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第三部 ―ベルベット・スカーレット―
ep.32 心臓に悪いんだ! じっとしていてくれ!
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ドシーン! ズシーン!
海岸沿いに、とても大きな翼竜が舞い降りてきた。
その翼竜は手の代わりである翼を畳むと、ノシノシ王都へ歩き、近くにいた住民にこの上ない恐怖心を植え付け…
て、この異世界にもワイバーンっていたの!?
類似した生き物ならグリフォンを見ているけど、あいつはそれより何倍もデカい!
もしかして、まだ未開のエリアに生息している子なのかな? てゆうか何しにきた!?
「きゃー!」「またあの化け物だー!」
と、住民達はもうパニック状態だ。
“また”…? という言葉が少し引っかかるけど、それらの悲鳴は当然、敵を倒し防衛を続けているマニー達の耳にも入ってくる。
マニーが翼竜の姿を見て、目を大きくさせた。
「あいつは…!」
「知っているのか?」
「昔、ここが襲撃に遭った時に現れた。のちの潜入調査で、フェデュートが複数の遺伝子ゲノムを混ぜて作り上げたモンスターである事が分かっている!」
「そんなものが」
「くそっ、あの時の1体だけじゃなかったのか! 奴はハッキリいって弱いけど、その代わり厄介な技を使ってくる。すまないキャミ! 俺、あいつを倒してくるよ!」
「1人でいけるか?」
「いける!」
そういって、マニーはすぐに背中にモルフォ蝶の翼を生やし、翼竜へと飛んでいった。
表情からして相当、焦っている事が分かるが… キャミは引き続き、召喚獣を使った戦闘で敵を蹴散らしていった。
――ダメだ、今からだと間に合わない!
マニーは全速力で翼竜の方へ飛ぶが、まだ王都まで迫っていないからか距離はある。
その時、翼竜はなぜか片足をゆっくり上げはじめた。マニーはテレパシーを送った。
――医療チーム、ならびにメンバー一同に伝える!
――――――――――
「――!」
手術室。切開してからの現在は、クリスタルに巻き付いている心臓の管を退けていく段階に移行している。かなり慎重を要する場面だ。
そこへ、ティファニーがはめているイヤホン越しマニーの声が聞こえてきた。ティファニーが冷静に声をきき、圧のない声でこう告げた。
「緊急速報よ。みんな、落ち着いて行動に移して。――今から10秒後に、大きな地震がくるわ。身の安全を確保」
「「え!?」」
ヤスと若葉が、何かの聞き間違いかと振り向いた。
ヘルとマリアは、それぞれ切除と縫糸の複合施術、そして輸血準備のため振り向く事はなく、冷静に耳をすませている。若葉が「今なんて…」と言おうとしたが、
「6,5,4,3,2――」
と、ティファニーが時計を見ながら静かにカウントダウンをするのみ。流石にマズいと思ったのか、ここはヤスも若葉もアニリンの体から作業の手を離した。
ヘルもギリギリのタイミングで腕を止め、刃物とアニリンが触れない距離を保った。
その瞬間…!
グラグラ… ゴゴゴゴゴゴ!!
「ふぇ~」「だっ…! でっけぇ揺れだなオイ!?」
手術室をはじめ、医療施設全体が大きく揺れた。チーム一同、身の安全を図る。
ティファニーのカウントがゼロになった。アニリンの体は無事だ。
しかし凄い揺れだった。
ティファニーの適切な指示がなかったらきっと、ヘルはこの揺れで大きなミスを起こしていただろう。ヘルは冷静に対処できたが、内心はとても怖かった。
――――――――――
強い揺れが発生した原因は、あの翼竜だ。
マニーが焦っていた理由。それは翼竜が片足を上げ、それを思い切り地面に下ろす事で発生する地震を恐れていたからである。なんて姑息な技なんだ。
「もう、二度とこんなバカなことをやらせるな!」
マニーはそういいながら、手持ちの燕刀で、翼竜の首めがけて大きな一斬をお見舞いした。
翼竜は少しの抵抗も見せないのか、信じられないほど反応が鈍く、マニーの存在に気づく前にあっという間に首を刎ねられたのである。
「「おぉー!」」
と、地上ではその様子を目にした住民達が歓喜を上げているが…
首を切られ、生命維持を失くした翼竜は力なく倒れていくにつれ、全身から光の粉のような残滓が舞い上がった。
ストッ
マニーは着地と同時に、背中の翼をフェードアウトさせる。
その後ろ、翼竜の残滓はキラキラと舞い、消えていった。フェデュートは本当に何でこんな生き物を生んだんだ? というくらい、呆気ない最期だった。
「勇者様の帰還よ…!? あぁ、またこの瞬間が見られるなんて!」
「ありがとうございます勇者様! あなたのお陰で、今回も家が崩れずに済みました!」
と、始終を目撃した住民の殆どが、マニーを賞賛する。
マニーは冷静に立ち上がりつつ、密かに溜め息をついては医療施設前へと戻るが…
て、まって!?
まさか、マニーが今まで国民から「勇者」と称されていた理由って… それ!!?
――しまった! 敵の一部に施設内へ侵入された!
その時、キャミからそんな心臓に悪い内容のテレパシーが送られてきた。
さっきマニーが不在だった間に、実質キャミ1人だけでは入口を防衛しきれず、大量に攻めてきた敵陣の一部が入口を突破してしまったのだ。が、
――お任せください! ここの医療従事者と患者には、一切手を付けさせません。
――でたな、悪魔どもめ…! 大丈夫、ここは俺達が片づけるよ!
ローズとノアの声だ。ながら、彼らは自分なりの方法で敵を蹴散らしている様子。
施設内から患者数人の悲鳴が聞こえるが、それも一瞬で収まり、やがて歓喜が上がった。ローズ達がぶちのめしてくれているから、現場にいる皆が安心したのだろう。
その様子に陰で安堵しながらも、キャミは戻ってきたマニーとともに入口前の防衛を続けたのであった。
――――――――――
「もうそろそろだ。マリアの血は… ギリギリ足りるかな」
と、ヘルが汗だくで管の切除を続けている。
患者の体内にその汗が滴り落ちないよう、隣にいる若葉が、ヘルの額や米神を中心に布で拭きとってあげていた。
やはり血液を送る器官というだけあって、術中の出血量がとても多い。
成人でさえ1リットル失うと死ぬくらいなのだから、輸血しなきゃとても間に合わないのだ。気が付けば部屋中、どれがどれだか分からない位に大量の管が通っている。
「…ゴメンね。少し、クラクラしてきたかも」
マリアが作業を手伝いながら、弱々しい声でそういった。
血を取られながらの作業だから、確かに目が虚ろだ。ここからはヤスがマリアの両手にある針や糸を慎重に持ち、ポジションを交代した。
「お疲れ様。後でベッドに移動させるから、そこで休んでて」
と、ティファニーが優しく励ます。これにてマリアは離脱だ。
以降も、輸血は続いている。この後気絶する事は自分でも分かっているので、チームの邪魔にならないよう、マリアは近くの椅子に座り、静かに目を閉じた――。
――――――――――
ドカーン! ズシャーン! バリーン!
手術室前の廊下、僕とアゲハが見ているその廊下の奥で、凄く嫌な破壊音が響いてきた。
色んな音が同時に鳴り響いているから、一概には断言できないけど、ノアの大剣とローズの指の爪で、敵を豪快に倒している事が予想できる。
でも、ここまで音が近づいているという事は…
「もう後がない。いくよ、アキラ」
「うん」
僕達は戦闘体勢に入った。
アゲハは刀を垂直に引き抜き、僕は黒焔の片手剣を生み出す。その瞬間、L字角の奥から、見るからにゴツくて強そうな敵が2人、粉塵とともに姿を現したのだ。
あの敵共が、アニリン1人のためにそこまでやるのか。
信じたくもない事実だ。でも、ここは何としても手術室を守り切ってみせる!
(つづく)
※!?(本当の意味で落書き)
海岸沿いに、とても大きな翼竜が舞い降りてきた。
その翼竜は手の代わりである翼を畳むと、ノシノシ王都へ歩き、近くにいた住民にこの上ない恐怖心を植え付け…
て、この異世界にもワイバーンっていたの!?
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もしかして、まだ未開のエリアに生息している子なのかな? てゆうか何しにきた!?
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と、住民達はもうパニック状態だ。
“また”…? という言葉が少し引っかかるけど、それらの悲鳴は当然、敵を倒し防衛を続けているマニー達の耳にも入ってくる。
マニーが翼竜の姿を見て、目を大きくさせた。
「あいつは…!」
「知っているのか?」
「昔、ここが襲撃に遭った時に現れた。のちの潜入調査で、フェデュートが複数の遺伝子ゲノムを混ぜて作り上げたモンスターである事が分かっている!」
「そんなものが」
「くそっ、あの時の1体だけじゃなかったのか! 奴はハッキリいって弱いけど、その代わり厄介な技を使ってくる。すまないキャミ! 俺、あいつを倒してくるよ!」
「1人でいけるか?」
「いける!」
そういって、マニーはすぐに背中にモルフォ蝶の翼を生やし、翼竜へと飛んでいった。
表情からして相当、焦っている事が分かるが… キャミは引き続き、召喚獣を使った戦闘で敵を蹴散らしていった。
――ダメだ、今からだと間に合わない!
マニーは全速力で翼竜の方へ飛ぶが、まだ王都まで迫っていないからか距離はある。
その時、翼竜はなぜか片足をゆっくり上げはじめた。マニーはテレパシーを送った。
――医療チーム、ならびにメンバー一同に伝える!
――――――――――
「――!」
手術室。切開してからの現在は、クリスタルに巻き付いている心臓の管を退けていく段階に移行している。かなり慎重を要する場面だ。
そこへ、ティファニーがはめているイヤホン越しマニーの声が聞こえてきた。ティファニーが冷静に声をきき、圧のない声でこう告げた。
「緊急速報よ。みんな、落ち着いて行動に移して。――今から10秒後に、大きな地震がくるわ。身の安全を確保」
「「え!?」」
ヤスと若葉が、何かの聞き間違いかと振り向いた。
ヘルとマリアは、それぞれ切除と縫糸の複合施術、そして輸血準備のため振り向く事はなく、冷静に耳をすませている。若葉が「今なんて…」と言おうとしたが、
「6,5,4,3,2――」
と、ティファニーが時計を見ながら静かにカウントダウンをするのみ。流石にマズいと思ったのか、ここはヤスも若葉もアニリンの体から作業の手を離した。
ヘルもギリギリのタイミングで腕を止め、刃物とアニリンが触れない距離を保った。
その瞬間…!
グラグラ… ゴゴゴゴゴゴ!!
「ふぇ~」「だっ…! でっけぇ揺れだなオイ!?」
手術室をはじめ、医療施設全体が大きく揺れた。チーム一同、身の安全を図る。
ティファニーのカウントがゼロになった。アニリンの体は無事だ。
しかし凄い揺れだった。
ティファニーの適切な指示がなかったらきっと、ヘルはこの揺れで大きなミスを起こしていただろう。ヘルは冷静に対処できたが、内心はとても怖かった。
――――――――――
強い揺れが発生した原因は、あの翼竜だ。
マニーが焦っていた理由。それは翼竜が片足を上げ、それを思い切り地面に下ろす事で発生する地震を恐れていたからである。なんて姑息な技なんだ。
「もう、二度とこんなバカなことをやらせるな!」
マニーはそういいながら、手持ちの燕刀で、翼竜の首めがけて大きな一斬をお見舞いした。
翼竜は少しの抵抗も見せないのか、信じられないほど反応が鈍く、マニーの存在に気づく前にあっという間に首を刎ねられたのである。
「「おぉー!」」
と、地上ではその様子を目にした住民達が歓喜を上げているが…
首を切られ、生命維持を失くした翼竜は力なく倒れていくにつれ、全身から光の粉のような残滓が舞い上がった。
ストッ
マニーは着地と同時に、背中の翼をフェードアウトさせる。
その後ろ、翼竜の残滓はキラキラと舞い、消えていった。フェデュートは本当に何でこんな生き物を生んだんだ? というくらい、呆気ない最期だった。
「勇者様の帰還よ…!? あぁ、またこの瞬間が見られるなんて!」
「ありがとうございます勇者様! あなたのお陰で、今回も家が崩れずに済みました!」
と、始終を目撃した住民の殆どが、マニーを賞賛する。
マニーは冷静に立ち上がりつつ、密かに溜め息をついては医療施設前へと戻るが…
て、まって!?
まさか、マニーが今まで国民から「勇者」と称されていた理由って… それ!!?
――しまった! 敵の一部に施設内へ侵入された!
その時、キャミからそんな心臓に悪い内容のテレパシーが送られてきた。
さっきマニーが不在だった間に、実質キャミ1人だけでは入口を防衛しきれず、大量に攻めてきた敵陣の一部が入口を突破してしまったのだ。が、
――お任せください! ここの医療従事者と患者には、一切手を付けさせません。
――でたな、悪魔どもめ…! 大丈夫、ここは俺達が片づけるよ!
ローズとノアの声だ。ながら、彼らは自分なりの方法で敵を蹴散らしている様子。
施設内から患者数人の悲鳴が聞こえるが、それも一瞬で収まり、やがて歓喜が上がった。ローズ達がぶちのめしてくれているから、現場にいる皆が安心したのだろう。
その様子に陰で安堵しながらも、キャミは戻ってきたマニーとともに入口前の防衛を続けたのであった。
――――――――――
「もうそろそろだ。マリアの血は… ギリギリ足りるかな」
と、ヘルが汗だくで管の切除を続けている。
患者の体内にその汗が滴り落ちないよう、隣にいる若葉が、ヘルの額や米神を中心に布で拭きとってあげていた。
やはり血液を送る器官というだけあって、術中の出血量がとても多い。
成人でさえ1リットル失うと死ぬくらいなのだから、輸血しなきゃとても間に合わないのだ。気が付けば部屋中、どれがどれだか分からない位に大量の管が通っている。
「…ゴメンね。少し、クラクラしてきたかも」
マリアが作業を手伝いながら、弱々しい声でそういった。
血を取られながらの作業だから、確かに目が虚ろだ。ここからはヤスがマリアの両手にある針や糸を慎重に持ち、ポジションを交代した。
「お疲れ様。後でベッドに移動させるから、そこで休んでて」
と、ティファニーが優しく励ます。これにてマリアは離脱だ。
以降も、輸血は続いている。この後気絶する事は自分でも分かっているので、チームの邪魔にならないよう、マリアは近くの椅子に座り、静かに目を閉じた――。
――――――――――
ドカーン! ズシャーン! バリーン!
手術室前の廊下、僕とアゲハが見ているその廊下の奥で、凄く嫌な破壊音が響いてきた。
色んな音が同時に鳴り響いているから、一概には断言できないけど、ノアの大剣とローズの指の爪で、敵を豪快に倒している事が予想できる。
でも、ここまで音が近づいているという事は…
「もう後がない。いくよ、アキラ」
「うん」
僕達は戦闘体勢に入った。
アゲハは刀を垂直に引き抜き、僕は黒焔の片手剣を生み出す。その瞬間、L字角の奥から、見るからにゴツくて強そうな敵が2人、粉塵とともに姿を現したのだ。
あの敵共が、アニリン1人のためにそこまでやるのか。
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