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第三部 ―ベルベット・スカーレット―
ep.9 31回目のファスト・リワインド
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「あの子は、収容所の件でとても怯えている。本人の抱えているだろうトラウマを蒸し返さないためにも、ここは代わりに2人から、当時の彼の様子を覚えている限り教えてほしいの。彼が入浴している、今のうちに」
と、ミネルヴァが新たに解放されたシエラとテラに訊いた。
今、この場にはアゲハ、マニー、ヒナも同伴であり、後からヘルと若葉が到着する予定である。
「どこから説明したらいいのかしら…? 私は、最初は目が覚めたら土壁の家のそばに転がり落ちていて、すぐにアニリンと、その両親に拾われたのね。その後は…」
「私が拾われた、かな。時系列的に。私は、その土壁や藁で出来た家が沢山建てられた集落が見渡せる、山の麓で目覚めたんだよ。まるで縄文時代にタイムスリップしたかの様に」
と、自分達のスポーン地点から説明するシエラとテラ。
その説明をきいて、アゲハが途端に「ん…!?」と疑問視、顎をしゃくっていたが、そちらについてはまた後できいてみるとして。2人の説明は続いた。
「で、拾われてからはアニリンが『お守りにしよう』って言いながら、テラのと一緒に巾着袋に仕舞われたのよ。それからは、外の様子は全く」
「うん。ただ… その巾着袋に入れられてすぐ、大変な事があったみたいで」
「大変な事?」
「本当に、突然でね。ハッキリは、言いにくいんだけど… たぶん、悪い奴らに一家が襲われて、アニリンの両親は、殺されたんだと思う。
それからは、ずっと彼の泣き声と、知らない男達の怒声ばかり聞こえてきて」
つまり、アニリンは何も悪い事はしていないのに、その突然襲ってきたという「ナニカ」によって家族を奪われ、自身は何処かへ連れ去られた―― と、推測できた。
その襲ってきた「ナニカ」は、恐らく例の収容所の連中だろう。
だとしたら、奴らの目的は何なのか? いずれにせよ、これはアニリン本人から訊きださないでおいて正解だと僕は思った。
「それからは、少しばかり無音な状態が続いたあと、再びアニリンの声が聞こえてきたわ。多分、奴らに捕まってから暫くは、持ち物検査か何かで私達チャームの入った巾着袋を手離されたタイミングがあったんだと思う。外の様子は、相変らず見えなかったけど」
「うん。でも、それからは本当に不可解な出来事の連続だったよ。『繰り返された』、と言った方が正しいかな」
「「繰り返された?」」
テラの口から発せられた言葉に、僕達は疑問符を浮かべ反芻した。その内容とは…
「順番に言うと―― 最初は、女の声がアニリンを褒め称える。その何日か後に、同じ女の声がアニリンのせいだと言って泣く声が聞こえる。その何日か後に、今度は男数人が『お前のせいで彼女は死んだ!』と責めるのよ。
そこからはずっと、彼の人格を否定する侮辱や暴言が続いて、だんだんと過呼吸を起こして…
遂には、彼の痛々しい叫び声と、酷いノイズがバリバリと流れてきて、最後は突然無音に」
なに、それ。
一体、何が起こっているのか。当時の様子が凄く気になるけど… きっと、怖くて直視できないかもしれない。
すると次にテラが、
「その一連の展開が、何度も繰り返し聞こえてきたんだ。まるで、映画のワンシーンを何度も繰り返し再生しているかのように。同じセリフと音が、何度も何度も」
と、追い打ちをかける様に補足を入れたのである。
シエラもコクリと頷く。2人とも全く同じ証言なのだ。
僕は言葉を失った。
「それ… 何回、繰り返されたの?」
と、ミネルヴァも恐る恐る質問する。2人は思い出す様に首を傾げた。
「何回、だったかしら? 10回は確実に超えてるんだけど… テラは覚えてる?」
「…たぶん、31回は」
その内容に、冗談でも笑ったり、否定する人は誰一人いなかった。
中には怒りで肩や拳を震わせたり、涙を流す人もいた。
あんな小さい子供に、なんでそんな惨い事ができるんだろう…? と、思えてならない。
「でも、それも最後の最後でピタリとやんだ」
「え?」
「マリアが『やめなさい!』って叫んだ“あの時”だよ。その声を久々に耳にした瞬間、やっとその酷い音の繰り返しが止むんだ、と思ったね。彼が、漸く救われるんだって」
マリアがあの時、アニリンを庇い、僕達の手で保護したのは間違いなかったんだな。
と、僕は信じたかった。
テラの言葉をきいて、不謹慎ながらもそう安堵したものだ。
そして、
「ただいまぁ~! いやぁキレイになったなった♪ みんな見て! 洗って乾かして気づいたんだけど、アニリンったら子供の頃の兄ちゃんによく似てるんだよ!? ホラ!」
マリアがアニリンを連れて、王宮内の温泉から戻ってきたのだ。
なので、収容所関連の話をするのはここで一旦ストップ。
僕たち全員そちらへ目を向けると、今のアニリンは見違えるほどお肌ツルツル、おまけに皮脂でベッタリだった頭髪もフワフワであった。キミ、本来はそんな姿だったのか! と内心驚くばかり。
ただ、マニーは1人、立ち上がって絶句していたが。
マリアがこう補足した。
「そうそう。服を脱がせた結果だけど、ベルスカの手がかりになる様なものは一切なかったよ。強いていうなら、両耳についている黒いピアスが外せなかったくらい」
という事は、彼を保護した事によって手に入ったチャームは、シエラとテラの2人だけ。
僕達はそう納得せざるを得なかった。
マゼンタの別名「ローズアニリン」に関係しているものだから、てっきりそのゴブリンの男の子にマゼンタのチャームが渡っているのかと予想したのだが、流石にそんな都合の良い話はないか。
ミネルヴァの反応を見てもそう。と、そこへ、
「失礼。お邪魔するぞ」
「オッスオッス! 男の子を保護したんだって?」
新たに王宮内へ訪問しにきた男女が2人。ヘルと若葉だ。
改めて説明すると、2人とも本業が医療従事者で、この異世界ではメンバーきってのヒーラーだ。ともに白衣を着用しており、簡易的な医療キットを持ち歩いている。
アニリンに何らかの感染症がないか、その身体検査に訪れたのであった。
――――――――――
「この体の傷は?」
戸惑いながらも、大人しくヘルの言う通りに身をゆだねるアニリンの検査が始まってすぐのこと。
ヘルが、アニリンの脇の下にある手術跡のようなものを見つけた。それに対しアニリンは、
「わからない… です」
と、不安そうに答えるだけ。隣でその様子を見ていた若葉がこういう。
「ゴブリンと人間じゃ誤差はあるんだろうけど、その傷、だいぶ古そうだよね。きっと本人も覚えてないくらい、昔の傷なんじゃね? それこそ赤ん坊の時とか」
「…かもな。じゃあ、次は背中を見せて」
そういって、ヘルも納得したのか次はアニリンの背に聴診器を当てた。
その様子を、少し距離のある場所から見つめていたマニュエル。
自分に似ている―― という現実を目の当たりにし、彼の中の不安要素が更に増えたのだろう。ここで、近くにいるシエラとテラにこう質問した。
「2人とも。1つ訊きたいんだが」
「ん?」
「あの子って、『チアノーゼ』に会った事があるのかな? その瞬間って見てる?」
「え」
すると、2人して出てきた答えは
「さぁ? てゆうか、チアノーゼってなに?」
「私も知らない。一体、何のこと?」
だった。
マニーは「わかった、ありがとう」といい、踵を返したのであった。
最後に、こう心の中で呟きながら。
――俺の考えすぎ、か… たまたま名前が同じだけだよな? あの子。
【クリスタルの魂を全解放まで、残り 9 個】
と、ミネルヴァが新たに解放されたシエラとテラに訊いた。
今、この場にはアゲハ、マニー、ヒナも同伴であり、後からヘルと若葉が到着する予定である。
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「私が拾われた、かな。時系列的に。私は、その土壁や藁で出来た家が沢山建てられた集落が見渡せる、山の麓で目覚めたんだよ。まるで縄文時代にタイムスリップしたかの様に」
と、自分達のスポーン地点から説明するシエラとテラ。
その説明をきいて、アゲハが途端に「ん…!?」と疑問視、顎をしゃくっていたが、そちらについてはまた後できいてみるとして。2人の説明は続いた。
「で、拾われてからはアニリンが『お守りにしよう』って言いながら、テラのと一緒に巾着袋に仕舞われたのよ。それからは、外の様子は全く」
「うん。ただ… その巾着袋に入れられてすぐ、大変な事があったみたいで」
「大変な事?」
「本当に、突然でね。ハッキリは、言いにくいんだけど… たぶん、悪い奴らに一家が襲われて、アニリンの両親は、殺されたんだと思う。
それからは、ずっと彼の泣き声と、知らない男達の怒声ばかり聞こえてきて」
つまり、アニリンは何も悪い事はしていないのに、その突然襲ってきたという「ナニカ」によって家族を奪われ、自身は何処かへ連れ去られた―― と、推測できた。
その襲ってきた「ナニカ」は、恐らく例の収容所の連中だろう。
だとしたら、奴らの目的は何なのか? いずれにせよ、これはアニリン本人から訊きださないでおいて正解だと僕は思った。
「それからは、少しばかり無音な状態が続いたあと、再びアニリンの声が聞こえてきたわ。多分、奴らに捕まってから暫くは、持ち物検査か何かで私達チャームの入った巾着袋を手離されたタイミングがあったんだと思う。外の様子は、相変らず見えなかったけど」
「うん。でも、それからは本当に不可解な出来事の連続だったよ。『繰り返された』、と言った方が正しいかな」
「「繰り返された?」」
テラの口から発せられた言葉に、僕達は疑問符を浮かべ反芻した。その内容とは…
「順番に言うと―― 最初は、女の声がアニリンを褒め称える。その何日か後に、同じ女の声がアニリンのせいだと言って泣く声が聞こえる。その何日か後に、今度は男数人が『お前のせいで彼女は死んだ!』と責めるのよ。
そこからはずっと、彼の人格を否定する侮辱や暴言が続いて、だんだんと過呼吸を起こして…
遂には、彼の痛々しい叫び声と、酷いノイズがバリバリと流れてきて、最後は突然無音に」
なに、それ。
一体、何が起こっているのか。当時の様子が凄く気になるけど… きっと、怖くて直視できないかもしれない。
すると次にテラが、
「その一連の展開が、何度も繰り返し聞こえてきたんだ。まるで、映画のワンシーンを何度も繰り返し再生しているかのように。同じセリフと音が、何度も何度も」
と、追い打ちをかける様に補足を入れたのである。
シエラもコクリと頷く。2人とも全く同じ証言なのだ。
僕は言葉を失った。
「それ… 何回、繰り返されたの?」
と、ミネルヴァも恐る恐る質問する。2人は思い出す様に首を傾げた。
「何回、だったかしら? 10回は確実に超えてるんだけど… テラは覚えてる?」
「…たぶん、31回は」
その内容に、冗談でも笑ったり、否定する人は誰一人いなかった。
中には怒りで肩や拳を震わせたり、涙を流す人もいた。
あんな小さい子供に、なんでそんな惨い事ができるんだろう…? と、思えてならない。
「でも、それも最後の最後でピタリとやんだ」
「え?」
「マリアが『やめなさい!』って叫んだ“あの時”だよ。その声を久々に耳にした瞬間、やっとその酷い音の繰り返しが止むんだ、と思ったね。彼が、漸く救われるんだって」
マリアがあの時、アニリンを庇い、僕達の手で保護したのは間違いなかったんだな。
と、僕は信じたかった。
テラの言葉をきいて、不謹慎ながらもそう安堵したものだ。
そして、
「ただいまぁ~! いやぁキレイになったなった♪ みんな見て! 洗って乾かして気づいたんだけど、アニリンったら子供の頃の兄ちゃんによく似てるんだよ!? ホラ!」
マリアがアニリンを連れて、王宮内の温泉から戻ってきたのだ。
なので、収容所関連の話をするのはここで一旦ストップ。
僕たち全員そちらへ目を向けると、今のアニリンは見違えるほどお肌ツルツル、おまけに皮脂でベッタリだった頭髪もフワフワであった。キミ、本来はそんな姿だったのか! と内心驚くばかり。
ただ、マニーは1人、立ち上がって絶句していたが。
マリアがこう補足した。
「そうそう。服を脱がせた結果だけど、ベルスカの手がかりになる様なものは一切なかったよ。強いていうなら、両耳についている黒いピアスが外せなかったくらい」
という事は、彼を保護した事によって手に入ったチャームは、シエラとテラの2人だけ。
僕達はそう納得せざるを得なかった。
マゼンタの別名「ローズアニリン」に関係しているものだから、てっきりそのゴブリンの男の子にマゼンタのチャームが渡っているのかと予想したのだが、流石にそんな都合の良い話はないか。
ミネルヴァの反応を見てもそう。と、そこへ、
「失礼。お邪魔するぞ」
「オッスオッス! 男の子を保護したんだって?」
新たに王宮内へ訪問しにきた男女が2人。ヘルと若葉だ。
改めて説明すると、2人とも本業が医療従事者で、この異世界ではメンバーきってのヒーラーだ。ともに白衣を着用しており、簡易的な医療キットを持ち歩いている。
アニリンに何らかの感染症がないか、その身体検査に訪れたのであった。
――――――――――
「この体の傷は?」
戸惑いながらも、大人しくヘルの言う通りに身をゆだねるアニリンの検査が始まってすぐのこと。
ヘルが、アニリンの脇の下にある手術跡のようなものを見つけた。それに対しアニリンは、
「わからない… です」
と、不安そうに答えるだけ。隣でその様子を見ていた若葉がこういう。
「ゴブリンと人間じゃ誤差はあるんだろうけど、その傷、だいぶ古そうだよね。きっと本人も覚えてないくらい、昔の傷なんじゃね? それこそ赤ん坊の時とか」
「…かもな。じゃあ、次は背中を見せて」
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「ん?」
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だった。
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最後に、こう心の中で呟きながら。
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