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第三部 ―ベルベット・スカーレット―
ep.8 魂のプロフェッショナルは少年の声を聴く
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ドックン。ドックン。ドックン。
「スー、スー、スー」
寝ている、のか。
“彼”は、その暗がりの中に横たわっている姿を、静かに見つめていた。
心音は、とても穏やか。
あの時と同じ「夢」を、見ている。
「う~ん… なんだったんだ、さっきの…」
女性が、目を覚ました。
だけど、疲れているのか、そのまま檻の中で横臥している。
“彼”はすぐに、その女性が自分の存在に気づいた事を悟った。
「また、あんたか… どうやって、ここへ来た?」
女性は振り向くことなく、“彼”に―― イシュタに、そう質問してきた。
イシュタは一瞬戸惑うが、自身を落ち着かせるように、答える。
「ゆ… 『夢』、です」
「ゆめ…?」
「あの。ここって『夢』、なんですよね?」
自分でも、おかしな質問をしていると思う。
だが、前回からの続きを見ているイシュタとしては、どうしてもそのメカニズムが知りたくて仕方がないのだ。すると、女性は横臥したまま、
「ふん。私だって知りたいよ。今でも、よく分かんねーんだよ。何度目が覚めても、ずっとこの暗い中で、たまに体中が押し潰される様に苦しくなって――」
と呟く。女性の言葉はまだ続いた。
「でも… さっきは、気を失いそうになる寸前、突然、何もかもが緩やかに落ち着いてきた… こんなの、初めてだな。まるで、あんたが来るその瞬間を、波が避けていく様だった」
イシュタは息を呑んだ。
すると、女性も漸く体が安定してきたのか、ゆっくりと上体を起こした。
そこで、より鮮明に映ったその姿に、イシュタはハッとなる。
女性の着ている服… よく見ると、祭典服ではないか。
アゲハやマニーが最初、イシュタ達と出会った時と同じ、濃灰色のブレザーを肩にかけている。という事は、この女性はまだ見つかっていない…
「あんた、名前は? 今は幽霊みたいになっているが、一応は人間なんだろ?」
と、女性が漸くイシュタへと振り向いた。
赤紫色のゆるい曲毛に、鮮血のような赤い瞳。
「イシュタ、です。あなたは…?」
「私か。私は――」
――――――――――
「イシュタ! イシュタ、起きて! 大仕事だよ、大仕事!」
イシュタの視界が、ぼんやりと、現実に戻された。
目の前に映るは、なんだか嬉しそうな表情でイシュタをゆするサリバ。
イシュタが不機嫌そうに上体を起こしては、サリバの手を掴む形で止めたのであった。
「まってよぅ…! うぅ~ん、急に起こさないでよ。もう、あとちょっとだったのに…!」
「え? 『あとちょっと』って何のこと?」
「…ううん、なんでもない。ところで大仕事って?」
イシュタはそう反芻しながら伸びをし、ベッドから降りた。
夢で、肝心の女性の名前を聞きそびれてしまったが、今はその事をサリバに責めても仕方がない。サリバはウキウキしながら概要を告げた。
「セリナたちがね、今回の旅で一気に3つもチャームを見つけてきたんですって! 1つは解放済みだから、残り2つは今から王宮へ行って、私達のおまじないの出番だよ!?」
「へぇ、それでか」
「ついでに、そのチャームをお守りに持っていたゴブリンの男の子も保護したんだって。『アニリン』って名前の子らしいんだけどね」
「保護? え、なんで??」
――――――――――
と、イシュタが質問するもこれ以上の答えは出てこないので、このあと2人は呼び出し先の王宮へと足を運んだ。
女王アゲハをはじめ、僕達探索チームのメンバーもいる。その中央には、
「じゃじゃーん! アガーレール王国名物のサツマイモだよ~。温かいうちに食べな?」
「あっ… すみません。いただきます…」
「その間に、キミが持ってきたこの巾着袋の中身、ちょいと見させてもらうね~」
マリアが、サツマイモを手にとるゴブリンの男の子アニリンに笑顔で接していた。
これには少し距離のある場所から見ていたキャミとマイキも、
「チャームを渡すにも、嫌がるような素振りは一切ない。素直に言う事を聞くタイプか」
「そんなお利巧さんがなぜ、例の収容所に入れられ、奴らにそこまでの暴言を吐かれなきゃならなかったんだ? 謝り癖があるとはいえ、相応の悪事を犯してる様には見えないぞ」
「ん。単に、ゴブリンだからという理由での人種差別か、あるいは…」
と疑問視している。
その間、例の巾着袋はミネルヴァに手渡され、そしてサリイシュの前へと差し出された。
「私だけでも解放は可能だけど、出来れば2人のおまじないの様子をここで見ておきたいの。自分で言うのもなんだけど、神として、何かしらのヒントが得られるかもしれないから」
「りょーかい! よーし、久々に腕が鳴るぅ♪」
「へぇ、ロゴは弓とハートか。感じ取れるオーラからして、もしかして2つとも魂に関係する能力の使い手かな? …わかりました! やってみます」
おー。さすがイシュタ、すぐチャームの持ち主達の能力を言い当てた。
そういった仕草が見られるだけでも、ミネルヴァにとっては有益な情報収集に繋がるのだろう。早速、サリイシュがクリスタル2つの前に手を翳し、静かに念じた。
その様子をアニリンも、サツマイモを口にすると同時に疑問視する。
これから何が行われるんだろう? といった表情だ。僕達は静かに見守った。
クリスタルが、どちらも発光が強くなっていった。
光の筋は白から、虹色へ。そして――
ドドーン!!
光が2つ同時に、王宮内部の吹き抜け頂上付近まで、頭上高く発射された。
「わぁ」
アニリンが、この突然の光スライム発射に目を大きくさせ、興味津々に眺める。
光は無事、僕達の近くへと着地。
ともに、幽霊や魂のオブジェクトみたいなものが周囲をホワホワと浮遊し、すぐに消滅すると、最後は大元の光2つが同時に人型を形成。実体化していった。
「わぁ… も、元に戻った」
「お? 私達、やっとクリスタルから出られたんだ!?」
「えぇ! やっぱり、封印されていたのね」
1人は、リカーブ式の弓使いにして、小柄で青黒いソバージュヘアが特徴の少女シエラ。
そしてもう1人は、緑髪のアップバングでボーイッシュな印象をもつ霊媒のプロ、テラ。
そんな女性2人が、さっきまでクリスタルチャームに閉じ込められていたのである。
アニリンは知らなかったのだろう、驚きの表情を浮かべ、今にも感極まりそうになっている。ともあれ、サリイシュのおまじないはこうしてまた1つ(?)、成功したのであった。
「ズッ… グスン」
その時だ。アニリンが突然、サツマイモを持ったまま涙を流しはじめたのである。
「どうしたの?」とマリアが気にかけた。すると、
「ぼく… ズッ、守り神がついていたんだ… だから、お姉ちゃんたちがきて、助かったんだ… グスン。お芋も、すごく美味しい…! お守りを、持ち続けて良かった…! うぅ」
マリアは泣きじゃくるアニリンの背中や肩を撫で、困り笑顔で慰めた。
その言葉を耳にしたシエラとテラも、心当たりがあるのだろう、悲しい表情を浮かべる。
あんな純粋でいい子が… アニリンが、ここへ来るまでのあの収容所で一体、どれだけ酷い扱いを受けてきたのか、想像に難くない光景である。
僕は見ていて心が痛くなった。
「サツマイモ、食べ終わったらお風呂に入ろうか。お姉ちゃんが洗い流すのを手伝うよ! アゲハ、温泉と子供用の服を借りていい~?」
「いいよ。服は、確かハーフリング用の部屋着があったはず。ちょっと探してくる!」
そういって、服をしまった場所を思い出す様にすたすたと歩いていくアゲハ。
マリアはその間にも、アニリンを慰め続けていた。
(つづく)
※アニリン 立ち絵
「スー、スー、スー」
寝ている、のか。
“彼”は、その暗がりの中に横たわっている姿を、静かに見つめていた。
心音は、とても穏やか。
あの時と同じ「夢」を、見ている。
「う~ん… なんだったんだ、さっきの…」
女性が、目を覚ました。
だけど、疲れているのか、そのまま檻の中で横臥している。
“彼”はすぐに、その女性が自分の存在に気づいた事を悟った。
「また、あんたか… どうやって、ここへ来た?」
女性は振り向くことなく、“彼”に―― イシュタに、そう質問してきた。
イシュタは一瞬戸惑うが、自身を落ち着かせるように、答える。
「ゆ… 『夢』、です」
「ゆめ…?」
「あの。ここって『夢』、なんですよね?」
自分でも、おかしな質問をしていると思う。
だが、前回からの続きを見ているイシュタとしては、どうしてもそのメカニズムが知りたくて仕方がないのだ。すると、女性は横臥したまま、
「ふん。私だって知りたいよ。今でも、よく分かんねーんだよ。何度目が覚めても、ずっとこの暗い中で、たまに体中が押し潰される様に苦しくなって――」
と呟く。女性の言葉はまだ続いた。
「でも… さっきは、気を失いそうになる寸前、突然、何もかもが緩やかに落ち着いてきた… こんなの、初めてだな。まるで、あんたが来るその瞬間を、波が避けていく様だった」
イシュタは息を呑んだ。
すると、女性も漸く体が安定してきたのか、ゆっくりと上体を起こした。
そこで、より鮮明に映ったその姿に、イシュタはハッとなる。
女性の着ている服… よく見ると、祭典服ではないか。
アゲハやマニーが最初、イシュタ達と出会った時と同じ、濃灰色のブレザーを肩にかけている。という事は、この女性はまだ見つかっていない…
「あんた、名前は? 今は幽霊みたいになっているが、一応は人間なんだろ?」
と、女性が漸くイシュタへと振り向いた。
赤紫色のゆるい曲毛に、鮮血のような赤い瞳。
「イシュタ、です。あなたは…?」
「私か。私は――」
――――――――――
「イシュタ! イシュタ、起きて! 大仕事だよ、大仕事!」
イシュタの視界が、ぼんやりと、現実に戻された。
目の前に映るは、なんだか嬉しそうな表情でイシュタをゆするサリバ。
イシュタが不機嫌そうに上体を起こしては、サリバの手を掴む形で止めたのであった。
「まってよぅ…! うぅ~ん、急に起こさないでよ。もう、あとちょっとだったのに…!」
「え? 『あとちょっと』って何のこと?」
「…ううん、なんでもない。ところで大仕事って?」
イシュタはそう反芻しながら伸びをし、ベッドから降りた。
夢で、肝心の女性の名前を聞きそびれてしまったが、今はその事をサリバに責めても仕方がない。サリバはウキウキしながら概要を告げた。
「セリナたちがね、今回の旅で一気に3つもチャームを見つけてきたんですって! 1つは解放済みだから、残り2つは今から王宮へ行って、私達のおまじないの出番だよ!?」
「へぇ、それでか」
「ついでに、そのチャームをお守りに持っていたゴブリンの男の子も保護したんだって。『アニリン』って名前の子らしいんだけどね」
「保護? え、なんで??」
――――――――――
と、イシュタが質問するもこれ以上の答えは出てこないので、このあと2人は呼び出し先の王宮へと足を運んだ。
女王アゲハをはじめ、僕達探索チームのメンバーもいる。その中央には、
「じゃじゃーん! アガーレール王国名物のサツマイモだよ~。温かいうちに食べな?」
「あっ… すみません。いただきます…」
「その間に、キミが持ってきたこの巾着袋の中身、ちょいと見させてもらうね~」
マリアが、サツマイモを手にとるゴブリンの男の子アニリンに笑顔で接していた。
これには少し距離のある場所から見ていたキャミとマイキも、
「チャームを渡すにも、嫌がるような素振りは一切ない。素直に言う事を聞くタイプか」
「そんなお利巧さんがなぜ、例の収容所に入れられ、奴らにそこまでの暴言を吐かれなきゃならなかったんだ? 謝り癖があるとはいえ、相応の悪事を犯してる様には見えないぞ」
「ん。単に、ゴブリンだからという理由での人種差別か、あるいは…」
と疑問視している。
その間、例の巾着袋はミネルヴァに手渡され、そしてサリイシュの前へと差し出された。
「私だけでも解放は可能だけど、出来れば2人のおまじないの様子をここで見ておきたいの。自分で言うのもなんだけど、神として、何かしらのヒントが得られるかもしれないから」
「りょーかい! よーし、久々に腕が鳴るぅ♪」
「へぇ、ロゴは弓とハートか。感じ取れるオーラからして、もしかして2つとも魂に関係する能力の使い手かな? …わかりました! やってみます」
おー。さすがイシュタ、すぐチャームの持ち主達の能力を言い当てた。
そういった仕草が見られるだけでも、ミネルヴァにとっては有益な情報収集に繋がるのだろう。早速、サリイシュがクリスタル2つの前に手を翳し、静かに念じた。
その様子をアニリンも、サツマイモを口にすると同時に疑問視する。
これから何が行われるんだろう? といった表情だ。僕達は静かに見守った。
クリスタルが、どちらも発光が強くなっていった。
光の筋は白から、虹色へ。そして――
ドドーン!!
光が2つ同時に、王宮内部の吹き抜け頂上付近まで、頭上高く発射された。
「わぁ」
アニリンが、この突然の光スライム発射に目を大きくさせ、興味津々に眺める。
光は無事、僕達の近くへと着地。
ともに、幽霊や魂のオブジェクトみたいなものが周囲をホワホワと浮遊し、すぐに消滅すると、最後は大元の光2つが同時に人型を形成。実体化していった。
「わぁ… も、元に戻った」
「お? 私達、やっとクリスタルから出られたんだ!?」
「えぇ! やっぱり、封印されていたのね」
1人は、リカーブ式の弓使いにして、小柄で青黒いソバージュヘアが特徴の少女シエラ。
そしてもう1人は、緑髪のアップバングでボーイッシュな印象をもつ霊媒のプロ、テラ。
そんな女性2人が、さっきまでクリスタルチャームに閉じ込められていたのである。
アニリンは知らなかったのだろう、驚きの表情を浮かべ、今にも感極まりそうになっている。ともあれ、サリイシュのおまじないはこうしてまた1つ(?)、成功したのであった。
「ズッ… グスン」
その時だ。アニリンが突然、サツマイモを持ったまま涙を流しはじめたのである。
「どうしたの?」とマリアが気にかけた。すると、
「ぼく… ズッ、守り神がついていたんだ… だから、お姉ちゃんたちがきて、助かったんだ… グスン。お芋も、すごく美味しい…! お守りを、持ち続けて良かった…! うぅ」
マリアは泣きじゃくるアニリンの背中や肩を撫で、困り笑顔で慰めた。
その言葉を耳にしたシエラとテラも、心当たりがあるのだろう、悲しい表情を浮かべる。
あんな純粋でいい子が… アニリンが、ここへ来るまでのあの収容所で一体、どれだけ酷い扱いを受けてきたのか、想像に難くない光景である。
僕は見ていて心が痛くなった。
「サツマイモ、食べ終わったらお風呂に入ろうか。お姉ちゃんが洗い流すのを手伝うよ! アゲハ、温泉と子供用の服を借りていい~?」
「いいよ。服は、確かハーフリング用の部屋着があったはず。ちょっと探してくる!」
そういって、服をしまった場所を思い出す様にすたすたと歩いていくアゲハ。
マリアはその間にも、アニリンを慰め続けていた。
(つづく)
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