下っ端から始まる創造神

 創造神はひとりきり。
 世界から見た場合、それは正しい。しかし神から見た場合は正しくない。
 神は多数に存在しておりそれらはすべて、世界を創造している。神々は世界を創造し【信仰】を手に入れる。【信仰】は力。だから世界はいくつも創造される。

 長かった研修も終わり、神を名乗ることを許された新人にして下っ端の創造神は、信仰重視の利益主義なことが災いし、神性が闇に傾いていく。
 しかし光なき闇はただの邪神だ。
 一番上の姉が光の神性持ちだってのに、末端とは言えその妹が邪神になるのはさすがに恥ずかしすぎる。
 闇からの回帰を目指し奮闘が始まった。

 下っ端見習いから始まる創造神の世界のお話です。

※月木更新



※以下 ネタバレ 含む解説です※※※※※※※※※※※







階位
 上一位『熾』
 上二位『智』
 上三位『座』一姉さま
 中一位『主』
 中二位『力』二姉さま
 中三位『能』
 下一位『権』三姉さま
 下二位『大』四姉さま
 下三位『無』主人公

【神性とは】
 神性はその神が司るもの大まかには下記の通り
  元素(風・火など)
  概念や思想(愛・正義、知恵・運勢など)
  技巧(鍛冶・酒・商業・音楽など)
  現象や存在(大地・稲妻、太陽など)


【権能とは】
 権能は神性に含まれている能力を指す
  ※主人公の『月』を例とする
  月の持つ権能は【月・闇・死・聖】の四つ
  神性を発現する前に所持していた【水・金運】は神性の発現時に『月』に合わずに消失している
  逆に常闇は月が闇の権能を持つため、合致しそのまま内封されている。
  結果、主人公は【月・常闇(闇+闇or夜+闇)・死・聖】を持っている
  他の月神が常闇を持っていない場合、主人公は月神の中ではもっとも闇が強い神となる
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