル【他人の不幸は蜜の味】だ。
このスキルで便利道具屋へ行けると喜ぶも、通貨は『不幸』だと!?
「不幸」で買い物しながら異世界サバイバルする最弱の俺の物語が今、始まる。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる