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第三部 ―ベルベット・スカーレット―
ep.11 騒音地獄! ネチネチ飛んでこないで!
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アガーレール王国の空は今日、やけに騒がしかった。
普段はとても静かなのに、この日はどこからともなく、プロペラ音やジェット音がする。
なんだか落ち着かない展開であった。
パタタタタタタタタ…
「なんだありゃ、ヘリコプターか? 前までこの辺、全然飛んでいなかったよな?」
そういって、平地の中でも特にせり上がった岩肌の頂上に立ち、上空を見上げているのはジョン・カムリ。僕達メンバーの中でも腕利きのアーチャー。
言い方は悪いが、国の文明レベルが中世~近世のオリエンタルでまず見かけない、現代的な飛行物体が空高く飛んでいるのだ。これには先住民達も「一体何が起きているのか」とばかり、外へ飛び出しては空を眺める人が非常に多かった。
「あれはステルス機… 前に、ルカと一緒にフェブシティへ行った際に、同じ形状のマシンを何機も見かけました。一体、何のつもりかしら?」
「さぁ。あの時は、ヘリの様なものもありましたね。しかしなぜ今になってこの上空を?」
同じ岩肌の頂上で、そう呟くのはリリーとルカ。
僕が仲間を連れて何度か旅に出ている間、2人は自分達が住むための集合住宅施工を監督する傍ら、アガーレールで今後必要になってくる司法や行政を発足するための準備を行っていた。いわば法政ギルドの司令塔コンビだ。
今は上空とはいえ、もしアガーレール国に敵が侵略してきた場合に国民はどう行動し、自分達の命を守り、そして戦いに出るべきなのか? その辺りの法も司る重要な立場だ。だからこそ、今のこの状況は彼らにとって他人事ではないのである。
「…」
ジョンは数秒間、瞼を閉じ、青く光る右目と共に瞼を開けた。
ある程度先の、未来を予知している証拠だ。
そして、彼は即座にポケットから白いワイヤレスイヤホンを取り出し、それを自身の片耳にはめた。右目からの青い発光はフェードアウトしていった。
――――――――――
――空を飛んでいる謎の集団は今日一日、何もせずに帰っていくぞ。下手にこちらから挑発しない限りきっと大丈夫だ。矢や石を投擲しそうな先住民がいたら、すぐ止めてくれ。
それが、未来を予知したジョンからの疑似テレパシー報告である。
つまり、いきなり向こうから攻撃してくるといった事態は起こらないとのこと。
すると、別の地点で同じく白いワイヤレスイヤホンを耳にはめ、アガーレール王国の景観を知るために外へ出歩いているシエラとテラが、こう心の中でテレパシーを送った。
――了解。しかし今のジョナサンの話しぶりからして、この上空を飛んでいる集団はこのアガーレール王国からみた「敵」と捉えていいのかしら?
――でも、その事を口に出したら先住民達がパニックになるかもしれないから、こうしてテレパシーで報告しにきたって解釈でいいんだよね?
――まぁ、そんな所だな。ところでヤツら、一体どの範囲まで上空を飛んでるんだ? 北のグロウバイオームや聖女の泉辺りまで飛んでるのか? おーいサンドラさーん!
――はーい♪
――――――――――
サンドラからの疑似テレパシーによる返事だ。
彼女も同じく白いワイヤレスイヤホンをはめながら1人、北の深い森でブラブラしていたのである。
魔法無効化使いの聖女さながら、小さな妖精さんたちと仲良くなってからというもの、すっかりそちらでのスローライフが性に合っているようで。
「ヘリ? ステルス? それらしきものは、こっちは飛んでいないわよ。今日も穏やかに妖精さん達と世間話でもしながら、西側のツンドラ地帯を眺めていた所なの」
そういい、北の森はずれにある湖畔で休憩がてら、優雅にハーブティーを嗜むサンドラ。
ここには自分以外に生身の人族は誰もおらず、仮に立ち入る者がいたとしてもそれは自身の妹のマイキくらいなので、ここでは幾ら危うい言葉を口に出しても平気なのである。
――ツンドラ? そんな場所があるのか。
「えぇ。リアス式海岸があって、その近くでは冬の荒れた海の波に合わせて間欠泉も噴き出ているわ。きっと夜はキレイなオーロラが見られるでしょうね。平野部には針葉樹も… て、あら? あそこに一軒家があるわね」
――一軒家?
「えぇ。でもあそこ、人は住んでいるのかしら? 近くには畑も井戸もない… 不思議ね」
なんていってサンドラが疑問視しているその先は、ツンドラ地帯とかいう見るからに寒そうな雪原の一部。そこに、確かに一軒のログハウスらしき建造物が建っているのだ。
だけど、その家の屋根は豪い雪が被っており、今にもその重みで潰れそうである。雪かきもロクにされていない様では、きっと人は住んでいないものと思われるが…
――――――――――
――そうかい。とりあえず、そっちは何も怪しいもんは飛んでないって事で良いんだな?
と、場所は戻ってジョンとリリルカがいる岩肌の頂上。
ジョンの一テレパシーでサンドラの「そうよ♪」という返事が聞こえてきたところで、ジョンはため息交じりにこう締めたのであった。
――そのツンドラと一軒家の件、あの女王に伝えたらきっと喜ぶかもな。じゃ、俺は他のエリアにいるメンバーにも同じく訊いてみるから。じゃあな。
それにしても、空はまだ飛行物体たちの稼働音で煩わしい。
あくまで目視の感覚だが、だいたい高度150m以上、半径100m圏内で1機、横切るか否かの頻度と密度で、飛行物体の影が見えるのである。ここまでくると異常だ。
――みんなイヤホンしてるかー? 外に出ているやつは教えてくれ。自分達が今いるエリア、ヘリかステルス飛んでるかー?
と、ジョンが僕達全員に呼びかける様にテレパシーを送った。
ちなみに僕はこの時、サリイシュ宅の近くにいるけど、プロペラ音やらバリバリ聞こえる状態である。
他メンバーからの応答は以下の通りだ。
――王宮近辺、今も飛んでいるよ。私もヒナも今、ちょうど空を観察している。
――暗黒城。飛んでいない。まったくもって静かだ。
――オッスオッス。ヘルと一緒だけどコロニー飛んでるぞー。にしても今日煩くね!?
――おうよ。砂漠と荒野の中間にいるが、こっちはヘリもステルスも砂嵐も飛んでねーぞ。
――マイキだ。こちら山脈、飛行物体の姿はなし。どうぞ。
――海の家だよー。こっちはわんさか飛んでる。沖の方向へ去っていく機体が確認できたからこれ、もしかしたらフェブシティから来ているんじゃないかな?
と、もはや誰が誰だか分からないかもしれないが、とにかく皆がそれだけワイヤレスイヤホンを耳にあて、この状況を共有しようと躍起になっている。
それだけ、今回の飛行物体の群れは異常なのだ。
ここでリリーとルカが持参している携帯サイズに畳んだ地図を広げ、こう話し合った。
「今の皆の話から読み取るに、飛行物体たちの範囲は、北は王宮、南は少数民族コロニーまでみたい。西はなし、東がマリアのいる海の家と、その沖までを皆して飛んでいると」
「なるほど。概ね、アガーレールの人口密度が高い所を中心に回っていますね。まるで、人々の生活を舐め回しながら監視しているようで、気味が悪いです」
確かに。何の予告もなしに、上空を国のものではない物体が沢山飛んでいる光景は正直、気分のいいものではないだろう。
一体、彼らは何の目的で空を飛んでいるのか、全くもって検討が付かない。
…いや、完全に心当たりがない、と言っては嘘になるか。
でもまさか、態々そのために? なんて、当時の僕達は疑いすらしていなかったのだ。
(つづく)
※「自分でも、よくわからない…」
普段はとても静かなのに、この日はどこからともなく、プロペラ音やジェット音がする。
なんだか落ち着かない展開であった。
パタタタタタタタタ…
「なんだありゃ、ヘリコプターか? 前までこの辺、全然飛んでいなかったよな?」
そういって、平地の中でも特にせり上がった岩肌の頂上に立ち、上空を見上げているのはジョン・カムリ。僕達メンバーの中でも腕利きのアーチャー。
言い方は悪いが、国の文明レベルが中世~近世のオリエンタルでまず見かけない、現代的な飛行物体が空高く飛んでいるのだ。これには先住民達も「一体何が起きているのか」とばかり、外へ飛び出しては空を眺める人が非常に多かった。
「あれはステルス機… 前に、ルカと一緒にフェブシティへ行った際に、同じ形状のマシンを何機も見かけました。一体、何のつもりかしら?」
「さぁ。あの時は、ヘリの様なものもありましたね。しかしなぜ今になってこの上空を?」
同じ岩肌の頂上で、そう呟くのはリリーとルカ。
僕が仲間を連れて何度か旅に出ている間、2人は自分達が住むための集合住宅施工を監督する傍ら、アガーレールで今後必要になってくる司法や行政を発足するための準備を行っていた。いわば法政ギルドの司令塔コンビだ。
今は上空とはいえ、もしアガーレール国に敵が侵略してきた場合に国民はどう行動し、自分達の命を守り、そして戦いに出るべきなのか? その辺りの法も司る重要な立場だ。だからこそ、今のこの状況は彼らにとって他人事ではないのである。
「…」
ジョンは数秒間、瞼を閉じ、青く光る右目と共に瞼を開けた。
ある程度先の、未来を予知している証拠だ。
そして、彼は即座にポケットから白いワイヤレスイヤホンを取り出し、それを自身の片耳にはめた。右目からの青い発光はフェードアウトしていった。
――――――――――
――空を飛んでいる謎の集団は今日一日、何もせずに帰っていくぞ。下手にこちらから挑発しない限りきっと大丈夫だ。矢や石を投擲しそうな先住民がいたら、すぐ止めてくれ。
それが、未来を予知したジョンからの疑似テレパシー報告である。
つまり、いきなり向こうから攻撃してくるといった事態は起こらないとのこと。
すると、別の地点で同じく白いワイヤレスイヤホンを耳にはめ、アガーレール王国の景観を知るために外へ出歩いているシエラとテラが、こう心の中でテレパシーを送った。
――了解。しかし今のジョナサンの話しぶりからして、この上空を飛んでいる集団はこのアガーレール王国からみた「敵」と捉えていいのかしら?
――でも、その事を口に出したら先住民達がパニックになるかもしれないから、こうしてテレパシーで報告しにきたって解釈でいいんだよね?
――まぁ、そんな所だな。ところでヤツら、一体どの範囲まで上空を飛んでるんだ? 北のグロウバイオームや聖女の泉辺りまで飛んでるのか? おーいサンドラさーん!
――はーい♪
――――――――――
サンドラからの疑似テレパシーによる返事だ。
彼女も同じく白いワイヤレスイヤホンをはめながら1人、北の深い森でブラブラしていたのである。
魔法無効化使いの聖女さながら、小さな妖精さんたちと仲良くなってからというもの、すっかりそちらでのスローライフが性に合っているようで。
「ヘリ? ステルス? それらしきものは、こっちは飛んでいないわよ。今日も穏やかに妖精さん達と世間話でもしながら、西側のツンドラ地帯を眺めていた所なの」
そういい、北の森はずれにある湖畔で休憩がてら、優雅にハーブティーを嗜むサンドラ。
ここには自分以外に生身の人族は誰もおらず、仮に立ち入る者がいたとしてもそれは自身の妹のマイキくらいなので、ここでは幾ら危うい言葉を口に出しても平気なのである。
――ツンドラ? そんな場所があるのか。
「えぇ。リアス式海岸があって、その近くでは冬の荒れた海の波に合わせて間欠泉も噴き出ているわ。きっと夜はキレイなオーロラが見られるでしょうね。平野部には針葉樹も… て、あら? あそこに一軒家があるわね」
――一軒家?
「えぇ。でもあそこ、人は住んでいるのかしら? 近くには畑も井戸もない… 不思議ね」
なんていってサンドラが疑問視しているその先は、ツンドラ地帯とかいう見るからに寒そうな雪原の一部。そこに、確かに一軒のログハウスらしき建造物が建っているのだ。
だけど、その家の屋根は豪い雪が被っており、今にもその重みで潰れそうである。雪かきもロクにされていない様では、きっと人は住んでいないものと思われるが…
――――――――――
――そうかい。とりあえず、そっちは何も怪しいもんは飛んでないって事で良いんだな?
と、場所は戻ってジョンとリリルカがいる岩肌の頂上。
ジョンの一テレパシーでサンドラの「そうよ♪」という返事が聞こえてきたところで、ジョンはため息交じりにこう締めたのであった。
――そのツンドラと一軒家の件、あの女王に伝えたらきっと喜ぶかもな。じゃ、俺は他のエリアにいるメンバーにも同じく訊いてみるから。じゃあな。
それにしても、空はまだ飛行物体たちの稼働音で煩わしい。
あくまで目視の感覚だが、だいたい高度150m以上、半径100m圏内で1機、横切るか否かの頻度と密度で、飛行物体の影が見えるのである。ここまでくると異常だ。
――みんなイヤホンしてるかー? 外に出ているやつは教えてくれ。自分達が今いるエリア、ヘリかステルス飛んでるかー?
と、ジョンが僕達全員に呼びかける様にテレパシーを送った。
ちなみに僕はこの時、サリイシュ宅の近くにいるけど、プロペラ音やらバリバリ聞こえる状態である。
他メンバーからの応答は以下の通りだ。
――王宮近辺、今も飛んでいるよ。私もヒナも今、ちょうど空を観察している。
――暗黒城。飛んでいない。まったくもって静かだ。
――オッスオッス。ヘルと一緒だけどコロニー飛んでるぞー。にしても今日煩くね!?
――おうよ。砂漠と荒野の中間にいるが、こっちはヘリもステルスも砂嵐も飛んでねーぞ。
――マイキだ。こちら山脈、飛行物体の姿はなし。どうぞ。
――海の家だよー。こっちはわんさか飛んでる。沖の方向へ去っていく機体が確認できたからこれ、もしかしたらフェブシティから来ているんじゃないかな?
と、もはや誰が誰だか分からないかもしれないが、とにかく皆がそれだけワイヤレスイヤホンを耳にあて、この状況を共有しようと躍起になっている。
それだけ、今回の飛行物体の群れは異常なのだ。
ここでリリーとルカが持参している携帯サイズに畳んだ地図を広げ、こう話し合った。
「今の皆の話から読み取るに、飛行物体たちの範囲は、北は王宮、南は少数民族コロニーまでみたい。西はなし、東がマリアのいる海の家と、その沖までを皆して飛んでいると」
「なるほど。概ね、アガーレールの人口密度が高い所を中心に回っていますね。まるで、人々の生活を舐め回しながら監視しているようで、気味が悪いです」
確かに。何の予告もなしに、上空を国のものではない物体が沢山飛んでいる光景は正直、気分のいいものではないだろう。
一体、彼らは何の目的で空を飛んでいるのか、全くもって検討が付かない。
…いや、完全に心当たりがない、と言っては嘘になるか。
でもまさか、態々そのために? なんて、当時の僕達は疑いすらしていなかったのだ。
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※「自分でも、よくわからない…」
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