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第三部 ―ベルベット・スカーレット―
ep.13 夢は、果たして戦争を阻止する鍵となるのか。
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※ここまでの道筋(~ep.12)
“彼”が… イシュタがその空間に訪れたのは、これが3回目だろうか。
目の前に広がるは、前回と同じ、赤黒く歪な檻の中。
その中央に、あの女性が、今日はカウチで寛ぐような体勢をとっている。
何か、考え事をしているようだが…
「また、波が来そうになった―― でも、すぐに収まった。ホント、ここ最近になってから、予想がつかなくなってきたなぁ」
と、女性は呟く。
イシュタは思い出す。
その「波」の正体が何なのかは、自分でも分からないと。
流れが変わったのは恐らく、イシュタが来るようになってから… とはきいたものの、“彼”は自分にそんな力があるとは、思っていない。
なぜならサリバの様に、強大な力の覚醒など、していないから。
「前に教えてもらった、あんたの名前。捻ってみたけど、何も思い当たる節がないんだ。はぁー。これが現役時代だったら、この檻をブチ破る事も、叶ったのかなぁ」
そういえば前回、女性の名前を聞きそびれていた。
だけど、今のイシュタならもう、訊かなくても分かる様な気がした。
彼女の着用している祭典服、宝飾、髪の色、そして――“現役時代”という言葉。
それはつまり、かつての彼女が「神」になぞらえる存在だった事を、意味するのだ。
イシュタは、自身の心を落ち着かせるように、こういう。
「あなたが… マゼンタさん、ですよね? 先代の」
それが、彼の予想。
アゲハ達から度々聞かされた、先代魔王3きょうだいのこと。
今日まで、そのうちの2人が解放され、彼らとは既に面識を果たしている。
女性の―― マゼンタの目つきが、変わった。
「その口ぶり… 私が何者か、知ってるのかい?」
イシュタは、敢えて首を縦にも横にもふらない。
でも、その質問に至った経緯を伝える事なら、できる。
相手を納得させるため、イシュタは自分が知る限りの情報を―― アガーレール王国に起こっている事を、包み隠さず話した。
…。
「…なるほどね。で、CMYで私だけが今も見つかっていないと」
マゼンタは納得した様だ。
地面にコトンコトンと指を置いて鳴らし、再び考え事に入ったのか、無言の状態が10秒程続いた。
イシュタは、他に何を話せばいいのか分からず、ただ待つだけ。
「この『夢』の事は、もう誰かに伝えているのかい?」
「えっと… 最初に見た夢の時だけ、幼馴染と、マリアお嬢様に伝えています」
「そうか。話をきくに、私の名前はあまり公にしない方が良さそうだね。
なら、そのお嬢様にこう伝えな。『イタリア統一戦争における、画期的な染料が見つかった。場所は、イシュタが見る「夢」の中だ』と。それだけでいい」
「はぁ。それって、どういう――」
意味なのでしょう? といいかけ、イシュタは口をつぐんだ。
これ以上の質問は、失礼に値すると思ったからだ。でも、マゼンタは今はそんな細かい事は、気にしていない。
「ふっ。言えばわかるさ」
と、質問に対し肯定も否定もしなかった。
でも、こうして「夢」の中でマゼンタと話せた事は、すぐにでもアゲハ達に周知しておくべきだと、イシュタは決意したのであった。
こうして夢を行き来できる、今のうちに。
――――――――――
「――との事です。あの、これの意味って」
イシュタはあの後、目覚めてすぐに身支度をし、海の家の前でマリアに伝言を述べた。
言われた通り、マゼンタの名前は出さず、イタリア統一戦争のくだりを告げる。すると、マリアが次第に真剣な表情で腕を組み、頷いたのであった。
「私達の元きた世界で、実際にあった戦争の名前だよ。そこで見つかった染料が、その伝言をあなたに頼んだ彼女の髪の色と、一緒なんだよね。
でも、そうか。意味は理解できたよ。やっぱりそういう事だったんだ!」
「え? はぁ」
「ありがとうイシュタ。この事は私から皆に伝えるけど、場合によってはあなたを全力で保護する方向に向かうと思う。それまで、いつも通りに過ごしていいからね」
「ほ、保護!? えっと… 良く分からないけど。はい」
ただの伝言が、まさか保護の話にまで発展するとは、思ってもいなかった。
とりあえず、その戦争の話だけでマリアに意味が伝わったのは大きい。イシュタはこれが少しでもマゼンタ探しの役に立つのならと胸に抱き、自宅へ戻ったのであった。
それからのマリアは、イシュタが見えなくなるまで、無言で見つめ続けていたが…
「いた! マリア、丁度よかった。話したい事があるんだ」
アゲハだ。遠出でもしていたのだろう、背中に蝶の翼を生やして飛んできた。
マリアの前に降り立つと、マリアは少し驚いた様にアゲハに返事をした。
「やっほー。女王様が1人で外出なんて珍しいね」
「王宮に人がいるからね。さっきまで、昨日サンドラさんが教えてくれた例の場所へ実際に見に行っていたんだ。ところで、あの男の子はどうしてる?」
アニリンのことだ。マリアが海の家を一瞥してから、こういう。
「彼なら寝てるよ。昨日の件が余程堪えたみたいで、その疲れがドッと出ちゃったのかも」
「そうか。実は、その事も兼ねてサンドラさんが教えてくれた件について、マリアにどうしても伝えなきゃいけない事があってね――」
そういって、ここからはアゲハとマリア、女2人だけの会話が行われた。
その内容は何なのか、現時点では誰にも分からない。
なにせ海の家は人里離れた海岸沿いにあるのだ。その立地を利用して、ここは誰の耳にも入らないようアゲハが選んだと考えるのが自然だろう。
すると話をきいていたマリアが、次第に真剣な表情へと変わり、息を呑んだ。
でも、アゲハのその発言に否定はないようで、少し間を空けてから頷いたのであった。
――――――――――
――こちらボスコー花畑前。飛行物体の姿はなし。どうぞ。
と、アガーレール王国では、今日も僕達による疑似テレパシーが交わされた。
前回、あんな不可解な飛行物体の群れと騒音があったのだ。女王から遺憾の意を示されてもなお、僕達の警戒は続いている。
ちなみに、ジョン・カムリからの報告は上のとおりである。他にも、
――こっちもだ。コロニーから暗黒城にかけて一望したが、今日は静かだよ。
と、ヘルの声。つづけてルカ。
――こちら法政。沖の方は特に何も見えないですね。海の家への方角は… あれ? 何か怪しいのが1機飛んでる。
――え!?
――あ、ごめんなさい僕の見間違いでした! アゲハさんだったわ。
――オイッ!!
とまぁ、中には警戒し過ぎたがあまりクスっとなるような報告もあり、思わず腰が抜けそうになるが、とりあえず明確に不審者が上空を飛んでいる様子はないみたい。
ルカの反応からして、アゲハが特に問題ないという事も分かって一安心。
――私がなんだって?
おっと。僕達のテレパシー、本人に丸聞こえだったか。これは気まずいぞ。
だけど、アゲハは味方から「不審者」だと誤認識された件に関し、さほど気にしている様子はないみたいである。
しかし、この後が衝撃的であった。
――それより皆、かのオペレーションに関するビッグニュースが入ってきたよ。
――お?
――あのイシュタが最近、継続した「夢」を見る様になったそうでね。幽体離脱なのかは知らないけど、そこで、彼はあのマゼンタと会っている事が判明したんだ。
…。
「「「えぇぇぇぇー!?」」」
まさかの事実! 予想を遥かに超える超ビッグニュースだった!
なんで!? 一体どうやって!? と、これには僕達全員ビックリ。あの時マリアから聞いてきたのだろう、この時のアゲハの表情は真剣そのものであった。
(つづく)
“彼”が… イシュタがその空間に訪れたのは、これが3回目だろうか。
目の前に広がるは、前回と同じ、赤黒く歪な檻の中。
その中央に、あの女性が、今日はカウチで寛ぐような体勢をとっている。
何か、考え事をしているようだが…
「また、波が来そうになった―― でも、すぐに収まった。ホント、ここ最近になってから、予想がつかなくなってきたなぁ」
と、女性は呟く。
イシュタは思い出す。
その「波」の正体が何なのかは、自分でも分からないと。
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なぜならサリバの様に、強大な力の覚醒など、していないから。
「前に教えてもらった、あんたの名前。捻ってみたけど、何も思い当たる節がないんだ。はぁー。これが現役時代だったら、この檻をブチ破る事も、叶ったのかなぁ」
そういえば前回、女性の名前を聞きそびれていた。
だけど、今のイシュタならもう、訊かなくても分かる様な気がした。
彼女の着用している祭典服、宝飾、髪の色、そして――“現役時代”という言葉。
それはつまり、かつての彼女が「神」になぞらえる存在だった事を、意味するのだ。
イシュタは、自身の心を落ち着かせるように、こういう。
「あなたが… マゼンタさん、ですよね? 先代の」
それが、彼の予想。
アゲハ達から度々聞かされた、先代魔王3きょうだいのこと。
今日まで、そのうちの2人が解放され、彼らとは既に面識を果たしている。
女性の―― マゼンタの目つきが、変わった。
「その口ぶり… 私が何者か、知ってるのかい?」
イシュタは、敢えて首を縦にも横にもふらない。
でも、その質問に至った経緯を伝える事なら、できる。
相手を納得させるため、イシュタは自分が知る限りの情報を―― アガーレール王国に起こっている事を、包み隠さず話した。
…。
「…なるほどね。で、CMYで私だけが今も見つかっていないと」
マゼンタは納得した様だ。
地面にコトンコトンと指を置いて鳴らし、再び考え事に入ったのか、無言の状態が10秒程続いた。
イシュタは、他に何を話せばいいのか分からず、ただ待つだけ。
「この『夢』の事は、もう誰かに伝えているのかい?」
「えっと… 最初に見た夢の時だけ、幼馴染と、マリアお嬢様に伝えています」
「そうか。話をきくに、私の名前はあまり公にしない方が良さそうだね。
なら、そのお嬢様にこう伝えな。『イタリア統一戦争における、画期的な染料が見つかった。場所は、イシュタが見る「夢」の中だ』と。それだけでいい」
「はぁ。それって、どういう――」
意味なのでしょう? といいかけ、イシュタは口をつぐんだ。
これ以上の質問は、失礼に値すると思ったからだ。でも、マゼンタは今はそんな細かい事は、気にしていない。
「ふっ。言えばわかるさ」
と、質問に対し肯定も否定もしなかった。
でも、こうして「夢」の中でマゼンタと話せた事は、すぐにでもアゲハ達に周知しておくべきだと、イシュタは決意したのであった。
こうして夢を行き来できる、今のうちに。
――――――――――
「――との事です。あの、これの意味って」
イシュタはあの後、目覚めてすぐに身支度をし、海の家の前でマリアに伝言を述べた。
言われた通り、マゼンタの名前は出さず、イタリア統一戦争のくだりを告げる。すると、マリアが次第に真剣な表情で腕を組み、頷いたのであった。
「私達の元きた世界で、実際にあった戦争の名前だよ。そこで見つかった染料が、その伝言をあなたに頼んだ彼女の髪の色と、一緒なんだよね。
でも、そうか。意味は理解できたよ。やっぱりそういう事だったんだ!」
「え? はぁ」
「ありがとうイシュタ。この事は私から皆に伝えるけど、場合によってはあなたを全力で保護する方向に向かうと思う。それまで、いつも通りに過ごしていいからね」
「ほ、保護!? えっと… 良く分からないけど。はい」
ただの伝言が、まさか保護の話にまで発展するとは、思ってもいなかった。
とりあえず、その戦争の話だけでマリアに意味が伝わったのは大きい。イシュタはこれが少しでもマゼンタ探しの役に立つのならと胸に抱き、自宅へ戻ったのであった。
それからのマリアは、イシュタが見えなくなるまで、無言で見つめ続けていたが…
「いた! マリア、丁度よかった。話したい事があるんだ」
アゲハだ。遠出でもしていたのだろう、背中に蝶の翼を生やして飛んできた。
マリアの前に降り立つと、マリアは少し驚いた様にアゲハに返事をした。
「やっほー。女王様が1人で外出なんて珍しいね」
「王宮に人がいるからね。さっきまで、昨日サンドラさんが教えてくれた例の場所へ実際に見に行っていたんだ。ところで、あの男の子はどうしてる?」
アニリンのことだ。マリアが海の家を一瞥してから、こういう。
「彼なら寝てるよ。昨日の件が余程堪えたみたいで、その疲れがドッと出ちゃったのかも」
「そうか。実は、その事も兼ねてサンドラさんが教えてくれた件について、マリアにどうしても伝えなきゃいけない事があってね――」
そういって、ここからはアゲハとマリア、女2人だけの会話が行われた。
その内容は何なのか、現時点では誰にも分からない。
なにせ海の家は人里離れた海岸沿いにあるのだ。その立地を利用して、ここは誰の耳にも入らないようアゲハが選んだと考えるのが自然だろう。
すると話をきいていたマリアが、次第に真剣な表情へと変わり、息を呑んだ。
でも、アゲハのその発言に否定はないようで、少し間を空けてから頷いたのであった。
――――――――――
――こちらボスコー花畑前。飛行物体の姿はなし。どうぞ。
と、アガーレール王国では、今日も僕達による疑似テレパシーが交わされた。
前回、あんな不可解な飛行物体の群れと騒音があったのだ。女王から遺憾の意を示されてもなお、僕達の警戒は続いている。
ちなみに、ジョン・カムリからの報告は上のとおりである。他にも、
――こっちもだ。コロニーから暗黒城にかけて一望したが、今日は静かだよ。
と、ヘルの声。つづけてルカ。
――こちら法政。沖の方は特に何も見えないですね。海の家への方角は… あれ? 何か怪しいのが1機飛んでる。
――え!?
――あ、ごめんなさい僕の見間違いでした! アゲハさんだったわ。
――オイッ!!
とまぁ、中には警戒し過ぎたがあまりクスっとなるような報告もあり、思わず腰が抜けそうになるが、とりあえず明確に不審者が上空を飛んでいる様子はないみたい。
ルカの反応からして、アゲハが特に問題ないという事も分かって一安心。
――私がなんだって?
おっと。僕達のテレパシー、本人に丸聞こえだったか。これは気まずいぞ。
だけど、アゲハは味方から「不審者」だと誤認識された件に関し、さほど気にしている様子はないみたいである。
しかし、この後が衝撃的であった。
――それより皆、かのオペレーションに関するビッグニュースが入ってきたよ。
――お?
――あのイシュタが最近、継続した「夢」を見る様になったそうでね。幽体離脱なのかは知らないけど、そこで、彼はあのマゼンタと会っている事が判明したんだ。
…。
「「「えぇぇぇぇー!?」」」
まさかの事実! 予想を遥かに超える超ビッグニュースだった!
なんで!? 一体どうやって!? と、これには僕達全員ビックリ。あの時マリアから聞いてきたのだろう、この時のアゲハの表情は真剣そのものであった。
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