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第三部 ―ベルベット・スカーレット―
ep.6 まるでゴミのようなでっけぇ隠し場所
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※児童虐待、および自殺誘導のシーンが含まれています。ご注意ください。
ヤスが解放されてすぐ、僕達はエリアの探索を続行した。
王都へ引き返さなきゃならないほど物資が枯渇しているわけではなく、体力的にまだまだ余裕だからというのもあるが、いま探索パーティーにはヤシルという、新たに解放した砂漠地帯特化のメンバーがいるからに他ならない。
この気が滅入るほどに広い砂漠を進むにつれ、新たに不可解な光景が目に入るようになってきた。
まっすぐ進めば進むほど、黒いコンテナのような… いや、中には巨大なファンがついた数m四方の重そうなブロックまである。電源は、入っていないようだ。
「みて、いくつか足跡があるよ。雨が降ってからだから、そんなに時間は経過していないよね? このブロック、一度動作確認か何かされたのかな?」
と、ヒナがきく。ミネルヴァがヤスへと目を向けた。
「動作確認… ねぇヤシル。もしかして、これがさっき貴方が言っていた『でっけぇ扇風機』の正体?」
「正体、かは分からないけど、まぁ見た目は近ぇよな。あー、そういえばこいつを搬入している時にこんな事を言っているダークエルフっぽいのがいたぞ?
『ここは一切雨が降らないから安心だよなー』って」
ふむ。つまり高出力の砂嵐を発生させる機能に全振りで、防水対策はされていないと。
だからミネルヴァが一昨日雨を降らせてから、バイオーム全体を覆うほどのデカい砂嵐が発生していないのだと頷けた。ヤツらにとっては、正に予想外の大雨だったのか。
そして、今の話で僕の疑惑は確信へと変わった。
そいつら、絶対フェデュートの連中だな、と。
「――!!」
その時だ。僕の脳裏に今、とてつもなく嫌なビジョンが写された。
僕はこれが何を意味しているのかを察知し、後方にいる皆の足を止める様に腕を伸ばす。
「まって…!? この先に、ドローンが数機うろついている…!」
「「え…!?」」
と、マリアとヒナが警戒した。僕は未来予知の続きを告げながら、静かに身を屈ませた。
「この先、さらに多くのブロックや鉄の塊が転がっている。その中心部に、なんか、強制収容所みたいな怪しい施設があるんだ。ドローンはそちらへ侵入されないよう、決まった経路を何度も往復して飛び回っているみたい。
俺達の存在をみた瞬間、ドローンたちは一斉に警報を鳴らす。今のところレンズによる目視で発動する仕組みだから、ブロック等の障害物に隠れていれば気づかれないみたいだ」
「マジかよ。しかし何をそんな都合の悪いもん見られたくねーんだ? その連中とやら」
「やっぱり! あの日荒野で見つけた残骸は、ここから飛んできたものだったんだね」
「ねぇこれ、先に進んで大丈夫なヤツなの!? ただ私達が危険に晒されるだけだったら一旦、様子を見た方が良いんじゃないかな。現地にいる人達にも被害がいかないように」
「まって!? …また、別の“何か”を感じるの。それも、異なる性質のオーラを2つも」
なんと!
この先危険が伴うエリアから、まさかのオーラを感じるという吉報(?)だ。
流石に考えすぎかもしれないけど、もしかして、その先に僕達がいま最優先で探し求めているベルスカの“アレ”があるのか!? と、予見したものである。
でも、僕の未来予知にはそんな兆候、一切ないような…
そして、同時に「あれ?」と思う点がある。
異なる性質のオーラが「2つ」? つまり、そこらに転がっているチャームは1つだけじゃないという事!? だとしたら、これはかなりデカい収穫になるのでは。
「いこう! ドローンの目に映らない場所を予知した。キャラバンを成していけば安全だ」
そういって、ここは僕が先頭に立って手を繋ぐ形で先へ進んだ。
ヤスに次いで、また新たなチャームが手に入る可能性が高いなら、早めに手に入れた方がいい。どれ程の危険が伴うかは分からないけど、かのチアノーゼ戦のヤバさを経験している身からすれば、これくらい大したことはないと信じたいのだ。
――――――――――
僕、マリア、ミネルヴァ、ヒナ、ヤスの順でキャラバンを成す様に手を繋ぎ、その「オーラ」を感じるという場所へ近づくにつれ、身を隠せそうな障害物はどんどん増えてきた。
だけど、中にはその障害物に隠れる位置にレンズを向けているドローンがいるので、ほぼ障害物に頼る事なく、蛇行する様に前へ進んだものだ。
その先は僕の予想通り、何かの収容所っぽいが…
「おい、立て! E 4007-F! お前のせいで一体、どれだけの損失が出ていると思っている!? どう責任を取ってくれるんだ、この出来損ないゴミ製造機が!」
「うぅ… ごめんなさい、ごめんなさい! 全部、僕のせいです! どうか良い子にしていますからぁ…!」
「黙れ! 奴隷風情が気安く喋るんじゃねぇ! この世界のあらゆる命が、お前のせいで皆殺しになってもいいのか!?」
鉄格子もかかっていない、寂れた収容所の広大なグラウンド。
1人のゴブリンの少年が、数人のダークエルフや男型機械人形に囲まれながら尋問されている様子が目に映った。見た目的に、年は10歳前後だろうか。
ドローンの目を掻い潜った僕達は、その様子を静かに睨んだ。なぜなら、
「あの子… 手に持っている巾着のずた袋から、オーラを感じるの」
というミネルヴァの言葉だ。
そう。僅かではあるが、そのゴブリン少年がお守りの様に握っている袋から光が漏れ出しているのである。
恐らく、ミネルヴァの存在を感じ取っているんだろうけど… だとしたら、ここはどう巾着袋をゲットすればいい!?
「ほらほら、泣けよ。生まれてきてゴメンナサイ、出来損ないでゴメンナサイ、って土下座して謝れよ… あ? おいコラ、いい加減自分の立場を考えろこのゴミ屑が!」
「うぅ」
「あーあ。使えるガキだと思って連れてきたってのに、全然使えねーな。はぁ、何故とっととやる事やって自殺してくれないの? このまま生きていたって、ただただ世界の害だってだけなのにさ? そんな当たり前の償いも出来ないゴミかよ、頭イカれてんのか!?」
「ほらほら~。恨むなら、お前という存在を生んだその『親』とやらを恨めよ~。てゆうか、お前を産んだその女もホント、ゴミだな!? 若い頃にさっさと誰かに殺されれば良かったのに、呑気に結婚して子供なんて産みやがってよぅそのアバズレが!!」
「おや~? 反抗するならどうぞご自由に。はい、バーカ。バーカ。バーカ」
「「「バーカ♪ バーカ♪ バーカ♪」」」
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ…
ひどい。ひどすぎる。最悪だ。
聞けば聞くほど、虫唾が走る「いじめ」の現場である。
一部、機械人形もいるけど… 曲がりなりにもそんな「いい大人達」が、目の前で肩を震わせて泣いている子供を相手に、そこまで酷い誹謗中傷や人格否定をしているなんて。
僕はそのあまりの酷い光景を前に、怒りで拳を震わせていた。これが奴隷社会かよ、と。
「くっ…!」
マリアが、その光景を見かねて歯を食いしばった。
そして次の瞬間、マリアが僕の握っていた手を解き、その少年の元へと走ったのである!
「え!?」
迂闊だった。僕が気づいた頃には、マリアは既に収容所内に突入。
追い詰められているその少年の前に立ち、ダークエルフ達を前に両手を広げ、少年に手を出させないとばかり盾になったのである。マリアは叫んだ。
「やめなさい! こんな小さい子に… 自分達の都合で奴隷にした子に、なんて酷い事を言うんだよ!? あんたらには『心』ってものがないの!?」
【クリスタルの魂を全解放まで、残り 11 個】
ヤスが解放されてすぐ、僕達はエリアの探索を続行した。
王都へ引き返さなきゃならないほど物資が枯渇しているわけではなく、体力的にまだまだ余裕だからというのもあるが、いま探索パーティーにはヤシルという、新たに解放した砂漠地帯特化のメンバーがいるからに他ならない。
この気が滅入るほどに広い砂漠を進むにつれ、新たに不可解な光景が目に入るようになってきた。
まっすぐ進めば進むほど、黒いコンテナのような… いや、中には巨大なファンがついた数m四方の重そうなブロックまである。電源は、入っていないようだ。
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と、ヒナがきく。ミネルヴァがヤスへと目を向けた。
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「正体、かは分からないけど、まぁ見た目は近ぇよな。あー、そういえばこいつを搬入している時にこんな事を言っているダークエルフっぽいのがいたぞ?
『ここは一切雨が降らないから安心だよなー』って」
ふむ。つまり高出力の砂嵐を発生させる機能に全振りで、防水対策はされていないと。
だからミネルヴァが一昨日雨を降らせてから、バイオーム全体を覆うほどのデカい砂嵐が発生していないのだと頷けた。ヤツらにとっては、正に予想外の大雨だったのか。
そして、今の話で僕の疑惑は確信へと変わった。
そいつら、絶対フェデュートの連中だな、と。
「――!!」
その時だ。僕の脳裏に今、とてつもなく嫌なビジョンが写された。
僕はこれが何を意味しているのかを察知し、後方にいる皆の足を止める様に腕を伸ばす。
「まって…!? この先に、ドローンが数機うろついている…!」
「「え…!?」」
と、マリアとヒナが警戒した。僕は未来予知の続きを告げながら、静かに身を屈ませた。
「この先、さらに多くのブロックや鉄の塊が転がっている。その中心部に、なんか、強制収容所みたいな怪しい施設があるんだ。ドローンはそちらへ侵入されないよう、決まった経路を何度も往復して飛び回っているみたい。
俺達の存在をみた瞬間、ドローンたちは一斉に警報を鳴らす。今のところレンズによる目視で発動する仕組みだから、ブロック等の障害物に隠れていれば気づかれないみたいだ」
「マジかよ。しかし何をそんな都合の悪いもん見られたくねーんだ? その連中とやら」
「やっぱり! あの日荒野で見つけた残骸は、ここから飛んできたものだったんだね」
「ねぇこれ、先に進んで大丈夫なヤツなの!? ただ私達が危険に晒されるだけだったら一旦、様子を見た方が良いんじゃないかな。現地にいる人達にも被害がいかないように」
「まって!? …また、別の“何か”を感じるの。それも、異なる性質のオーラを2つも」
なんと!
この先危険が伴うエリアから、まさかのオーラを感じるという吉報(?)だ。
流石に考えすぎかもしれないけど、もしかして、その先に僕達がいま最優先で探し求めているベルスカの“アレ”があるのか!? と、予見したものである。
でも、僕の未来予知にはそんな兆候、一切ないような…
そして、同時に「あれ?」と思う点がある。
異なる性質のオーラが「2つ」? つまり、そこらに転がっているチャームは1つだけじゃないという事!? だとしたら、これはかなりデカい収穫になるのでは。
「いこう! ドローンの目に映らない場所を予知した。キャラバンを成していけば安全だ」
そういって、ここは僕が先頭に立って手を繋ぐ形で先へ進んだ。
ヤスに次いで、また新たなチャームが手に入る可能性が高いなら、早めに手に入れた方がいい。どれ程の危険が伴うかは分からないけど、かのチアノーゼ戦のヤバさを経験している身からすれば、これくらい大したことはないと信じたいのだ。
――――――――――
僕、マリア、ミネルヴァ、ヒナ、ヤスの順でキャラバンを成す様に手を繋ぎ、その「オーラ」を感じるという場所へ近づくにつれ、身を隠せそうな障害物はどんどん増えてきた。
だけど、中にはその障害物に隠れる位置にレンズを向けているドローンがいるので、ほぼ障害物に頼る事なく、蛇行する様に前へ進んだものだ。
その先は僕の予想通り、何かの収容所っぽいが…
「おい、立て! E 4007-F! お前のせいで一体、どれだけの損失が出ていると思っている!? どう責任を取ってくれるんだ、この出来損ないゴミ製造機が!」
「うぅ… ごめんなさい、ごめんなさい! 全部、僕のせいです! どうか良い子にしていますからぁ…!」
「黙れ! 奴隷風情が気安く喋るんじゃねぇ! この世界のあらゆる命が、お前のせいで皆殺しになってもいいのか!?」
鉄格子もかかっていない、寂れた収容所の広大なグラウンド。
1人のゴブリンの少年が、数人のダークエルフや男型機械人形に囲まれながら尋問されている様子が目に映った。見た目的に、年は10歳前後だろうか。
ドローンの目を掻い潜った僕達は、その様子を静かに睨んだ。なぜなら、
「あの子… 手に持っている巾着のずた袋から、オーラを感じるの」
というミネルヴァの言葉だ。
そう。僅かではあるが、そのゴブリン少年がお守りの様に握っている袋から光が漏れ出しているのである。
恐らく、ミネルヴァの存在を感じ取っているんだろうけど… だとしたら、ここはどう巾着袋をゲットすればいい!?
「ほらほら、泣けよ。生まれてきてゴメンナサイ、出来損ないでゴメンナサイ、って土下座して謝れよ… あ? おいコラ、いい加減自分の立場を考えろこのゴミ屑が!」
「うぅ」
「あーあ。使えるガキだと思って連れてきたってのに、全然使えねーな。はぁ、何故とっととやる事やって自殺してくれないの? このまま生きていたって、ただただ世界の害だってだけなのにさ? そんな当たり前の償いも出来ないゴミかよ、頭イカれてんのか!?」
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「おや~? 反抗するならどうぞご自由に。はい、バーカ。バーカ。バーカ」
「「「バーカ♪ バーカ♪ バーカ♪」」」
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ…
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僕はそのあまりの酷い光景を前に、怒りで拳を震わせていた。これが奴隷社会かよ、と。
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「え!?」
迂闊だった。僕が気づいた頃には、マリアは既に収容所内に突入。
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